サイアミディン

スタチンで横紋筋融解症が起こる理由

引き続きスタチンについて考えます

スタチンの副作用として有名なものに「横紋筋融解症」というものがあります.

これは通常,外傷や脱水,薬剤などの何らかの要因によって,

筋肉の中の横紋筋細胞が融解し,細胞内の成分が血中に流出するという病気で,

症状としては筋肉痛が出る事が一般的ですが,

ひどい場合は血液へ漏れた成分が多すぎて腎血流を悪くしてしまい,

乏尿、浮腫、呼吸困難、高K血症、アシドーシスなどの危機的な状況になる事があります.

この「横紋筋融解症」,なぜスタチンによって起こるのかというメカニズムについて,

はっきりした事はまだわかっていません.

今日はこの事について考えてみたいと思います.

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スタチンが糖尿病リスクを高める理由

コレステロールを下げる薬として,

最も世の中に普及している薬として「スタチン」と呼ばれる薬があります.

実は世界で最も売れている薬がこの「スタチン」であり,多くの人がこの薬を飲んでいることでしょう.

近頃,このスタチンが糖尿病のリスクを上げるという研究結果が,有名医学雑誌に続々と発表されてきています.

『高用量スタチンは中等量スタチンに比べて糖尿病発症リスクを増大。』
Preiss D, et al. Risk of incident diabetes with intensive-dose compared with moderate-dose statin therapy: a meta-analysis. JAMA. 2011; 305: 2556-64.


『高強度スタチンは糖尿病リスク上昇に関連』
Dormuth CR, et al. Higher potency statins and the risk of new diabetes: multicentre, observational study of administrative databases. BMJ. 2014 May 29;348:g3244. doi: 10.1136/bmj.g3244.


しかしながら,その理由については,私が調べる限りでは,あまり言及されていません.

そこで,今回は「なぜスタチンが糖尿病リスクを高めるか」について

自分で考えてみることにしました.

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世にも恐ろしい「曲解」

昨日に引き続き、以下の書籍への反論を続けます。

世にも恐ろしい「糖質制限食ダイエット」
(講談社+α新書 134-7B) [新書]
幕内 秀夫


『過去の糖質制限ダイエットは一過性のブームで終わっており、しかも提唱者の死因とダイエットとの因果関係が否定できない』

という主張の根拠として、

著者は「世にも美しいダイエット」の事を紹介しています。



それではまずは、どのような事が書かれているのか、見てみましょう。

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憶測を論拠にしてはいけない

以前の記事に引き続き、

今回も以下の書籍の記載についての反論を書きます。

世にも恐ろしい「糖質制限食ダイエット」
(講談社+α新書 134-7B) [新書]
幕内 秀夫


今回取り上げるこの本での著者の主張は、

『過去の糖質制限ダイエットは一過性のブームで終わっており、しかも提唱者の死因とダイエットとの因果関係が否定できない』

というものです。

具体的には、「アトキンス・ダイエット」と「世にも美しいダイエット」の例が取り上げられています。

どういう事が書かれているか、まずは「アトキンス・ダイエット」に関する文章の方から見ていきましょう。

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やせ体質の人の断食の意義

ゆりママ さんより以下の御質問を頂きました.

『私の場合は少し食べる量を減らすとすぐやつれてしまいます。

今も糖質制限しながら体重を、増やすことを意識しているのでなかなか量を減らせません。

しかし先生のおっしゃるように、食べることはリスクも伴うと思うので、少食で体重や健康が維持できたら理想です。

少食は、痩せている人や体重を増やしたい人には向かないのでしょうか? 』


この質問に対する私の考えは、実体験を伴わないのであくまで仮説になりますが、

食べていてもやせてしまうという人は、

消化吸収をつかさどる消化管の機能に何らかの故障があるようなものではないかと思っています。

その故障の正体が何であるかはわかりません.

しかし,故障が何であれ,人間の身体にはそれを自ら治そうとするシステムがいろいろと備わっていると思います。

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全く別の視点から考える

神経内科の領域において,

難病である神経変性疾患の病態解明と治療法の確立は最重要課題であり

世界中の研究者がこの難題に立ち向かっています.

様々なアプローチが試みられている中で,

中には斬新な発想の研究者もおられます.

今回は難病中の難病,筋委縮性側索硬化症についてのある一つの論文を紹介し,

そこから私が考えた事について記事にしたいと思います.

桑原聡、佐藤泰憲.「人差し指が短いのは筋委縮性側索硬化症の発症リスクである」
BRAIN and NERVE 65(12) : 1542-1543, 2013

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「食べる」についての再考

今日は「食べる」という行為について,

少し大きな視点でとらえてみたいと思います.

先日のビッグヒストリーの記事でみたように,

ヒトの生命活動を化学反応の連続ととららえるならば,

その化学反応を理想的な状態に保つための条件として重要な事は,3つありました.

1.適度なエネルギー
2.様々な化学物質
3.水などの液体


これを保つために,ヒトという生物がとった戦略の一つが「食べる」という行為です.

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イメージが先行する糖質制限批判

また一つ,糖質制限を大きく批判する書籍が世に出ました.

世にも恐ろしい「糖質制限食ダイエット」
(講談社+α新書 134-7B) [新書]
幕内 秀夫


幕内秀夫氏は管理栄養士で,粗食や伝統的な和食を中心とした栄養指導を約30年間,様々な医療機関で実践されてきた経験を持っているという方です.

この本の内容について,患者さんに尋ねられる可能性もありますので,

糖質制限推進派の医師としては,目を通しておく必要があり,購入して読んでみました.

真に科学的に正しい論理には隙がありませんので,

もしも糖質制限が正当であれば,いかなる批判にも反論できるはずです.

今回も糖質制限への自分の理解を深めるために,この本の内容を吟味しておきたいと思います.

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大きな視点で見つめ直す

先日紹介したNHK教育のスーパープレゼンテーションという番組で,

次に私が見たのは「18分でたどるビッグヒストリー」というタイトルのプレゼンテーションでした.

プレゼンされたのは,デビッド・クリスチャン氏.オーストラリア,マッコーリー大学の歴史学者です.

人類の歴史を理解するためには,宇宙の起源から現在の人類に至るまでの歴史,すなわち『ビッグヒストリー(宇宙の歴史)』を知る必要があり,そこから学ぶことが多くある,というのがデビッド氏の主張です.

そしてその壮大なビッグヒストリーを,綺麗なスライドとメリハリのあるプレゼンで,わずか18分というコンパクトなサイズにまとめわかりやすく説明しているというのがデビッド氏のすごいところです.

確かに,「木を見て,森を見ず」ではないですが,ある事象を少し大きな視点でとらえ直してみるという事によって,

新たな見解が見えてくるという事があると思います.

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受け身に慣れた患者達

食事療法と薬物療法の最大の違いは,

能動的か受動的かということだと思います.

食事療法を行う場合,最初の指導は他者からあったりはするものの,

最終的には自分で理論を理解して能動的に実践するという事が必要になります.

しかしながら,薬物療法の場合は,基本的に医師から受けた処方箋の通りの内容を,

言われた通りにただ飲むだけで,あまり自分の考える余地はありません.

そして私が医師をしていて頻繁に聞く患者さんの言葉に,

「先生にお任せします」というものがあります.

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便秘薬の弊害

私は糖質制限を始める以前も以後も、

便秘というものに悩まされた事は一度もありません。

ただ下痢の方は幾度か経験があります。

下痢も高じれば脱水やミネラル不足に陥る厄介な病態となりますが、

私の場合はほとんどが一時的なもので、下痢のせいで病院へ行こうという事にはなったことがありません。

腸内細菌が強いのかどうなのかはよくわかりませんが、

経験的にみて、便の状態はある程度「健康状態を示すバロメータ」にもなっているように思えます。

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脂肪を減らして太るという事実

重症筋無力症という神経難病があります。

「重症」という枕詞がついていますが、いわゆる「病状が重い」という意味ではなく、実は「重力の性質を持った」という意味なので、

軽症の重症筋無力症もあれば、本当に「重症」の重症筋無力症もあるので、誤解を生みやすい病名です。

これは簡単に言うと、筋肉を動かすための「神経」と、動かされる「筋肉」の間(これを医学的には神経筋接合部と言います。)に不具合を生じて、筋力が低下してくる病気です。

その原因が「アセチルコリン受容体抗体」という自己抗体だという事までわかっていますが、

なぜそんな自己抗体が作られてしまうのか、ということまではわかっていないので、

現時点でこの病気を根治させる方法はまだ見つかっていません。

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やせていれば良いというものでもない

これまでさまざまなダイエットに興味は持ってきたものの,

どれもうまくやせないし,続かないという中で,

糖質制限での減量効果は圧倒的でした.

