サイアミディン

生まれ持った体質を大事にする

いわゆる体質が母親の妊娠周辺期の栄養状態に起因しているかもしれないというDOHaD仮説について紹介しましたが、

その時に紹介した下記の医学雑誌にはいろいろと興味深い話が書かれていました。

本日の注目点は、「やせすぎの状態から急激に体重を増やそうとする行為はどうなのか」という点です。

月刊糖尿病2017年7月号
2017年6月20日発売
A4変型判/112頁
価格:本体2,700円+税
ISBNコード:978-4-287-82097-1
全ページカラー印刷
特集●糖尿病の「体質」:発症する人としない人の違いはなにか?
企画編集/安田和基
Ⅳ.「体質」の解明の展望とその発展
3.DOHaD説からみた糖尿病の体質/福岡秀興

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Low T3症候群熟考

本日は糖質制限界隈で時折問題になるLow T3症候群について考えてみたいと思います。

LowT3症候群(低T3症候群)のT3というのは、甲状腺ホルモンの一種です。

甲状腺ホルモンというのは一言で言えば、全身の代謝を高回転させる方向に働くホルモンです。

甲状腺を含む内分泌系のシステムは全体的に複雑な話が多くて、理解するのが難しい印象を私は持っています。

一方で成書でLow T3症候群について調べてみると、実はたいしたボリュームが割かれていない事が大半です。

なぜならば、後述する理由でLow T3症候群は甲状腺ホルモンが下がる状態でありながら、真の甲状腺機能低下症だとは捉えられていないからです。

糖質制限関連で言えば、摂取エネルギー不足だとこのLow T3症候群になる、という事が言われていると思いますが、

今回はもう少し踏み込んでこの病態の理解に努めたいと思います。

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腸内細菌を乱す行為の危険性

糖質負荷への耐久性が低いという事で私の頭にすぐに思い浮かぶのは1型糖尿病です。

なぜならば1型糖尿病は小児に多く、感染症などを契機に発症する事が多い事が知られているからです。

その様相から、1型糖尿病の遺伝的素因を持っている人がなりやすい、というように遺伝的側面からのみ病態が語られがちですが、

どうも最近の研究では1型糖尿病にも非遺伝的要因が大きく関わっている可能性が指摘されているようです。

臨床免疫・アレルギー科
第69巻第1号(2018年1月発行)

特集 I.自己免疫疾患
「1型糖尿病 -非遺伝的要因と免疫異常-」

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安心は相手に快を与える

相手の快を知るためには、相手のことをよく知るべきという話をしましたが、

中にはなかなか快が見つけられない、あるいはその人自身何が本当の快なのかをわかっていない事もあると思います。

むしろそういう場合の方が多いかもしれませんね。

そうした快が不定の場合は、こちらから積極的に快へ導いていく工夫も必要かもしれません。

食欲、性欲、睡眠欲といった原始的な快感はさておいてです。それらの快が価値観によっては快でなくなることさえあるのはすでに述べた通りです。

快が定まっていない人を快へ導くとはどういったことなのでしょうか。

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快に従い、不快に抗う

同じことをやっていても、それを本人がどう捉えているかは大事なポイントです。

先日、九州大学名誉教授の藤野武彦先生の「脳疲労」仮説について学ぶ機会がありました。

藤野先生はストレス過多(情報過多)により大脳新皮質と大脳旧皮質の関係性が破綻し、正常な機能を果たせなくなった状態のことを「脳疲労」と定義され、

「脳疲労」状態こそがメタボリック症候群や認知症へとつながる元となる病的状態であり、

「脳疲労」を治すための方法として、「BOOCS(Brain Oriented Oneself Control System:脳指向型自己制御システム)法」という方法を提唱されました。

このBOOCS法による指導を15年間行い、2万人規模の集団へのメタボリック症候群の改善効果、および死亡率低下の結果を藤野先生らのグループは2015年に発表されているそうです(J Occup Environ Med. 2015 Mar;57(3):246-50.)。

