サイアミディン

高血圧にはまず糖質制限すべし

糖質制限を導入する場合に栄養士さんが心配する問題の一つに塩分量が増加することがあります。

確かに糖質制限メニューを組み立てようとすると塩分が多くなりがちだと思いますが、

私は当ブログにおいて、「塩分制限よりも糖質制限を優先すべき」との考えを表明しております。

また手持ちの資料を見直していると、かのバーンスタイン先生が糖尿病患者に合併する高血圧の発症機序について記載している文章がありました。

この問題を考える上で参考になると思いますので、本日はその内容について取り上げてみたいと思います。



バーンスタイン医師の糖尿病の解決 正常血糖値を得るための完全ガイド 単行本(ソフトカバー) – 2016/5/23

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自律神経がきちんと働いてこそ

以前ストレスによる血糖上昇の話を記事にしましたが、

このメカニズムに密接に関わっているのが自律神経です。

そして糖尿病には自律神経障害がよく合併しますし、

ストレスを受け続けてうまく処理できない場合にも自律神経に、特に交感神経に負担がかかります。

私が糖質制限と並べてストレスマネジメントを重視する理由にはこの辺りの問題が関係しています。

そんな中、血糖コントロールと自律神経との関係について特集した医学雑誌がありましたので、読んでみました。

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女性は無駄がなく美しい

たまに私が購読して読んでいる「実験医学」という医学雑誌、

今月号のテーマは食欲と食嗜好のサイエンスでした。



実験医学 2017年4月号 Vol.35 No.6 食欲と食嗜好のサイエンス〜体外からの味・匂いと、体内の栄養情報に揺り動かされる決断のメカニズム 単行本 – 2017/3/23
佐々木 努 (その他)


以前、私はエストロゲンは女性ホルモンというよりも生命維持ホルモンだという考察をしましたが、

その視点で捉えると、エストロゲンの食欲にもたらす影響についても違う世界が見えてきます。

まずは特集の中の以下の文章を引用してみます。

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新しい事が批判されるのは世の常

昨日に引き続き、足立美術館訪問で感じた事を書きます。

この美術館の創設者、足立全康氏が惚れ込み美術館創設の原動力となった横山大観という人物、

正直言って私は今回こちらを訪れるまで名前をちょっと聞いたことがあるレベルの知識しかなくて、

具体的な作品名は何も思い浮かばない程の素人ぶりだったのですが、

今回学んでみるとこれが実に興味深い人物だという事がわかったのです。

まずは横山大観という人がどんな人物なのかをざっくりと説明してみます。

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腸管の異常は神経の異常へ通ず

当ブログではこれまでに何度かパーキンソン病について取り上げてきました。

一般的にはパーキンソン病はドーパミン神経の変性により運動症状、非運動症状、自律神経症状などの様々な症状が緩徐に進行していく病気だと認識されていますが、

様々なパーキンソン病患者さんと出会い、診療に携わっていくにつれ、

パーキンソンン病の本質はストレスマネジメント不足にあるのではないかという側面が私には見えてきました。

ストレスマネジメントがうまくできないが故にドーパミンを無駄打ちし、自律神経が乱れてきてしまい、

やがてはドーパミン自身の酸化ストレスによって神経変性が起こり、α-シヌクレインと呼ばれる異常タンパク質が脳や心臓、腸管など自律神経の関わる様々な部位へ蓄積していってしまうのだと思います。

そのようなパーキンソン病の病態仮説の中で、最初に障害されるのは腸管を含めた自律神経系だという事がわかっています。

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複雑なネットワークにどう立ち向かうか

時々読んでいる日本医事新報で「脳-心-腎連関」が特集されていました。

「脳腸相関」というのは当ブログでも過去に取り上げましたが、脳と心臓と腎臓も互いに密接に連携しているというのです。

例えば、何らかの原因で心臓に負担がかかると交感神経が活性化し、心拍数が増加します。その指令を下しているのは脳とされています。

また腎機能が低下すれば、血液中にアンギオテンシンⅡという昇圧物質が増加し、脳に直接作用することで交感神経系を刺激して高血圧の悪循環となります。

これ以外にも様々なネットワークが脳と心臓と腎臓との間でつながっているのを総称して「脳-心-腎連関」といいます。



日本医事新報 2017年 2/18 号 [雑誌] 雑誌 – 2017/2/20

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不自然な糖質制限による歪み

尿中に糖を排泄させる作用機序を持つ薬、SGLT2阻害薬が注目を集めています。

また糖質制限実践者の間でも、食事の中でどうしても排除しきれない糖質をも強制的に尿中へ排泄させる事ができ、より質の高い糖質制限状態を維持する事ができるということで高い評価の声をよく聞きます。

確かにSGLT2阻害薬の臨床効果は糖質制限による効果そのものであり、

この薬を普及していく活動の中でケトン体が出ることに難色を示していた業界の専門家達も、その安全性を認めざるを得なくなるほど世の中の風潮が変わってきたという点でこの薬の果たした役割は大きなものがあると思います。

ただ、私はそれでもこの薬の使用については慎重な姿勢を取っています。

なぜならば、SGLT2阻害薬による疑似糖質制限は不自然な糖質制限であるからです。

SGLT2阻害剤における有名な副作用は脱水です。尿糖が増えれば浸透圧差でそれを薄める方向に水分が移動し尿量が増える事に起因します。

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全体理解に役立たせる勉強

少し込み入った医学情報を把握する目的で私が愛読している「実験医学」という雑誌があります。

増刊号の今月の特集テーマはズバリ、「糖尿病」でした。



実験医学増刊 年月 Vol.35 No.2 糖尿病 研究の“いま"と治療の“これから"〜 単行本 – 2017/1/25
綿田 裕孝 (編集)


特集の中で東京大学大学院医学系研究科分子糖尿病科学講座特任教授の植木浩二郎先生によって、

現在わかっている範囲でケトン体に関する分子生物学的な事実の解説がなされている事もあって、

「ケトン体=悪者」とされてきた業界の風潮は近年大分様変わりしたことを少しずつ感じられるようになってきています。

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見返りを求めず与え続ける

今回は以前紹介した「失敗学」の本の内容から記事を書きます。

本当に役に立つ「失敗学」 (中経の文庫) 文庫 – 2016/11/12
畑村 洋太郎 (著)


前回は失敗から回復する時に重要なのは共感してくれる仲間の存在だと述べました。

今回はそうした仲間と出会い、和を拡げていくためのヒントになる事が書かれていましたので、

引用して紹介させて頂きたいと思います。

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「失敗学」を学ぶ

私は最近、「失敗学」というものに興味を持っています。

仕事でも恋愛でも、人は失敗しないに越した事はないと考えがちです。

だから多くの人は失敗をできるだけしなくて済むように安定感のある場所を求める傾向にあると思います。

しかし何かを為すのに失敗というのはつきものです。特にそれが新しい事を始めようというならなおさらです。

大事な事は「失敗しないようにする事よりも、失敗した時にそこからいかに学ぶか」という事です。

失敗はそれまでの自分が全く気づかなかった何らかの事象により起こることですから、

自分をステップアップさせる大きなチャンスだと見る事が出来るのです。

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プロフィール

たがしゅう

Author:たがしゅう
漢方好きの神経内科医です。
糖質制限で10か月で30㎏の減量に成功しました。
糖質制限を通じて世界の見え方が変わりました。
今「自分で考える力」が強く求められています。
私にできることを少しずつでも進めていきたいと思います。

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