すぐに効果が出るし,継続するのも難しくありません.

だから,糖質を減らす事が,すべての人に共通する減量のための共通原理だと私は考えています.

しかし世の中には糖質制限以外のダイエットもいろいろありますし,

糖質制限を否定していても実際やせているという人も確かにいらっしゃいます.

これは一体どういうことなのでしょうか.

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栄養士よ,今こそ立ち上がれ

糖質制限の理論を知ってというものの,

人の健康を考える上で栄養というものが極めて大事だということをひしひしと感じています.

その専門家である栄養士の果たす役割もまた極めて大きいです.

医師よりも高い地位が与えられてしかるべきとさえ感じます.

しかしその栄養士の大半がこぞって糖質制限を批判しているというのが,悲しいかな今の現状なのです.

そして,先日紹介した糖質制限批判雑誌においても栄養士が参加しています.

ゆほびか 2014年 07月号 [雑誌]
大学教授が10kg減!ご飯・パン・パスタもOK!
糖質を食べてもこうすればやせる
20年の追跡調査で判明!「糖質を食べたほうが長生き」

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アレルギーの原因は糖質にあり

今月の日本医師会雑誌の特集テーマは,

「食物アレルギーupdate」でした.

アレルギー学は学んでいると,すごく複雑で,

なかなか理解しきれていない部分があります.

ただ,アレルギー学が完全に理解できていなくても,

アレルギーを取り巻く状況については把握する事ができます.

この「食物アレルギー」も近年どんどん増え続けている病気の一つなのです.

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指導と経営の間のジレンマ

昨日は、とある神経内科医のクリニックの、

先生が不在になるとの事で、ピンチヒッターとして、

その診療を代行する仕事をしていました。

小さな病院で働いた事は今までにもありますが、

クリニックでの診療経験は今回がはじめてです。

私も開業というスタイルには自由度があってあこがれを抱くので、

今回の経験を糧に将来の参考にしようと思い臨んだのですが、

これがまたものすごく忙しいのです。

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強引な論理展開に気付かない

本日も以下の雑誌の糖質制限批判について考えます.

ゆほびか 2014年 07月号 [雑誌]
大学教授が10kg減!ご飯・パン・パスタもOK!
糖質を食べてもこうすればやせる
20年の追跡調査で判明!「糖質を食べたほうが長生き」


次に糖質制限批判をしているのは,

島原病院肥満・糖尿病センター長・京都府立医科大学客員教授の吉田俊秀先生です.

(以下,引用)

【厳しい糖質制限はかえって逆効果】

私は30年前,京都で肥満外来を立ち上げてから,これまで5000人以上に肥満治療を行ってきました.

その中には,ひざや股関節の手術をするために,短期間で体重を大幅に落とさなければならない人もいます.

そのような切羽詰まった人には,短期間,お菓子はもちろん,パンやご飯,麺類,イモ類などの糖質(炭水化物)を一切とらないよう指導することがあります.

こうした糖質制限を行うと,50人いれば48人は減量に成功します.糖質制限食には,それほど高い効果があるのです.

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学歴なんて関係ない

昨日に引き続き,糖質制限批判本への反論を続けます.

ゆほびか 2014年 07月号 [雑誌]
大学教授が10kg減!ご飯・パン・パスタもOK!
糖質を食べてもこうすればやせる
20年の追跡調査で判明!「糖質を食べたほうが長生き」


総じてこの本の中での糖質制限批判は,決めつけ,根拠のない言い切り,非論理的な言い分が多いですね.順に見ていきましょう.

まず,ハーバード大学元准教授,麻布医院院長,高橋弘先生のコメントです.

(以下,引用)

今,糖質を制限する食事がブームになっていますが,当院にも実践する患者さんが時々来院されます.

先日は,糖質制限食を始めて,肝臓病を悪化させた患者さんがいました.

そのかたは,何年か前に非アルコール性脂肪肝炎(ナッシュ)で当院を受診し,かなりよくなったのですが,糖質制限食をしてから,ナッシュが再燃してしまったのです.

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批判的に読む必要性

またまた糖質制限を批判するすごい本が出ていました.

ゆほびか 2014年 07月号 [雑誌]
大学教授が10kg減!ご飯・パン・パスタもOK!
糖質を食べてもこうすればやせる
20年の追跡調査で判明!「糖質を食べたほうが長生き」


女子栄養大学の香川靖雄副学長を始め,

医学部や薬学部の教授,ハーバード大学元准教授,大病院の肥満・糖尿病センター長,管理栄養士など名だたる権威がこぞって糖質制限を批判し,糖質の重要性を説いています.

ここまでのオンパレードだと,何も知らない一般人は容易に騙されてしまいそうですが,

糖質制限の理論を知り,実際の経験があれば,こうした権威の言っている事がいかにおかしい事がということがよくわかります.

本当はこうした本を紹介するのは,「敵に塩を送る」ような思いで癪なのですが,

あまりにもすごい内容だというのと,

それが逆に反面教師となり,いい勉強になると思ったのであえて紹介したいと思います.

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そうする事しかできなかった

糖質制限推進派の医師どうしで交流をしていると、

「たがしゅう先生は大学病院でいろいろあるのでしょうに、糖質制限指導をしていて大変ですね」

と声をかけて頂く事があります。

確かに大学という特殊な環境で自分の意志を貫くのは正直大変な事です。

しかし、私は糖質制限で確実に体調がよくなりました。

ならばどうしてそうなるのかという事に興味を持ち追求するのは医師として当然の流れだと思います。

そして学べば学ぶ程、従来のカロリー制限と糖質制限との差が浮き彫りになっていき、

糖質制限で良くなった自分が、患者さんへカロリー制限を指導するという自己矛盾に耐えられなくなってしまったのです。

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本当に病気を治したいのなら

とある70代の男性に糖質制限の話をしていると、

「卵はよくないって聞くよね」と言われました。

「何でよくないと言われていると思いますか?おそらくコレステロールが高いという話を聞いたことがありますよね。実は…」

と続けて、コレステロールの意義について説明しようとしたところ、

「いや、あんまりコレステロールとか気にしてないけどね」

と返されました。

世間には「卵はコレステロールが多いから1日1個まで」という誤った健康常識が定着しきっていますが、

この方に至っては、その事すら省略され、「卵は悪い」というイメージだけ残ってしまっているのです。

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不安は怪物

ヒトの身体の変化には元に戻せる可逆的変化と,

元に戻せない不可逆的変化とがあります.

糖質制限の開始は早ければ早いほどよいと言いますが.

それは不可逆的変化が起こらないうちに実践することによって,トラブルを可逆的に元に戻すことが可能だからです.

しかし,そのタイミングが遅れれば,糖質制限をしても元に戻らない不可逆的な変化が身体に残り,

それがいわゆる「負の遺産」として蓄積します.

負の遺産というと,神経障害や網膜症,腎症などの合併症のことをイメージしがちですが,

精神面においても負の遺産というものは起こりえると思います.

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糖質過多は真の栄養失調

糖質の害は多岐に渡ります。

血糖値を上げる、太らせるという面がとかく注目されがちですが、

非必須栄養素である糖質は一時的な快楽と引き換えに、万人に何らかの害をもたらします。

そして、太れない人にもたらされる糖質の害は厄介だと感じています。

糖質を取って太る人は理屈から考えれば糖質の取りすぎが悪いと納得してもらいやすいですが、

糖質を取って太らないという人は、まさか糖質が体調不良の原因だとは思わない事が多いからです。

本日はそんな事について考えさせられる症例を紹介します。

白石渉ら.臨床神経2014;54:518-521
『重度貧血の補正によりposterior reversible encephalopathy syndromeを生じ、血圧正常にもかかわらず脳出血を続発、脂溶性ビタミン欠乏症の関与が考えられた1例』

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依存は良いことか,悪いことか

エリスさんよりドーパミンの使い時について御質問を頂きました.

『NHKの「クローズアップ現代」で、覚醒剤や脱法ドラッグのことをやっていました。出演の先生は、やはり脳内報酬系のことを言われていて、

例えば、努力する→入試に合格→よろこぶ→また頑張ろうという活力になる という、自分の頑張ったことが報われてうれしいというハッピーな経験は問題がない。しかし、薬物を使えばその努力もなく、そのハッピーな経験を味わえてしまう。それが危ないといわれていました。

努力もなく、安易な方法でドーパミンを出していたら、その安易な方法に依存してしまうということでしょうか。
例えば、芸能人を見て喜ぶとか、お花がきれいでうれしいとか、お笑いをみて楽しかった、というのはどうなのですか?
そういうのまで依存と言われたら、楽しいことが無くなっちゃいます。

先生の言われる「いざという時しっかりドーパミンに働いてもらう」のいざという時って、どういう時なのですか?』


今日はこの問題について考えてみます.

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まばたきとドーパミン

「糖質摂取は強制的なドーパミン刺激である」

そういう見方をすると、糖質を摂り続ける状況は、

バランスのとれた状況とは言い難いという事がわかります。

そしてドーパミンの担う働きは脳において非常に多岐に渡ります。

今回もまた、とある神経内科の雑誌を読んでいると、興味深い事が書かれていました。



『瞬きから探る脳内情報処理機構
中野珠実
BRAIN and NERVE 66(1):7-14, 2014』

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ドーパミンを使い続けたなれの果て

最近,重症のパーキンソン病の患者さんを,

入院で立て続けに診る機会がありました.

パーキンソン病はドーパミンという神経伝達物質が徐々に減少していく病気ですが,

進行して重症化すると無動傾向が著しくなって,

動けない,しゃべれない,食べれないとまるでロボットの電池が切れたような状態になります.

その状態にドーパミンを補充する薬を使えば再び動ける「オン状態」になりますが,

薬が切れるとまた動けない「オフ状態」になります.そして重症化すると薬を使ってもなかなか「オン状態」になりません.

ドーパミンを放出させるドーパミン神経が神経変性を起こす事がこの病気の本質だと言われていますが,

その神経変性の原因はいろいろ仮説はあれど,完全には解明されていません.

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人為的なストレスを避ける

ストレスは良いものなのか,悪いものなのか.

そういう一義的なとらえ方を止めて,ストレスをもっと広くとらえてみたいと思います.

ストレスというものを良くも悪くも「交感神経を活性化させる刺激となるもの」と広くとらえてみます.

そうすると,疲労,不安,緊張などのネガティブなものだけではなく,

興奮,感動,成功などのポジティブなものも,全て「ストレス」という事になります.

このストレスが加わった状態において,ヒトは何かを成し遂げようとする意志力が弱まってしまうというのが前回の記事でした.

ではこの定義において,食事という行為はストレスとなりうるでしょうか.

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長期的な目標を達成するために

先日,ケリー・マクゴニガル氏のプレゼンテーションに心を奪われて,

彼女に興味を持った私は,別の著書も読んでみる事にしました.



するとまたまた大変勉強になる事柄が書かれていました.

しかもそれは今の自分にとってとても必要なことでした.

本日はその学んだ事を皆さんとシェアしたいと思います.

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必ずしも意味づけしない姿勢

先日,「ストレス反応を身体の活性化ととらえよう」という話をしましたが,

私達は知らず知らずのうちに,自分の価値観という色めがねを通して世の中を見ていると思います.

つまり,その人の価値観によって言葉のとらえ方は変わってきます

ストレスが良いものととらえるか,悪いものととらえるかもその人次第です.

しかしストレスそのものは良いものでも,悪いものでもなく,ただ存在しているものです.

場合よって人体に悪影響を及ぼしたり,活性化させたりという変動はあれど,

それ自体は善でも悪でもないのです.

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「豚皮揚げを食べる会 in Osaka」所感

夏井先生のサイトで案内されていた、

「豚皮揚げを食べる会 in Osaka」へ参加して参りました。

その名の通り、豚の皮を揚げて作ったスナック菓子のような食べ物と、

参加者の皆で持ち寄った差し入れをおつまみに、みんなでお酒やトークを楽しむという楽しげな会でした。

ただ、私にとって普通の飲み会と違っていたのは、

夏井先生以外の参加者とは面識がないというところです。おそらく他の皆さんもそうだったと思います。

だからやっぱり部屋に入る時には緊張しましたが、一度始まるとざっくばらんな交流をする事ができました。

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プロフィール

たがしゅう

Author:たがしゅう
漢方好きの神経内科医です。
糖質制限で10か月で30㎏の減量に成功しました。
糖質制限を通じて世界の見え方が変わりました。
今「自分で考える力」が強く求められています。
私にできることを少しずつでも進めていきたいと思います。

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