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なければないで何とかなる

昨日紹介した日経ビジネスの「家族」特集において、

「家族」を作ることに消極的な現代社会の問題について、動物社会からヒントを得て「共同体感覚」を得ることの重要性について触れました。

その際、現実問題として立ちはだかる「家族を作ろうとする際のコスト面でのリスク」について、

考える上で参考になる「15人家族の物語」という記事が同特集にありましたので、

続いて紹介させて頂きたいと思います。

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世評にとらわれずに生きる

くどいようですが、もう一つだけラッセルの幸福論からの話題です。

ラッセルが不幸の原因としていくつか挙げている要因の中に「世評に対するおびえ」というものがあります。

これは、自分が人にどう思われているかを気にする、ということです。これがあれば幸せにはなれないとラッセルは言うのです。

確かに人からどう思われるかを気にすれば気にするほど、自分を押し殺して周囲をうかがわなければ生きていけなくなってしまいます。

ラッセルのこの指摘は、他人を無視せよというのではなく、自分というものをしっかり持ち、他人の意見に安易に左右されないようにすることを勧めるものだと私は思います。

例えば糖質制限実践者は周囲の大多数の人達に受け入れられず、とかく孤独になりがちですが、

糖質制限の妥当性が自分の中でブレることなく理解できていれば、受け入れられずとも気にせずに自分の道を進めばいいということです。

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趣味を持ち幸せに近づく

ラッセルの幸福論の中で私の印象に残った箇所の一つに、

趣味を持つことの効用」について非常に強調されて語られる部分があります。

ただここでラッセルは趣味の定義を「私心のない興味」としています。

言い換えれば「ある人の生活の主要な活動の範囲外にある興味」のことで、

例えば私の趣味は読書ですが、私が仕事に関係する医療に関する読書は「私心のある興味」となってしまいます。

同じ読書でも医療や医療に関係しえない分野の読書がラッセルが勧める『私心のない興味』ということになるわけです。

それならば仕事の利益や損得に関係なく純粋に楽しめるような本、私の場合は例えば小説や料理本などになるでしょうか。

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ヒューリスティックとアルゴリズム

先日、何気なくBS放送されている放送大学のチャンネルを見ていたら、

錯覚の科学という講座で「ヒューリスティックと行動経済学」というテーマが放送されていたので観てみました。

ヒューリスティックというのは、人間が何かを判断する時に利用している思考のクセのようなものです。

人は自然界の動物とは違って、脳が発達した事で様々な状況を網羅的に常に合理的な判断を下していると思われがちですが、

意外と合理的ではなく、経験則や周囲の環境に左右されて不合理な意思決定をしてしまっている事も多いのだそうです。

例えば、スーパーでお目当ての食品が定額のものと、半額のものとが売られていれば、

安い方がお得だと合理的に判断して、半額の方を選ぶ人がいたとします。

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「ホメオパシー」について学ぶ

本日のテーマはホメオパシーです。

ホメオパシーとは「類似が類似を治す」という発想の下、

植物や動物、鉱物、あるいは健康人の組織や分泌物、病人の病理産物などを利用し、

その成分を分子がなくなるレベルまで希釈、振盪を繰り返したものを砂糖丸で固めたレメディと呼ばれる薬を使って、

様々なタイプの症状を改善させるという医療のことです。同種療法とも呼ばれます。

発想としては例えば発熱に対して解熱薬を用いるのではなく、逆に温めて自然治癒力を促進させるという漢方に近い発想です。

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プロフィール

たがしゅう

Author:たがしゅう
本名:田頭秀悟(たがしら しゅうご)
漢方好きの神経内科医です。
南鹿児島さくら病院にいます。
糖質制限で10か月で30㎏の減量に成功しました。
糖質制限を通じて世界の見え方が変わりました。
今「自分で考える力」が強く求められています。
私にできることを少しずつでも進めていきたいと思います。

南鹿児島さくら病院では職員を随時募集中です。
詳しくはホームページhttp://www.nissyoukai.or.jp/
を御覧になって下さい。
見学申し込みもお気軽にどうぞ。

※当ブログ内で紹介する症例は事実を元にしたフィクションです。

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