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2018年2月糖質制限を語る会 in 鹿児島の御案内終了

私が主催する糖質制限を語る会 in 鹿児島の御案内です。
日時:2018年2月24日(土)12時~17時(11時~開場、~18時完全退室)
場所:鹿児島市内の繁華街、天文館の近くにある某貸ホール
内容:糖質制限料理・酒類等を持ち込んで談話するパーティーです。

 ※希望者には、自己紹介とは別にミニプレゼンの時間を設けます。
 糖質制限にまつわる発表、体験談披露、悩み相談、アイデア・意見交換、余興など何でも可。発表時間は1人30分以内が目安ですが、5分10分でも構いません。
参加費:5000円
参加募集人数:12名→16名
参加条件:糖質制限に興味がある方なら誰でも参加可能ですが、事前に実名入りの簡単な自己紹介文を作成して頂く事を条件としています。


※参加者募集は終了と致しました。
(2018年2月21日午後3時現在)。

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立場によって考えは変わる

立場が変わればものの見え方が変わるということは、

長く人生を生きていれば誰しも多かれ少なかれ感じられることではないかと思います。

私のような医師の立場で言えば、今まで医師として良かれと思って患者へ勧めていたことが、

ある時自分が患者の立場となることで、その勧めが思いのほか患者に負担をかけていたということにふと気付くという、

そんなことって人生のあらゆる場面できっと見られるのだろうなと思います。

最近よく聞く糖質制限批判の中に、「糖質制限を長く続けるとバックアップシステムである糖新生の亢進状態が持続し、それがストレスとなって副腎疲労へとつながる」というものがあります。

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量の問題と質の問題

Low T3症候群の原因が「摂取エネルギー不足」と語られるきらいがありますが、

それは厳密な意味で正しいと言えるのかという疑問について本日は取り上げたいと思います。

エネルギーと言えば、生化学を勉強している人であれば、ATP(アデノシン三リン酸)という物質を思い浮かべると思います。

ATPが分解されADP(アデノシン二リン酸)とP(リン)へと変わった際に生まれるエネルギーが様々な生命活動に利用され、

しかもそれはすぐになくなる物質なので溜めておく事ができず、生物の中ではATPの分解と合成が絶えず繰り返されているというのがエネルギーにまつわる共通認識ではないかと思います。

すなわち摂取エネルギー不足とは、細胞レベルで言えば「ATP不足」という事になりますが、

Low T3症候群を呈する時、必ずしもATPが足りていない状態となっているでしょうか?

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生まれ持った体質を大事にする

いわゆる体質が母親の妊娠周辺期の栄養状態に起因しているかもしれないというDOHaD仮説について紹介しましたが、

その時に紹介した下記の医学雑誌にはいろいろと興味深い話が書かれていました。

本日の注目点は、「やせすぎの状態から急激に体重を増やそうとする行為はどうなのか」という点です。

月刊糖尿病2017年7月号
2017年6月20日発売
A4変型判/112頁
価格:本体2,700円+税
ISBNコード:978-4-287-82097-1
全ページカラー印刷
特集●糖尿病の「体質」:発症する人としない人の違いはなにか?
企画編集/安田和基
Ⅳ.「体質」の解明の展望とその発展
3.DOHaD説からみた糖尿病の体質/福岡秀興

