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サイアミディン

高齢者診療で10を目指さない

先日とある漢方の勉強会に参加した際に、

以下に示す一冊の本についての紹介がありました。



老人必用養草 老いを楽しむ江戸の知恵
香月牛山/原著 他2名


江戸時代に活躍した後世派と呼ばれる流派の漢方医、香月牛山(かつきぎゅうざん)が記した健康長寿のための心構えやコツ、ひいては養生のための具体的な漢方処方にまで言及されている本です。

香月牛山自身は1656年生まれで、1740年に84歳でこの世を去っており、当時としては長命であるため、ある程度の説得力があるように思えます。

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クレームは宝物

先日、院内で医療安全の講習会が行われました。

講師は私で、何かネタを探すにあたって以下の本を参考にしました。



結局、病院のクレーム対応は最初の1分で決まる! (New Medical Management) 単行本(ソフトカバー) – 2016/12/5
濱川博招 (著), 島川久美子 (著)


読んでみると、これがまた実に興味深い本でした。

この本ではまず、クレームのない病院は危機にさらされている、というのです。

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自分と向き合い続けて人生は花ひらく

長く生きることだけが人生の価値だとは思いませんが、

健康長寿を成し遂げておられる人にはやはり興味が惹かれる所があります。

先日、ふらっと本屋に立ち寄って衝動買いしたのは、

吉沢久子先生という評論家の方で、今年御年100歳になられた方が書かれた次のような本です。



99歳からあなたへ いつまでも変わらない大切なこと 新書 – 2017/6/22
吉沢 久子 (著)

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パワーポイントに頼らない発表

時代の流行の先取りに成功した企業の一つが、ご存知「アマゾン」ではないでしょうか。

もはや私も書籍購入を中心に立派なアマゾンのヘビーユーザーです。

20年くらい前のインターネットが出始めの頃、私はこんな未来を予想することはできていませんでした。

今見えているものに着目するのではなく、今見えないけれど潜在的に眠っているニーズに気付くことができる人が時代を創っていくのではないかと思います。

先日いつものように本屋をぶらぶらと歩き回っていたところ、

そんなアマゾンに関する次のような本に目が止まりました。

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心の叫びを受け止める

小保方晴子さんが前回の手記に続いて、

2014年12月の理研退職後から書き続けていたという日記を2017年1月より婦人公論という雑誌に連載され、

この度その連載をまとめたものに加筆・修正を加えて大幅な書き下ろしを加えたものを一冊の本として出版されました。



小保方晴子日記 (単行本) 単行本 – 2018/3/20
小保方 晴子 (著)


私はSTAP細胞騒動と称される出来事が始まった頃から一貫して小保方さんの支持者ですので、

婦人でもないのに、婦人公論を毎回買い続けて、実は彼女の動向を静かに見守っておりました。

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病気と戦わず、病気を見つめる

先日、友人に勧められて以下の小説を読みました。



最後の医者は桜を見上げて君を想う (TO文庫) 文庫 – 2016/11/1
二宮敦人 (著), syo5 (イラスト)


ある日突然余命幾ばくもないことを宣告されたとある3名の患者達、

それぞれの患者が病気と向き合っていく姿がリアルに描写され、生と死について深く考えさせられる医療系小説です。

作者の二宮敦人さんは随分お若い方ですが、すでにこの作品以外にもたくさんの小説を書かれていて、この作品もすでに10万部以上を超えるヒット作となっているそうです。

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間欠的ファスティング+糖質選択という考え方

鹿児島の内科医、鈴木功先生が糖質制限実践者にとって興味深い本を出版されました。



魔法のスープ ボーンブロスでやせる 間ファスダイエット ― 食べない時間が体をリセット! 単行本(ソフトカバー) – 2018/2/2
鈴木 功 (著),‎ 鈴木 睦美 (その他)


鈴木先生は自身で糖質制限を実践され、66〜69kgの体重がいったん58kgまで減少し、

午後の眠気がなくなるとか、顔の湿疹がよくなるとか、花粉症が軽くなるなどの体調の改善を経験されたそうです。

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哲学を使いこなす意義

山口県の徳山市で、哲学者の小川仁志先生主催で毎月行われている「哲学カフェ」

今回もまた鹿児島より参加して参りました。

やはり小川先生が参加者の皆様と対話の時間を作り上げていくやり方には学ぶべき所が多く、

そのノウハウを少しでも吸収して今後の活動に活かそうと思った次第です。

今回も「愛」をテーマにいろいろと話し合って、最終的に思わぬ深い所まで考えさせられる事となりましたが、

本日の記事はその内容についてではなく、参加した際に小川先生の方から、

「新刊を出したので読んで感想を書いて下さる人にはこの本を差し上げます」

との申し出があったので、私が名乗りを上げてその本を頂くことができました。

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パーキンソン病を専門家に任せない

人体の機能がオーバーヒートした後に消耗して不可逆的な機能低下をきたす「消耗疲弊」病態、

代表格の病気は認知症です。認知症にまつわっては、コウノメソッドに代表されるごく少量の薬剤処方術が、

その方針に対し理解を示す、少数派でも熱意のある先生達によって広められ、そのすぐれた治療効果が少しずつ市民権を得られつつある状況だと思います。

なぜごく少量の抗認知症薬で効果が出るかと言えば、

薬が作用する相手である神経細胞が消耗疲弊のために機能低下し、少量分しか薬が作用する部位が残されていないからです。

それに加えて、機能低下を踏まえずに常用量投与して実は副作用をきたしているという側面がなくなるために、

ガイドライン的な治療ではなしえない治療効果をもたらしているものと考えられます。

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孤独を有効活用する

糖質制限実践者がまだ世の中の多数派となっていない現状においては、

「孤独」というものとどのように向き合うかはひとつの大きなテーマです。

だいぶテレビや雑誌などマスコミの影響で糖質制限というものが、ダイエットとしての偏った形ではあるものの、

言葉としては周知されてきましたが、周りを見ればまだまだ糖質制限を実践している人は変わり者扱いで、

医療の現場においても、同じような状況に立たされています。

私は私のいる病院で、ある程度の範囲内で糖質制限指導を実践させてもらえるようにはなりましたが、

それでも精神的な孤立感は基本的に変わりません。

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プロフィール

たがしゅう

Author:たがしゅう
本名:田頭秀悟(たがしら しゅうご)
漢方好きの神経内科医です。
南鹿児島さくら病院にいます。
糖質制限で10か月で30㎏の減量に成功しました。
糖質制限を通じて世界の見え方が変わりました。
今「自分で考える力」が強く求められています。
私にできることを少しずつでも進めていきたいと思います。

南鹿児島さくら病院では職員を随時募集中です。
詳しくはホームページhttp://www.nissyoukai.or.jp/
を御覧になって下さい。
見学申し込みもお気軽にどうぞ。

※当ブログ内で紹介する症例は事実を元にしたフィクションです。

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