サイアミディン

信念が先か、欲望が先か

私が糖質制限をし始めの頃には、

自分が周りに糖質制限を勧めても、ほとんどの人が理解してくれなかったので、

そんな中糖質制限を始めてくれる人は、自分の頭で考える力を持っている良い人だと思っていました。

ところが5年以上経過した現在、まだまだマイノリティとは言え、糖質制限という言葉が世の中に大分周知されてきた状況の中で、

糖質制限をしている人が必ずしも良い人ではないと感じる事が増えてきたことも感じてきています。

糖質制限を利用して商売に走る人、糖質制限を通じてつながりを求める人、糖質制限を推奨して自らの権威を高めようとする人・・・

それらに共通しているのは「欲にまみれている」ということではないかと思います。

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不自然な物質への依存の怖さ

いつも見ているケアネットニュースで、こんな記事が紹介されていました。

オピオイドとベンゾジアゼピンの併用はリスクか?/BMJ
提供元:
ケアネット
公開日:2017/03/28


オピオイドというのは簡単に言うとモルヒネなどの麻薬とそれに準じる薬物の総称です。

がん性疼痛など難治性の痛みに対して最も強力な鎮痛作用を有すると言われているのがオピオイドです。

オピオイドを適切に使用すればどんな痛みでもコントロールする事ができると言われている反面、問題となっているのはその過剰投与です。

例えばモルヒネを使用すれば便秘の副作用は必発ですが、

それ以外にも意識混濁、精神興奮、呼吸抑制、口腔内乾燥、皮膚掻痒、排尿障害、痙攣など、

痛みを抑えたいがために使い過ぎると様々なトラブルを引き起こしてしまう諸刃の剣なんです。

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快を感じる医療は適切とは限らない

ブログ読者のSLEEPさんより次のようなコメントを頂きました。

今の医療というのは長く生きることに特化していて楽しく生きることに対応してないですね。

良薬は口に苦し、と言いますが口に苦いのが良薬と言うわけではないでしょう。

病気になったら真面目に人生を送れ、即入院、手術だ、全力でリハビリだ、禁酒、禁煙なんて当たり前だというのもね、苦しい闘病をさらに苦しくしてどうするんだと思います。


胃瘻、人工呼吸器、気管切開、中心静脈栄養などと、

現代医療は延命治療の技術をかなり発達させてきました。

私も神経内科医としてそういう処置がなされる患者さんをたくさん診て来ました。

個人的には苦しいだけの延命治療は施す側の自己満足になるだけの思いがあるため、あまり実施したくない処置なのですが、

家族の希望や状況、ひいては病院の診療指針などを踏まえると、延命行為を勧めざるを得ない状況があるのです。

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便利をあえて捨ててみる

断捨離を鋭意実践中の私ですが、

本を友人にあげるという以外にも試みてみた事があります。

それは「椅子を捨てる」というものです。

ヒトは二足歩行に適応し、立って活動することを基本にしている動物です。

しかし椅子というものが人為的に作り出され状況は変わってきました。

ちょっと腰を下ろして座る程度のものであれば、先史時代でも手頃な岩などに座ることはできていたでしょう。

しかし、椅子を作り、その座り心地をよくする技術を高めていった結果、

ヒトはただ座るだけではなく、「楽に座る」ということを覚えてしまったのです。

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与えられた情報をどれだけ活用できるか

かつて中学校の校長先生から卒業時に贈ってもらった「和して同ぜず」という言葉が、

大人になってからまた違った味わいを持つ言葉として感じられたという内容を以前記事にしましたが、

先日、友人に読まなくなった本をあげようと本選びをしていたところ、ふと気が付いたことがありました。

それは、具体的な相手を想像して本をあげようとする場合、おそらく相手に興味を持ってもらえないであろう本が結構な割合で存在するということです。

例えば私は漢方の本を山ほど所有していますが、

漢方に興味がない相手に渡してもおそらく無用の長物となってしまい、それならばいつか読むかもしれない私が持っていた方がまだ価値がある、という事になります。

一般的な自己啓発本とか、誰もが気軽に読めるマンガとか小説とかならあまり人を選びませんが、

糖質制限をきっかけに興味が広がり私が購入してきた本達が、万人受けするかと言われれば甚だ疑問です。

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害を与えない治療による最期

