FC2ブログ
サイアミディン

「何も考えていない」人の考え方

何も考えないのは難しい」と以前書きました。

一方で私は「何も考えていないと世の中の流れに容易に流される」といった趣旨の発言もよくしています。

はっきり言って、現代は何も考えていないと間違いなく糖質摂取過剰になる世の中です。

何も考えていないとまず間違いなく高いコレステロール値に不安を覚え、病院に行ってスタチンという薬を処方され、それを一生飲み続けるコースへ進みます。

そして何も考えなければがんに対して不安を覚え、早期発見・早期切除を喜び、早期でなければ抗がん剤や放射線治療を受け、

亡くなれば悔しさや悲しみが渦巻く中でそれでも仕方がなかったと心を納得させるしかない。

そんなことがほぼ間違いなく繰り返される文化的価値観が強固に形成されている世の中です。

続きを読む»

主体的医療を行うべきタイミング

主体的医療で必要とされる主体的な行動とは、

自分の頭で考えて何らかの行動を起こすということです。

その軸となる行動に対して、医療がそのサポートをするのが主体的医療というわけです。

それ故、自分で考えることに慣れていない、今まで受動的医療にどっぷりと浸かってきた多くの人達にとって、

主体的医療が受け入れられないのも無理もありません。

続きを読む»

「信じる」には二つある

「信じるか、信じないか」ベースの考え方は、主体性の少ない考え方です。

なぜならばそこに自分の考えというものはなく、全ての判断を他人に委ねているからです。

ここでいう「信じる」という言葉の意味は、「鵜呑みにする」ということを指しています。

私はいかなる相手でも、たとえ超一流大学の最優秀研究者であっても、自らを救ってくれた恩師であっても、

「鵜呑みにする」という意味の「信じる」ことをしてはならないと思っています。

しかしながら、「信じる」という言葉にはもう一つの意味があります。

続きを読む»

意思表示できない人の主体的医療の在り方

主体的医療は自分の主体性が発揮できない認知症や意識障害の人にはどう適用されるでしょうか。

そうした人達でしばしば問題になってくるのが延命処置の是非です。

具体的には、脳卒中などで寝たきりで意思疎通困難となり口から食べさせると誤嚥を起こすリスクが高いという人に、胃瘻や中心静脈栄養などの栄養補給の代替経路をどうするかという問題です。

現実問題としてはこの状況では家族の意志が最大限尊重されているところがあると思います。

続きを読む»

治療選択肢を作るために

国民皆保険制度が患者の医療経済への意識を希薄にしているという見解を述べましたが、

意識が希薄になっているのは患者だけではありません。私もそうなのです。

先日、とあるきっかけで自分が頻繁に処方している薬の薬価を調べる機会がありました。

古くから使われている薬は安く、新薬は高いというようなざっくりとした認識はあるものの、

どの薬が具体的にいくらなのかということについてはほとんどと言っていいほど把握していないのが実情でした。

続きを読む»

主体性の少ない糖質制限実践者

「糖質制限を実践すること=主体的医療」ではありません。

私自身は幸い糖質制限をきっかけにして主体性を獲得することができましたが、

世の中の糖質制限に出会った人は必ずしもそうではないということに気が付きます。

確認をしますと、主体的に糖質制限を行うというのは「自分の頭で考えた結果、良いと判断して糖質制限を行う」ということです。

それに対して糖質制限を行っているけど主体的でない人というのは、「誰かがそう言ったから(何かにそう書いていたから)、良いと判断して糖質制限を行う」ということです。

現実にやっていることは同じですが、トラブルが起こった際に軌道修正できるかどうかに関して両者は全く違った流れとなります。

続きを読む»

常に納得し、いつでも軌道修正できる

先日の記事は読む人によっては、私が視野狭窄に陥っているイメージを与えてしまったかもしれません。

何でもかんでも西洋医学を忌避させるような記事を書くのはいかがなものか、と。

早期がんで早めに手術を受けて助かった人もいるし、それを受けずに代替療法に走った結果死期を早めた芸能人もいるのだから、と。

西洋医学中心医療で恩恵を受けている人も確かにいるのだから、西洋医学の終着点がまるで地獄のように表現するのはよろしくないと。

すべては、その人が事実をどのように解釈するかという点に尽きると思います。

早期がんを手術や内視鏡で切除できた状況は、多くの人は進行がんになる前に命が救われた望ましい状況と解釈されるかもしれませんが、

私にとっては「さしたる症状がないにも関わらず、人為的外傷を加え臓器欠損がもたらされた状況」と解釈します。

続きを読む»

向学心と情報収集

主体的医療を行うためには自分の頭で考えることが不可欠です。

野生動物は五感を中心とした自分の感覚のみが判断の頼りでした。

しかし人間は高次脳機能が発達し、言語、思考、概念を通じて文化的価値観を独自に形成してきた動物です。

そうした社会性の中で判断を求められる場合に必要不可欠なものは「情報」です。

人間の世界のみに生じた様々な問題をどう解決すべきかを考える時にはどうしても五感だけでは太刀打ちできないことが出てきます。

だから主体的医療に取り組むためには自分から情報を集めにかかる必要があります。

続きを読む»

国民皆保険の害

“世界に誇る日本の「国民皆保険制度」”

この制度のおかげで日本国民はいつでも安心して、しかるべき部署で一定の評価を受けた安定的な医療を、

保険料を支払っている限り良心的な金額で皆平等に受けることができるようになりました。

海を越えれば医療保険を使うためには高額な保険費を支払っている人しか使えないような国もあり、

そういう国ではお金がなければ標準的な医療を受けることができないとも聞きます。

だから日本の医療は安心安全で素晴らしいと、多くの人が思っているかもしれません。

続きを読む»

主体的医療を提供するための環境

おそらく多くの患者さんの中には、

「先生(医師)の貴重な時間を長々と奪ってはいけない」などと、

医師に相談したいことがあったとしても、よほど重症でない限りは遠慮して引き下げてしまう心の動きがあるのではないでしょうか。

それもそのはず、多くの病院で行われているのは3分や5分といった短時間診療が主流となっています。

診療時間は何分まで、という決め事はありませんが、周りの患者さんが3分や5分で診察が終わっていく中、

あまり緊急性のない要件で20分、30分も時間をとるというのは申し訳ないと考えてしまうのは無理もないと思います。

続きを読む»

プロフィール

たがしゅう

Author:たがしゅう
本名:田頭秀悟(たがしら しゅうご)
漢方好きの神経内科医です。
南鹿児島さくら病院にいます。
糖質制限で10か月で30㎏の減量に成功しました。
糖質制限を通じて世界の見え方が変わりました。
今「自分で考える力」が強く求められています。
私にできることを少しずつでも進めていきたいと思います。

南鹿児島さくら病院では職員を随時募集中です。
詳しくはホームページhttp://www.nissyoukai.or.jp/
を御覧になって下さい。
見学申し込みもお気軽にどうぞ。

※当ブログ内で紹介する症例は事実を元にしたフィクションです。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
これまでの訪問者数
FC2アフィリエイト
メールフォーム
フリーエリア
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR