サイアミディン

動物の実験結果を無下にしない

先日行った獣医学会の講演抄録集を見ていると、

糖質制限に関係する次のような内容の発表が掲載されていました。

第160回日本獣医学会学術集会
JO-22「低炭水化物飼料給与がラットエリスロポエチン産生および造血に及ぼす影響」
西村和彦、松田拳翔、中川博史(大阪府大 生命環境・毒性)

糖質制限の波は獣医学会にも押し寄せてきているのが感じられます。

はたしてラットにどのような影響を及ぼすということが書かれているのでしょうか。

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思春期の危険行動が男に多い理由

以前読んだ本をもう一度読み直すと新たな発見をすることが時にあります。

知識が未熟な時に出会ってもその情報の重要性に気付かないけれど、

ある程度知識や経験を蓄積してから見れば、その情報の別の側面に気づきやすくなるからだと思います。

先日、久しぶりに汎動物学の本を読み直していた時にひとつ面白い事に気が付きました。

それは子育てでしばしば親の手を煩わせる「思春期」という時期は、すべての動物にも共通して見られる現象だ、というお話を読んでいた時のことです。



人間と動物の病気を一緒にみる : 医療を変える汎動物学の発想 単行本 – 2014/1/16
バーバラ・N・ホロウィッツ (著), キャスリン・バウアーズ (著), 土屋晶子 (翻訳)

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生存には関係ない進化

「日本人は欧米人に比べてインスリン分泌能が低い民族である」
「日本人はやせ型の糖尿病が多く、欧米人は肥満型の糖尿病が多い」


このように民族差について言及される場面を時折見かけます。

民族によって違いがあるという事は生まれつきの特質だという事で、これを理由に欧米で発表された薬の効果をみる医学論文の結果を日本人にそのまま当てはめてはいけないという論調もしばしば耳にします。

確かに遺伝的素因というものは存在すると思います。

しかしだからと言って日本人と欧米人は別物として考えてもいいものでしょうか。
遺伝的素因というのはその後のすべてを決めてしまう程決定的な要因なのでしょうか。

そもそも民族の違いというものはどのようにして生み出されたものなのでしょうか。

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草食動物に適した腸内細菌

糖質制限を否定する医学論文の中に、

「マウスに高脂肪食を与え続けると肥満・糖尿病を発症する」という現象を根拠にしているものがあります。

ここにおける高脂肪食とは低糖質食(糖質制限)とほぼ同義と捉えてよい設定です。

確かに動物実験において、マウス系統の動物に高脂肪食を与える事は、最も頻用されている2型糖尿病の誘発方法です。

これに対しては「草の種子(穀物)を主食とするマウスに本来の主食ではない高脂肪食を食べさせ続けたら代謝が破たんするのは当然」だという反論があります。

しかし、代謝が破たんするというのは漠然とした表現であり、本来の主食と違うものを食べたら具体的に何がどうなって糖尿病へ発展するのかという生化学メカニズムはよくわかっていません。

しかも高脂肪食はヒトに対しては糖尿病を改善するという真逆の方向へ働きかけるにも関わらず、です。

はたして高脂肪食を摂取した時の生態反応は、ヒトとマウスでは一体何が違うというのでしょうか。

今日は「マウスに高脂肪食を与えるとなぜ肥満・糖尿病を発症するのか」という事について私なりに考えてみたいと思います。

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「噛む」について再考する

皆さんは食べる時、よく噛んで食べていますか?

噛むことの効能については、以前の記事でも触れた事がありますが、

胃への負担を減らしたり、満腹感を高めたり、あるいは顎の筋肉を鍛えたりと様々な効果が期待できるとされています

ただここでふと私に一つの疑問が生じました。

はたして野生動物はよく噛んでいるのか

確かによく噛んでいる時はあると思います。肉食動物がモグモグ、バリバリと肉を噛んでいる映像は私も見た事があります。

ただ、それは「よく噛んで食べよう」と思って噛んでいるのではなく、

噛む必要があるから噛んでいる」と、その結果「よく噛んでいる」のではないかと思うのです。

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世の中の構造を知る

ヒトを動物としてみた時、群れる習性があります。

群れるという現象はヒトに限らず、多くの動物に認められる現象ですが、

その活動には合理性があります。なぜならば、群れる事によって集団の安定が生まれ、

飢餓や天災など生きていく上での困難に立ち向かうために力を合わせる事で有利に働く側面があるからです。

ただ、物事には何事も表があれば裏の側面もあります。

そうやって培った集団の安定を根底から覆すような困難に直面した場合、集団は一気に絶滅の危機に瀕してしまいます。

しかしそんな時にでも絶滅の危機を避けられるように、

自然は集団の中に「今までのやり方を変えて新しい方法を探そうとする変わり者」が少しばかり混ざるようにしているのではないかと思います。

これがいわゆる「2:6:2」の法則です。

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冬眠から学ぶ潜在能力

寒い季節となりました。

つい先日まで暖冬とか言われていたのに、

先日から急に記録的寒波だとか言われるようになり私の住む地域でも久しぶりに大雪に見舞われています。

こんな日は車よりも歩いた方が安全なので、特別な事情がない限り私は歩きます。

糖質制限をするようになり、寒さにも強くなったとはいえ、

雪風吹き荒れる外の道を歩くのは相当寒さを感じます。ちょっと頑張って外を歩かなきゃと気合を入れる必要があります。

しかしながら歩いていてふと思いました。

私たちは今、服も来ているし、靴も履いているからまだいいけれど、

服も靴もなかった時代の我々の遠いご先祖様はこんな時いったいどうして生き延びていたのでしょうか。

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プロフィール

たがしゅう

Author:たがしゅう
本名:田頭秀悟(たがしら しゅうご)
漢方好きの神経内科医です。
南鹿児島さくら病院に勤務しています(下段にリンクあり)。
糖質制限で10か月で30㎏の減量に成功しました。
糖質制限を通じて世界の見え方が変わりました。
今「自分で考える力」が強く求められています。
私にできることを少しずつでも進めていきたいと思います。

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