サイアミディン

治療の不自然さに気付く

昨年末にレヴィ=ストロースの構造主義に出会ってからというもの、

世の中のあらゆる事象における共通構造を意識して考えるクセがついてきています。

十分な糖質制限ができない人に対して、

SGLT2阻害剤という尿中に糖質を排泄する薬を使って、糖質制限状態を維持しようという治療方法があります。

SGLT2阻害剤は近年評価が高まってきている薬なので、この方法には違和感を感じない人の方が多いかもしれませんが、

この治療方法と同じ構造を持つ次のような治療について考えると意見が変わるかもしれません。

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適切に休む重要性

新病院に勤務するようになり私は週に1回の当直を担当していますが、

病院の規則により、有り難くも当直明けの日はお休みを頂くことができています。

実は一般的な病院においては医師が当直明けに休めるというのはあまりないことです。

医師は皆、当直明けでも当たり前のように通常業務をしているというのが多くの病院での現状だと思います。

当直をしたことのある人ならわかりますが、当直というのは、たとえ何事もなく一夜を寝るだけで過ごしたとしても疲れるものです。

ましてや夜に救急対応で何度も起こされた日には疲れはさらにたまります。

それでも何事もなかったかのように翌日も働くというのが当たり前にさせられてしまっているのです。

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下痢は良いのか、悪いのか

突然ですが、読者の皆さんは下痢に感謝することはありますか?

下痢は一般的には消化器症状の一つであり、消化吸収がうまくいっていないということで嫌なものとして捉えられがちです。

また医学的にみれば水分喪失イベントとなりえ、場合によってはミネラルバランスを崩すこともあるという、いずれにしても嫌な症状と言えます。

しかし、私は時々糖質ゼロのゼリーをどか食いしてしまう時が時々あるのですが、

よくよく観察していると、そういう時私は決まって下痢をしています。

これは身体に不要な成分を取り込まないように、消化管が正しく機能している証拠ではないかと思うのです。

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食べ放題は自制心を甘やかす

食べ放題というシステムに対して最近思うことがあります。

近頃の私は1日1食を基本におき、夜に食べ放題のお店でストレスフリーに満足する所まで食べるというやり方が習慣化しています。

それがストレスマネジメント的にも良いのではないかという風に思っていたのですが、

食べ放題にしてしまうと少なくともわたしの場合、これまでの習慣も相まって元を取りたい心理も働いて、

本来そこまで必要ないのに食べ過ぎてしまうという事が往往にして起こってしまうのです。

先日48時間断食後の状態にあった時なども、冷静に見ればさほど強い空腹感が襲っていたわけではなかったのですが、

今までの習慣でそれでも何か食べたいという気持ちになったので、いつものしゃぶしゃぶ食べ放題のお店に入りました。

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生きていて感じる理不尽さに宗教の力を

糖質制限がいかに素晴らしい健康法だとしても、

それをどれだけわかりやすく、どれだけわかりやすく相手に届けようとしても、

相手に受け入れる土台がなければ決して伝わらないということを私はこれまで嫌という程経験してきました。

それには業界の壁、常識の壁、文化の壁、中毒の壁、心理の壁など様々な壁が関わっていることは折にふれ取り上げて参りました。

それらの壁のせいで、たとえ肉親であっても、愛する人であっても想いが伝えられない現実に突き当たります。

だから私は伝えられる人に一生懸命伝えるというスタンスで、

伝わらない人には無理強いせず、それならそれで漢方など別の手段で治す努力をするというスタンスで日々頑張っています。

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バター負荷試験

サラダチキン負荷試験に続いて行ったバター負荷試験の結果を公開します。

読者の方々からも「自分は肉を食べても血糖値は上がらない」とか、「断食後だと食べる内容に関わらず食事を再開したことで血糖値が上がるのではないか」など様々な御意見を頂きましたので、

