サイアミディン

ヒューリスティックとアルゴリズム

先日、何気なくBS放送されている放送大学のチャンネルを見ていたら、

錯覚の科学という講座で「ヒューリスティックと行動経済学」というテーマが放送されていたので観てみました。

ヒューリスティックというのは、人間が何かを判断する時に利用している思考のクセのようなものです。

人は自然界の動物とは違って、脳が発達した事で様々な状況を網羅的に常に合理的な判断を下していると思われがちですが、

意外と合理的ではなく、経験則や周囲の環境に左右されて不合理な意思決定をしてしまっている事も多いのだそうです。

例えば、スーパーでお目当ての食品が定額のものと、半額のものとが売られていれば、

安い方がお得だと合理的に判断して、半額の方を選ぶ人がいたとします。

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自ら情報を取りに行く姿勢

AGE測定器の妥当性について私は判断を保留にしました。

私の知識にも限界があるので、測定技術の難しい物理学的な原理だとか工学的な話をされても即座に判断する事はできません。

そんな私の知識不足をサポートするように機械を売る業者は、わかりやすく資料や文献で機械の妥当性を説明してくれますが、

私はわからない分野の真偽を考える時には、人から与えられた情報だけで判断するのではなく、

自分から取りに行った情報も加味して考えるようにしています。

なぜならば人から与えられた情報はこちらでコントロールする事ができないからです。

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ブレない論理

統合医療学会に参加した際、企業の展示ブースの中に、

とある業者が行なっているAGEの無料測定コーナーがありました。

AGEとは終末糖化産物の略で、老化に関わるとされている糖化タンパク質の総称です。

基本的にAGEの生成は不可逆的な変化と言われていますので、AGEは蓄積されこそすれど消えていくことはありません。

ちなみにヘモグロビンA1cも糖化タンパク質で、それ自体は不可逆的な化学反応で生成されますが、

元のタンパク質のヘモグロビンを持つ赤血球の寿命が約120日なので壊されてしまうので永続的には蓄積していきません。

さて、そんなAGEですが、実はまだ一般的な病院や医院で測定することはできません。

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情報を統合する必要性

週末は日本統合医療学会という学会の総会に参加してきました。

統合医療とは西洋医学を基盤とした一般的な医療の形にこだわらず、

補完代替医療(CAM: Complementary and Alternative Medicine)と総称される様々な治療法も駆使して、

より完成度の高い医療を目指しているものです。

私が興味を持つ漢方薬もホメオパシーも、CAMや統合医療の範疇にありますし、

他にもアロマテラピー、催眠療法、鍼灸、エネルギー療法、ラドン温泉療法、芸術療法など様々な治療が含まれています。

世の中の広さをしみじみと感じるところです。

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他人は自分をそんなに見ていない

『他人は自分のことをそんなに一生懸命見ていない』という事を聞いたことがあります。

それは確かに逆の事を考えればわかるように、

自分自身だって他人の事をそんなには一生懸命考えていないのではないでしょうか。

勿論好きな人が出来て、寝ても覚めてもその人のことを考えるという事はあるかもしれませんが、

それにしたって自分が自分のことを考える分量に比べれば、他人が自分のことを考える分量は少ないはずです。

だからあまり他人の目を気にし過ぎない方がよいという意見は、

良きにつけ悪しきにつけ個人的にはすごく納得がいくアドバイスです。

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冷えが取り返しがつかなくなる前に

寒い時期、シャワーを浴びたりするのが意外と至福のひと時だったりします。

特に首の後ろから熱いお湯をかけると気持ちよくて、あまりの気持ち良さにシャワーから上がるのが億劫になる事がよくあります。

そう言えば先日、漢方の勉強会で「冷え症」と「冷え」は明確に区別すべきという話を聞きました。

なぜならば「冷え症」なのか、「冷え」なのかで使うべき漢方薬が大きく変わってくるからです。読者の皆様はこの違いわかりますでしょうか。

「冷え症」とは冷えを感じやすい体質のことで、「冷え」とは局所組織の破綻(血流や水分代謝など)が起こり実際に冷えている状態のことです。

そしてポイントは冷えを感じる中枢は自律神経の中枢である視床(下部)に存在するということです。

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正しく疑えるようになるために

食欲、性欲、睡眠欲などの生理的欲求が広く動物に認められますが、

脳の前頭連合野が発達したヒトならではの欲求として知識欲があります。

知識欲は「なぜ?」を追い求める力、自分の頭で考える人生を送るためには欠かせない原動力です。

しかしそもそも「なぜ?」という着想を持つためには、「疑う」という行為も大事になってきます。

疑うということをしなければ、「あぁそれはそういうものなんだ」と受け入れてその後の行動は知識欲へとつながらなくなっていくからです。

ここで読者の皆さんに質問です。皆さんはどういう時にものごとを疑いますか?

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社会に制限されている自由

私達は自由に生きていると思っていても実は常に様々な制約の中で生きています。

自分で決めた選択だと思っていても、周りの環境に影響されて決めさせられているということもあると思います。

例えば空港などで見られる「動く歩道」、皆さんは動く歩道に乗ることを選びますか、それとも脇にある普通の通路を歩きますか。

おそらく8割くらいの人が動く歩道に乗ると答えられるのではないかと推測します。

しかし動く歩道に乗ると答えた人、動く歩道ゾーンが非常に混雑していて通路の方がガラガラに空いていればどうでしょう。少しは通路を利用する人の数が増えるかもしれません。

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がん細胞をやっつけない

がん細胞はアミノ酸や乳酸も代謝利用する。だから糖質制限だけではがんは兵糧攻めにできない」という意見がありますが、

だからといって現代がん医療の手術、抗がん剤、放射線治療と併用すべきだという主張には私は総論としてあまり賛同できません。

というのも、がん細胞はもともと正常細胞出身の細胞です。正常細胞もアミノ酸や乳酸をエネルギーとして利用できます。

だからがん細胞がアミノ酸や乳酸を利用できるのはある意味当たり前の話なのです。

そもそもがん細胞だけをやっつけようという発想が間違っていると私は思っています。

がん細胞だけをやっつける行為は、どこまで行っても正常細胞をもやっつける行為とつながるからです。

やっつけようとするのではなく、がん細胞にならなくても済む代謝環境を整えることが基本だと思っています。

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見えない異常がこじれて見える異常となる

一般的に高血圧症の9割は原因不明と言われています。

原因がわからないので血圧を上昇させうる塩分を控えるよう指示されたり、

今やその意義さえ見出せないカロリー制限を指導されたり、運動療法を指導されたりして、

よくならなければ仕方がないから血圧を下げる薬が処方され、

原因に対処できないので基本的に一生その薬を飲み続けることになる、というのが悲しいかな日本のほとんどの病院で行われている医療の実情です。

そんな中、残りの1割は明らかな原因のある高血圧症で、これを二次性高血圧症と呼びます。

二次性高血圧症は薬とは別で根本原因に対処することができる場合があるので、これを見逃さないようにと私達は医者になる前に医学部で教育されます。

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ストレス蓄積に気付かず体調を崩していく人達

ストレスマネジメント指導の難しさの本質は、

ストレスという見えないものが同時に自覚されにくいものであるという所にあると思っています。

はたから見れば明らかにストレスで体調不良に陥っていると思われる人であっても、

どれだけ体調不良がひどくても、本人が「ストレスなど関係ない」あるいは「ストレスなどどうしようもない」と思っていれば、

こちらがいくらストレスマネジメントの話をしても全く響かないという経験を数多く積んでいます。

また最近それ以上に厄介だと感じているのは、

体調不調すら自覚していない人もいるということです。

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運動でやせるのは至難の業

この春から通っていたジムを思い切って辞めることにしました。

半年間でいろいろとわかったこともありましたし、ジムに通うのが大分億劫になってきたこともあって今が潮時と判断しました。

これ以上億劫なままジム会員を維持していれば、たいして利益がないのに支出だけが増えていきます。

また別にジムを辞めても運動自体を止めるわけではありません。今度は近所のランニングコースを時々走ってみようかと思っています。

つまり、無駄な支出を抑え、運動環境を変えてみる、というのが今回ジムを辞める主な目的です。

ジムでの運動経験によってわかった大きなことの一つが、「運動で痩せるのは至難の業」だということです。

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本を読むのは楽じゃない

糖質制限をするようになって寝起きはいいのですが、

起きてからの時間をダラダラと過ごしてしまう時は結構あります。

一番多いパターンは手元にあるスマホを見て、ネットサーフィンやSNSの情報をダラダラと見続けてしまう事です。

それで実際何か有効な情報が得られることは少ないのですが、何となくそのまま時間を過ごしてしまうのです。

一方で私の周りにはまだ読めていない本が山ほど積まれているので、その時間を読むことに費やせばいいというのに、

なぜだかそういう方向に動こうとするのには億劫になってしまうのです。

先日NHKの「視点論点」というミニコラムを紹介する番組で、俳優で作家の中江有里さんが「本を読む楽しみ」と題して出演されていました。

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専門科別医療が生み出すポリファーマシー

てんかんという脳の病気があります。

何らかの原因で脳の神経細胞が過剰興奮を起こし、痙攣や意識障害といった形で症状を呈する疾患のことです。

画像上何も異常がない場合に起こすてんかんの事を「特発性てんかん」と呼ぶのに対し、

画像で異常が確認され、その異常部位を発作の焦点として発症するてんかんの事を「症候性てんかん」と呼びます。

高齢者で初発の痙攣発作を起こす時に多いのは脳梗塞の既往があったり、知らないうちに隠れ脳梗塞を起こしたりしている場合が多いです。

脳梗塞を起こしている部位で脳波が乱れやすくなるからだと考えられています。

しかし一方であまり知られていないかもしれませんが、血糖値が高くなり過ぎることによっても痙攣発作は起こります。

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熟考力と瞬発力

私のブログ読者の方と初対面でお会いした時に、

「たがしゅう先生はもっと年配の方かと思っていました」と言われることが時にあります。

私のブログの文章から受けるイメージと実際の私の風貌や話す感じなどにギャップがあるという事なのでしょうけれど、

それは私の文章がある程度しっかりした内容として表現できている傍証ではないかとポジティブに解釈させて頂いています。

振り返ってみれば、私はじっくりと腰を据えて熟考するのが得意なのかもしれません。

反面、思考の瞬発力には欠けています。とっさの質問に対してはあまり良い解答が返せないことをしばしば実感します。

逆にある程度腰を据えて考える時間があるが故に、ブログでの質問などは比較的まとまった返事を返す事ができており、

それが実際有った時のイメージとのギャップを生んでいるのではないかと自己分析しています。

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男女はビシッと区切れない

先日、当ブログで告知したホメオパシーオープンセミナーに参加して参りました。

鹿児島におけるホメオパシーの認知度やいかにと思っておりましたが、

会場は比較的こじんまりとしたセミナールームだったのですが、

最終的にはそのセミナールームが30名以上の方が参加され、部屋が参加者でいっぱいになり急遽椅子を追加するという場面も見られるほど盛況でした。

意外とホメオパシーに興味を持つ人はいるものなんだと思う一方で、その参加者の9割以上は女性である事に驚きました。

実は別の場所でホメオパシーのセミナーに参加した時も参加者のほとんどが女性でした。

単なる偶然の可能性もありますが、理由があるのだとすればなぜなのかについて私なりに考えてみました。

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精神科医が鉄欠乏症に注目する理由

精神科医の奥平智之先生の著書、「マンガでわかる ココロの不調回復 食べてうつぬけ」を読ませて頂きました。



マンガでわかる ココロの不調回復 食べてうつぬけ 単行本(ソフトカバー) – 2017/11/11
奥平 智之 (著),‎ いしいまき (イラスト)


副題に「鉄欠乏女子を救え!」とあり、鉄欠乏症に伴って起こる様々な精神症状、その対策としての糖質制限も含めた食事療法、漢方治療などが紹介されています。

鉄分が欠乏している女性のことをこの本の中では略して「テケジョ」と称して、ソフトタッチなイラストやマンガを交えてわかりやすい説明がなされています。

夏に読んだ同じく精神科医の藤川徳美先生の本と同様、奥平先生も鉄不足をかなり強調されている様子がわかります。

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一時的な過剰適応は有意義

外は急に冷え込んできましたね。

寒いせいか時々くしゃみをすることがあります。

以前読んだ「天才の病態生理」という本で、「くしゃみはてんかんの一種」と書かれた一節がありました。

光くしゃみ反射と呼ばれる現象がありますが、そのメカニズムとしては、

中脳にある光反射中枢が過敏反応し、そこからつながる毛様体神経節や翼口蓋神経節が刺激され、いわゆるくしゃみ反射が誘発されると言われています。

ただなぜ光くしゃみ反射が起こるのかというのは未だに解明されていませんし、

起こしやすさには遺伝的素因があって、日本人では25%にしかそれが受け継がれておらず、全員が全員光でくしゃみが誘発されるわけではありません。

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こじれた冷えに立ち向かう術

人間は恒温動物で常に体温を一定に保っています。

いわゆるホメオスターシス(恒常性維持)と呼ばれる機構に深く関わる温度産生システムのおかげです。

そのシステムが過剰適応を起こせば発熱、消耗疲弊となれば冷えという現象が起こります。

そしてシステムのシャットダウンが不可逆的に進行していけば、究極の冷え状態、即ち死に至る流れがあります。

ペットなどでも哺乳類の死に立ち会ったことがある人なら、死んだ後の動物は固く冷えきっているという事実を知っていると思います。

広く捉えれば冷えとは死に近づいている危険信号とも捉えることができるのではないでしょうか。

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皆が注目しないものの価値

これは斬新だと自負するような記事を書いた時には意外と拍手が少なかったり、

ちょっとした思い付きでたいして推敲もせずにさらっと書いた記事が意外と多くの拍手が得られたりと、

読者の気持ちは到底コントロールできるものではないという事を拍手数から日々感じています。

ただ拍手されること自体は有り難いですが、拍手が少ないことを私は残念がったりはしません。

大ヒット映画「君の名は。」のプロデューサー、川村元気さんがテレビでこんなことをおっしゃっていました。

「本当に価値のあることは、皆が気づいていない事の中にある」

だから皆気づいていないけれど、なんとなくおかしいと思っている「違和感」にいち早く気づくことによって、

川村元気さんは数多くのヒット作を世に繰り出すことができたというのです。

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過剰適応の仕方は個人差が大きい

世の中にあるすべての病気を細胞機能の過剰適応か消耗疲弊の2種類に分けて考える見方を紹介しましたが、

いつも見ているケアネットニュースに次のような内容の記事が書かれていました。

てんかん脳組織の病理組織学的所見/NEJM
提供元:ケアネット公開日:2017/11/08


(以下、引用)

手術を要する薬剤抵抗性の焦点性てんかん患者の病理組織学的診断において、

成人では海馬硬化症、小児では限局性皮質異形成の頻度が最も高く、次いで成人・小児とも腫瘍が多いことが、ドイツ・エアランゲン大学病院のIngmar Blumcke氏らの調査で明らかとなった。

てんかん発作の基底をなす、構造的な脳病変の詳細な神経病理学的情報は、薬剤抵抗性焦点性てんかんの理解に有益とされる。

(引用、ここまで)

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5日間断食データから読み取れること

前回は5日断食実験における私の血液検査データを御覧頂きました。

本日はその結果を受けての私の感想を徒然なるままに書き連ねてみたいと思います。

まず最初に思ったのは、今回の実験では5日目に血糖値が55mg/dLまで低下しておりましたが、

2013年に8日間の断食実験をした時は7日目でも血糖値は64mg/dLまでしか下がっていませんでした。

なぜ7日間よりも短い5日間でより低い血糖値を呈したのか、それは断食前の食事が糖代謝メインで駆動される内容だったからだと私は考えます。

2013年に8日間断食を実行した際は、実はその1週間前に3日間の断食も施行していました。その時のデータは夏井先生の新しい創傷治療サイトへ投稿しております

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5日間断食での血液検査データ

先日行った5日断食での血液検査の結果が出ましたので、

皆様とシェアさせて頂きたいと思います。

最終摂食は日曜日の22時頃で焼肉食べ放題で糖質も敢えて摂取しました。

月曜日~金曜日の夜19時まで水、お茶以外のすべての飲食物を経口摂取しないというルールで行いました。

採血は月曜日朝、水曜日朝、金曜日朝の3回のタイミングで行いました。

途中ZUMBAを踊ったりもしていますが、基本的には普段通りの生活を完遂できました。

それでは結果をお示ししたいと思います。

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たがしゅうの負荷試験コントロール

これまで行ってきた数々の人体実験シリーズの中で、

サラダチキンバターササミ75gブドウ糖人工甘味料ゼリー人工甘味料コーラの負荷試験に対して、

よくよく考えれば比較対照(コントロール)がなかった事に今更ながら気づきました。

即ち何も食べなかった時と比べると何がどう違うのかという検証です。

というわけで今回の人体実験コーナーでは、

何も食べなかった場合の私の8回採血の結果について報告したいと思います。

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漢方薬はアロパシーとホメオパシーの中間か

細胞機能の過剰適応に対する治療は、

火事に例えると冷水や消化器をかけたり、薪をくべるのを止めたりする行為になります。

具体的には前者は西洋薬や手術などの治療法で、後者は糖質制限や禁煙などの治療法です。

一方で細胞機能の消耗疲弊は、炎の灯火が消えかかっているような状態です。

この状況で薪をくべるのを止めたところで炎の勢いが戻るわけではありません。ここにやせ型の人が糖質制限だけでうまくいかない理由の共通構造を見ることができます。

ましてや消えそうな灯に水や消化器をかけたりするのは論外です。そんなバカなことは誰もしないだろうと思われるかもしれませんが、

重度のうつ病に対して抗うつ薬を処方する行為はまさにこの状況で、現代の一般的な精神医療ではこのような治療が普通にまかり通っているのが実情です。

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過剰適応か、消耗疲弊か

夏井先生の書籍、「炭水化物が人類を滅ぼす【最終解答編】」で、

『つぎはぎだらけの脳と心(デイビッド・リンデン、インターシフト)』という本から引用された脳の進化を進めていく上で設定されている2つのルールが紹介されていました。

①古い部品や機能は絶対に取り外さないこと
②新しい部品や機能を付け加える際、その部品や機能は常に「オン」の状態を保ち、「オフ」スイッチはつけないこと


このルールを踏まえて、世の中にある全ての病気を眺めたとき、

怪我や生まれつきの病気を除いた後天的に発生する全ての病気のことを考えてみた時に、

全ての病気は細胞機能の過剰適応消耗疲弊の2種類に大きく分ける事ができるのではないかと私は考えます。

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他人には決して気付けないこと

先日私が入院で診ていた90代の女性から思わぬ事を言われました。

私、自分の体調が悪い原因がわかったわ

何ですかと尋ねると、「パジャマのゴム紐が私にはきつすぎたようなの。緩めてもらったらスッキリしたわ。

何だそんなことかと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、

これはなかなか素晴らしい着眼点だと私は感じました。

パジャマのゴム紐の締め付けがきつければ、その部分の血流が悪化します。

血流の悪さは万病につながりうる要素であるからです。

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押すべきか、引くべきか

よく言われることですが、ヒトは一人では決して生きていくことはできません。

誰の世話にもならずに生きていく事などできない生き物である以上、多くの誰かと関わりながら生きていく事は避けられない事です。

どうせ関わり合うのであれば、せめていざこざを起こさないように付き合っていきたいと思うのが人情だと思いますが、

ここで世間一般の価値観と自分の価値観とが大きく食い違う場合に、

他人と衝突してでも自分の主義主張を押し通すのか、

それとも自分の主張を抑え込んで、一歩譲って他人と友好な関係を維持するように努めるのか、

これは非常に悩ましい所があります。

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情報断食して初めて気付くこと

先日1時間程度の漢方の勉強会に参加しようという時、

会場に向かおうと車を走らせていた途中でスマホを家に置き忘れたことに気が付きました。

医師の仕事で携帯電話やスマホといった携帯連絡手段は必需品でありまして、

万が一スマホを置き忘れている時間帯に病院から緊急の電話がかかろうものなら、様々な人に多大な迷惑をかけてしまう所があります。

しかし家に引き返すと勉強会に遅刻してしまうくらいの位置にいたということ、

1時間という比較的短い勉強会なので、おそらく電話はかかってこないだろうということ、

かかってきたとしても1時間くらいのタイムラグなら致命的になる可能性は低いであろうということで、

思い切ってそのまま家にスマホを置いたまま勉強会に参加することにしました。

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快感が良いとは限らない

夏井睦先生の「炭水化物が人類を滅ぼす 【最終解答編】」を読んでドーパミンの本質がより深く理解できました。

快感をもたらすことも多いドーパミン刺激を繰り返す事が時に身を滅ぼす結末へとつながるのは、その本質を理解すれば理解できることでした。

明治時代の軍隊で流行した脚気という病気は、

当時の軍医高木兼寛や農学者鈴木梅太郎らの尽力により今でいうビタミンB1の欠乏によるものであることが明らかにされました。

流行の原因が当時の軍隊基本食に採用された白米が、胚芽に含まれるビタミンB1が除かれていたことに起因していたことを思うと、

白米は美味しいという快感の代わりに、身体を不健康にしていたということになります。

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プロフィール

たがしゅう

Author:たがしゅう
本名:田頭秀悟(たがしら しゅうご)
漢方好きの神経内科医です。
南鹿児島さくら病院にいます。
糖質制限で10か月で30㎏の減量に成功しました。
糖質制限を通じて世界の見え方が変わりました。
今「自分で考える力」が強く求められています。
私にできることを少しずつでも進めていきたいと思います。

南鹿児島さくら病院では職員を随時募集中です。
詳しくはホームページhttp://www.nissyoukai.or.jp/
を御覧になって下さい。
見学申し込みもお気軽にどうぞ。

※当ブログ内で紹介する症例は事実を元にしたフィクションです。

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