サイアミディン

エビデンスは思考力を奪う

漢方に加えてホメオパシーを勉強し始めた私ですが、

こうした補完代替療法と呼ばれる治療法を広めようとする際に立ちはだかるのがエビデンスの壁です。

「その治療法にはエビデンスがない」との理由で、どんな治療法かも詳しく知らない段階で却下されてしまうことがほとんどです。

そのエビデンスだってそんなに信頼に足るものでもないということは当ブログでも何度か紹介して参りましたが、

科学という名の統計学が医療界を席巻してしまっているからでしょうか。

何の疑いもなくエビデンス中心主義を取り入れてしまっている医師が大多数です。

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同じ土俵でまともな批判を

糖質制限批判には公的なものとそうでないものとがあります。

先日は「がん放置療法」の提唱で有名な近藤誠先生による週刊誌での糖質制限批判記事が話題になりました。

糖質制限批判の大半は今まで言い尽くされたパターンで、近藤先生の今回の発言も例に漏れず過去に見られたパターンのものでした。

江部先生がブログで明確に反論されていましたので、この点に関して私から特に追加の意見はありません。

ただ「がん放置療法」について私は一定の意義を見出していたので、そういう先生でも従来の常識にとらわれて考えてしまわれるところは残念に思っていました。

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売る側より使う側の問題

9月8日発売の週刊新潮に、

「ツムラが国民を欺いた!!漢方の大嘘」という記事が掲載されました。

株式会社ツムラは漢方業界の8割のシェアを占める会社ですが、

そのツムラが自身の製剤を売るために、本来の漢方を選ぶ方法とは違った「風邪に葛根湯」などの安直なマニュアル漢方を推奨しておりけしからんという趣旨の記事です。

ちょうど昨日、マスコミによる一面的な情報提供の危うさについて考えたばかりのところですが、

この記事などはまさにそのことを象徴しているように思います。

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自分にはいいかげん

先日、不覚にも風邪を引いてしまいました。

まだまだ私の糖質制限には改善の余地ありということを痛感させられます。

こういう事を語ると糖質制限の弱点をさらすようで、他の糖質制限推進派の皆さんの邪魔にもなるようで申し訳ないのですが、

現実に起こっていることを正確に描写することも糖質制限推進派医師の務めと考えますので、

恥を承知で本日のブログ記事を書いています。

一方で私には漢方があるじゃないかということで、

風邪を引いた時は自分の漢方の腕を試すチャンスだとも考えています。

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糖質摂取と犯罪

さて昨日の続きで、

刑務所の2型糖尿病患者に高カロリー高炭水化物食を1日3回規則的に提供して糖尿病の数値が著しく改善しているのは何故か」についてです。

その前に、こまごまとした所に対して反論しておきましょう。

①『香川県民の平均寿命は、47都道府県中男女とも19~20位で、全国的にはむしろ長寿県だ。』について

そもそも真ん中くらいの19~20位を「長寿」と解釈するところに私は恣意性を感じますが、

長寿であれば糖尿病に罹患していてもよいのでしょうか。

例えば、糖尿病に罹患して脳梗塞を合併し麻痺が残って胃瘻造設して要介護状態になっても寿命は長くなります。

香川県で問題になっているのは糖尿病の人口の多さです。そこに目を向けずに平均寿命が高いから大丈夫だというのは問題のすり替えに他なりません。

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文章から感じられる攻撃性

糖質制限否定派の医師の常套文句、「長期の安全性が保証されていない」

私が糖質制限を知ってからだけでも5年以上の歳月が流れ、

保証されていなかった長期の安全性が、個人レベルでは十分に保証される時間の長さになってきました。

それでもエビデンスしかみない医師は、これからもずっと「保証されていない」と言い続けるのかもしれませんが、

少なくとも普通の感覚を持った人なら、「長期の安全性が保証されていない」というフレーズでは糖質制限を批判しにくい状況になってきています。

従って、糖質制限を批判するなら、別の確固たる理由を新たに持ってくる必要が出てきますが、

いろいろな批判フレーズがすでに言い尽くされている中、先日とある医学雑誌で新しい批判パターンを目にしました。

本日はその記事を題材にその批判が妥当か否かを考えてみたいと思います。

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科学的根拠の乏しいガイドライン

先日、いつものように本屋さんを見て回っていたら、

医学書コーナーに、「日本うつ病学会治療ガイドライン 第2版」なるものを発見しました。

2016年に改訂がなされ、最新の精神障害の診断と統計マニュアル第5版(DSM-5)にも準拠している内容のものです。

あまり期待はしていませんが、一応どんなものなのか目を通してみました。

その中で、「軽症うつ病」の項目を読んでみましたが、

治療の基本には精神療法と薬物療法が位置付けられていました。

ところが、軽症うつ病に対して、精神療法、薬物療法ともに有効だとする明確なエビデンスはないのだそうです。

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薬は材料を補充しない

主にアルツハイマー型認知症に用いられるコリンエステラーゼ阻害剤という薬があります。

アルツハイマー病においては脳の神経の変性が起こり、アセチルコリンという神経伝達物質が出せなくなり、枯渇する事によって記憶を中心とした認知症の症状が出ると考えられています。

コリンエステラーゼ阻害剤を「アセチルコリンの補充」という意図で用いる医師も要るようですが、

コリンエステラーゼ阻害剤はアセチルコリンを分解するコリンエステラーゼという酵素の働きをブロックする事によって、

本来ならば分解されていたはずのアセチルコリンを分解させない事によって、アセチルコリンの総量を増やしています。

確かに見かけ上、アセチルコリンの総量は増えていますが、これは言ってみれば少ないアセチルコリンを無理矢理絞り出しているような状況です。

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腸の調子は食物繊維だけで決まらない

糖質制限がだいぶ時代の波に乗って来た感覚を得ています。

そんな中、公然と糖質制限を批判する医師ははっきり言って時代遅れと感じざるを得ません。

当ブログでは専門家と呼ばれる人達が書いた様々な糖質制限批判本に反論記事を書いてきました。

今回は次のような批判本を目にしましたので、中身を吟味していました。

「炭水化物」を抜くと腸はダメになる (青春新書インテリジェンス) 新書 – 2015/6/2
松生 恒夫 (著)


結論から言えば、この本でも目新しい事が述べられていたわけでもなく、

むしろ専門家としてどうなのかと思うごまかしが満載の文章でした。

今回はこの本のごまかしについて指摘したいと思います。

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糖質制限はがん治療のスタートライン

正直言って私は、現在のいわゆる標準的ながん治療は間違いだらけだと思っています。

手術、抗がん剤、放射線治療・・・

いずれも根本的ながんの原因を考えることなく、

ただ目の前にあるがんという塊をやっつけることだけに専念しているのです。

がんをどうにかしたいと思うなら、まず考えるべきことは食事の問題です。

なぜならば、がんの主たるエネルギー源はブドウ糖であるからです。

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プロフィール

たがしゅう

Author:たがしゅう
本名:田頭秀悟(たがしら しゅうご)
漢方好きの神経内科医です。
南鹿児島さくら病院に勤務しています(下段にリンクあり)。
糖質制限で10か月で30㎏の減量に成功しました。
糖質制限を通じて世界の見え方が変わりました。
今「自分で考える力」が強く求められています。
私にできることを少しずつでも進めていきたいと思います。

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