サイアミディン

自然に対する征服欲を慎む

冬が本格化し日本海側を中心に大雪となっています。

私の住む地域でも近年稀に見るほどの大雪です。私はもともと基本的に徒歩通勤なのですが、

雪が積もりに積もって膝上くらいの高さまで立ちはだかり、勤めている病院まで行くのにも一苦労です。

こう大雪だと患者さんの方も病院に行くのを敬遠する傾向があるようで、予約を延期する患者さんが続出しています。

結果雪の日の外来業務はいつもより少し楽であったりするのですが、その予約延期のしわ寄せは後日別の日にどっと押し寄せる事はわかっているので心から喜べません(^^;)。

さて、先日の地震の時にも思いましたが、私はこうした自然災害で交通網が麻痺したり、生活スタイルを変えざるを得ない状況におかれる事を経験すると、

自然をコントロールしようとする発想がいかにあさはかなものかという事を痛感させられるのです。

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見えないストレスの「見える化」の限界

最近ストレスマネジメントについて考える機会の多い当ブログですが、

こうした事を考えているとタイムリーにそれに関連する情報が集まってきやすい事を感じます。

というよりもストレスマネジメントに興味を持つからこそ関連情報に目が行きやすい、と考える方が正確かもしれません。

いつもおなじみケアネットニュースを見ていると、次のような情報が飛び込んできました。

ストレスによる心血管疾患発症のメカニズムとは/Lancet
提供元:
ケアネット
公開日:2017/01/23

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ストレス性血糖上昇への意識

普段診療に当たっていて出会う患者さんの中に、ものすごく神経質な方が時々おられます。

先日も長くめまいで病院へ通院中の80代女性の患者さんがめまい発作で救急搬送されて来ました。

話を聞くと朝4時に起きた際にめまいがして吐き気も催したので、そこから何も食べられずにいて我慢できずに救急車を呼んで朝8時45分に当院へ搬送されたというのです。

普段から肩凝りを訴えて慢性のめまいを訴えている方なので、これまでに糖質制限、体操、漢方と様々な治療選択肢を提示してきましたが、

いろいろな理由をつけて結局どれも満足に実行できていないのです。

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脳の検査希望がすでに脳の疾患予備軍

私は脳領域を専門とする神経内科医ですので、

日常業務の中で脳ドックを担当する機会があります。

だいたい40代〜60代くらいの年代の方が本人の希望か職場の勧めなどをきっかけに受けに来られます。

多くの場合、診察と頭部MRIの検査の結果説明を行うのがメインの業務ですが、

たいていは脳MRIには大きな異常は認められませんと説明する事がほとんどです。

しかし、実のところ「脳MRIに異常なし」=「脳疾患なし」ではないのです。

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見返りを求めず与え続ける

今回は以前紹介した「失敗学」の本の内容から記事を書きます。

本当に役に立つ「失敗学」 (中経の文庫) 文庫 – 2016/11/12
畑村 洋太郎 (著)


前回は失敗から回復する時に重要なのは共感してくれる仲間の存在だと述べました。

今回はそうした仲間と出会い、和を拡げていくためのヒントになる事が書かれていましたので、

引用して紹介させて頂きたいと思います。

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一度分解して本質を見る

フランスの哲学者レヴィ=ストロース100歳で亡くなるまで、

その素晴らしき思考は衰える事はなかった
と言われています。

レヴィ=ストロースだけではなく、実はフランスは日本に次ぐ世界2位の長寿大国です。

また、フランスにはフレンチパラドックスという現象がある事が知られています。

あくまで一般的にですが、悪いとされているバターやクリームなどの飽和脂肪酸をたっぷり摂取しているのにもかかわらず、心臓疾患の死亡率が低いという逆転現象の事です。

フランス人が好んでよく飲むワインのポリフェノールが良いからなんじゃないかとか、まことしやかに言われていますが、

糖質制限の観点でみれば飽和脂肪酸を取る事自体が心臓疾患での死亡率を高めているわけではないという事がまずはわかります。

一方で以前ブログ読者のNornさんから頂いた情報によりますと、

フランス人は結構炭水化物もしっかり食べているという状況もあるそうです。飽和脂肪酸が悪くなくても、炭水化物と一緒に食べていたら脂肪蓄積に代謝が動き、心臓にとっても必ずしもよくない事になりそうです。

しからばフランス人の長寿に関しては、レヴィ=ストロースがそうであったように、心の在り方に別の秘訣があるのではないかと考えるようになりました。

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内科医が糖質制限を推進しにくい理由

ある糖質制限仲間の方から面白い話を聞きました。

あくまでその方のネットワークで知りえた範囲内の話ですが、糖質制限推進派医師には外科系の医師が圧倒的に多く、内科系の医師は少ないのだそうです。

そう言われてみれば江部先生はまず内科医ですが、

私が比較的よく交流させて頂いている糖質制限推進派医師の方々を思い浮かべると、整形外科、形成外科、外科、産婦人科・・・確かにほとんどが外科系の医師です。

精神科で糖質制限を理解してくれている先生との交流もありますが、

そういう先生は漢方も使っておられたり、もともと柔軟な思考を持っておられる場合が多いです。

純粋に内科医で糖質制限を理解している医師というのは確かに少数派であるように思います。なぜなのでしょうか。

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「失敗学」を学ぶ

私は最近、「失敗学」というものに興味を持っています。

仕事でも恋愛でも、人は失敗しないに越した事はないと考えがちです。

だから多くの人は失敗をできるだけしなくて済むように安定感のある場所を求める傾向にあると思います。

しかし何かを為すのに失敗というのはつきものです。特にそれが新しい事を始めようというならなおさらです。

大事な事は「失敗しないようにする事よりも、失敗した時にそこからいかに学ぶか」という事です。

失敗はそれまでの自分が全く気づかなかった何らかの事象により起こることですから、

自分をステップアップさせる大きなチャンスだと見る事が出来るのです。

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良い面もあれば悪い面もある

先日雪道を歩いていて感じた事が実はもう一つあります。

前日は病院の新年会に参加していたのですが、

とある部署のスタッフ達が余興で「恋ダンス」というのを披露してくれたのです。

このダンスは昨年末に放送されたドラマのエンディングで見られるもので、

星野源さんの「恋」という曲に合わせて踊られる、複雑だけど見ていて楽しそうで爽快な気持ちにさせられるダンスです。

「すごいの覚えたなぁ」と感心しつつ、新年会終了後このダンスが気に入った私は、

帰宅してから動画サイトで「恋ダンス」を改めて観てみることにしました。

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補充は欠乏への適応を邪魔する

この週末は大寒波が日本列島を覆いましたね。

私の住む地域では今年度初の積雪で、久しぶりに街は雪化粧となりました。

週末は遠方へ行く用事があり、自宅から歩いて1時間強の距離離れた駅まで行く必要がありましたが、

駅前の駐車場に車を停めると大層高額な駐車料金を取られてしまうので、

普段使わないバスで行こうとひとまず寒い中歩いてバス停まで向かいました。

この大雪でバスは走っているかどうか心配になりながらバス停に到着すると、

走るには走っていましたが、もともと田舎なのでそんなに便数は走っていないのです。

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プロフィール

Author:たがしゅう
漢方好きの神経内科医です。
糖質制限で10か月で30㎏の減量に成功しました。
糖質制限を通じて世界の見え方が変わりました。
今「自分で考える力」が強く求められています。
私にできることを少しずつでも進めていきたいと思います。

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