今回は83時間の断食の時点でバター100gを食べて血糖値、ケトン体、インスリン、グルカゴンがどのように変動するかという事について、

食前、30分後、60分後、120分後、180分後、240分後、300分後、360分後の計8回採血を行って観察してみることにしました。

また今回は簡易ケトン体測定器と実測での3ヒドロキシ酪酸の測定値の差についても同時に検証することにいたしました。

まずはその結果をどうぞご覧ください。

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あえて糖質を利用する戦略

糖質制限推進派医師の立場でいると、

糖質に対するネガティブなイメージを患者さんに伝える機会がどうしても多くなります。

しかし時には自分を振り返る作業も必要です。自分の理論が完璧だとあぐらをかいたままではいつかきっと足元をすくわれます。

自己批判の意味を込めて、本日は糖質制限推進派医師の視点で糖質のポジティブな側面について考えてみたいと思います。

一つのきっかけとなるのは、近頃話題となっている将棋界の新星、藤井聡太四段です。

2017年6月23日現在、14歳という若さで、公式戦負けなしの28連勝記録を飾っています。凄まじい才能の持ち主ですね。

そんな中、彼の対局中の食事が俄かに注目を集めています。

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笑ってくれれば

たとえば死期迫る病の方々の

苦しみを音楽で和らげることができたとして

その偉業は軽めの美談として受け流されるだろうか

余命が延びることだけが良い治療ではない

短くとも美しい人生はある


あなたの病気を治すのに

エビデンスなんかどうだっていい

あなたが笑ってくれれば



たがしゅう
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不安とは自分の心が作り出す

たがしゅうブログを運営していて糖質制限実践者からの質問を時々受けることがあります。

「糖質制限をしていて○△□◇・・・といった状況なのですが、このまま糖質制限を続けていて大丈夫でしょうか。不安なので先生の御意見をうかがいたいです。」といった内容が多いです。

私に関して言えば、糖質制限を今後一生続けていく事に関して一切の不安はありません。

自分の体調も良くなっているし、患者さんの診療にも活かせるし、指導の言葉に説得力を持たせることもできる。

理論的にも穴のない糖質制限を続けることに不安を感じる要素がありません。

では私に質問を下さる方はどうして不安を感じているのでしょうか。私と何が違うのでしょうか。

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主導権を取り戻せ

とある自己免疫疾患の患者さんに糖質制限指導を行っています。

その方は別の専門医にステロイドを中心とした処方を受けているので、薬剤調整を私が直接できるわけではありません。

なので作戦としては、まずはとにかくしっかりと糖質制限を行うことで体調やデータを改善させていき、

その上で処方をしている主治医と相談して、ステロイドの減量について相談して徐々に減薬を目指すようにとアドバイスしています。

ところがその患者さんは糖質制限ができているにも関わらず、結局ステロイドの減薬を主治医に相談できずに、

どうも言われるがままにそのままの量のステロイドを飲み続けてしまっているようです。

なぜステロイドの減量を相談しないのか?と尋ねた所、「相談しにくいから」と患者さんは言うのです。

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ヨガはスーパーストレッチ

ジムに通い始めて約1カ月の月日が流れました。

一応3日坊主にはならずに週3回のペースで30分のストレッチ、1時間程度の筋トレマシン、30分程度の有酸素運動を基本に続ける事ができています。

110時間断食で5kg体重が減ったにも関わらず、体重はあっという間に元に戻ってしまい、見た目には結局大した変化は現れていませんが、

体脂肪率が少し減り、基礎代謝もちょっと上がってきましたので、今後の経過に期待をしつつこの習慣を継続していきたいと思っています。

そんな中、前々から興味のあったヨガのスタジオプログラムに先日ようやく参加してきました。

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得意分野こそ疑ってみる

NHK Eテレの番組、「100分de名著」の2017年6月のテーマは「維摩経(ゆいまぎょう)」です。

正直、私は「維摩経」という名前すら聞いたことがありませんでしたが、これがまた大変興味深い内容が書かれている本のようで、番組が大変わかりやすく紹介してくれています。

解説者は宗教学者の釈徹宗(しゃく てっしゅう)先生で、以前、「歎異抄」の解説の時にも登場されていましたが、

釈先生の解説はとてもわかりやすく、仏教について不案内な私でも非常によく理解できるので、大変優れた解説力だと思います。

さて、この維摩経ですが、時は紀元前、仏教が出家者のためのものという考えが常識的であった時代、

出家をしていない者でも仏教によって救われなければおかしいという矛盾をついた在家者(=非出家者)達によって興された「大乗仏教」という一大ムーブメントの中心にいた「維摩(ゆいま)」という人物にまつわるお話です。

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自己免疫疾患とストレスマネジメント

私は自己免疫疾患にも糖質制限が有効だという考えを持っています。

そのメカニズムはまだ明確にはされていませんが、

少なくとも糖質制限をすることで、動脈硬化や酸化ストレスのリスクが下がります。その事が自己免疫疾患の病態に悪さをするとは考えにくいです。

一方で糖質制限単独では自己免疫疾患の病勢をコントロールしきる事は難しいということも臨床的には感じています。

なぜ自己免疫疾患に対しては糖質制限が十分な効果を示さないのか。

この問題を考える時に、自己免疫疾患の治療で一般的に用いられているステロイドがヒントになります。

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文章の無断使用は構わない

他の人のブログを読んでいて、たまに「転載禁止」という文言を見る事があります。

自分が一生懸命考えて作成した文章を、二次使用、三次使用される事を嫌がる方がそのように書かれるのでしょうけれど、

私に関して言えば、このブログに書いた文章は誰でも自由に利用してもらって構わないと考えています。

というよりも、その流れは誰にも止められないといった方が正確かもしれません。

例えば、作者に敬意を払って文章を引用する人は、私がどうこう言わなくても引用元を明示して下さるでしょうし、

逆に他人の表現を盗用し自分の文章であるかのように振る舞うような人は、作者が禁止した所で無断盗用を止めるとは思えません。

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文章の作成力と表現力

先日、ウチの病院のスタッフから院内広報誌用のドクターコラムを書いてもらえないかとの依頼がありました。

快諾して時期的に熱中症の話題について2時間くらいで書き終えて原稿をメールで送った所、

スタッフの人から「もう書かれたんですか!?」と驚かれるという出来事がありました。

当然今までのブログ記事をコピペして送ったわけではありません。やはりブログと院内広報誌では読者層が違いますから。

たとえ同じ内容を扱うにしても、どんな人が読むかを想像しながらそれに合わせて文章のニュアンスを変えていく必要があります。だから広報誌用に文章を新たに書き下ろしました。

それでも毎日ブログを書くという習慣が功を奏したのでしょう。

私の文章作成力はいつの間にかかなり高まっていたという事にはっと気づかされました。

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全体の中で良さを発揮する脂質

糖質制限、ケトン体について勉強すると脂質の重要性がよくわかります。

しかしいくら脂質が良いからと言って、脂質ばっかり食べる食生活ってどうなのでしょうか。

古典的なケトン食は、脂質90%のまさに文字通り脂質ばっかりの食事です。

ここまでの厳格なケトン食には私はまだチャレンジできていません。

なかなかチャレンジできない理由は、そんな脂質ばっかりの食事のメニュー作りに手間がかかり大変だという事もありますが、

もう一つは脂質ばっかりの食事が必ずしもおいしくないということが私にとっては大きいです。

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シェアの精神

私がブログを始めてからやたらと本を読むようになったという話は、

これまでにもこの場で何度かお話ししたことがあります。

それが糖質制限を通じて様々な分野の勉強に興味を持つようになったからというのは一つありますが、

もう一つはブログをやっている状態で本を読めば、読んだ内容が自分のためになるだけではなく、

読んだ内容をまとめブログ記事という形で紹介する事で自分の頭の中も整理されますし、

なおかつその整理された内容を公開することで不特定多数の読者の方々にその内容をシェアすることができるというのが大きいです。

要するにブロガーにとって本を読む行為は自分の為であると同時に「他者貢献」ともなりうるのです。

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糖質制限と体内時計

そう言えばここ数年、目覚まし時計というものをまともに使っていません。

それは明らかに糖質制限を始めた事によって起こった変化の一つです。

糖質制限実践前までの生活では目覚まし時計が必要不可欠の存在でした。

例えば私の高校生時代は早朝補習というものがあり、高校までの距離も遠くて、

毎朝5時30分起きで出発しないと間に合わないようなスケジュールで目覚まし時計の力を借りる事は必須の状況であって、

目覚ましをかけているにも関わらず二度寝してしまい、母親に起こされつつ、ギリギリの時間で登校するという日もしばしばでした。

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断食の延長戦上に目指すべき境地

先日110時間の断食を実行していた時の話です。

同時に通っているジムには女性の入会者も半分くらいおられるわけですけども、

断食する前と断食実行している時とで比べて、女性の美しさがより際立って感じられる思いがしました。

それは以前1週間の断食道場に参加していた時にも思ったことなのですが、

下心とは別次元の、美しいものをより美しく感じる心が研ぎ澄まされる感覚でした。

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ケトン代謝ならそうそう低血糖にならない

先日、ふと思い立って改めて断食を決行してみる事にしました。

1日1食で週1回の当直で食事を抜いている私としましては、

24~36時間レベルの断食はもはや常態と化しておりますので、

チャレンジするのは必然的に、48時間以上の断食という事になります。

普段から糖質制限をしてケトン代謝に慣れていれば、ふと思い立った時に気軽に断食を実行できます。なぜならば空腹感の襲来がそれほど強烈ではないからです。

しかし糖質をそれなりに摂取している人がいきなりこのステージに来るのは危険なので、読者の方は気軽に私の真似はなさらないで下さい。

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最善は常に変動する

とあるブログ読者の方から「ヒトが食べるべきものは何だと思いますか?」という御質問を頂きました。

投稿者の方の御意見では、書物を読むとヒトの主食は「骨髄」だという見解があり、

それに準じれば、骨髄の栄養素としては飽和脂肪酸やビタミン、ミネラルが豊富に含まれているので、

骨髄の栄養組成に近づけるために鶏肉よりもオージービーフ、また一部サプリメントを使うのもよいのではないかと考えるがどう思うか?という趣旨の御質問でした。

初期人類は骨髄を主食としていたとする説は、人類学者の島泰三氏の書かれた「親指はなぜ太いのか」という本に詳しく書かれていますね。

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ストレスが速やかに収まる環境作り

最近見た医療ニュースの中で

うつ病の発症に「ヒートショックプロテイン(HSP)」というストレスにより誘導されるタンパク質が関与していることを示す研究報告が紹介されていました。

うつ関与のタンパク質特定=新たな治療法期待-岡山理科大など
時事メディカル 2017/06/01 06:37


(以下、引用)

熱や紫外線などから細胞を保護する役割を持つ「熱ショックタンパク質」(HSP)が、

うつ病の発症に関与していることがマウスの実験で分かったと、岡山理科大と徳島大病院の共同研究グループが発表した。

うつ病の予防や新たな治療法の開発に役立つ可能性があるという。論文は31日付の米科学誌サイエンス・アドバンシーズに掲載された。

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同じような事を続けても大きな変化は見込めない

糖質制限をしていても越えられない何らかの壁がある方、

私も含めてそれなりの数おられるのではないかと思います。

糖質制限からMEC、1日2食から1日1食、人口甘味料許容から人口甘味料排除・・・

それぞれに工夫してその壁を超えようと努力していても、なかなか越えられないことが多いと思います。

私自身、「糖質制限をしていても体重が途中までしか下がらない」という壁に数年間悩まされ続けてきました。

様々な経験を積み重ねていく中で、同じような発想で、最初の発想の延長線上にあるような発想で壁を乗り越えようとしても

身体の恒常性維持(ホメオスターシス)が勝ってしまうという事を感じるようになりました。

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治療の選択肢を与え続ける

新しい病院に移って湿潤療法を行う機会がかなり増えてきました。

ただいわゆる急性期病院ではないので、外傷したばかりの人がそのまま受診するというケースは少なくて、

他所の急性期病院で従来治療を受けた患者さんがリハビリ目的で当院へ転院して来て、傷の治療を同時に引き継ぐという形で診る機会が多いです。

十数例の症例を診てきて、前医が行っている創傷治療で湿潤療法を取り入れているケースは残念ながら皆無です。

中にはすでに植皮が行われているケースがあり、網目状の跡が創面に色濃く残っているケースも見受けられます。

湿潤療法でリカバーできる場合はまだいいですが、植皮後の傷はその後どれだけ湿潤療法を完璧に行ってもきれいに治らない事を私は知っているので、

その傷の治療を引き継ぐ時には何とも言えない無念の想いが致します。

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プラセボ効果とノセボ効果

先日、とある講演会で疣贅(イボ)の治療について学んでいたところ、

疣贅の治療の30%にはプラセボ効果が関わっている」という話を聞きました。

疣贅というのはヒトパピローマウイルスが皮膚の基底層や真皮内に感染し、細胞が異常増殖する事で形成されると考えられていますが、

たとえどんな治療を受けたとしても患者さんが、「この治療でイボは治る!」と信じていれば、3割の部分はその気持ちで治すことができるというのです。

イボのような物理的に腫瘤を形成する病態に対しても心の在り方は改善をもたらすことができるなんて、

ストレスマネジメントの幅広い効果を再認識させられた次第です。

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変えがたい環境に心を変え適応する

最近初めて知ったことですが、

2017年現在、ヨーロッパにはスウェーデン、デンマーク、ノルウェーなど一部の国を除いて、日本のような24時間営業のコンビニがありません。

先日フランス人は基本的に間食をしないという話を取り上げましたが、

コンビニがない事と間食をしない生活習慣は決して無関係ではないように思えます。

「そこに山があるから山に登る」の名言ではないですが、

そこにコンビニがあるから食べ物を買う、そこに食べ物があるから食べるという所が、

私達の中には多かれ少なかれあるような気がします。

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頻回な強い刺激はやがて機能を低下させる

先日出張でビジネスホテルの喫煙者用の部屋に泊まりました。

私はタバコを吸いませんが、近隣のホテルが全て満室で、ようやく見つけたそのホテルでも喫煙者部屋しか空いていなかったためです。

いざ泊まってみると壁などに染み付いたタバコの匂いが非常に鼻につきました。

場面は変わり、日常診療の場面では、

患者さんがタバコを吸っているかどうかは患者さんに尋ねなくてもすぐにわかります。明らかにタバコの匂いがするからです。

しかしタバコを吸っている当の本人は、意外とタバコの匂いがする事に気付いていない事があります。

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自殺を踏み止めているのは薬ではない

医療情報を見ていて時折目に入る研修医過労死のニュース、

私も一歩手前の状態まで来ていた経験があるだけに当人の気持ちを思うと胸が痛みます。

現在多くの医療現場で慢性的な人員不足が見られ、現代医療は医療者の善意による多めの労働により支えられているのが実情であろうと思われます。

西洋医学は救命医療には強いですが、予防医療には大変不向きです。

高血圧にしても、糖尿病にしても、花粉症にしても、喘息にしても、何につけても対応が後手後手になってしまっています。

そんな中、自殺予防の重要性は医療現場で声高らかに叫ばれています

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サラダチキン負荷試験

「タンパク質を摂取すればインスリン、グルカゴンが同時分泌され血糖は変動しないと言いますが、

それではタンパク質摂取では、どのくらいインスリンが分泌されるものなのでしょうか。」

以前、糖質制限実践者の方からそのような質問を受けて、その問題には興味を持ち続けていました。

というのも、糖質制限を続けているのに途中でやせなくなる問題には、タンパク質過剰摂取に伴う高インスリン血症が関わっている可能性が考えられるからです。

糖質であれば血糖値の上昇具合からインスリン分泌量を推測する事もできますが、タンパク質の場合はグルカゴンで相殺されるためそういうわけにもいきません。

ならば測って見てみるしかあるまいということで、

先日、サラダチキン負荷試験なる人体実験を敢行致しました。

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論文にこだわらなくていい

医師の世界ではいかに多くの論文を書き上げるかという事が一種のステータスとなっています。

論文をたくさん書いて世界に認められた医師は、例えば教授になったり、その道のリーダー的存在として周りから見られます。

そして立派な肩書がついて、医療とは関係のない一般人も、その大層な肩書を見て今までさぞ立派な仕事をされてきたのだろうと察します。

しかしそのような論文をすべての医師達が読んでいるかと言えば、そういうわけではありません。

自分の興味のある分野の論文なら細かく読むかもしれませんが、そうでもなければまず読まないですし、

自分の興味ある分野でさえ、医学論文の数は膨大なので全てを読み切ることなど不可能です。

かたや論文1本書き上げるのには相当な労力を要します。書きあげたとしても投稿の際に非常に細かい重箱の隅をつつくような質問の嵐を受け、

修正に修正をかけて受理された論文は非常に限られた条件下での事象しか表現されていなかったりします

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プロフィール

たがしゅう

Author:たがしゅう
漢方好きの神経内科医です。
糖質制限で10か月で30㎏の減量に成功しました。
糖質制限を通じて世界の見え方が変わりました。
今「自分で考える力」が強く求められています。
私にできることを少しずつでも進めていきたいと思います。

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