サイアミディン

「脂肪がよくない」を疑う

太っている人にしてみれば、

自分のお腹の周りには脂肪がたっぷりとついている状況があります。

その状況下で、専門家に「肥満の原因は脂肪分のとりすぎです」などと言われれば、

感覚的にはその通りで、そう言われたらぐうの音も出ないと一般的な肥満の人は思っているのではないかと思います。

しかしここでも事実を見て、解釈を疑うという姿勢が重要です。

肥満人のお腹の周りについているのは間違いなく脂肪です。それは紛れもない事実です。

けれどだからといって脂肪の取りすぎはよくないと結論づけるのははたして正しい解釈でしょうか。

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字は本質を現す

それまで電子カルテへの打ち込みが主体だった生活から、

手書きカルテ主体の生活に変わって1ヶ月半程経ちました。

字は体を表す」という言葉がありますが、私の字はどうもせっかちさが出てしまいます。

速く書こうとして字の形が崩れてしまうのです。一方で次の患者さんの診療待ち時間を少しでも減らすために速さはどうしても求められます。

しかし一方で速く仕事を終わらせようとする自分のあさましさも文字に現れてしまっているような気がします。

私は小さな頃習字を少しばかり習っていた事があるので、それでもゆっくり書けば多少なりとも見栄えの良い字は書く事ができますが、

せっかく習った書道の技術も、自分の心が乱れていれば存分には発揮されないという事を感じます。

そんな中、一般的に女性の書く字は綺麗である事が多いように感じます。

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適切に休む必要性

連休最終日ですね。皆様いかがお過ごしでしょうか。

さていきなりですが、私は休みというものの使い方があまり上手ではありません。

いつも休みになると、それまで貯めていた仕事や掃除、読みたかった本を読む、などの事を一気にやってしまおうと意気込むまではいいのですが、

誰の監視の目も行き届いていない状況だとどうもそれらの事が後回しになってしまい、まあまだ時間に余裕はあるし、最悪できなくてもそこまで困らないからまあいいかと、

結局、一日中ダラダラ過ごしてしまい、休みが終わった時に有意義な事は何一つできなかったと後悔するというパターンを何度も繰り返しています。

なぜ後悔することがわかっているのに、何度も同じことを繰り返してしまうのか自分でも不思議です。

それならばいっそのこと休みなどない方が良いのではないかという考えが一瞬頭をよぎります。

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断続的に人為を加える

自然が生み出した構造の複雑さには目を見張るものがあります。

漢方を学んでいると私はつくづくその事を痛感するのです。

複雑な自然界を私達は自分達の頭の中でなんとか理解しようと様々な手法を用いますが、

そうした努力をしても、それでも私達の理解を優に超えている存在だと私は思うのです。

傷の湿潤療法に関してみても、一番すごいのは傷ができた時にそれを修復するように働きかける人体のメカニズムです。

直ちに止血機構が働き、新規の細胞分裂が開始され、その環境を整える滲出液が分泌されるという、

人間の科学がいくら発達したといえ、人間が作り出した物質が傷を治すという試みにはことごとく失敗しています。それが故に消毒も外用剤も使わない湿潤療法はもっとも早く綺麗に治るわけです。

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見えない努力もいつか伝わる

「縁の下の力持ち」という言葉があります。

華々しく活躍している人がいる一方で、見えない所で頑張っている人というのはどの世界にもいるものです。

一番わかりやすいのはサンタクロースです。

幼い頃はプレゼントをくれるサンタクロースに皆多かれ少なかれ夢中になっている部分があったと思いますが、

その陰で実は頑張っていてくれたのは多くの場合、自分の両親だったのではないでしょうか。

私は小規模病院に勤めるようになってから一つ感じた事があります。

それは大学病院などの大きな病院にいるとあまり気が付かないことです。

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人に伝わりやすい話し方

先日入院中の特定の患者さんに対して、

担当の医師、看護師、リハビリ療法士、栄養士、メディカルソーシャルワーカーが一同に介して、

患者さんの現状を報告し合い、問題点や今後の方針について検討するカンファレンスに参加しました。

その時は院長先生のとある患者さんについてのカンファレンスで、私はオブザーバーとして参加していました。

各スタッフがメモを見ながら話される内容には詳しい情報がたくさん含まれているのですが、

初めて聞くせいもあってなのか、どうも内容が頭に入ってきにくい印象を持ちました。

ところが最後に院長先生が病状の報告を説明する際は、それまでとは一転してすっと頭に入ってきました。

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ケトン体利用の効率化と環境適応

先日、ケトン体簡易測定器を持っている糖質制限実践者の方に、

私の血糖値とケトン体の値を測定して頂く機会がありました。

測定するのも無料ではないというのに、快く測定して頂いた事を大変有難く思いました。

最近の私はほぼ1日1食の状態で過ごしていることが多いという事もあって、

20時間くらい絶食している状態で測定に臨む状況でした。

まあまあケトン体は上がっているだろうと踏んでいたのですが、

実際に測定してみると、血糖値は83mg/dL、ケトン体は0.4mM(400μmol/L)という数値でした。

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自分の食事の癖を把握する

糖質制限を指導するときに患者さんからよく聞かれる言葉の一つに、

そんなこと(糖質制限)したら食べるものがなくなってしまう」というものがあります。

しかしそれはその患者さんが普段の食生活をいかに糖質(炭水化物)に依存しているかということの裏返しであり、

実際は肉、魚、卵、豆類、豆腐、芋や根菜を除く野菜、きのこ類、チーズ、ナッツ類など、食べられるものは実にたくさんあるのです。

ここまでは患者さん指導で広く伝えることなのですが、

本日はそこから先のadvancedな内容について考えてみたいと思います。

糖質ゼロに近づけるためのより質の高い糖質制限を目指す場合は確かに食べるものが限られてきます。

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意図的か否かでは雲泥の差

糖質制限を広める事を難しくしているものに抵抗勢力と呼ばれる存在があります。

一言で言えば既得権益を持つ集団、糖質制限が広まることで今まで持つ利益を失う事になる集団です。

例えば一部の食品メーカーとか製薬会社とか糖尿病学会などです。

糖質制限が広まらないのはそうした団体らの陰謀だとする考え方がありますが、私は必ずしもそうとは思いません。

糖質制限を広めさせないように行動を起こしているというよりは、自らの利益を追求した結果、結果的に糖質制限を広めさせないような行動をとってしまっているという方が正確だと思います。

同じことじゃないかと思われるかもしれませんが違います。意図的なのとそうでないのとでは全然違うと思います。

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人間の基本的な働きを忘れない

今働いている病院のカルテは昔ながらの紙カルテです。

もしかしたら今若手の医師達で電子カルテしか経験したことがないという人も珍しくないかもしれませんが、

私は幸いにも紙カルテも電子カルテも両方をそれなりに経験している医師です。ただ紙カルテを扱うのは随分久しぶりでした。

久しぶりに紙カルテに文章を書いていると、普段自分がいかに文章を書くという作業から離れていたかという事を痛感させられます。

また、もともと綺麗な字ではないですが、より一層自分の字が汚くなったようにも思えました。

やはり普段使わない機能は廃れていくというのが世の常なのだと思います。

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プロフィール

たがしゅう

Author:たがしゅう
漢方好きの神経内科医です。
糖質制限で10か月で30㎏の減量に成功しました。
糖質制限を通じて世界の見え方が変わりました。
今「自分で考える力」が強く求められています。
私にできることを少しずつでも進めていきたいと思います。

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