サイアミディン

責任ある記事を書き続けるために

すでに御存知の方がほとんどだと思いますが、

たがしゅうブログの「たがしゅう」とは私のフルネームを省略した言葉です。

私がブログを始める時、糖質制限に関わる何かを書くという事は明確に決めておりましたので、

ブログのタイトルに「糖質制限」を入れるという発想も頭の中をよぎりました。

しかし扱っていく話題が糖質制限とは限らないであろうとすぐに思い直し、幅広く私が興味を持つ世界を表現するタイトルにしたいと考えるようになりました。

いろいろと策を練った結果行き着いたのは、自分の名前をタイトルにする事、これしか思いつきませんでした。

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天才と病人は紙一重

最近、ものすごく興味深い本を読みました。



天才の病態生理―片頭痛・てんかん・天才 単行本 – 2008/12
古川哲雄 (著)


著者の古川先生は神経内科の大御所の先生ですが、

この本の文章はとにかく凄くて、並みの神経内科医ではとても書くことができません。

というのも自論を展開するための根拠論文が膨大かつ1800年代~2000年代まで幅広く引用され文章が書かれているのです。

その文献にたどり着き解読するだけでも大変な努力を必要とすると思いますが、それらをすべてまとめて一冊の本に仕上げる作業には想像を絶するものがあると思います。

そんな古川先生がこの本の中で主張しているのは「天才と片頭痛・てんかんの間には脳の異常興奮という共通病態がある」という事です。

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ジストニアと糖質制限

引き続き、豚皮揚げを食べる会 in 横浜での気づきについて書きます。

ピアノが上手である事で有名な夏井先生の主催する会という事もあったので、

参加者の中には夏井先生のピアニスト仲間の方もおられ、少しお話しをさせて頂きました。

その方自身は糖質制限の実践で長年患っていた花粉症がよくなったという事をおっしゃっていました。

それ自体は糖質制限実践者の間ではよく見聞きする話なのですが、話題は移りピアニストの中に局所ジストニアと呼ばれる職業病があるという話に移りました。

ジストニアというのは筋肉が自分の意図とは関係なく異常に緊張した状態のまま固定してしまう症状の事で、ピアニストの場合は鍵盤を弾くときの手の局所だけにその症状が出たりします。

その局所性ジストニアをきたすピアニストがきまって糖質ばっかり食べているので、もしかしたら糖質制限でジストニアもよくなるのではないかというご意見を伺ったのです。

おそらく糖質制限とジストニアの関係を論じた人は過去にいないと思います。曲がりなりにも私は神経内科医ですので、今回はこの問題について考えてみたいと思います。

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やわらかい心で世界を捉える

私は夏井先生から糖質制限の存在を教わりました。

糖質制限実践前の自分の精神状態は暗鬱たるものがありましたので、

もしも糖質制限に出会っていなければという事を考えるだけで、夏井先生は私にとっての命の恩人です。

しかしおそらく夏井先生にとってはわざわざ「誰かの命を救おう」と思って行った行動では決してないと思います。

見返りを求めず真実を公開する姿勢で起こした行動が、結果的に多くの人の心を救っているのだと思います。

私は豚皮揚げを食べる会の常連となり、かつては雲の上の存在であった夏井先生とお話しをさせて頂く事ができるようになりました。

その中で感じるのは、やはり夏井先生の考えている事は、平凡な思考の一枚も二枚も上手を行っているという事です。

先日も大変心に響く次のようなお言葉を教えて頂きました。

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行きたい気持ちを大事にする

週末は豚皮揚げを食べる会 in 横浜に参加して参りました。

この会もかれこれ30回を超える開催の歴史を持つようになったそうですが、

私もいつの間にか会の常連参加者になり、多分これまでに10回近く参加しているんじゃないかと思います。

引っ込み思案だった昔の事を思えば今の姿はまるで別人です。糖質制限により心身ともに体調が良くなったのと、

同じベクトルの志を持つ糖質制限実践者の人達と交流できるのが嬉しいのと両方の意味で私は変わる事ができたのだと思います。

しかし機会がなければ私は今でも外へ出るのを避けがちです。こういう貴重な機会を与えて下さる夏井先生、ポークおじさん、各地の幹事、参加者の皆様には心より感謝を申し上げたいと思います。

