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サイアミディン

病気と戦わず、病気を見つめる

先日、友人に勧められて以下の小説を読みました。



最後の医者は桜を見上げて君を想う (TO文庫) 文庫 – 2016/11/1
二宮敦人 (著), syo5 (イラスト)


ある日突然余命幾ばくもないことを宣告されたとある3名の患者達、

それぞれの患者が病気と向き合っていく姿がリアルに描写され、生と死について深く考えさせられる医療系小説です。

作者の二宮敦人さんは随分お若い方ですが、すでにこの作品以外にもたくさんの小説を書かれていて、この作品もすでに10万部以上を超えるヒット作となっているそうです。

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理由がわからなくても追及し続ける

先日、NHKスペシャル「人体」についての私の感想を述べましたが、

今その「人体」の特別展が東京は上野にある国立科学博物館で開催されています。

先日ちょうど東京に出かける用事があったので、足を延ばしてその特別展を観覧してきました。

15世紀に活躍したレオナルド=ダ=ヴィンチの天才的な頭脳と観察眼を元にした詳細な解剖研究を元に一気に医学の発展スピードが早まったことの紹介を皮切りに、

脳、筋肉、心臓、骨、神経、呼吸器、消化器など様々な臓器の展示や、

それぞれの臓器の魚類、両生類、爬虫類、鳥類、哺乳類間での比較や発生学についてなど、汎動物学的な観点からもいろいろな解説があったり、

さらには展示の後半には8Kテレビでの鮮明な顕微鏡画像や、今後人体を解明するための鍵であり壁として立ちはだかるエピジェネティクスについて語られるコーナーもあったりして大変に興味をそそられました。

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技術の進歩を安易に歓迎しない

昨年の秋から8回に渡ってテレビで放送されたNHKスペシャル「人体」

タモリさんと山中伸弥先生のダブル司会の番組、皆さんは御覧になられましたでしょうか。

私はなかなか見る機会がなくて最後の方の放送回だけチラッと見て、あとは録画してあった分を遅ればせながら少しずつ見ている状況です。

最新の科学で解き明かす今回の「人体」のテーマは臓器同士の神秘の巨大ネットワークとそれを支えるメッセージ物質とのことです。

今までは脳が司令塔となって全身の各諸臓器に命令を出して人体が動かされているという理解でしたが、

そうではなくて腎臓から心臓へ、筋肉から脳へ、脂肪細胞から血管へ、膵臓から筋肉へ、などのように

臓器同士がそれぞれ独自のメッセージをやり取りを行い複雑なネットワークを形成しているというのがこの番組シリーズを通じて最大のメッセージだと思います。

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自然を重視した食事の在り方

これまで私は、ケトン体産生を促す食事療法という点で、

糖質制限の延長戦上にケトン食、絶食療法があるという風に考えていました。

つまり下記のような理解です。

糖質制限
糖質制限+蛋白質制限=(古典的)ケトン食
糖質制限+蛋白質制限+脂質制限=絶食療法(断食)


