サイアミディン

非検査のススメ

私はこれまでに糖質制限推進派医師として、

様々な機会を経て糖質制限を理解できる多くの方々と交流してきました。

そして自発的に続けているブログを通じて時に様々な医療相談を受ける事があります。

医師として誰かに頼りにされるというのは有難い事です。

ただそうした相談を受ける中で私は時々感じる事があります。

糖質制限を理解しているようで、結局現代医療を盲信してしまっている方々の事を。

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「食べ過ぎるな」ではなく「食べてもいい」

糖質制限批判派の方からよく誤解されている意見として、

「肉も脂も食べ放題なんて身体に良いわけがない」ということをしばしば耳にします。

糖質制限は基本的にカロリー非制限なので、

確かに「お腹いっぱいになるまで食べてもいい」などと私も患者さんに指導したりしています。

しかし以下に述べる事も実体験が欠如している人には理解してもらいにくいのですが、

そのようにカロリー非制限にしているにも関わらず、

多くの場合、自然と適切なカロリーの食事量のところで空腹感が収まり、食べ過ぎにならなくて済むというのが糖質制限の面白いところです。

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本来の断食に回復食は必要か

糖質制限を突き詰めて考えていくと、私の興味は絶食療法に向かいます。

糖質制限の概念が存在するずっと以前から、絶食療法は断食と名を変えて、

それが病気から健康へと戻す確かな効果が歴史の中で脈々と受け継がれてきました。

もしも断食がただただ危険で何ら改善をもたらさない行為であったとすれば、このように現代まで受け継がれてはいません。

むしろその危険性を伝えるべく「断食をやってはいけない」という情報が流布されているはずですが、現実はそうなっていません。

しかし断食の世界では、「正しいやり方でやらないと危険だ」と伝えられている事もあります。その最たるものが「回復食」です。

「回復食」とは、長期間の絶食後、元の食事に戻す前に少しずつ量を増やしていく段階の食事の事を言います。

この「回復食」を正しい手順で行わないとむしろ危険な事になると言われているのです。

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自分にしか見えない世界

糖質制限と出会い、3年と9ヶ月が経ち、

ブログを開設してからは約2年の月日が流れようとしています。

その間に新しい視点での医学の知識が増えて、様々な人達とも出会い、私の考えも洗練されてきました。

そして自分の頭の中であるべき医療の姿がはっきりと確立されつつあります。

それが糖質制限を知らない人達と大きく食い違うのはある意味仕方のない事なのですが、

同じ糖質制限を理解している人どうしの中でも大きく食い違うという事もあります。

先日、同僚の医師からふとこんな相談を持ちかけられました。

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同じ少食派医師でも真逆の見解

今回も下記の糖質制限批判本の検証を続けます

「糖質制限」は危険!―矛盾だらけの「糖質制限」論
「糖」こそ、命にとって最重要の栄養素 単行本 – 2015/6
石原 結實 (著)


"石原先生が考える"糖質制限賛成派の主張の二つ目は、「糖の摂取がやる気を低下させる」というもので、

それに対する石原先生の反論は「食後にねむい、だるいのは心身を休めるため」ということです。

今回も、まずは詳しい内容を見ていきましょう。

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都合のよい表現に変えて論じてはいけない

前回に引き続き下記の糖質制限批判本の内容について検証します。

「糖質制限」は危険!―矛盾だらけの「糖質制限」論
「糖」こそ、命にとって最重要の栄養素 単行本 – 2015/6
石原 結實 (著)


この本の第一章の構成についてですが、

まず「糖質制限賛成派の主張」と称して、糖質制限派の主張を紹介した後で、

「ドクター石原の反論」として、その主張に対して直ちに反論を並べ返すというのを6つの論点で繰り返す内容となっています。

ここで一つ問題に思う事があります。

それは「糖質制限賛成派の主張」の中身が若干歪められた内容になっているということです。

例えば、最初の「糖質制限賛成派の主張」、「糖=毒、危険ドラッグである!」、それに対する反論「うまい、心地よいと感じる食物じは、体が欲している健康食」について書かれている内容をみてみます。

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プロフィール

たがしゅう

Author:たがしゅう
本名:田頭秀悟(たがしら しゅうご)
漢方好きの神経内科医です。
南鹿児島さくら病院に勤務しています(下段にリンクあり)。
糖質制限で10か月で30㎏の減量に成功しました。
糖質制限を通じて世界の見え方が変わりました。
今「自分で考える力」が強く求められています。
私にできることを少しずつでも進めていきたいと思います。

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