サイアミディン

夫婦関係も主体的であるべき

夫婦関係の在り方は千差万別と聞きます。

互いに死ぬまで愛し合える関係が理想と思いきや、

哲学者のサルトルとボーヴォワールのように事実婚でビジネスパートナーのような関係が大きな生きがいを与える場合もあります。

傍からみれば愛し合っていないように見えても、それでも別れずに支え合える他人にはわからない絶妙なバランスというようなものもあるのでしょうし、

女性は男性の後を三歩下がってついていくというような昔ながらの価値観も、当人どうしが納得していれば安定を産み出します。

ところが世の中には夫婦関係そのものがストレス源を産み出し、様々なストレス病を引き起こしているような状況もあると思います。

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運動が嫌いなら運動しなくてよい

よく食事で改善しない身体のトラブルは運動が足りないからだというアドバイスを耳にします。

過度な運動は酸化ストレス源にもなるので、一概に運動をすることがよいとは言えないという反論もあると思いますが、一旦その反論は置いておいて、

ここではいわゆる適量の運動、具体的には軽く汗ばむ程度のウォーキングやスクワットといった類の運動、について冒頭のアドバイスはどうかということについて考えてみたいと思います。

運動は基本的にエネルギー需要を高めますので、なるほど確かに運動をすれば、滞った代謝をスムーズに駆動することにつながりそうですし、

なかなかやせないという人は脂質をエネルギー基質として利用する代謝が高まり、結果的にやせる方向へ促されることも理論的に正しいでしょう。

しかし問題は運動を心地よいと思っているかどうかです。

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尿酸を上げる薬がない理由

尿酸が高いと痛風になりやすいとまことしやかに言われ、

そういう状況の時には大抵の場合、通常の医療では尿酸を下げる薬が処方される事と思います。

しかし尿酸が高いこと自体はあくまでも痛風発作の必要条件であり、十分条件ではないというのが私の考えだという事は以前も述べました

そんな中ふと思ったのですが、尿酸を下げる薬はあれど、尿酸を上げる薬はありません。

そう言えばコレステロールを下げる薬はあれど、コレステロールを上げる薬もありません。

一方で血糖値を下げる薬はあって、血糖値を上げる薬は・・・あります。薬剤性高血糖を起こすとされる薬がそれに該当します。

しかしそれらは直接血糖値を上げているというより、間接的に上げているという方が適切ではないかと思います。

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向精神薬は患者を救っていない

小保方晴子日記から学んだ話を続けます。

この日記で医師目線で気付くもう一つのポイントは、

精神科での向精神薬使用の実録日記でもあるということです。

ただでさえ苦しい精神状況に追い込まれているというのに、そこにさらに薬の副作用にもさいなまれていく小保方さんの様子が克明に記されています。

これを読んでいると結局精神医療がもたらしたのは何だったのだろうかと考えさせられます。

逃げ場のない小保方さんの受け皿となってくれて安心感を与えたことは確かだと思いますが、その提供される精神医療によって彼女が回復への道へ進むことができたかに関しては甚だ疑問です。

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できない理由よりできるための方策

何か新しいことを始めようという時に必ずと言っていいほど現れるのが抵抗勢力です。

このことは糖質制限に限りません。新しい提案をすれば必ずと言っていいほど反対意見が出てくるものです。

そうした議論を持ちかけた時、抵抗勢力は見事なまでに「それができない理由」をスラスラと述べられます。

「人が足りないから」「お金がかかるから」「トラブルがあった時に困るから」「慣れている人がいないから」などなど、

人はできない理由はものの見事に躊躇なくいくらでも作り上げることができるものです。

しかし、新しいことを始めようという状況で、できない理由を挙げ出してもキリがありません。

そもそもスムーズにできるようなことが新しいことになりえるはずもないのです。

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人類の代謝は脂質代謝メインか

糖質制限開始により体調が悪くなり、それが糖質摂取により軽快するという方が

やせ型の女性を中心に認められるという話を時々聞くことがあります。

女性には独特のストレスがあり、男性に比べて筋肉量が少なく月経で男性以上に鉄分が欠乏しやすくさらにストレスに対抗しにくくなる状況が関係していると私は考えていますが、

