サイアミディン

自然に整う栄養バランス

「栄養バランスなど気にする必要はない」

栄養士さんが聞いたら真っ先に反発されそうな意見ですが、私は実のところそのように考えています。

一般に健康診断での結果説明や栄養士による食事指導などでは「バランスのよい食生活を心がけましょう」などと金科玉条の如く言われます。

また、1985年に厚生労働省が作った『健康づくりのための食生活指針』では、栄養バランスを整えるために「1日30品目の食品を摂りましょう」と勧められていました。

ただ、30品目というハードルはなかなか高く、数に神経質になったり、食べ過ぎる例も増えたので、2000年には『主食、主菜、副菜を基本に食事のバランスをよく』と表現が変わったそうですが、依然としてバランス重視の指導内容です。

しかし、糖質制限をするようになって空腹感が以前よりも和らいだ事で、現在私はもっぱら1日1-2食の毎日ですが、

30品目どころか肉しか食べないような極端な日もありながらも、私は以前よりもずっと楽に健康状態を維持しています。

はたして本当に栄養バランスは意識した方がよいのでしょうか。

ここに現在の栄養学を根本から見直さなければならない必要性を私は感じています。

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本当に必要な医療が正しく行われるために

糖質制限の勉強を続けていると、

ほとんど全ての病気に糖質が関わっているように思えてきます。

生活習慣病はもちろん、アレルギー性疾患、自己免疫疾患、神経変性疾患に対しても、

細かなメカニズムについてはまだまだ未解明の部分がありながらも、糖質制限をする事で症状が改善していく事からみて、

糖質がそれらの病態に関わっていることがおおいに考えられます。

感染症でさえ、糖質過剰により細菌やウイルスに対する抵抗力が低下した事で起こる現象であり、

そのウイルスも元を正せば糖質過剰で代謝が乱れた結果、DNAのコピーミスを生じて発生した可能性だって考えられます。

そうした病気に対して、対症療法は示せども、多くの場合根治療法を提示できないのが西洋医学を基盤におく現代の標準とされる医療です。

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独身でいるのも悪くない

糖質制限を行うと文字通り本当に人生が変わります。

ただ単にダイエットに成功したり、糖尿病がよくなったり、他の様々な疾患の症状がコントロールできたりという病気に関する事にとどまらず、

言ってしまえば現代生活を抜本的に見直す行為に当たるので、

こと人生の重大なイベントである結婚や結婚生活にも大きな影響をもたらします。

全国的に糖質制限実践者の方々と交流していても、糖質制限は糖尿病を始め何らかの持病があり、その改善を目的に実践される方が多いので、

中年期以降の方々が圧倒的大多数の印象です。そうすると多くの方にとってはすでに結婚している時期に糖質制限による人生激変のきっかけが訪れることになります。

以前、信頼する夫に続いて妻も糖質制限を始めるという素敵な関係の御夫婦の話を紹介しましたが、

様々な糖質制限関連情報を見聞きしていると、世の中そんなにうまく行くケースばかりではないようです。

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前提を間違えば全てを間違う

先日、糖尿病に関する古書を読む機会がありました。

糖尿病 ー基礎と臨床ー
著 小坂樹徳ら
朝倉書店




今から約40年前に初版が発刊された正書です。

朝倉書店は今でも内科学教科書のスタンダードである「内科学」を出版している会社ですから、

当時の糖尿病診療に対する標準的な考え方が書かれているだろうと考え、ちょっと興味が湧き手にとって読んでみました。

すると「糖尿病の食餌療法の歴史」について書かれた項目に、次のような文章が書かれていました。

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ストレスを生み出す社会構造

前回は宗教家が長寿である理由について考えてみました。

私は健康長寿を成し遂げるのに糖質制限の観点は非常に重要だと考えておりますので、

糖質制限の考えがなかったであろう時代にも関わらず宗教家が長寿であったという点は非常に興味深い事でした。

しかも、点滴胃瘻などの生きながらえるための医療手段もなかった時代での長寿であるわけですから、現在の長寿と比べれば比較的健康長寿も達成できていたのではないかと推測します。

宗教家長寿の秘訣は「自然に近い生き方」と「心の在り方(ストレスマネジメント)」の2点にまとめられるのではないかと私は考えます。

野生動物のように本来食べるべきものを必要な分だけ食べ、獲物を獲得するために歩き、時には走ったりしっかりと運動し、

眠たくなったら眠るという自然の生き方は、いろんな意味で休みなく働き続けなければならない現代生活を送る我々にとってもおおいに参考になる所があります。

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宗教家の長寿の秘訣

先日、鎌倉時代の前半に浄土真宗を開いた親鸞の言葉をその弟子がまとめた「歎異抄」という書物を取り上げ、

親鸞が仏教界において「常識を疑う事の重要性」を説き、パラダイムシフトを起こした先駆者であり、90歳という長命の人生を生きていたという史実を紹介しました。

鎌倉時代の平均寿命としては人骨などからの推定値で24歳とされているようですが、当時は乳幼児死亡率も高かった事が予想されますので、

たいていの人が24歳前後で亡くなったという意味ではないとは思いますが、それを差し引いて考えても90歳というのは当時にしては相当長生きです。

しかもこの時代の主食はやっぱり穀物であったでしょうし、近代医学もまだ存在していない状況でした。

一体親鸞が長生きできたコツは何だったのであろうか、と考えていたこのタイミングでどんぴしゃりの本と出合いました。


なぜ宗教家は日本でいちばん長寿なのか 単行本 – 2016/4/27
島田 裕巳 (著)


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伝わらない人には伝わらないメッセージ

先日、「甘くない砂糖の話」という映画を見てきました。

もともと低糖質気味の食生活を送っていた30代のオーストラリア人の映画監督、デイモン・ガモー氏が、

とある事から低脂肪などのいわゆるヘルシーフード呼ばれる食品に糖質がものすごくたくさん含まれているという事実を知り、

それではということで、1日にティースプーン40杯分の砂糖相当の糖質が含まれるヘルシーフードを60日分食べ続けて、

身体がどう変わるかを監督が身をもって実験し、各種専門家への身体検査依頼やインタビューを行いつつ検証したドキュメンタリー映画でした。

いわゆる糖質過剰の生活によってただ体重が増えるだけではなく、顔に吹き出物が出たり、気分的に落ち込みやる気が出なくなったり、

もともと続けていた運動も負担に感じるようになり、それでも糖質入りの食品を食べるとまた一時的に元気になるといった内容が赤裸々に描かれていました。

糖質制限に精通する人にとっては何も目新しい内容があるわけではありませんでしたが、

砂糖という形をとらずとも、ブドウ糖や果糖などと形を変えて糖質がかくも身近で恐ろしい存在になってしまっているかをシリアスに、時にコミカルに描かれているという点で、

糖質制限を知らない人にとってはわかりやすくためになる映画であったと思います。

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草食動物に適した腸内細菌

糖質制限を否定する医学論文の中に、

「マウスに高脂肪食を与え続けると肥満・糖尿病を発症する」という現象を根拠にしているものがあります。

ここにおける高脂肪食とは低糖質食(糖質制限)とほぼ同義と捉えてよい設定です。

確かに動物実験において、マウス系統の動物に高脂肪食を与える事は、最も頻用されている2型糖尿病の誘発方法です。

これに対しては「草の種子(穀物)を主食とするマウスに本来の主食ではない高脂肪食を食べさせ続けたら代謝が破たんするのは当然」だという反論があります。

しかし、代謝が破たんするというのは漠然とした表現であり、本来の主食と違うものを食べたら具体的に何がどうなって糖尿病へ発展するのかという生化学メカニズムはよくわかっていません。

しかも高脂肪食はヒトに対しては糖尿病を改善するという真逆の方向へ働きかけるにも関わらず、です。

はたして高脂肪食を摂取した時の生態反応は、ヒトとマウスでは一体何が違うというのでしょうか。

今日は「マウスに高脂肪食を与えるとなぜ肥満・糖尿病を発症するのか」という事について私なりに考えてみたいと思います。

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プロフィール

たがしゅう

Author:たがしゅう
漢方好きの神経内科医です。
糖質制限で10か月で30㎏の減量に成功しました。
糖質制限を通じて世界の見え方が変わりました。
今「自分で考える力」が強く求められています。
私にできることを少しずつでも進めていきたいと思います。

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