サイアミディン

理屈を説明できないエビデンスは無意味

私はコレステロール低下薬の「スタチン」を基本的に処方しない医師です。

スタチンの本質は言ってみればミトコンドリア機能低下薬であり、平たく言えばエネルギーの産生効率を悪くする薬です。

それゆえスタチンには様々な副作用があります。横紋筋融解症が有名ですが、それ以外にも下痢・腹痛・吐き気、肝障害、間質性肺炎、血小板減少など多岐に渡ります。

また高用量スタチン使用により糖尿病の発症リスクが高まることが明らかになったというのも記憶に新しいところです。

そもそもコレステロールが高いとよくないという話そのものの基盤が揺らいでいるわけです。たいした考えもなく惰性でスタチンを処方し続ける行為は厳に慎むべきと私は考えています。

ただ、そんな考えの私でも例外的にスタチンを処方する状況というのはあります。

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見えない高インスリン血症への意識

糖質頻回過剰摂取による問題点は大きく二つあります。

一つは血糖乱高下に伴う酸化ストレスの増加、もう一つは続発する高インスリン血症による害です。

高インスリン血症そのものも酸化ストレスを引き起こす要因となるので、問題点は一つにまとめられないこともないですが、

糖質制限をせずに薬で血糖値をコントロールしようとする旧来の治療方針において、この高インスリン血症は大きな問題となってきますのでやはりこれは一つ注目すべき視点だと思います。

つまり血糖値をインスリンで無理矢理下げれば見かけはよくなっていても、高インスリン血症の害を今まで以上に激しく受けているという事を忘れてはいけません。

言い換えれば、インスリンで血糖値を制御すようとするアプローチそのものが「Do No Harm」とはなり得ないということです。

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不自然な物質への依存の怖さ

いつも見ているケアネットニュースで、こんな記事が紹介されていました。

オピオイドとベンゾジアゼピンの併用はリスクか?/BMJ
提供元:
ケアネット
公開日:2017/03/28


オピオイドというのは簡単に言うとモルヒネなどの麻薬とそれに準じる薬物の総称です。

がん性疼痛など難治性の痛みに対して最も強力な鎮痛作用を有すると言われているのがオピオイドです。

オピオイドを適切に使用すればどんな痛みでもコントロールする事ができると言われている反面、問題となっているのはその過剰投与です。

例えばモルヒネを使用すれば便秘の副作用は必発ですが、

それ以外にも意識混濁、精神興奮、呼吸抑制、口腔内乾燥、皮膚掻痒、排尿障害、痙攣など、

痛みを抑えたいがために使い過ぎると様々なトラブルを引き起こしてしまう諸刃の剣なんです。

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やせ体型に潜む健康課題

やせている方が美しいという価値観が多数派の現代社会ですが、

その価値観のせいでやせ型のタイプの人に潜む深刻な健康問題がマスクされてしまうという危険があります。

特に私はやせ型のタイプの人への糖質制限指導は、便秘や脱力感、あるいはアレルギー反応など比較的トラブルが多い印象を持っているので、

見た目ではわからない病気の潜在的なところにまで意識を向ける必要性を強く感じています。

そんな中、yahooニュースで次のような記事が紹介されていました。

やせ形の女子中学生、側湾症に注意 かばんは関係なし
朝日新聞デジタル 2/26(日) 11:06配信

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ストレス対処行動の男女差

動物のオスは思春期の危険行動を起こしやすい傾向があるということ、

それにエストロゲンから学ぶメスの生命の本質を守ろうとする意図があるのではないかという自分の見解を先日記事にしました。

この観点でみていくと、世の中の様々な病気の男女差について今までとは違った世界が開けてきます。

今回も紹介するのは毎度おなじみケアネットニュースから以下の記事です。

うつ病、男女間で異なる特徴とは
提供元:
ケアネット
公開日:2017/02/08

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見えないストレスの「見える化」の限界

最近ストレスマネジメントについて考える機会の多い当ブログですが、

こうした事を考えているとタイムリーにそれに関連する情報が集まってきやすい事を感じます。

というよりもストレスマネジメントに興味を持つからこそ関連情報に目が行きやすい、と考える方が正確かもしれません。

いつもおなじみケアネットニュースを見ていると、次のような情報が飛び込んできました。

ストレスによる心血管疾患発症のメカニズムとは/Lancet
提供元:
ケアネット
公開日:2017/01/23

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ニュースの裏を読むスキル

糖質制限の視点で世の中を眺めると、

いろいろなものが今までと異なる様相を呈して見える事を多々経験します。

今回は毎度おなじみ医療情報サイト「ケアネットニュース」から、

以下のニュースが私の目にとまりました。

さて読者の皆様はこのニュースを読んで、どのように感じられますでしょうか。

離乳期早期からの加熱卵摂取は卵アレルギーを予防/Lancet
提供元:
ケアネット
公開日:2016/12/26

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頭の良い研究者でも解釈を間違う

糖質制限の視点で世の中を眺めると、

情報を受け取る際にも鵜呑みにせず、自分の頭で考える事ができるようになります。

様々な医療関連のニュースを読むのは、そうした力を鍛える良いチャンスです。

この度目に付いたのは以下のニュースです。

「寝不足で甘い物」解明=脳の前頭前皮質が制御―筑波大
時事通信 12/10(土) 15:51配信

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帝王切開出産が増えた本当の理由

先日、何気なくYahoo! ニュースを見ていたら、次のような記事が飛び込んで来ました。

読者の皆さんはどのように感じられますでしょうか。

帝王切開出産が人類の進化に影響=オーストリア研究者ら
BBC News 12/7(水) 14:02配信


(以下、引用)

帝王切開の普及が人類の進化に影響を及ぼしていると、科学者らが指摘している。

オーストリアの研究者らはこのほど、骨盤の幅が十分でないために帝王切開が必要になる母親が増加しているとの調査結果をまとめた。論文は米国科学アカデミー紀要(PNAS)に掲載された。

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断食を宗教から開放する

オートファジー」という現象が実証された事によって、

ただの宗教的な修行と捉えられがちな「断食」というものについて、

それが人の身体に及ぼす影響について従来の医学書に書かれている内容を見直す必要性が出てきていると思います。

特にオートファジーとケトン体をキーワードに絶食療法は糖質制限の壁を超える可能性を持ち合わせていると私は考えています。
そんな中、先日インターネットを見ていたら興味深いニュースが飛び込んできました。

68日間断食で少女死亡=過失致死の疑い、家族訴追―インド
時事通信 10月10日 4時34分配信

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プロフィール

たがしゅう

Author:たがしゅう
漢方好きの神経内科医です。
糖質制限で10か月で30㎏の減量に成功しました。
糖質制限を通じて世界の見え方が変わりました。
今「自分で考える力」が強く求められています。
私にできることを少しずつでも進めていきたいと思います。

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