この感じた気持ちを忘れないうちに書き記しておきましょう。

末期の膵臓癌の患者さんで重症の脳梗塞を起こした方を入院で受け持ちました。

進行がんがあると時折血液を固める成分に異常が生じ、脳梗塞を合併する事があるのです。

画像検査では膵臓を大きく占拠するその病変は周囲の組織を破壊して強い炎症反応を起こしてしまっており、

何か食事を無理にでも入れてしまえば消化液が分泌されて、そのせいで自分の組織が融解して炎症が増悪してしまう状況でした。

肝臓にも転移が多発しており、CA19-9という腫瘍マーカーも基準値が37U/ml未満の所、300000U/mlと振り切れた数値を示しているような状況でした。

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身体の声を聞くのに慣習が邪魔をする

糖質制限批判本を読むことは、自分自身の頭の整理につながるとともに、

時折、新しい情報と出会える事もあるので、油断せず丁寧に読み込んでいく必要があります。

その際、自分の中での思い込みを外して、できるだけフラットな気持ちで読むとよいと思います。

「どうせろくなことが書かれていないだろう」という決めつけで読まないことです。そうする事で見えてくるものがあります。

それを踏まえて、引き続きこちらの糖質制限批判本を読んで気付いた事を記事にします。

「炭水化物」を抜くと腸はダメになる (青春新書インテリジェンス) 新書 – 2015/6/2
松生 恒夫 (著)


今回紹介するのは、糖質制限をすることで腸の調子が悪くなった症例を紹介するこちらの文章です。

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腸の調子は食物繊維だけで決まらない

糖質制限がだいぶ時代の波に乗って来た感覚を得ています。

そんな中、公然と糖質制限を批判する医師ははっきり言って時代遅れと感じざるを得ません。

当ブログでは専門家と呼ばれる人達が書いた様々な糖質制限批判本に反論記事を書いてきました。

今回は次のような批判本を目にしましたので、中身を吟味していました。

「炭水化物」を抜くと腸はダメになる (青春新書インテリジェンス) 新書 – 2015/6/2
松生 恒夫 (著)


結論から言えば、この本でも目新しい事が述べられていたわけでもなく、

むしろ専門家としてどうなのかと思うごまかしが満載の文章でした。

今回はこの本のごまかしについて指摘したいと思います。

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レールの上ではなく平野を進む

私は医師の世界では取り立てて優秀な方ではありません。

もともと大学受験のセンター試験で大失敗し、真面目が取りえであった私を母校の面接官が温情でギリギリ医学部へ入学させてくれたところから始まっています。

医師になって以降も内科医として一般的な事は対応できますが、

取り立ててすごい専門技術があるというわけではなく、研究者として論文を執筆する能力も低い方です。

医師の世界には私の上にたくさんの優秀な医師達が君臨しています。

同じ土俵で勝負をすればそうした優秀な医師達にアドラー心理学で言う所の「劣等コンプレックス」を感じざるを得ない状況ですが、

世界は広いのです。必ずしも同じ土俵に居続ける必要はないと気付けば随分と楽になります。

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ダラダラ依存から抜け出すために

休みの日に少し時間があくと私は、

ついつい無駄な時間を過ごしてしまうクセがあります。

それは自分の弱さに由来する所が大きいのですが、

ネット社会が発達したことも影響していると私は思っています。

暇さえあれば、スマホでブログ見たり、メールチェックしたり、ネットニュースを見たりしてしまっている自分がいます。

これのせいで休日の時間の大部分を有意義に使うことができなかったと後で後悔してしまう事が私にはしばしばあるのです。

いつもそんな風に後悔するというのに、なぜ何度も同じことを繰り返してしまうのか、

こういう所にも依存症の魔の手は忍び寄ってきているのではないかと思うのです。

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プロフィール

たがしゅう

Author:たがしゅう
漢方好きの神経内科医です。
糖質制限で10か月で30㎏の減量に成功しました。
糖質制限を通じて世界の見え方が変わりました。
今「自分で考える力」が強く求められています。
私にできることを少しずつでも進めていきたいと思います。

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