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DOHaD仮説と変え難い体質

ここしばらくの記事での考察を積み重ねてきて、

ストレスが加わり続ける事によって起こる(1)警告期→(2)抵抗期→(3)疲憊期という一連の病的反応プロセスに対して、

肥満体質は見た目が悪い一方でストレスに対して抵抗しやすく、うまくマネジメントできないと過剰適応病態に発展しやすいということ、

やせ体質は見た目は良い一方でストレスに対して抵抗しにくく、うまくマネジメントできないと消耗疲弊病態に発展しやすいということ、


そのような構図がある事が私の頭の中で浮かび上がってきました。

一方でこの体質というものはなかなか変え難く、人生における運命共同体のようにも思える存在です。

糖質制限により比較的大きな代謝変化を身体にもたらしたはずの私でも、糖質制限による減量効果は一定効果に留まり依然として肥満体質のままです。

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病状が不可逆的になる前に

私のパーキンソン病診療経験においても、

先日紹介した中坂先生の御著書の症例報告を見ていても、

症状の劇的な改善が認められる事こそあれど、パーキンソン病が治癒したという症例、

ましてや末期のパーキンソン病から全く正常な状態に復帰したという症例は残念ながら一例も認められていません。

一方で末期がんから全く正常な状態に戻ったという症例は奇跡的寛解(radical remission)としての実例があります。

現代医学からは相手にはされていませんが、私は純然たる事実だと思っています

末期がんは克服しうるのに、末期パーキンソン病が克服できない所に、過剰適応病態と消耗疲弊病態の決定的な違いが表れています。

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パーキンソン病を専門家に任せない

人体の機能がオーバーヒートした後に消耗して不可逆的な機能低下をきたす「消耗疲弊」病態、

代表格の病気は認知症です。認知症にまつわっては、コウノメソッドに代表されるごく少量の薬剤処方術が、

その方針に対し理解を示す、少数派でも熱意のある先生達によって広められ、そのすぐれた治療効果が少しずつ市民権を得られつつある状況だと思います。

なぜごく少量の抗認知症薬で効果が出るかと言えば、

薬が作用する相手である神経細胞が消耗疲弊のために機能低下し、少量分しか薬が作用する部位が残されていないからです。

それに加えて、機能低下を踏まえずに常用量投与して実は副作用をきたしているという側面がなくなるために、

ガイドライン的な治療ではなしえない治療効果をもたらしているものと考えられます。

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着実に思考を積み重ねる

私はリアルタイムに人と議論するのは苦手ですが、

一人の時間でじっくり考えるのは割と好きな方です。

なぜならば誰にも邪魔をされずに思考実験を着々と進めることができるからかもしれません。

以前にも記事にしましたが、人と議論をする時に相手が思考の未成熟者なら自分の理論に飲み込まれるだけですし、

思考の成熟者と議論すればその考えに至った背景も立場も環境もすべて異なるために、

正直言って完全なる意見の一致に至ることは珍いです。

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やせ型の人はオーバーヒートしやすい

甲状腺機能の働きについて、医学生向け参考書の「STEP」で復習していると、

次のような記載があることに気付きました。



STEP内科〈3〉代謝・内分泌 (Step series) 単行本 – 2002/11
高橋 茂樹 (著),‎ 板垣 英二 (監修)

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ストレスをマネジメントできずに起こってくること

ストレス学説を最初に唱えたハンス・セリエ(1907-1982)という生理学者がいます。

彼はストレスの元であるストレッサーに曝された際に身体がその有害性に適応しようとする一連の生化学的反応のことを「汎適応症候群」と名付けました。

そしてセリエ博士は、汎適応症候群には3つの段階がある事を示しました。

汎適応症候群
(※図はこちらのサイトより引用させて頂きました。)

各段階の名称は (1) 警告反応期,(2) 抵抗期,(3) 疲憊 (ひはい) 期、となっています。

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コレステロールとストレスの関係

ブログ読者の方より匿名で御質問を頂きました。

コレステロールの上昇とストレスって関係あるんですか?

というものですが、これについてはストレス学の書籍などを読んでみても直接言及しているものは私の知る限りありません。

しかしこんな時もあきらめずに自分の知っている知識と経験を元に、自分の頭で考えてみたいと思います。

結論から言えば「正常な身体機能を有する状況ではストレスに伴いコレステロールは上昇する」と私は考えます。

ただしそれは悪いことではなく、Low T3症候群と同様、身体の適応反応だと私は考えています。

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身体を守る精巧なシステム

ブログ読者のきよすクリニックの先生からLow T3症候群を考える上で有益なコメントを頂きました。

(以下、コメントより引用)

甲状腺ホルモン関連疾患の場合、
視床下部、下垂体、甲状腺、T4→T3変換、標的臓器に異常がないかどうか、および視床下部~標的臓器までの情報伝達系に異常がないかどうかを考えるとわかりやすいです。

低T3症候群において、仮にT4からT3への変換が障害されているとすれば、T4高値、TSH高値となるはずですが、実際にはTSHとT4は高値ではありません

(引用、ここまで)


代謝を高回転にする甲状腺ホルモンが分泌され効果を示すまでには、

様々な段階がある事を知るのとともに精巧に構築されたフィードバック機構を理解する事が重要だという御指摘だと思います。

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病気を味方として捉える

「糖質制限でがんを兵糧攻めにする」という解釈を聞くことがありますが、

その考え方は、西洋医学的治療の延長線上にあるように私には思えます。

すなわち、がんを「やっつけるべき憎き敵」と捉える発想です。そう思うから手術で取ろうとしたり、抗癌剤で叩こうとしたり、放射線を当てて死滅させようとするアクションにつながるのです。

実際、糖質制限でがんを兵糧攻めにするのは無理です。糖質をゼロにしていても、糖新生で最低限の糖は供給されますし、アミノ酸をエネルギー源にする事もできるからです。

だから糖質制限でがんを兵糧攻めにしようと思えば、兵糧攻めにできない状況をストレスに感じてしまいます。

そもそもがんを兵糧攻めにする必要などないと私は考えています。

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多様となったストレスにどう立ち向かうか

以前、パーキンソン病はストレスマネジメント不足病だという私見を述べました。

この私見がもしも正しいとすれば、ストレスマネジメントが上手くできていればパーキンソン病にはならないという対偶は成立するのでしょうか?

一方で、「喫煙者にはパーキンソン病が少ない」という逆相関がある事もよく知られています。

これについても私は以前の記事で、喫煙できるほど酸化ストレス処理能の高い人間はパーキンソン病に関わる酸化ストレスをも処理してパーキンソン病にならなくて済むのではないかという見解を述べました。