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一枚上を行く生存戦略

映画やゲームなどで表現される人類滅亡後の廃墟と化した都市の映像などを見ていると、

倒壊したビルなどの建物に草木が生い茂って、壁や窓に蔓が巻き付いているような光景が表現されていたりします。

かたや現実の世界でも、手入れのされていない田舎の高速道路脇の石壁を見てみると、

石と石の小さな隙間からやはり緑色の草花がうっそうと生い茂っている光景を見たりすることがあります。

植物はどんな過酷な環境であっても生きていく事ができるものなのだなぁ、という事を改めて感じさせられ、

植物が生命を維持するための生存戦略にただただ感嘆するばかりです。

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検査は全てを語らない

現代医療において血液検査はかなり普及し一般的になっている検査です。

その結果により治療方針が左右され、時には不安をあおられる方も多いと思います。

しかし私が患者さんと向き合っていて、必ずしも血液検査が患者さんを正しく反映していないと思える場面が時々あります。

例えば、こんな患者さんがいました。70代の女性です。

パニック発作様の主訴で来院された方で、BMI 20.6のやせ型体型、

血圧は224/108mmHgと異常高値を示し、腰は曲がっていてレントゲン上の頸椎変形も高度に認めています。

それでも血液検査をしてみても総蛋白7.3g/dL、アルブミン4.5g/dLを始め、肝逸脱酵素も尿素窒素も電解質もコレステロールも血糖値もヘモグロビンもMCVも何も異常値がないのです。

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公平な情報公開を利用する

ファッションモデルや俳優など、

テレビなどのメディアで他人から見られる仕事をしている方々は、

他人に見られるという事自体を仕事をする上でのモチベーションにしている部分があると思います。

裏を返せば、他人に見られているからこそ油断はできないというプレッシャーもかかっているだろうと思いますが、

これは仕事の上での「公開性」を有している事で、仕事の質を担保している状況ではないかと私は思います。

他人の目がある事で私達は「ズルいことはしてはいけない」という自制心が働く側面があるのではないでしょうか。

逆に密室の中で行われる仕事には「公開性」が乏しいために、

少々適当な事をしてもわからないであろうというズルさが生まれるリスクがあるという事になります。

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栄養療法と漢方は相性が良い

先日私が定期的に参加している漢方の勉強会で、

漢方とオーソモレキュラー医学に精通した先生のお話を聞く機会がありました。

オーソモレキュラー医学は「栄養療法」という考えを主軸におく医学です。栄養療法と聞くと食事療法と似たようなものと考えがちですが、

食事療法が栄養の改善に向けて食事を利用するのに対し、栄養療法は食事だけにこだわらず質の良いサプリメントをも利用して栄養状態の改善を達成しようとするアプローチです。

オーソモレキュラーで指導される食事指導は基本的に糖質制限であり、

また血液検査での栄養状態の判定の仕方が独特で、一般的な医師より細かいところまでビタミンやミネラル異常を捉える事ができ、

しかもそれを特別な検査を行わずとも、一般的な血液検査でもかなりの部分を見抜いてしまうテクニックが満載でかつ生化学や生理学に基いた理由説明で信頼できるので私は注目しています。

その漢方とオーソモレキュラーに詳しい先生が、「栄養療法と漢方は相性が良い」という事を教えて下さいました。

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「チャンスは自分で掴む」の真意

以前にも書いた事がありますが、私は本屋が好きです。

何も目的がなくても本屋に立ち寄ってただぶらぶら歩いて回るだけで、

何かしら興味をそそるタイトルの本に出くわしたりして、手にとってパラパラめくりたいして熟考することもなく、、

第一印象を大事に即購入するというのが私の中で非常に多いパターンです。

ただ基本的には地方在住の身なので、本屋といってもそれほど大きな本屋は近くにはありません。

小さい本屋でも注文すれば欲しい本は手に入れる事ができるのでしょうけれど、そこまでの情熱は私にはなかったりします。

たまに東京や大阪などの都会に出向く機会があると、欲求不満から解放されるように大きめの本屋で爆買いしてしまいますが、そんな機会もそうたくさんあるわけではありません。

だから近年はアマゾンなどのインターネットショップで本を調べて買うという機会が非常に増えました。

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内容でなく形式で考える

ドイツの哲学者、イマヌエル・カントは、

著書『永遠平和のために』の中で、「道徳とは内容ではなく、形式で考えるべき」と述べました。

私達は道徳的なことを「ウソをついてはいけない」とか「人を殺してはいけない」といった内容で考えがちです。

しかし内容で道徳を捉えていると、どのようにやっていても例外というものが出てきてしまいます。

例えば「ウソをついてはいけない」という事で言えば、

ある人にプレゼントをもらったとして、そのプレゼントが自分にとって気に入らないものだったという状況を思い浮かべて下さい。

その時あなたはウソをつかずに、もらったプレゼントが気に入らないものだと正直に相手に伝えますか?

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栄養の専門家はいかにあるべきか

ブログ読者のあひる さんより、

「あまくない砂糖の話」上映会&幕内秀夫トークショーについての御報告を頂きました。

この映画に関しては以前私もレビューしましたが、単に砂糖だけではなく糖質全体の問題に切り込む良い作品だと感じました。

この映画のプロモーションのために映画関係者は、日本で砂糖の問題に切り込む第一人者として管理栄養士の肩書を持つ幕内秀夫氏に白羽の矢を立てたようです。

しかし残念ながらその人選は不適切であったと言わざるを得ないと私は考えます。

なぜならば幕内氏は砂糖の事は問題視していても、本映画で問題視している「あまくない砂糖(糖質)」を制限することに批判的な考えを持っている人だからです。

まずは、あひるさんから教えて頂いた、その幕内氏のトークショーの様子を御一読頂ければと思います。

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名言は時代を超え姿を変え心を打つ

先日、久方ぶりに実家に帰る機会がありました。

社会人になり県外へ出て働くようになり、仕事柄なかなか実家に帰れない状況もある中で、

一泊だけでしたが、日々の忙しさを忘れ、のんびりとゆとりのある時間を過ごすことができました。

「忙しさを忘れて」とは書くものの、実際は帰っても仕事に必要な勉強をするための資料を持って帰り、空いた時間で勉強しようと目論んでいるのですが、

いざ実家に帰り着くと気持ちがゆったりとして「もういいや、また今度にしよう」という気持ちになり怠けてしまうのです。悲しいかないつもの私のお決まりパターンです。

そして実家の布団で寝ると不思議なほどよく眠れ、疲れはいつも以上にすっきり取れるのです。

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他の薬と一緒に飲んでもいいですか?

私は高齢者医療に従事する機会が多い医師です。

地域によっても事情は様々かもしれませんが、私が診療する地域では、

一人の患者さんが複数の病院やクリニックを受診しているという経緯がかなり多く見受けられます。

高血圧や糖尿病は○○内科、膝や腰の痛みは△△整形外科、花粉症は□□耳鼻科といったパターンです。

医療が専門分化した影響もさることながら、患者さんの方も専門医に診てもらった方が安心という風に考えがちですから、

こうしたパターンに流れる傾向には歯止めが利きません。その結果起こる事はそれぞれの西洋薬での対症薬が足し算式に増えていく事です。

それで健康の方向へ向かっていくのなら何も言わないのですが、実際には私は逆のイメージを持っています。

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難病を克服するメンタリティ

手術、抗がん剤、放射線といった3大がん治療に対し疑問を感じている私は、

3大治療以外でがんを治そうとする「代替医療」に強い関心を寄せています。

先日、がんサバイバーの寺山心一翁(てらやま しんいちろう)さんの御講演を聞く機会がありました。



寺山さんは1984年に右腎臓がんが発覚し、右肺などに転移しているいわゆる末期がんの状態にあったそうですが、

そこからそれまでの生き方や考え方を大きく変えて、がんを自然治癒に導いたという体験を持っておられる方です。

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プロフィール

たがしゅう

Author:たがしゅう
漢方好きの神経内科医です。
糖質制限で10か月で30㎏の減量に成功しました。
糖質制限を通じて世界の見え方が変わりました。
今「自分で考える力」が強く求められています。
私にできることを少しずつでも進めていきたいと思います。

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