FC2ブログ
サイアミディン

感動は身近なところに

お盆休みを1週間ほどもらい実家に帰っておりました。

今や実家とは随分離れたところで生活するようになりましたので、

それまでは実家での生活が日常であったはずなのに、実家に帰ることが非日常となってしまいました。

それにしてもこういう非日常状態の時というのは、

普段はしない行動をしたり、普段であれば絶対に買わないであろうものを買ったりしてしまいます。

旅行で観光地に行った時にお土産屋さんでついつい何か買ってしまうような行動というのは、

旅行者心理をうまくついているように私には思えます。

続きを読む»

複雑を単純化する

先日書いた「情報の伝達性」についてさらに考察を深めます。

糖質制限について複雑な有機化合物名や難解な生化学的、細胞生物学的な専門用語が飛び交う議論を時々傍観することがあります。

私も学力ギリギリではありますが、奇しくも医学部を卒業した身なので、非医療従事者に比べればある程度用語は理解して議論の内容に多少なりともついていっているつもりではありますが、

ふと立ち止まって俯瞰でみた時にそれらの主張、おしなべて「わかりにくい」のです。

そこまで細かな理論にまで手を染めなければ糖質制限の妥当性は判断できないのでしょうか。

それだと判断のための情報源はごく限られた知識人にしか伝えることができず、

知識の乏しい人はそうした知識人の判断に従うか否かという選択をするしかないことになってしまいます。

続きを読む»

既存の文化的価値観と情報の伝達性

鹿児島県霧島市隼人町という町に「嘉例川(かれいがわ)駅」という無人駅があります。

1903年に営業を開始したこちらの駅は当初有人駅で昔は大層賑わっていたこともあったそうですが、

時代の流れの中で1984年に無人化される運びとなったとのことです。

しかし2003年、開駅100周年を記念して、元駅員さん達が有志で企画した記念祝賀会が大盛況となり、

それをきっかけに観光名所となり、特急列車「はやとの風」が停まるようになり鉄道ファンを中心に注目を集めるようになった歴史があるそうです。

その嘉例川駅に土日・祝日だけ営業をしているお弁当屋さんが出す駅弁がおいしいと友人から聞き、行ってみたことがあります。

続きを読む»

「自分にできること」を明確にする

コミュニケーションは何をするにも重要であることは言うまでもありませんが、

自分が何かをしてほしいという場合には、逆に相手がしてほしいことを自分から積極的に行うことが基本であるように私は思います。

いわゆる「ギブ&テイク」の関係です。

一方的な要求が通るほど世の中は甘くありません。それは自分が逆の立場になって考えてみた時に容易に理解できるのではないかと思います。

それを、見返りを求めずに「ギブ&ギブ」の精神で何事も望むことが、結局は一番大きな見返りを得ることにつながるというのはアドラー心理学から学んだ姿勢ですが、

ここには一つ大きな落とし穴があることに気がつきます。

続きを読む»

全てを自分事として考えられるか

突然ですが、皆さんは死後の世界を信じますか。

ヒトも含め全ての動物、生きとし生けるものは全て複雑有機化合物の集合体が化学反応を連続して起こしているに過ぎず、

科学的な思考の強い人ほど死後の世界など存在しないと考える傾向が強いのではないかと思います。

私もどちらかと言えば、そちら側に傾いている人間で、人はきっと死んで灰になるだけなのだろうという気持ちの方が強いです。

しかし絶対にないとは言い切れないという気持ちもどこかで残している部分があります。

そんな結論の出しようのない話を考えたって仕方がないではないかと思われるかもしれません。

けれどそのスタンスがどちらであるかによって、今自分が生きているこの世界での振る舞いは変わってくるように私は思います。

続きを読む»

想像力は人生のスパイス

想像力を働かせて論文を読むべきという私見を記事にしましたが、

診療においても私はかねてから想像力を働かせて当たるべきだと考えており、

目に見えないことをいかに想像し考慮に入れることができるかどうかが良い医療とそうでない医療の分かれ道と言っても過言ではないくらい想像力は重要だと私は思っています。

具体的に言えば、この人は普段どのような生活を送り、食生活はどのようになっているのか、

頭痛やめまいを訴えているけれども頸椎の並びはどうなっているだろうか交感神経過緊張になるようなストレスフルな生活を送っているのではないだろうか、などのことを想像できるかどうかです。

