サイアミディン

健診における糖質制限の重要性

人間ドックという健診システムは全国的に広く普及していると思います。

まだ病気ではない人がいち早く病気を見つけて、何らかの治療介入を行い、

将来起こりうる病気を未然に防ぐという目的のために行われていると思います。

こうしたシステムは根治的な治療方法がある場合にのみ、その妥当性が認められると思いますが、

ほとんどの病気を根治できない西洋医学の方法論でそのレールに乗せても、ただ単に早めに薬漬けになるだけではないかと私は思っています。

薬漬けにならないようにするための食事や運動の指導方法も、

今の医療の枠組みの中では大変おろそかなものしか行われていないのが現状です。

続きを読む»

関連記事

医者が治せる筋合いのない病気

めまいの病気として知られるメニエール病は原因不明ですが、

ストレスが関わっているという事が言われているという話をしました。

大きく言ってストレスには身体に無理がかかる「身体的ストレス」と、心に無理がかかる「精神的ストレス」とがあり、

いずれにしても、「ストレスは様々な病気の元」という考えはストレス性胃潰瘍を中心に一般的にも広く認知されていると思います。

ストレス関連疾患として軽く調べるだけでも、以下のようにたくさんの疾患が挙げられます。

●胃潰瘍 ●頚肩腕症候群 ●十二指腸潰瘍 ●うつ病
●過敏性腸症候群 ●円形脱毛症 ●高血圧症 ●インポテンツ
●関節リウマチ ●メニエール症候群 ●神経症 ●自律神経失調症
●過換気症候群 ●更年期障害 ●気管支喘息 ●神経性胃炎
●甲状腺機能亢進症 ●不眠症 ●緊張型頭痛 ●原発性緑内障
●自律神経失調症 ●心臓神経症 ●摂食障害 ●潰瘍性大腸炎・・・などなど

一方で、これらのストレスが関わる疾患群は年々増加傾向にあり、

平成27年12月1日からは職場のメンタルヘルスを守ろうという事で、

労働安全衛生法が改正され「ストレスチェック制度」が施行されるようになりました。

続きを読む»

関連記事

想像力を働かせて診療に当たるべき

宮本武蔵の五輪書の「地の巻」の中で書かれていた、

「目に見えないところをさとって知ること」というのは日常診療の中で応用できる原則です。

すなわち、「想像力を働かせて診療に当たるべき」という事を教えてくれているのです。

私は神経内科医としてめまいの診療に携わる機会も多くあります。

例えばある患者さんが急にぐるぐる回るようなめまいに襲われてしまった場合、

何の予備知識もなければ、頭に何か怖い事が起こってしまったのではなかろうかと感じるのが普通の感覚だと思います。

そういった流れを受けて、初めてめまいを起こした患者さんはよく脳を扱う我々の所へ訪れることが多いです。

続きを読む»

関連記事

役に立たない事をしないために

古書と言えば、先日NHKの「100分de名著」の中で、

歴史に名を残す大剣豪、宮本武蔵が記した書物『五輪書(ごりんのしょ)』についての特集がありました。




剣術指南書のイメージがある五輪書ですが、実は人が生きていく上での奥深い知恵が散りばめられた名著でもあるのです。

その完成度は高く、翻訳され海外ではビジネス書として紹介されたり、プロスポーツ選手などにも愛読者が多いそうです。

五輪書は「地の巻」「水の巻」「火の巻」「風の巻」「空の巻」の五巻から成るのですが、

その中の武士の道の基礎を固める巻としてまとめられた「地の巻」に興味深い事が書かれていました。

続きを読む»

関連記事

古書に込められた想い

インターネットの発達に伴い、

ブログやフェイスブック、ツイッターなどのSNSも普及し、

一般人が気軽に文章を書いて、それを様々な人の目に触れさせる事ができるようになりました。

しかしパソコンやスマホをベースに作り出すその文章は、

いつでも修正可能で、ちょっとした空き時間にかけるような気軽に書けるものです。

しかし少し昔の時代の文章というものは、

それほど気軽書けるものではなかったのではないでしょうか。

続きを読む»

