サイアミディン

「鉄欠乏症」=「鉄不足」+「鉄利用障害」

そもそもなぜ鉄は不足するのでしょうか。

鉄は生物の生命維持にとって非常に重要な物質です。

鉄が機能しなければミトコンドリアでのエネルギー産生、ストレスに関与するドーパミンやセロトニンの合成などを中心に重要システムに支障をきたします。

そんな鉄が不足するのは、普通に考えれば鉄分の摂取が少ない時という事になりそうですが、

よく考えてみて下さい。鉄はFeという原子です。原子とはそれ以上分解されない存在です。

イオン化する事はあっても、代謝で使われたからといってバラバラに分解されるわけではありません。

これがブドウ糖(C6H12O6)なら代謝を受けて、最終的に水(H2O)と二酸化炭素(CO2)へと姿形を変えますが、それとは違ってFeは使われた後もFeの形のままで消え去らずに体内に存在します。

そうすると鉄は代謝で使用された後、生体内でどのような運命をたどるのでしょうか。

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鉄不足の重要性を知らしめる

広島県の精神科医、藤川徳美先生が書かれた本、

「うつ・パニックは「鉄」不足が原因だった」を拝読しました。



うつ・パニックは「鉄」不足が原因だった (光文社新書) 新書 – 2017/7/19
藤川 徳美 (著)


いろいろ考えさせられる良書だったと思います。

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過剰な気遣いはよくない

医師と看護師の関係は所変われば様々なのでしょうけれど、

中には医師に対して若干気を遣い過ぎている看護師さんをみることがあります。

相手に気を遣うという行為は言い換えれば「思いやり」であり、それ自体は決して悪いことではありません。

むしろ多数の人で成り立つ社会の動きを円滑にするために、気遣いは必要不可欠な要素であるはずです。

ところが、その気遣いが過ぎるのが玉にきずというのを感じる場面もあります。

例えば、ある看護師さんとの次のようなやり取りについてです。

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情報はシンプルに伝えるべし

現在私は院内で月に2回のペースで勉強会を開くことを自らのノルマとしています。

テーマは糖質制限、湿潤療法、認知症コウノメソッド、音楽療法、漢方など私が興味を持つ様々なものについてです。

別に誰に言われてやったわけではありません。自らが自主的にやりたいと言ってそのようにさせてもらっています。

理由は「プレゼンの能力を鍛えるため」、「自分の頭の中での混沌とした知識を整理するため」「繰り返し行うことで病院の文化として定着させていくため」などです。

中でもプレゼン能力の鍛錬としての目的は強く意識しています。これが鍛えられることは今後様々な場面で約に立つと思うからです。

そんなことを考えていると、他人のプレゼンを聞いていても内容云々よりも上手か否かという所に目が行くことが多いです。

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みんながそうでも自分はそうとは限らない

健康的な睡眠を維持するには、7~8時間寝るべきだという指導があります。

様々な睡眠にまつわる研究をみても、7~8時間が理想の睡眠時間だと結論付けているものが多いようです。

一方で高齢者を中心に世の中には不眠の問題で悩んでいる方がたくさんいます。

7~8時間寝なさいという指導は眠れない人達に、ある種プレッシャーを与えている部分があるのではないかと思うのです。

すなわち、「7~8時間眠ることができない自分は睡眠薬を使ってでも眠らなければ」というプレッシャーです。

しかし、7~8時間眠ることができればとにかく健康になるのかと言われれば、そういうことではありません。

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単純を突き詰めて

糖質制限医療は従来医療からすれば型破りかもしれませんが、

何も後ろめたいことをしているわけではないので、隠れてコソコソと行う必要はありません。

私がこのブログを始めたのも、ブログのタイトルを私の本名を省略した「たがしゅう」ブログとしたのも、

そういう公平で公開的な立場をとろうとしたことに由来しています。

ただ、そうやってえいやっと決めた「たがしゅう」という名前、

振り返ってみれば最初は自分にとって違和感の塊でした。

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「遊び」を利用しダメージを減らす

先日、東京に出張していた際に、

乗っていた電車が徐々に満員となり、あまりにも人が多すぎるが故に車両と車両の連結部分に押し込まれるという出来事がありました。

連結部分の上に乗って耐えていると、電車が曲がったり何かする度に足元から突き上げるような結構強めの衝撃が私に加わりました。

おやっと思い、連結部分の構造をまじまじと観察してみると、

金属と金属との接続部がよく可動するような構造、いわゆる「遊び」が設けられている事に気付きました。

連結部分の遊びが、そこに加わる衝撃力を逃すことで車内に加わる衝撃はそうでもなくなるように工夫がなされているのだと思います。

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師匠を超えていく

先週末、東京で行われたフェルラ酸研究会という勉強会に出席してきました。

フェルラ酸というのは、当ブログでも紹介した認知症に対するサプリメント「フェルガード」の構成成分の1つです。

フェルラ酸研究会というだけあって、多くはフェルガードが話題の中心におかれることが多いのですが、

臨床医は勿論、大学教授から基礎研究者まで様々な立場の人がそれぞれの視点でフェルラ酸について語られるので、

変な製薬会社の勉強会よりもよほど面白く勉強になるところが多い会なので、私は好んで参加し続けています。

そんな様々な発表がある中で、私が一番良いと感じたのは、

新横浜フォレストクリニック、中坂義邦先生の御発表です。

なぜ良いと感じたかと言えば、中坂先生が「フェルガード」で悪化した症例について発表されていたからです。

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何もしないのは難しい

糖質制限を通じて知り合った方から、

物書きの方が文章を書くのに行き詰まった時に用いる「チャンドラー方式」という手法について教えてもらいました。

方法は極めてシンプルです。まず自分が文章を書くのに適したデスクをひとつに決めることです。

そして文章が思いつかない時は、思いつかなくてもいいからそのデスクのそばに2時間居続ける、これがチャンドラー方式です。

この時のポイントは、デスクについている時に「文章を書く以外のことを行なってはいけない」ということです。

文章が思いつかないからといって、コーヒーを飲んだり、テレビをつけたり、スマホをいじったりしてはいけないのです。

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年齢を意識しない

私も必ずしも若いとは言えない年齢に差し掛かり、

自分よりも若い世代の人達の活躍がより目立つようになってきました。

もっとずっと若い頃には自分よりも若くて自分よりも優れた成績を収めたり、幸せを手にしたりしている人達を見ると嫉妬のひとつも覚えたものです。

でも自分が年齢を重ねていけばいくほど、世の中はそういう人で溢れている事に気付いていきます。

自分より若くてオリンピックでメダル取る人は山ほどいますし、自分よりも若くて芸能界で活躍してチヤホヤされる人などそれこそ腐るほどいます。

その全てに嫉妬などしていたら身が持ちません。

そもそも年齢で人を判断してはいけないという大事なことに気付かされるのです。

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プロフィール

たがしゅう

Author:たがしゅう
漢方好きの神経内科医です。
糖質制限で10か月で30㎏の減量に成功しました。
糖質制限を通じて世界の見え方が変わりました。
今「自分で考える力」が強く求められています。
私にできることを少しずつでも進めていきたいと思います。

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