一方で、胎児はおしなべて高ケトン血症を呈しています。

ヒトは地球上の生命の歴史の中で、酸素が存在しない太古の時代に単細胞生物として糖代謝だけを利用していた時代から、

約30億年前、シアノバクテリアが酸素を作り、好気性代謝が使えるようになり、

約21億年前の細胞内寄生体であるα-プロテオバクテリウムとの合体を契機としてミトコンドリアが生み出され、

その先のはてしなく長い年月の先に、ミトコンドリアをフル活用して効率的なエネルギーを生み出す脂質代謝を基本システムとして利用する代謝経路を発達させてきたのではないかと私は考えています。

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運動習慣に見合った筋力がつく

私の中での健康を維持するための二大原則は、

糖質制限+ストレスマネジメントですが、

そこに運動も入れてはどうかという御意見を時々頂くことがあります。

確かに運動は健康を維持するために考慮すべき大きな要素の一つだとは思います。

しかし私の中で運動は、糖質制限とストレスマネジメントに比べて何か違うという違和感があったため、いまいちその御意見を採用し切れずにいました。

最近熟考を重ね、その違和感の正体が少しわかってきたように思います。

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無意識の間欠的糖質刺激の落とし穴

先日取り上げた週刊新潮での糖質制限批判記事での日比野佐和子先生のコメントについて、

もう少し詳しい内容が知りたいと思っていたところ、日比野先生が自身のダイエット遍歴について語っている本を出版されていましたので、

早速購入して詳細を確かめてみることにしました。

39種類のダイエットに失敗した46歳のデブな女医はなぜ1年間で15kg痩せられたのか? 単行本(ソフトカバー) – 2017/5/25
日比野 佐和子 (著)


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尿酸が低くても痛風発作をきたす理由

先日の尿酸値低めで痛風発作をきたした患者さん

LDH(乳酸デヒドロゲナーゼ)が低いことと関係があるかもしれないという私の見解についてもう少し詳しく述べてみたいと思います。

LDHという血液検査項目は一般的には細胞破壊を反映する項目と考えられています。

外力や炎症などの理由で細胞が破壊された時に血液中に放出される酵素で逸脱酵素と呼ばれます。

LDHは心臓、肝臓、骨格筋、腎臓など全身の様々な細胞に分布しています。

LDH単独で上昇する場合、身体の中のどこで問題が起こっているのか推定するのは難しいのですが、

例えば一緒に肝臓だけに分布するASTという逸脱酵素が一緒に上昇していれば、肝炎などの存在が示唆されます。

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仕事のストレスは良いのか、悪いのか

とあるやせ体質の方から興味深いお話を聞かせて頂きました。

その方のお父さんのお話なのですが、その方と同様にやせ体質であったお父さんは、

定年前の仕事をしている時代、太っている姿を目にした事は一度もないというほどスマートな体つきであったそうです。

ところがそのお父さんが定年後仕事をやめて自宅でゆっくりとした生活をするようになってから太り始めたということです。

やせ体質の方が太るということですから、太ったとしておそらく10kg前後のレベルだと想像されますが、

問題は仕事をしている時にはやせていて、仕事をやめた途端に太ったという事実がなぜ起こったかということです。

普通に考えれば仕事をやめて時間のゆとりができて、食べる内容や量が変わったという事が考えられますが、

はたしてそれだけの話でしょうか。

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プロフィール

たがしゅう

Author:たがしゅう
本名:田頭秀悟(たがしら しゅうご)
漢方好きの神経内科医です。
南鹿児島さくら病院にいます。
糖質制限で10か月で30㎏の減量に成功しました。
糖質制限を通じて世界の見え方が変わりました。
今「自分で考える力」が強く求められています。
私にできることを少しずつでも進めていきたいと思います。

南鹿児島さくら病院では職員を随時募集中です。
詳しくはホームページhttp://www.nissyoukai.or.jp/
を御覧になって下さい。
見学申し込みもお気軽にどうぞ。

※当ブログ内で紹介する症例は事実を元にしたフィクションです。

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