サイアミディン

精油について学ぶ

再発性のこむら返りの抑制に有効な疎経活血湯について学んだ際に、

生薬の中の主要有効成分である精油に注目し、それがアロマテラピーにも応用されている植物由来の成分だと知りました。

本日はこの精油とはどういうものなのかについて、考えてみたいと思います。

調べると日本アロマ環境協会というものがあって、そこにも精油の事について詳しくは書かれてはいるのですが、

「精油とは良いものだ」ということが前提で書かれているような風潮でバイアスがかかっているように思えたので、

以下の本を参考にしながら精油というものについてニュートラルに理解を試みる事にしました。



植物生理学 (大学の生物学) 単行本 – 1993/11
清水 碩 (著)

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植物のコミュニケーション

フランスの民族学者レヴィ=ストロースが著した『野生の思考』の中で、

提唱された構造主義という考え方についてもう少し掘り下げてみていこうと思います。

1940年、レヴィ=ストロースはロシア人言語学者のローマン・ヤコブソンと出会います。

ヤコブソンは「構造言語学」という学派の主力メンバーで、彼との出会いがレヴィ=ストロースの大きな転機になったようです。

構造言語学では、コミュニケーションの基本は発信者と受信者が共通のコード(規則)の下にメッセージを伝達するということだと考えます。そのコードの成り立ちを次のように考えます。

まず自然界に存在する無数の音の中から、人間が聞き分ける事ができる音だけを「言語音」として抽出します。

次にそれぞれの「言語音」を区別し、組み合わせる事によって母音や子音という言語の最小単位である「音素」を作りだします。

そしてその「音素」を組み合わせる事で「言語」を生み出しているというのです。

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一枚上を行く生存戦略

映画やゲームなどで表現される人類滅亡後の廃墟と化した都市の映像などを見ていると、

倒壊したビルなどの建物に草木が生い茂って、壁や窓に蔓が巻き付いているような光景が表現されていたりします。

かたや現実の世界でも、手入れのされていない田舎の高速道路脇の石壁を見てみると、

石と石の小さな隙間からやはり緑色の草花がうっそうと生い茂っている光景を見たりすることがあります。

植物はどんな過酷な環境であっても生きていく事ができるものなのだなぁ、という事を改めて感じさせられ、

植物が生命を維持するための生存戦略にただただ感嘆するばかりです。

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植物が生きていくための戦略

食べる事は「他の生物を自分の身体に取り込む行為」です。

食べ物には都合よく身体に必要な栄養成分だけが含まれているのではなく、身体に不要な毒の成分も入っていて然るべきです。

食べ物に毒が含まれている理由を考える時、食べられる生き物の側に立つと見えてくるものがあります。

一つは食べる側の生物に一矢報いるためです。ヘビやフグなど動物の中にも毒を持つものがいると思います。

ただそうした動物は少数派です。多くの動物は弱肉強食の世界に生きており、強い生物が自分より弱い生物を食べる事によって、その生物構成成分をさしたる害なく有効利用できる構図となっています。

一方で食べられる側が植物となると、大分事情が違ってきます。

なぜならば植物は動物と違って、ほとんど動けない状況で生命を維持していく戦略を進化させてきた生物であるからです。

そもそも植物はどうすれば生命を維持していく事ができるでしょうか。

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プロフィール

たがしゅう

Author:たがしゅう
本名:田頭秀悟(たがしら しゅうご)
漢方好きの神経内科医です。
南鹿児島さくら病院に勤務しています(下段にリンクあり)。
糖質制限で10か月で30㎏の減量に成功しました。
糖質制限を通じて世界の見え方が変わりました。
今「自分で考える力」が強く求められています。
私にできることを少しずつでも進めていきたいと思います。

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