さらにBOOCS理論を踏まえて考えると、喫煙を心の底から楽しんでいる人は、

たとえ喫煙自体が大きな酸化ストレス源であったとしても、快によって発動される自然治癒力(自己調整力)の方が上回り、

喫煙の悪影響を帳消しにすることができる可能性があるのかもしれません。

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Low T3症候群熟考

本日は糖質制限界隈で時折問題になるLow T3症候群について考えてみたいと思います。

LowT3症候群(低T3症候群)のT3というのは、甲状腺ホルモンの一種です。

甲状腺ホルモンというのは一言で言えば、全身の代謝を高回転させる方向に働くホルモンです。

甲状腺を含む内分泌系のシステムは全体的に複雑な話が多くて、理解するのが難しい印象を私は持っています。

一方で成書でLow T3症候群について調べてみると、実はたいしたボリュームが割かれていない事が大半です。

なぜならば、後述する理由でLow T3症候群は甲状腺ホルモンが下がる状態でありながら、真の甲状腺機能低下症だとは捉えられていないからです。

糖質制限関連で言えば、摂取エネルギー不足だとこのLow T3症候群になる、という事が言われていると思いますが、

今回はもう少し踏み込んでこの病態の理解に努めたいと思います。

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リベンジ勉強

昨年の同じ時期、大雪のために参加できなかった

日本糖質制限医療推進協会主催の医療従事者向けセミナーが今年も大阪で開かれるということで、

今回こそはと、改めて参加する事に致しました。

糖質制限を語る会 in 鹿児島の翌日ですが、向学のために頑張って参加しようと思います。

最近は糖質選択なる考え方も知るようになり、議論を深める必要性も出てきました。

また昨年4月から自院で緩やかな糖質制限食レベルで入院患者を診る経験も積み重ねてきました。

ここで一度知識の整理を行っておきたいと思います。

参加予定の読者の皆様、何卒宜しくお願い申し上げます。


たがしゅう

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他者貢献と自己犠牲

何か新しいことを始めようという時に、

ワクワクを感じる人と、負担に感じる人と大きく二手に分かれるように思います。

おそらくはその割合は「2:8」となのではないかと思っていますが、

多くの人は、これ以上新しい仕事を増やして欲しくなくて、今まで通りの仕事をしていた方が楽だと感じることでしょう。

しかし2割の人は新しい風を吹き込むことで、現場をさらに良い状況に変えることに喜びを感じる人達です。

8割の人も2割の人の改革が成功すれば、一緒にやってよかったと思ってくれるはずだと思うのですが、

その領域に持っていくために2割の力だけでは不足な事も多いため、8割の協力は不可欠になります

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人は見たいものしか見ない

先日紹介した「月刊糖尿病DIABETES」という雑誌に、

「糖質制限食の限界とSGLT2阻害薬の可能性」と題した記事が書かれていました。

雑誌全体の特集が「今、明かされたSGLT2阻害薬の多面的作用と適正使用」というタイトルですから、

全般的にSGLT2阻害薬の良さをアピールする内容の記事が多い構成となっているのですが、

糖質制限食に対して否定的な見解を述べているようです。

糖質制限食を良しとしてSGLT2阻害薬は極力避けるべきとする私の見解とは真逆のようですので、

本日はその詳細について紹介し、検討してみたいと思います。

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思考の樹は自分にしか育てられない

最近、私は思考の樹を育てる重要性を説いています。

思考の樹とは、自分が得た様々な情報を頭の中で内省し整理することで得られる自分の中に出来た考え方の軸の事を意味しています。

残念ながらこの思考の樹を得るための方法は、自分の思考を丁寧に積み重ねていくより他にないと私は思っています。

たとえ他人に思考の樹を植え付けてもらったとしても、自分の中で内省することなくそれを受け入れてしまった場合、

気温や土壌など環境が異なる樹木の植林が別の土地へなかなか根付かないのと同様に、

ひとたび突風が吹き荒れたらたちどころに吹き飛んでしまうことでしょう。

しかし自分の頭で考えて育てた思考の樹は多少の嵐が吹きすさんだ所でビクともしません。

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腸内細菌を乱す行為の危険性

糖質負荷への耐久性が低いという事で私の頭にすぐに思い浮かぶのは1型糖尿病です。

なぜならば1型糖尿病は小児に多く、感染症などを契機に発症する事が多い事が知られているからです。

その様相から、1型糖尿病の遺伝的素因を持っている人がなりやすい、というように遺伝的側面からのみ病態が語られがちですが、

どうも最近の研究では1型糖尿病にも非遺伝的要因が大きく関わっている可能性が指摘されているようです。

臨床免疫・アレルギー科
第69巻第1号(2018年1月発行)

特集 I.自己免疫疾患
「1型糖尿病 -非遺伝的要因と免疫異常-」

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ヒト本来の代謝システムとは

人体には糖質(グルコース)を主体としたエネルギー産生システムと、

脂質(ケトン体)を主体としたエネルギー産生システムの2種類があります。

一般的にやせ型体質の人は糖質優位の代謝に適応しており、

肥満型体質の人は脂質優位の代謝に適応しているという構図が成り立つのではないかと思います。

どちらのシステムを利用しても、その代謝にうまく適応できていれば、問題はないのかもしれません。

ただどちらが人類本来のシステムかと問われれば、脂質を中心としたシステムの方だと私は思います。

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縁(えん)の強弱

本屋で、偏ってもいいから自分の読みたい本を買うべし、という話をしました。

結局、選択肢は無限にあるように見えても、

その中で実際に選択できるのは縁のある本だけだという現実があります。

それは人との出会いにも通じるところがあるような気がしています。

恋人や結婚相手の候補となる人は、物理的にはそれこそ35憶人いる事になるのかもしれませんが、

実際には縁のある相手としか恋人になれないし、結婚もできないということです。

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自分の思考の樹を育てる

思考が成熟すればするほど、

自分だけの思考の軸が形作られていき、

それは他の誰とも違うものとなっていきます。

それ故に成熟思考の持ち主同士で話し合って一つの結論に持っていくことは本質的には難しいと私は考えています。

逆に言えば、思考が成熟していなければ成人でも自分の思考の軸ができていないので、

他人の意見に左右されて、それが容易に変えられるリスクを抱えるということになります。

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プロフィール

たがしゅう

Author:たがしゅう
本名:田頭秀悟(たがしら しゅうご)
漢方好きの神経内科医です。
南鹿児島さくら病院にいます。
糖質制限で10か月で30㎏の減量に成功しました。
糖質制限を通じて世界の見え方が変わりました。
今「自分で考える力」が強く求められています。
私にできることを少しずつでも進めていきたいと思います。

南鹿児島さくら病院では職員を随時募集中です。
詳しくはホームページhttp://www.nissyoukai.or.jp/
を御覧になって下さい。
見学申し込みもお気軽にどうぞ。

※当ブログ内で紹介する症例は事実を元にしたフィクションです。

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