サイアミディン

2015年を振り返る

2015年最後の日です。

恒例となりましたが、今年も本ブログの1年を振り返ってみたいと思います。

今年は本記事も併せて全部で122の記事を書き上げました。

昨年の391記事に比べると大幅な失速となりましたが、

なんと言っても3月に起こった個人的な出来事の影響があまりにも大きかったです。

その節はブログ読者の皆様には大変な御心配をおかけ致しましたが、

温かいメッセージをたくさん頂き、私は何とか持ち直す事ができました。

何も聞かずにただただ私の身を案じて頂いた皆様には心より感謝申し上げる次第です。

この出来事に象徴されるように、私にとって2015年は試練の年でした。

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エビデンスは思考を制限する

本日は山田悟先生が書かれた「糖質制限の真実」という本で引用された、

「ケトン体は内皮細胞機能を低下させる可能性がある」という以下の論文について、私見を述べたいと思います。

Schwingshackl L, et al. Low-carbohydrate diets impair flow-mediated dilatation: evidence from a systematic review and meta-analysis. Br J Nutr. 2013 Sep 14;110(5):969-70.

まずこの論文、原著を当たればわかりますが、「Letters to the Editor(編集者への手紙)」という形式の短い内容です。

「Letters to the Editor」というのは、すでに出版された論文に対して、意見や反論を述べるための投稿スペースです。

この論文の場合は、先に投稿された「超低炭水化物ケトン食が低脂肪食と比べて長期間の減量効果があった事を示すRCTメタアナリシス論文(Bueno NB, et al. Br J Nutr. 2013.)」に対して、

反論を述べるという形で投稿された2ページの短い論文です。

要旨をまとめると以下のようになります。

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代謝の急ハンドルを切ってはいけない

「不食」というのはちょっと前までは、

知る人ぞ知るというマニアックな情報だったと思いますが、

2015年6月、一人の有名人が30日間の不食を完遂したというニュースが話題になりました。

俳優の榎木孝明さんです。

榎木さんは、その時の様子を記した記録を一冊の本にまとめ、

私達にひとつの新しい食との向き合い方を提示されています。

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ケトン食に不食の利点を融合する

食べない事を基本において生きていく

「不食」という考え方を当ブログでも折に触れ紹介して参りました。

「食べる事は生きる喜びである」という価値観が多数派を占める世の中で、

「不食」は糖質制限に輪をかけて理解されにくい概念です。

しかし私は糖質制限を始めて間もなく異常なほど前強かった空腹感を感じなくなり、

その後、ケトン食、絶食療法へと理解を深め、さらに少食化を実践していくなかで、

糖質制限の延長線上に不食の概念があると思うようになってきました。

必須栄養素をしっかり摂る糖質制限と、食べない不食のどこが一緒の仲間なんだ、と思われるかもしれませんが、

両者の共通点は「ケトン体」です。

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ケトン体は悪くない

保守的な日本糖尿病学会の中にも、

今のままではおかしいと思って糖質制限に肯定的な先生はおられます。

その中で最も有名なのは北里大学北里研究所病院糖尿病センター長の山田悟先生だと思います。

その山田先生が最近「糖質制限の真実」という本を書かれましたので、興味深く読ませて頂きました。



山田先生は御著書の中で、御自身の定義する「緩やかな糖質制限」を「ロカボ」という言葉で普及させようとしている事を述べられています。

「ロカボ」とは山田先生の造語で、「ローカーボハイドレート(low carbohydrate:低炭水化物)」の略とのことです。

具体的には糖質を1食あたり20~40g、それとは別に1日10gまでのスイーツ、間食を食べて、1日の糖質摂取量をトータル70~130gにするというものです。

なぜ1食あたり20~40gに限定するのかというと、40g以下にする事で有意な効果を示したという信頼度の高いイスラエルのDIRECT研究の結果があったという事と、

20g以下にするとケトン体が出てくる危険性が高まるからだそうで、山田先生は明らかにケトン体の事を危険視しています。

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こどもは少食でなく多食でよい

私は糖質制限から始まり、ケトン食、絶食療法にまで理解を深め、

理想は「できるだけ少ない食事で現状を維持できるのが一番良い」という考えに至りました。

はじめて糖質制限を行ったときに異常な空腹感が抑えられた経験をした事が、

今にして思えばその考えの最初の入り口であったように思います。

しかしこどもに関してはそうではなく、しっかり食べるべきだと思います。

ただしその基本はあくまでも糖質制限食あり、言い換えれば脂質・たんぱく質を主体とした食事です。

こどもが身長を伸ばす、引いては適切に成長していくために鍵を握っているメインの栄養は決して糖質ではなく、脂質・たんぱく質だと思うのです。

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飲尿療法の奥深さ

本日は私が糖質制限を初めてちょうど4年となる記念日です。

毎年この記念日には、私のはじめて物語を記すようにしています。

糖質制限を通じて現代医療の限界を痛感した私は、

現代医学からに認められていない医療の未知の可能性についても興味を持ち、

むしろそうした現代医療以外の医療の可能性をはなから否定する事なく、興味を持って真剣に学ぶ姿勢を持つようにしています。

漢方や針灸、瞑想などはその一例ですが、

もう一つ私の興味を引いた治療法がありました。それは「飲尿療法」です。


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プロフィール

たがしゅう

Author:たがしゅう
漢方好きの神経内科医です。
糖質制限で10か月で30㎏の減量に成功しました。
糖質制限を通じて世界の見え方が変わりました。
今「自分で考える力」が強く求められています。
私にできることを少しずつでも進めていきたいと思います。

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