サイアミディン

下痢は良いのか、悪いのか

突然ですが、読者の皆さんは下痢に感謝することはありますか?

下痢は一般的には消化器症状の一つであり、消化吸収がうまくいっていないということで嫌なものとして捉えられがちです。

また医学的にみれば水分喪失イベントとなりえ、場合によってはミネラルバランスを崩すこともあるという、いずれにしても嫌な症状と言えます。

しかし、私は時々糖質ゼロのゼリーをどか食いしてしまう時が時々あるのですが、

よくよく観察していると、そういう時私は決まって下痢をしています。

これは身体に不要な成分を取り込まないように、消化管が正しく機能している証拠ではないかと思うのです。

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バター負荷試験

サラダチキン負荷試験に続いて行ったバター負荷試験の結果を公開します。

読者の方々からも「自分は肉を食べても血糖値は上がらない」とか、「断食後だと食べる内容に関わらず食事を再開したことで血糖値が上がるのではないか」など様々な御意見を頂きましたので、

今回は83時間の断食の時点でバター100gを食べて血糖値、ケトン体、インスリン、グルカゴンがどのように変動するかという事について、

食前、30分後、60分後、120分後、180分後、240分後、300分後、360分後の計8回採血を行って観察してみることにしました。

また今回は簡易ケトン体測定器と実測での3ヒドロキシ酪酸の測定値の差についても同時に検証することにいたしました。

まずはその結果をどうぞご覧ください。

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不安とは自分の心が作り出す

たがしゅうブログを運営していて糖質制限実践者からの質問を時々受けることがあります。

「糖質制限をしていて○△□◇・・・といった状況なのですが、このまま糖質制限を続けていて大丈夫でしょうか。不安なので先生の御意見をうかがいたいです。」といった内容が多いです。

私に関して言えば、糖質制限を今後一生続けていく事に関して一切の不安はありません。

自分の体調も良くなっているし、患者さんの診療にも活かせるし、指導の言葉に説得力を持たせることもできる。

理論的にも穴のない糖質制限を続けることに不安を感じる要素がありません。

では私に質問を下さる方はどうして不安を感じているのでしょうか。私と何が違うのでしょうか。

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サラダチキン負荷試験

「タンパク質を摂取すればインスリン、グルカゴンが同時分泌され血糖は変動しないと言いますが、

それではタンパク質摂取では、どのくらいインスリンが分泌されるものなのでしょうか。」

以前、糖質制限実践者の方からそのような質問を受けて、その問題には興味を持ち続けていました。

というのも、糖質制限を続けているのに途中でやせなくなる問題には、タンパク質過剰摂取に伴う高インスリン血症が関わっている可能性が考えられるからです。

糖質であれば血糖値の上昇具合からインスリン分泌量を推測する事もできますが、タンパク質の場合はグルカゴンで相殺されるためそういうわけにもいきません。

ならば測って見てみるしかあるまいということで、

先日、サラダチキン負荷試験なる人体実験を敢行致しました。

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プラスの発想からの脱却

私は糖質制限に始まり、ケトン食断食へと理解を深めていく過程で、

マイナスの発想を強く意識するようになって行きました。

病気を治すのに何かを加えるのではなく、何かを減らすという考え方です。

減らすといっても減らし過ぎはよくないという意見もあると思いますが、

オートファジーという蛋白質再利用の為の、酵母からヒトまで広範囲に保存された安定システムがあることや、

糖質制限をして最初の頃はスムーズに痩せていくけれど、その後は同じ食事をしていても体重が横ばいになっていくという観測事実などを踏まえると、

本来の食性さえ守っていれば結構なところまで減らしても大丈夫なのではないかと思うようになってきました。

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なぜ糖質制限でアレルギーが良くなるか

糖質制限でアレルギー性疾患が改善する事も経験的によく知られています。

一方でアレルギーには様々なタイプがあり病態も複雑で、

なぜ糖質制限でアレルギーが改善するかという詳しいところはまだよくわかっていないと思います。

今回は数あるアレルギーのタイプの中で、即時型アレルギーについて取り上げて

なぜ糖質制限をするとアレルギーが良くなるのかについての一端を考えてみたいと思います。

即時型アレルギーとは、食べ物を食べて数分くらいでじんま疹が出るというタイプのアレルギーで、またの名をⅠ型アレルギーとも呼ばれています。

即時型アレルギーのメカニズムは比較的よくわかっています。

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断食か運動で現状を打破する

糖質制限と切っても切れないキーワードが「ケトン体」です。

糖質制限とはケトン体がエネルギーとして有効利用できるように身体の代謝を切り替える食事療法」とも言えます。

従って、糖質制限の事を真に理解するためにはこの「ケトン体」を理解することが欠かせません。

そして勉強すればよくわかりますが、ケトン体には抗炎症作用、鎮痛作用、神経保護作用、ミトコンドリア機能改善作用など様々なメリットがあります。

それゆえ手練れの糖質制限実践者の中には、ケトン体値をいかに上げるかという事に執心している人も多いと思います。

しかし私はケトン体の数値そのものよりも、「ケトン体が細胞・組織で有効利用されているかどうか」の方が重要だと考えます。

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糖質制限推進派医師こそが立ち向かうべき課題

先日、とある糖質制限実践者との交流で、

素朴かつ芯をつく質問をされてドキッとする事がありました。

「医療関係者の方は糖質、タンパク質、脂質それぞれを摂ったらどのくらいインスリンが出るかって認識しているものなのですか?」

インスリンの値は血糖と違って簡易測定器なるものはありませんから、基本的には病院での採血でないと測定できません。

また保険の問題もあり何度も採血する事は一般的ではありませんから、医療機関で食後インスリン動態を把握する機会があるとすれば私の知る限り、未診断の糖尿病の診断目的で行う75gOGTT試験の時くらいだと思います。

この試験は75gの糖質が含まれるブドウ糖入り炭酸水を飲んでもらい、摂取前、30分後、60分後、120分後に採血をして血糖値の推移を確認するというものです。

2時間値で血糖200mg/dL以上が確認されたら「糖尿病型」と判定され、2回糖尿病型と判定されたら糖尿病と確定診断されます。

この75gOGTT試験で採血する際に血糖と一緒にインスリンを測定することがあるのです。

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高血圧をもたらす真の原因

今日は高血圧治療について自分なりに考えてみます。

まず、そもそも血圧はなぜ上がるのでしょうか。

もともと人体には様々な血圧を上げるためのシステムが備わっています。

例えばストレスがかかり交感神経が活性化されると、交感神経末端や副腎などからドーパミン、ノルアドレナリン、アドレナリンといったカテコールアミンと総称される物質が分泌されます。

カテコールアミンは直接的に心臓に作用して心臓の拍出を強めたり、身体の末端の血管を収縮させたりして中心部分の血圧を上げたりします。

またカテコールアミンは腎臓に作用してレニンという昇圧物質の分泌を刺激し、それが様々な昇圧作用を持つホルモンと連携して全体として血圧が上昇する方向へも働きかけます

これだけ様々な昇圧システムが張り巡らされているという事は、血圧が上がることそのものは人体にとって必要な機能だと考える事ができます。

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なぜ甘みは食欲を掻き立てるか

休日のある日、しゃぶしゃぶとお寿司が定額食べ放題のチェーン店に行きました。

私は糖質制限実践者ですから、当然ながら寿司は食べずにしゃぶしゃぶばかりを食べるのですが、

野菜もバイキング形式で好きなだけ食べることができますし、料金も2000円程度とリーズナブルで全体的に満足するお店でした。

100分の時間制限で相当お腹を空かせた状態で思いっきり食べるつもりで入店したのですが、

40分くらいで満腹感を感じたため、60分残して終了となりました。

その後、たまには気分転換に大型ショッピングモールへと行ってみることにしました。

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プロフィール

たがしゅう

Author:たがしゅう
漢方好きの神経内科医です。
糖質制限で10か月で30㎏の減量に成功しました。
糖質制限を通じて世界の見え方が変わりました。
今「自分で考える力」が強く求められています。
私にできることを少しずつでも進めていきたいと思います。

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