サイアミディン

向精神薬は根本的に間違っている

精神医療の中では「モノアミン仮説」というのが知られています。

モノアミン(mono-amine)とは構造上アミノ基を1個だけ持つ化学物質であるドーパミン、ノルアドレナリン、アドレナリン、セロトニン、ヒスタミンなどの神経伝達物質の総称のことです。

特に、ノルアドレナリン、ドーパミン、セロトニンは精神疾患と密接な関連があることが示唆されています。

例えばドーパミンが放出されすぎると幻覚や興奮といった陽性症状と呼ばれる症状の元となり、セロトニンやノルアドレナリンが低下しすぎると抑うつや意欲低下などの陰性症状、あるいは不安症状の元となると説明されており、

それらを組み合わせる事によって、統合失調症やうつ病、双極性障害、不安障害など様々な精神疾患の病態を説明しようとしている仮説です。

この仮説を元に現在のうつ病の治療薬としてセロトニンやノルアドレナリンを高める作用があるSSRIやSNRI、NaSSAなどといった薬が主に用いられています。

確かにこれらの薬は抗うつ作用を持っています。私自身も内服したことがあるので実感としてもわかります。

従ってモノアミン仮説には一定の妥当性があると考えられますが、

現実には向精神薬の副作用で苦しめられている患者さんがたくさんいらっしゃいます。

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糖質制限的アメリカ出張体験記

先日、諸用でアメリカに行く機会がありました。

low carbohydrate diet, ketogenic diet, KEMEPHY, LCHFなど様々な形で欧米でも知られるようになってきた糖質制限ですが、

2015年6月、アメリカの一都市ではどんな感じになっているのか、勝手に調査して参りました。

空港に降り立つと様々なショップが立ち並んでいましたが、食料品を扱うお店で一見して感じられたのは、

甘いお菓子の類が非常に多いという事、そして商品のサイズが基本的に一回り大きいという事でした。

そんな中で日本の友達に向けての低糖質のお土産を入手しようと、いろいろな店を探し回りました。

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糖尿病の多様性と病気の成り立ち

糖尿病は血糖値はHbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)を血液検査で測定する事で診断される病気です。

しかし血液検査という技術が確立されるずっと以前から糖尿病の存在は認識されていたようです。

というのも漢方の古典、「金匱要略(きんきようりゃく)」の中に「消渇(しょうかつ)」という言葉が出てきます。

もともとは「のどが渇いて、しきりに水を飲んでも尿の出の少ない状態」の事を指したようですが、

後に排尿回数が多くなる病態も含んで、現代医学で言うところの糖尿病での病態を指すと言われるようになりました。

さらにその消渇の中には「上消」「中消」「下消」という「三消」と言う概念が含まれています。

「上消」とは「多尿だが少食で尿は薄い状態」、「中消」は「食べると栄養がすぐに燃えて枯渇するために多食になり尿は黄色になる状態」、

そして「下消」は「排尿に勢いがなく粘稠性で混濁し、進行すると顔色が黒くなり、痩せて耳たぶが脱水になる状態」の事を指します。

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巧妙なトリックに気づく

糖質を摂取すれば血糖値が上がる」、これは極めてシンプルな基本原理です。

この原理を理解すれば、血糖値を下げるためには糖質を控えるべきだということは容易に理解できると思います。

それなのに、カロリーを重視し食事の50-60%を炭水化物(=糖質+食物繊維)で確保しなさい、と勧めてくるのが従来の糖尿病食事療法のおかしさです。

なぜこのようなシンプルな原理を多くの医療従事者が受容できないのかという事に関しては、糖質の中毒性、お米信仰,カロリー神話,間違った栄養学、学会などの権威、専門医至上主義、マスコミによるネガティブキャンペーンなどなど

さまざまな根深い問題がある事を当ブログでも折に触れ指摘して参りました。

ただそれでも糖質の問題は比較的シンプルなので、時間はかかれど、多くの人が理解してくれるようになるのは時間の問題だと私は思っています。

しかしながら、この問題と連動するはずのコレステロールの問題は理解するのに少し注意を要します。

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血液検査で見えない糖質の害

糖質を摂取すると血糖値が上昇します。

しかし血糖値は食前か食後かで大きく変動するものなので、

一時点での血糖値だけでは正確な血糖値の変動状況がわかりません。

入院患者ならまだしも、外来では基本的にワンポイントで状態を把握する必要があります。

そこで役立つのが、過去1〜2ヶ月の平均血糖値を反映する数値の一つ、ヘモグロビンエーワンシー(HbA1c)です。

酸素を運ぶヘモグロビンが非酵素的な糖化や酵素反応で行われる糖鎖修飾でもってHbA1cに変化します。

しかし、実はここに落とし穴があります。

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プロフィール

たがしゅう

Author:たがしゅう
漢方好きの神経内科医です。
糖質制限で10か月で30㎏の減量に成功しました。
糖質制限を通じて世界の見え方が変わりました。
今「自分で考える力」が強く求められています。
私にできることを少しずつでも進めていきたいと思います。

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