サイアミディン

「炭水化物は人類を滅ぼす【最終解答編】」書評



我が師、夏井睦先生の待望の新刊本が出版されました。

前著、「炭水化物は人類を滅ぼす」も、その生命史を俯瞰するような切り口で、

糖質制限の妥当性を説明し、さらになぜ糖質が神格化されるほど人間の文化の中に根付いたのかという事について、

多くの状況証拠を結び付けて、非常に説得力のある仮説として私達に提案される名著でしたが、

今回はさらにスケールの広い考察が積み重ねられ、「炭水化物が人類を滅ぼす」という未来が、

そんなに遠い先ではなく喫緊の課題となる事に対し警鐘を鳴らし、その危機的状況に対して人類がどう立ち向かうべきかを独自の視点で提言された壮大な作品です。

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慈愛の心を持って触れる

最近、非常に興味深い本を読みました。

ブログ読者の皆様におすすめです。



皮膚は「心」を持っていた! (青春新書インテリジェンス) 新書 – 2017/8/2
山口 創 (著)


著者は桜美林大学リベラルアーツ学群教授で臨床発達心理士の山口創(はじめ)先生です。

健康心理学・身体心理学というものを専門とされており、この本では皮膚感覚が心と身体に及ぼす多岐に渡る影響をわかりやすく紹介されています。

私などは漢方診察で患者さんの脈を見たり、お腹を触れたりする場面も多いのですが、

この本を読み終えて非常にたくさんの事を教わったように思います。

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見えない世界が見えるように

夏井先生が科学・化学の師匠と仰ぐ、大平万里先生の著書、『「代謝」がわかれば身体がわかる』を読みました。



「代謝」がわかれば身体がわかる (光文社新書) 新書 – 2017/8/17
大平 万里 (著)


実はこの本、その存在が明らかになってから私は読むのを大変楽しみにしておりました。

というのも、夏井先生の「新しい創傷治療」のサイトに時々寄せられる大平先生のものと思われるコメントは私にとって非常にわかりやすいものであったからです。

生化学の話は少なくとも私にとっては大変難しい話です。

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鉄不足の重要性を知らしめる

広島県の精神科医、藤川徳美先生が書かれた本、

「うつ・パニックは「鉄」不足が原因だった」を拝読しました。



うつ・パニックは「鉄」不足が原因だった (光文社新書) 新書 – 2017/7/19
藤川 徳美 (著)


いろいろ考えさせられる良書だったと思います。

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がんに心から感謝する境地

以前も書きましたが、末期がんを克服した人の体験談を、

現代医学は軽くあしらう風潮があります。そんなはずがない。うそに決まっている、と。

しかしながら、そうしたがんサバイバーの人達の言葉に実際触れてみると、普通では感じないような言葉の重みを感じます。

疑わず素直な気持ちでまずは彼ら彼女らの言葉に耳を傾けてみましょう。

今日紹介するのは、48歳の時に子宮がんが発覚し、手術できない程進行していた状態から、

一冊の本に出会ったことをきっかけにがん細胞も含めて60兆個のすべての細胞に感謝をし、10万回ありがとうという事でがんを克服したという工藤房美さんの本です。

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自分で仕事の限界を決めない

糖質制限を通じて知り合ったお友達から面白い本を提供してもらいました。

私は今年のはじめに職業の幅を超えて仕事というものを捉えようという意志表明を致しましたが、

今回御紹介する本は、まさにそれを地で行っているような方が書かれた本です。



すぐやる! 「行動力」を高める“科学的な"方法 単行本(ソフトカバー) – 2016/7/27
菅原洋平 (著)


著者は作業療法士で、ユークロニアという人材開発会社の代表でもある菅原洋平さんです。

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得意分野こそ疑ってみる

NHK Eテレの番組、「100分de名著」の2017年6月のテーマは「維摩経(ゆいまぎょう)」です。

正直、私は「維摩経」という名前すら聞いたことがありませんでしたが、これがまた大変興味深い内容が書かれている本のようで、番組が大変わかりやすく紹介してくれています。

解説者は宗教学者の釈徹宗(しゃく てっしゅう)先生で、以前、「歎異抄」の解説の時にも登場されていましたが、

釈先生の解説はとてもわかりやすく、仏教について不案内な私でも非常によく理解できるので、大変優れた解説力だと思います。

さて、この維摩経ですが、時は紀元前、仏教が出家者のためのものという考えが常識的であった時代、

出家をしていない者でも仏教によって救われなければおかしいという矛盾をついた在家者(=非出家者)達によって興された「大乗仏教」という一大ムーブメントの中心にいた「維摩(ゆいま)」という人物にまつわるお話です。

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材料と環境整備

私は糖質制限でうつ病を克服した実体験を持つ医師ですが、

世の中には糖質制限関係なしでうつ病を克服したという人もおられます。



うつヌケ うつトンネルを抜けた人たち 単行本 – 2017/1/19
田中 圭一 (著)


私はストレスマネジメントには、糖質制限に勝るとも劣らない効果があると考えています。

おそらくこの本には糖質制限関係なしにうつ病を克服できるほど優れたストレスマネジメントの方法が書かれているのであろうと思い、

興味を持って読み進めてみる事にしました。

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希望を持って生きること

今月のNHK Eテレ、100分de名著のテーマは三木清の「人生論ノート」でした。

本の分量として決して多い方ではない一方で、一見意味を理解するのが困難な表現も多く織り交ぜられているのですが、

それはこの本が書かれていた当時は戦時での言論統制が敷かれていたからだそうです。

その制限をかいくぐって、三木清がそれでもどうしても書き残したかった想いが書き残されています。

本の最後「希望について」語られる場面で、次のような一文が出てきます。

「人生は運命であるやうに、人生は希望である。運命的な存在である人間にとつて生きてゐることは希望を持つてゐることである。」

この言葉には私は非常に共感を覚えます。

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様々な情報を得て知識を整理する

糖質制限について専門分野の異なる様々な先生達が共同執筆されたムック本が出ました。



スーパードクターズ! いま、糖質制限がすごい! ケトン体生活のススメ (ぴあMOOK) ムック – 2017/4/3

内科、外科、産婦人科、小児科、歯科、オーソモレキュラー、教育と、

糖質制限界で有名な錚々たる先生方が名を連ねており、私も購入して読ませて頂きました。

これだけ多分野にわたって糖質制限が良いと語っているということは、

糖質制限の本質や推して知るべし、と私は思うのです。

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プロフィール

たがしゅう

Author:たがしゅう
本名:田頭秀悟(たがしら しゅうご)
漢方好きの神経内科医です。
南鹿児島さくら病院に勤務しています(下段にリンクあり)。
糖質制限で10か月で30㎏の減量に成功しました。
糖質制限を通じて世界の見え方が変わりました。
今「自分で考える力」が強く求められています。
私にできることを少しずつでも進めていきたいと思います。

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