場合によっては、本人さえ気づいていないことにまで想像力を働かせるべき場面さえあると思っています。

続きを読む»

脳梗塞や心筋梗塞の真の予防法

西洋医学ベースの現代医療で脳梗塞、心筋梗塞に対する救命救急医療は飛躍的に進歩し、

特にカテーテル治療の技術や機器の進歩により、今までは助けられなかった命を助けられる事も増えてきました。

しかしその一方で、再発予防の治療戦略はアスピリンなどの抗血小板薬とそれに伴う潰瘍予防にPPIなどの胃酸分泌抑制薬をセットで死ぬまで飲み続けることを勧めるのがなかば常識化してしまっています。

それがいかにリスクがあり正常の細胞機能を衰えさせる治療であるかということについては以前記した通りです。

西洋医学は超急性期医療に対しては優秀ですが、慢性期医療に対しては総じてお粗末な印象を私は持っています。

しかもそのお粗末な治療方針がエビデンスという見えない鎖で強固に固定されているイメージさえ持ちます。

では本日は脳梗塞や心筋梗塞の再発予防は現実的にどう行っていくべきなのかについての私見を述べたいと思います。

続きを読む»

自主的な行動の落とし穴

ポリファーマシー問題にもつながる話ですが、

御高齢の患者さんを中心に、かかりつけの病院・クリニックが複数あるという方はかなり高頻度でお見受けします。

高血圧や糖尿病の薬はA内科医院に、整形外科の骨粗鬆症の薬や痛み止めはB整形外科医院に、皮膚のトラブルはC皮膚科医院へ、

そして半年に1回の脳動脈瘤の検査はD総合病院へ定期的に受診しているといった具合です。

このようにかかりつけ医が複数存在すると、それぞれでそれなりの量の薬剤が処方されてしまうため、必然的に多剤内服状態になってしまいます。

さて、こうした患者さんの行動は自主的ではあるかもしれませんが、主体的ではないと私は考えています。

続きを読む»

糖質摂取に適応するのは至難の業

もしも未精製で自然の構造を保った糖質を摂取すると調子が良くなるという人の理由が、

糖を利用し残りの薬理活性物質を宿主に与えることができる腸内細菌を宿しているということになるのだとすれば、

こういう人は糖質摂取によりメリットがあると同時に、

ストレスに対して非常に弱い消化管を持っている可能性があります。

なぜならば上述のメカニズムが過敏性腸症候群に対する治療薬としての漢方に応用されているからです。

言い換えれば糖質を定期的に摂取して自分の腸内細菌を維持しなければ、ストレスに伴う腹痛、下痢、便秘など支障をきたしてしまうということです。

続きを読む»

低栄養の背景にオートファジー抑制あり

栄養状態が悪いと薬の副作用が出やすいというお話をしました。

その理由は薬を代謝分解する酵素がタンパク質であり、タンパク質が不足した低栄養状態においては、

薬を適切に分解・代謝し排泄することができなくなってしまうからです。

そう考えると、とにかくタンパク質を摂取することが何より重要なことであって、

タンパク源となる肉、魚、卵、大豆といった食品を積極的に摂りましょう、あるいはサプリメントでプロテインを補いましょうという話になりがちですが、

忘れてはならないのはオートファジー、すなわちタンパク質のリサイクルシステムです。

続きを読む»

プロフィール

たがしゅう

Author:たがしゅう
本名:田頭秀悟(たがしら しゅうご)
漢方好きの神経内科医です。
南鹿児島さくら病院にいます。
糖質制限で10か月で30㎏の減量に成功しました。
糖質制限を通じて世界の見え方が変わりました。
今「自分で考える力」が強く求められています。
私にできることを少しずつでも進めていきたいと思います。

南鹿児島さくら病院では職員を随時募集中です。
詳しくはホームページhttp://www.nissyoukai.or.jp/
を御覧になって下さい。
見学申し込みもお気軽にどうぞ。

※当ブログ内で紹介する症例は事実を元にしたフィクションです。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
これまでの訪問者数
FC2アフィリエイト
メールフォーム
フリーエリア
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR