サイアミディン

2014年を振り返る

2014年最後の日です。

1月1日から12月31日まで毎日1記事以上ブログを書き続け、

2014年は全部で391の記事を書き上げる事ができました。

思い返せば、自分で言うのもなんですが、よく頑張ってきたものです。

自分でもびっくりするほどいろいろな事柄を糖質制限の視点で考え続けました。

そのおかげで、2013年末の時点ではわからなかった事が、随分わかるようになってきました。

今日は一年の最後に自分がこのブログで歩んできた足跡を振り返ってみようと思います。

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抗ウイルス薬は自分で作っている

エボラ出血熱や新型インフルエンザなど、

感染力の強いウイルス感染症の話題をよく聞くようになりました。

同じく感染症を起こす細菌に対する抗生物質の発展に比べて、

抗ウイルス薬の開発は著しく遅れています。

実際に臨床応用されている抗ウイルス薬は数えるほどしかなく、

具体的には、インフルエンザウイルス、ヘルペスウイルス、サイトメガロウイルス、B型肝炎ウイルス、C型肝炎ウイルス、HIVウイルスの6種類だけです。

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治らないという前提に抗う

先日、緩和ケアの勉強会に参加してきました。

緩和ケアというのは、がんの分野でよく知られていますが、

末期がんなど根治不能になった病気の為に耐え難い痛みや呼吸苦などの症状に悩まされる状況になった時に、

せめてその苦しみをできるだけ取り除こうとするアプローチの事です。

主にモルヒネなどの医療用麻薬が用いられたり、酸素療法を行ったり、心理的なアプローチもしばしば組み合わされて、総合的に患者さんの苦しみを取り除こうとします。

近年その考え方はがんだけにとどまらず、神経難病などの非がん性疾患にも応用されつつあります。

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臨機応変に糖質制限

糖質制限のどの程度行うかというのは、

その人の価値観に拠るところが大きいです。

糖質には中毒性があるので、

私の場合は、3食主食抜きのスーパー糖質制限食スタイルで行うのが楽なのですが、

万人がそのスタイルが合うわけではないようです。

先日原因不明のめまいに対して糖質制限指導を行っていた50代女性が、

興味深い事をおっしゃっていました。

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風邪をひいたらチャンス

心と身体は文字通りつながっています。

怒り、悲しみ、泣き、笑いなどの情動をはじめ、複雑な高次脳機能は、

神経伝達物質の複雑なバランスや神経細胞の複雑なネットワークによって作り出されています。

物質の材料は蛋白質ですし、神経の電気刺激を伝える時の絶縁体に相当する髄鞘(ミエリン)はコレステロールによって構成されています。

何を食べているかという事は精神状態に与えるという事です。

一方で精神状態がどうであるかという事も自律神経や内分泌系の働きを介して身体に影響を与えます。

負の経験をポジティブに解釈するという事も、単に気持ちの問題だけではないという事です。

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薬を止めるだけで名医?

私の所属する神経内科という科は、

比較的他の診療科からのコンサルト(相談)を受ける事が多い科です。

「脳の事はわからない」とか、「わけのわからない症状はとりあえず神経内科へ」といった事がよく言われます。

頭が痛いとか、イライラするとか、疲れがとれないといったつかみどころのない症状などが多く、こういうものは総称して不定愁訴と呼ばれます。

一方で不定愁訴と表現してしまう事は医者の力量不足を示しているという話もあります。

すなわち、患者さんの症状が一定していない(不定〉なのではなく、

様々な症状をまとめあげる医師の能力が足りないだけだというのです。

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理想と現実の狭間で何を想う

クリスマスの話題でもないですが、断食を再考します。

断食を何度か経験するとわかるのですが、

食欲というのは身体により化学的に作られている現象だと思います。

普通、食べない時間が長くなればなるほど空腹感が強くなりそうな気がしますが、

実はある一線を越えると急激に食欲が和らぐ、という瞬間がある事がわかります。

そこから食べないなら食べないでやっていけるという状態が長く続きまして、

蓄えがなくなってきた頃に再び、今度は警告に当たる真の飢餓感がやってくるという流れがあるようです。

その事が分かっていれば、断食など簡単にできそうなものですが、現実はそううまくいきません。

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飽きるのも大事な能力

私が勤める病院に入院している患者さんの中に、

誰もいない病室の中で同じフレーズを言い続けたり、同じ歌を歌い続けられている認知症の患者さんがいました。

先日休みの日に病棟で仕事をしながらその声を傍で聞いていたのですが、

2時間経っても、3時間経っても止む気配なくずっと同じことをしゃべり続けています。

そして一旦用事があって帰宅し、夜にもう一度病棟へ戻ってきましたところ、

なんとまだ同じ様子が続いていました。流石に後半は疲れが見えていたものの、優に12時間くらいはしゃべり続けていた事になります。

普通の感覚であれば、同じ言葉を言い続けて飽きるのではないかという気がすると思いますが、

この患者さんは飽きる事なくひたすら同じ行為を続けていたのです。

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お酒とは節度を持って付き合う

糖質制限はお酒が大好きな人には受け入れられやすいと言われます。

普通、医師からのお酒に関する生活指導であれば、まず間違いなく「酒は1合未満に」と言われるのに対して、

糖質制限であれば「焼酎やウイスキーなどの蒸留酒や、糖質ゼロのビールであれば飲んでよし」となるからです。

そして飲酒よりも糖質の害の方がはるかに大きいようで、

長年アルコール性肝障害とされていたものが、糖質制限をすることでお酒を飲みながらにして肝機能が改善したという話もチラホラ聞きます。

それに喜んで毎日お酒を楽しんでおられる糖質制限実践者の方々も多いと思いますが、

気をつけていないとそこには落とし穴があると私は思います。

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負の経験は役に立つ

世の中には理不尽なことがあふれていると思います。

いじめ、パワハラ、親からの押し付け教育、格差社会などなど…。

人は生きていれば一度や二度、理不尽なことを経験しているのではないでしょうか。

過去にいわゆるトラウマになる出来事を経験している人も少なくないことでしょう。

もし時間が巻き戻せられるのならば、過去に戻りたいと思う人もいるかもしれません。

私もタイムマシンがあって、もしこどもの頃から糖質制限を始められていたら、

様々なストレスにもう少しまともに立ち向かえて、今よりも良い人生が送れていたかもしれない、と思った事があります。

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「素人だからわからない」は言い訳

糖質制限を知らない患者さんに、

外来の短い時間で効率的に伝えるための試行錯誤を続けています。

患者さんの反応を見ながら、あれやこれやと表現を変えながら説明するのですが、

こういう作業を繰り返していると、だんだん慣れてくるからでしょうか、

最近は最初のリアクションを見ただけで、その人が糖質制限を受け入れられそうか否かをおおよそ見極められるようになってきました。

その結果、ダメそうな患者さんに対しては早々に説明を切り上げて、不要な時間を短縮するように心がけています。

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小保方晴子さんへのエール

STAP細胞の検証実験で、STAP細胞を再現できなかった」というニュースが、

各メディアを駆け巡り、ニュースを見聞きした世間の人々から怒りや落胆の声が上がっているそうですが、

世間もメディアも勝手なものだとつくづく思います。少しでも他人の気持ちを考える事ができれば、そんな言葉を浴びせられるわけがありません。

何も知らない部外者が、渦中の小保方晴子さんを「未熟な研究者」だとか、「嘘つき」だとか、一体何様のつもりなのか。

また世紀の大発見だと持ち上げておきながら、論文のミスが発覚した途端に手のひらを返すように批判を浴びせるマスメディアに、

本来彼女を守るべき立場にあるはずなのに、逆に彼女の将来性を潰しにかかるような行動を繰り返す理化学研究所、

私は小保方さんの心労はいかばかりかとお察しします。

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眠れているのに「眠れていない」

たまに認知症の方の入院精査を受け持つ事があります。

先日私が受け持ったのは70代の男性でしたが、

10年前に大腸の手術で入院した時に、

何らかの理由でアリセプトという抗認知症薬が処方され、

以後やめたり飲んだりで、この薬を10年来飲み続けておられるという方でした。

ただ、近年家族に暴力を振るったり、被害妄想が出てきたりと様子がおかしいとの事でした。

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太るのはある意味身体を守っている

私は生まれながらの太り体質ですが、

やせている人をうらやましいと思う事はこれまでに何度もありました。

やせていればなんといっても見た目がかっこいいし、美しいです。

一般的にテレビに出ている芸能人で、美男美女とされる人はほぼ例外なくやせている(太っていない)ので、これは紛れもない事実だと思います。

しかし糖質制限を学び、食生活の問題の本質が肥満という所にとどまらないという事を知るにつけ、

やせている事が必ずしもよいとも思えないようになってきました。

いつも見ているケアネットの医療ニュースで次のような記事が紹介されていました。

正常体重者も非アルコール性脂肪肝に注意!
提供元:ケアネット公開日:2014/12/12

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不自然な神経保護作用

色素性痒疹の治療について学んでいたときに、

ミノサイクリン(ミノマイシンR〉という抗生物質に抗炎症作用と神経保護作用があることを知りました。

とくに多発性硬化症、関節リウマチ、筋萎縮性側索硬化症、ハンチントン病、パーキンソン病といった一連の神経変性疾患に対して、神経保護と抗炎症作用を示しうることが報告されてきているそうです(Tikka TM, Koistinaho JE (Jun 15, 2001). “Minocycline provides neuroprotection against N-methyl-D-aspartate neurotoxicity by inhibiting microglia”. J Immunol 166 (12): 7527–33. PMID 11390507.)。

そのメカニズムとして、炎症酵素である5-リポキシゲナーゼ阻害作用であったり、炎症を起こす前のサイトカインの出力を抑制することによって腫瘍壊死因子 (TNF-α) の働きを減弱させ、細胞のアポトーシスを阻害するなどの機序が考えられているようですが、

一方でミノサイクリンには腹痛、下痢、めまい、落ち着きのなさ、傾眠、頭痛、嘔吐、めまい、運動障害、耳鳴などの副作用があります。

また長期使用により皮膚が灰青色になったり、歯が着色したりする副作用がある事も知られています。

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原因か結果か、それが問題だ

今日は脳梗塞と脂質に関する疫学についてです。

今月の日本医師会雑誌のテーマは「脳卒中診療の進歩」でした。

その中で、久山町研究の責任者として知られる清原裕先生が特集記事を書かれていました。

日医雑誌 第143巻・第9号/平成26年(2014)年12月
清原裕. 「脳卒中の疫学-リスクファクターの変遷」


スタチンの存在によって脂質は下げた方が脳卒中の発症リスクは少ないというイメージが、

一般だけでなく医療関係者の間にも強固に存在すると思いますが、

はたしてそれは本当なのかどうか、疫学研究結果を改めて俯瞰して見てみたいと思います。

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アミロイドができる原因

現在認知症の最も多い原因疾患とされる

「アルツハイマー型認知症」は「アミロイドベータ」という物質が脳内にたまる事が大きな特徴とされています。

アミロイドベータを含む異常構造タンパク質の事を「アミロイド」と総称しますが、

近年、アルツハイマー型認知症を含む多くの神経変性疾患において、

様々な種類のアミロイドが細胞間の伝播によって次第に広がっていく事が確認されています。

その伝播する様子が、まるで癌が他の組織に浸潤していくようだという事で、「蛋白癌」という概念が提唱されてきています。

生命の維持にとって必須であるはずの蛋白質が、癌の様相を呈するとは一体どういうことなのか。

アミロイドとは一体どうして生み出されてしまうのでしょうか。

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そんな事をしても何もならない

医師として患者さんの血圧管理をするときに、

家庭血圧を把握するという事は非常に重要な事です。

なぜならな診察室での血圧と家で測る血圧の値はしばしば食い違うからです。

診察室では無意識のうちに緊張感が出て、交感神経優位となって血圧が高くなりがちです。これを「白衣高血圧」といいます。

一方診察室では血圧は正常だけど、家では血圧が高いという状態もあります。これを「仮面高血圧」といいます。

いずれにしても、家庭の血圧を測らない限り、たとえどんな名医であっても適切な血圧管理はできないという事になります。

よって私も普段の診療において多くの患者さんに家庭血圧を記録するように求めています。

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不定愁訴の訴えは信頼の証

普段診療をしていると、時々患者さん側から、

はっとさせられる言葉を投げかけられる事があります。

50代女性で原因不明のめまい、ふらつき、嘔気、頭痛で神経内科受診された患者さんの話です。

この方更年期の状況もあいまって、ストレスの多い生活をされていたようなのですが、

精査の結果、左椎骨動脈解離(血管の内側の膜が裂ける状態)の疑いがある事が判明しました。

それで脳血管障害外来を担当している私のところにある日回ってきたというわけです。

軽い肥満も呈している方だったのですが、私はこの方の病態を次のように考えました。

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過活動にはまず火消し作業

先日、脳梗塞の勉強会がありました。

こういう勉強会はだいたい製薬会社が主催なので、

講演の内容もその製薬会社の商品絡みの事が多いので、

要するに「ウチの製品こんなに良いので使ってくださいね」という類の内容が多いです。

ただ講演内容のすべてがそういうものだというわけではないので、

私は製薬会社の趣旨とは違う所で目を光らせて情報を得ようと心がけています。

今回私の目を引いたのは、「脳梗塞に陥った血管がそれ以上詰まらないようにするために炎症性サイトカインを抑える治療法が良いのではないか」という話でした。

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皮膚だけ見ていたら絶対に治せない

皮膚は全身状態を反映します。

アトピー性皮膚炎にしても、色素性痒疹にしても、

糖質やケトンを通じ、食事と密接に関係しているという事を学んできました。

という事は皮膚の病気を見たときに、皮膚に対する塗り薬をいくら優れたものに変えようと、

あるいは免疫を抑えるために抗ヒスタミン薬やステロイド、免疫抑制剤を使おうと、

皮膚だけを見ている限り、根本的に治すのは構造上無理だという事になります。

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「色素性痒疹」熟考

糖質制限とケトン体上昇(ケトーシス)は切っても切れない関係にあります。

基礎インスリンが保たれている事が大前提ですが、ケトン体が上昇している事は糖質制限がうまくできている事の裏返しでもあります。

しかしケトン体上昇が急激すぎると、インスリンの緩衝作用が間に合わずに体にトラブルを起こす事があります。その一つが「色素性痒疹」です。

色素性痒疹は10代から20代の若年層の女性に多くみられ、主として首の後ろから肩にかけての上半身に、赤みとともに非常に強いかゆみを急激に生じます。一般的なステロイド軟膏は無効だそうです。

詳しい原因は不明ですが、糖尿病や過度のダイエットを契機に発症する事が多い事から、

急激なケトーシスが病態に関与しているのではないかと言われています。

ただ私は個人的に8日間の断食をして、10142μmol/L(基準値:130μmol/L以下)まで自身の総ケトン体を急上昇させた事がありますが、

皮膚の症状は全く観察されませんでした。どうやらケトーシスだけが原因ではないようです。

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治らない事が前提の医療システム

理想の医療とはどういうものでしょう。

病気になったら病院に行く、そして病気を診断され治療を受ける。

治療を受けると病気が治り、もう病院に行かなくても済むようになるというのが理想の医療ではないでしょうか。

しかし現実はどうなっているかと言えば、

高血圧、脂質異常症、糖尿病をはじめ、ほとんどの病気が治らない病気とされ、

病院に行けばずっと通い続けなければならない医療がまかり通っています。

そしてずっと通い続ける事で初めて経営が成立するというのが現在の保険診療ではないかと思います。

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薬が何をしているかを知る

普通一般の人は薬に対してどういうイメージを持っているのでしょう。

何かを補ってくれたり、何となく調子を整えてくれたり、漠然としたイメージを持っておられる方も多いのではないでしょうか。

しかし多くの薬が行っている事は、何かの代謝をブロックするという仕組みのものが多いです。

この仕組みを知っておかないと一般的なイメージと実際に起こっていることの間に大きなギャップが生まれる場合があります。

例えば、血糖値を24時間持続的に下げる作用を持つSU剤ですが、

一般的にはインスリンを出させる薬との認識が多いかもしれません。

しかし仕組みを踏まえたより正しいニュアンスはそれとは少し違います。

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私は人の名医たりえない

思い込みというのは怖いものです。

この間、とある患者さんに補中益気湯という漢方薬を処方したのですが、

この薬によるアレルギーを起こしてしまったのです。

以前も紹介しましたように、補中益気湯は胃の弱い人の食欲を高める漢方薬で、

自律神経機能を改善させたりと様々な効能が報告されている使いやすい漢方薬というイメージを私は持っていたのですが、

実はこの患者さんは逆に胃の痛みを感じ、食欲がなくなるという症状を訴えていました。

しかし私は補中益気湯の持つ良いイメージにとらわれ、

しばらくこの患者さんの苦しみに気づいてあげる事ができませんでした。

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免疫異常に対しどう立ち向かうべきか

多発性硬化症という神経難病があります。

先日、この病気の最新治療に関する勉強会に参加して参りました。

多発性硬化症というのは、脳や脊髄といった中枢神経に「脱髄」という現象が起こり、神経の伝わり具合が悪くなり、

その結果、麻痺やしびれ、視力障害や歩行障害などの症状をきたす原因不明の病気です。

この病気の詳しいメカニズムははっきりわかっていません。またなぜか徐々に患者数が増え続けています

しかしわからないなりにもこの病気に対する治療法には確立されたものがあります。

それはステロイドパルス療法とインターフェロン療法です。

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自律神経は橋渡し役

今日は自律神経について考えます。

「自律神経」=「交感神経+副交換神経」です。

アクセルの役割を持つ交感神経と、ブレーキの役割を持つ副交感神経を、

うまく組み合わせることによって、人体は恒常性を保っています。

当ブログでも何度か取り上げていますが、深く学ぶと非常に奥が深いものです。

私が購読している神経内科専門誌の今月のテーマが「自律神経」でした。

Clinical Neuroscience(クリニカルニューロサイエンス) 2014年12月号
『自律神経系の最新情報』


様々な事が書かれていてとても興味深かったのですが、

その中で自律神経とインスリンの関わりについてまとめてみます。

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一方向よりも多面的な治療を

西洋薬の多くは一方向性の性質を持ちます。

例えば、血圧を下げる薬は高血圧の人には使えますが、当然ながら低血圧の人には使えません。

血圧が上がったり下がったり乱高下している人に対しては、安易に降圧薬も昇圧薬も使いにくい状況です。

あるいは血液をサラサラにする抗血栓薬は、脳梗塞の予防にはなりますが、出血を起こしやすくなる副作用があります。

逆もまたしかりです。何かをよくしようとすれば別の何かが悪くなる、これが一方向性の薬の基本的な特徴です。

しかし糖質制限ならば、高血圧でも低血圧でも、脳梗塞でも脳出血でも、おしなべて予防することができます。

それはなぜか、糖質制限は有害なものを取り除く作業だからです。

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初めての断食

2011年12月3日は私が糖質制限を始めた日です。

あの運命の日からはや3年が経ちましたが、私はいたって健康です。

糖質制限のことも随分学んできて、自分の考えも大分まとまってきたように思います。

糖質制限に始まり、ケトン食、絶食療法と理解を深めて参りました。

1年前のこの日には、私が糖質制限を初めて間もない頃の日記を公開しましたが、

本日は私が初めて断食したときの日記を公開し、私自身も自分を振り返ってみたいと思います。

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自分の頭で考え続ける

以前、江部先生のブログで話題になっていた映画「ハンナ・アーレント」、遅ればせながら私も見てみました。

第2次世界大戦中にナチスの強制収容所から脱出し、アメリカへ亡命したドイツ系ユダヤ人「ハンナ・アーレント」、

哲学を学んだ彼女は1960年代初頭、何百万ものユダヤ人を収容所へ移送した、

ナチス戦犯アドルフ・アイヒマンが逃亡先で逮捕されたニュースを聞きます。

ハンナは自らの人生を大きく滅茶苦茶にしたアイヒマンを裁くためのスラエルで行われた歴史的裁判に立ち会い、

その報告書をザ・ニューヨーカーという雑誌にレポートを発表する事になりました。

ところが裁判で見たアイヒマンの姿は、皆が想像していたような極悪人ではありませんでした。

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プロフィール

たがしゅう

Author:たがしゅう
漢方好きの神経内科医です。
糖質制限で10か月で30㎏の減量に成功しました。
糖質制限を通じて世界の見え方が変わりました。
今「自分で考える力」が強く求められています。
私にできることを少しずつでも進めていきたいと思います。

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