関連記事

真の熱中症予防はこまめな水分摂取ではない

梅雨の合間ですが暑くなってきました。

暑い時期は熱中症になられる方が増えてきます。

テレビなどでよく「熱中症予防にこまめに水分を摂りましょう」などと呼びかけられますし、

場合によっては「喉が渇いてから飲むのではもう遅い。渇く前からこまめに水分を」という言われ方もすると思います。

しかし、それってどうなんだろうと私などは思うわけです。

食べるから喉が渇く」のではないでしょうか。

その事は断食を経験しているとよくわかります。

続きを読む»

関連記事

欲求を適量にコントロールする

私はこのたがしゅうブログのことを、

自分から周りの人へ宣伝する事を基本的にはしないようにしています。

糖質制限を普及させようというのに矛盾していると思われるかもしれません。

しかしこれはある意味私の挑戦でもあるのです。

繰り返し述べている事ですが、当ブログで一番重きをおいているのは「自分で考える力」です。

私は夏井先生にその存在を教わり、江部先生からその基礎理論を学んだ糖質制限の考え方を、

自分なりに咀嚼し、さらに理論を昇華させ、日々の臨床や自らの健康管理に応用させていく試みを行っています。

その過程で考え続ける中で新たに生まれる仮説を思いつく度に、世界に向けて発信するという事がこのブログの基本骨格です。

続きを読む»

関連記事

自分の人生を医師に委ねてはいけない

自分が医師なって一番良かったのは、もしかしたら、

多くの医師が欠陥のある治療をいかに漫然と行っているかということがわかった事かもしれません。

近年、芸能人ががんを告白するニュースをよく耳にします。

どの芸能人も例外なく現代がん医療における、手術・抗がん剤・放射線療法のいわゆる3大治療のいずれかを受けておられます。

しかし、早期がんであった場合はまだしも、ある程度進行した段階で治療を受けた芸能人の方々は、その後かなり高い確率で悲惨な経過を辿っています。

おそらく地位も名声もお金もある方々が多いでしょうから、

あらゆるコネクションを通じて、現代医療の名医と呼ばれる医師達の治療を受けていた事でしょう。

しかしその結果、予想外の早さで不幸にも亡くなられてしまう方も少なくありません。

それでもがんだから仕方がない、名医に頼んでこういう結果になったのだから仕方がない、治療をしていなければもっと苦しんでいたはずだ、と関係者の方々は思うのかもしれませんが、

はたして本当にそれでよいのでしょうか?

続きを読む»

関連記事

未病の本質を理解する

前回は西洋医学の検査で検出されない体調不良である、

「未病」と呼ばれる概念について紹介し、それを東洋医学がはるか昔から捉えていた事について述べました。

今回はその未病を科学的に考察している日本東洋医学雑誌の論文を紹介します。

一言で言えば、未病の本態は炎症、特に「自然炎症」が関わっており、

その「自然炎症」を抑えるのに漢方薬が一役買うのではないかという内容です。

未病と自然炎症:生薬成分による制御の可能性
高橋秀実(日本医科大学微生物学・免疫学教室 同附属病院東洋医学科)
日東医誌 Kampo Med Vol.67 No.2 195-203, 2016

続きを読む»

関連記事

わかりやすい異常とわかりにくい異常

西洋医学は科学的という態度に偏り過ぎる余り、「検査重視」の医学です。

血液検査での異常を指摘されたり、高価な画像検査での病変が判明したりすれば、

強力な説得力を持って患者さんへ症状の理由を説明する事ができると思います。

しかし、逆に検査で異常が出ない場合への対応は、西洋医学は余りにも無力です。

ブログ読者の中にも、病院に行って「検査には異常はないから心配要りませんよ」と言われた経験のある方も多いのではないでしょうか。

ところが検査に異常がなくとも、実際に症状がある事はざらにあります。ですが患者さん側もそこまで強い症状ではない場合に医者に「検査異常なし」などと言われると、

「そういうものなのか…」と年のせいとかたいした問題ではないと自己解釈し、我慢してやり過ごしてしまっている状況があると思います。

続きを読む»

関連記事
プロフィール

たがしゅう

Author:たがしゅう
漢方好きの神経内科医です。
糖質制限で10か月で30㎏の減量に成功しました。
糖質制限を通じて世界の見え方が変わりました。
今「自分で考える力」が強く求められています。
私にできることを少しずつでも進めていきたいと思います。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
これまでの訪問者数
FC2アフィリエイト
メールフォーム
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR