サイアミディン

腸の調子は食物繊維だけで決まらない

糖質制限がだいぶ時代の波に乗って来た感覚を得ています。

そんな中、公然と糖質制限を批判する医師ははっきり言って時代遅れと感じざるを得ません。

当ブログでは専門家と呼ばれる人達が書いた様々な糖質制限批判本に反論記事を書いてきました。

今回は次のような批判本を目にしましたので、中身を吟味していました。

「炭水化物」を抜くと腸はダメになる (青春新書インテリジェンス) 新書 – 2015/6/2
松生 恒夫 (著)


結論から言えば、この本でも目新しい事が述べられていたわけでもなく、

むしろ専門家としてどうなのかと思うごまかしが満載の文章でした。

今回はこの本のごまかしについて指摘したいと思います。

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糖質制限はがん治療のスタートライン

正直言って私は、現在のいわゆる標準的ながん治療は間違いだらけだと思っています。

手術、抗がん剤、放射線治療・・・

いずれも根本的ながんの原因を考えることなく、

ただ目の前にあるがんという塊をやっつけることだけに専念しているのです。

がんをどうにかしたいと思うなら、まず考えるべきことは食事の問題です。

なぜならば、がんの主たるエネルギー源はブドウ糖であるからです。

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相手の気持ちを汲まない話し方

以前、パーソナルスペースの重要性という話をしました。

相手の状況がどうであっても割り込んで連絡する手段となりうる電話は、パーソナルスペースの侵害につながりうるけれど、

緊急性の高い要件を伝えるためであれば非常に有用性が高いツールとなると私は考えています。

先日私がまだ仕事をしている時間帯に、携帯電話会社から一本の電話がかかってきました。

携帯電話のプラン変更で数分程の手続きで今よりも電話料金が安くなるという趣旨の内容でした。

数分程度という事なので、またかけ直して連絡して手続きをするというのも面倒なので、

勤務中ではありましたが、比較的時間の空いている時だったので、このまま手続きを終えてしまいたい誘惑にかられ話を聞くことにしました。

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低血糖を起こさないために本当にすべきこと

2008年のACCORD試験という世界的な大規模臨床試験において、

糖尿病患者の血糖値をインスリンなどの薬剤によって強制的に下げる事は逆に死亡率を高めるという結果が報告されました。

その一因としての低血糖の存在が、徐々に医療界で注目されるようになってきました。

その結果、患者別にHbA1cの目標値の設定を変えて、場合によっては多少血糖値が高くてもよいとする考えが医師の間で広まっていくようになりました。

その象徴が2013年の日本糖尿病学会学術集会で発表された「熊本宣言」です。

合併症を防ぐためのHbA1cの目標値は7.0%未満、治療強化が困難な際の目標値は8.0%未満、というように、

状況と目的に応じて無理に血糖値を下げなくてもよい事をサポートする血糖コントロール目標が提示されるようになりました。

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ゼロに向かって減薬できない医師達

精神に作用する薬の総称を「向精神薬」と呼びます。

身近な所では睡眠薬、興奮状態を強制的に抑える鎮静薬、うつ病で用いられる抗うつ薬など多種多様のものがあります。

これらの薬を一時的に使用する分にはよいのですが、ダラダラと慢性的に使い続けてろくなことはありません。

先日もこの向精神薬にまつわり印象的な患者さんと出会いました。

40代男性でもともと精神発達遅滞、聴覚障害がある患者さんです。

社会的サポートを受けつつ仕事もされていた方でしたが、約10年前に職場が変わって同僚の無理解な接し方がきっかけとあり職場不適応に伴う興奮などのパニック症状を起こされました。

精神疾患だと扱われて直ちに精神科の病院へ緊急入院となり、そこから様々な向精神薬を投与され続ける日々が始まりました。

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批判が目的であってはならない

糖質制限推進派にまつわっては強気な姿勢の先生も中にはおられます。

「自分が治す」「自分の治療について来れば間違いない」「従来医療に従う者はばか者だ」などと時に過激な表現も飛び交います。
確かに権威者で患者を守る立場にあるはずの人が糖質制限を非科学的に批判し続けるのを見れば私もばか者だとは思いますし、そうした人を私も批判してきました

だけどだからと言って自分の治療が最善だと私が思う事は決してありません。

ましてや「自分が治してやるからついて来い」というスタンスには絶対になりません。たとえ治療原理がどれだけ合理的であったとしてもです。

なぜならば「医者が治す」というスタンスでは、患者自身の「ストレスマネジメント」の観点が無視されてしまうからです。

言い換えれば、患者が医療に依存し「自分は悪くない。先生、治して下さい」と考えている限り、

その治療にはどこまで行っても限界があるということです。

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医学論文は窮屈な制限世界

緩やかな糖質制限食を推奨する北里研究所病院の山田悟先生が、

医療情報系サイトMedical tribune胎児、臍帯血、胎盤、母体血において基本的にケトン体が高い事を示した英語医学論文に対する見解を述べておられました。

日本初「ケトン産生食」研究への苦言と期待
北里研究所病院糖尿病センターセンター長 山田悟
Doctor's Eye(糖尿病) | 2016.11.16


この文章を読んでいて私は自分が医学論文を書いていた時の事を思い出しました。

医学論文を世に出すためには、科学という名の下に様々な制約の中で文章を書かなければならないのです。

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都合の悪い事実を隠さない

とある製薬会社の説明会で感じたことです。

鎮痛剤のプレゼンテーションでMR(Medical Representative:医薬情報担当者)さんが「この薬は用量依存的に効果があります」という事を言いました。

「用量依存的に効く」とは要するに、薬の量を増やせば増やすほどその薬の効果が高くなるという意味です。

その言葉だけを聞けば、これはいい薬だと思って普通の医師なら処方したくなるのかもしれませんが、

私はそこでそのMRさんに次のように質問をしてみました。

「ということは、副作用も用量依存的に増えるということでよろしいでしょうか?」

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昔は病気の存在を認識できなかった

前回に引き続き、こちらの糖質制限批判記事に対して反論したいと思います。

【現代ビジネス】
2016.10.25
ご飯はこうして「悪魔」になった〜大ブーム「糖質制限」を考える
現代社会の特殊な価値観と構造
磯野 真穂
文化人類学者
国際医療福祉大学大学院講師


本日は、「糖質制限派の矛盾」と題するこちらの文章について考えます。

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正しい解釈なら応用が利く

夏井先生のサイトでまた新たな糖質制限批判記事が紹介されていました。

一通り読みましたが的を射ていない意見なので、糖質制限推進派医師として反論しておきましょう。

気が付いたポイントを順番に解説していきます。

【現代ビジネス】
2016.10.25
ご飯はこうして「悪魔」になった〜大ブーム「糖質制限」を考える
現代社会の特殊な価値観と構造
磯野 真穂
文化人類学者
国際医療福祉大学大学院講師

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プロフィール

たがしゅう

Author:たがしゅう
漢方好きの神経内科医です。
糖質制限で10か月で30㎏の減量に成功しました。
糖質制限を通じて世界の見え方が変わりました。
今「自分で考える力」が強く求められています。
私にできることを少しずつでも進めていきたいと思います。

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