ところがふと考えてみると、糖質制限、ケトン食、絶食療法は一直線上に並んでいるのではなく、

糖質制限と絶食療法は一直線上に並んでいるけれど、ケトン食だけ少し外れた所に位置している事に気付きました。

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尿酸が低くても痛風発作をきたす理由

先日の尿酸値低めで痛風発作をきたした患者さん

LDH(乳酸デヒドロゲナーゼ)が低いことと関係があるかもしれないという私の見解についてもう少し詳しく述べてみたいと思います。

LDHという血液検査項目は一般的には細胞破壊を反映する項目と考えられています。

外力や炎症などの理由で細胞が破壊された時に血液中に放出される酵素で逸脱酵素と呼ばれます。

LDHは心臓、肝臓、骨格筋、腎臓など全身の様々な細胞に分布しています。

LDH単独で上昇する場合、身体の中のどこで問題が起こっているのか推定するのは難しいのですが、

例えば一緒に肝臓だけに分布するASTという逸脱酵素が一緒に上昇していれば、肝炎などの存在が示唆されます。

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代謝の乱高下がもたらす弊害

先日30代男性の患者さんが約1週間前に右足の親指に痛風発作をきたしたとのことで、

痛風再発予防のための内科管理を勧められて私のところを受診されました。

この方は昨今の炭水化物抜きダイエットのブームを受けて、

夜の食事で炭水化物を食べないように気をつけているという、いわゆるプチ糖質制限の実践者でした。

それ以外の食事はと言うと、朝は欠食で、昼は炭水化物を普通にあるいは多めに食べているとおっしゃっていました。

そんな中、痛風で問題となる尿酸の値は7.0mg/dLという数値で、

基準値は2.0-7.0mg/dLとされていますので、ギリギリ正常範囲の人が痛風発作を起こしたということになります。

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咳を抑えるため全身を意識する

私の知人から「長引く咳」への対処法について尋ねられたので、

本日はこれについての私の考え方について記事にしたいと思います。

咳とは、気道に入ってきた異物や気道にたまった痰を喀出するために必要な生体の防御反応です。

風邪などの感染症に罹患し、異物を気道から排出する需要が高まった時に出る咳は当然の成り行きであって、

こうした状況で辛いからと安易に咳を止めようとする行為は、むしろ身体の治癒反応を遅らせてしまうため好ましいことではありません。

ただし長引く咳の場合は事情が異なります。もはや排出すべき異物も痰もさほどないにも関わらず、

咳が依然として出続けている状況は、言わば咳反射の「過剰適応」状態であり、直ちに是正すべきと思います。

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仕事のストレスは良いのか、悪いのか

とあるやせ体質の方から興味深いお話を聞かせて頂きました。

その方のお父さんのお話なのですが、その方と同様にやせ体質であったお父さんは、

定年前の仕事をしている時代、太っている姿を目にした事は一度もないというほどスマートな体つきであったそうです。

ところがそのお父さんが定年後仕事をやめて自宅でゆっくりとした生活をするようになってから太り始めたということです。

やせ体質の方が太るということですから、太ったとしておそらく10kg前後のレベルだと想像されますが、

問題は仕事をしている時にはやせていて、仕事をやめた途端に太ったという事実がなぜ起こったかということです。

普通に考えれば仕事をやめて時間のゆとりができて、食べる内容や量が変わったという事が考えられますが、

はたしてそれだけの話でしょうか。

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偶然を得るためチャンスを意識する

タレントの所ジョージさんが先日何気なく見ていたテレビの中で、

600円くらいで買える小さな輪投げセットをたまたま購入して、

小さな輪と入れる的が一つだけというシンプルな構造のこの輪投げセットで楽しく遊ぶために、

3m離れた所から3回連続入れるというルールで遊ぶことを思いつき、

今まで3万回チャレンジして惜しいのは2回連続で入ったのが1回だけだったという事を紹介されていました。

その話の中で、仮に3回輪投げが成功したとしても所詮は偶然に過ぎないという前置きをした上で、

「(だけど)偶然に向かって歩いていかないと、偶然は起きない」という事をおっしゃっていました。

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消化管と筋肉と肝臓との関係

ちょっと複雑な話が続いてしまいますが、

消化管→筋肉→肝臓

の流れを考えさせられるもう一つの例を紹介したいと思います。

肝臓が障害される一表現型として肝性脳症と呼ばれる病態があります。

肝臓の大きな役割の一つは「解毒」なのですが、この働きが不十分になる事によって毒素が身体の中を巡り、

興奮、抑うつ、昏睡などの精神神経症状をきたす病態のことを「肝性脳症」と言います。

実はこの肝性脳症の治療の一つとして挙げられているのが、筋肉を増強させる働きを持つとされるBCAAです。

なぜ肝臓の治療に筋肉の働きを高める物質が使われているのでしょうか。

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やせ体質の本質とは

前回はやせ型体質の方の糖質制限を考える際に、

消化管→筋肉→肝臓

の流れを想定すべきという私見を述べました。

なぜそう思うかと言えば、筋肉量が低下したやせ型体質の人の多くは、

糖質制限中に脂質・タンパク質を増やすように指導しても、なかなか増やしきれないという話をよく聞くことから、

大量の食物を一度に消化吸収する能力が落ちている事が想定されるからです。

それに消化管機能が低下しているからこそ筋肉の材料となるタンパク質(アミノ酸)が吸収できず、

結果的に筋肉量が少なくなるという流れも見えてきます。

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筋肉の機能低下はやがて肝臓へ

前回は「筋肉量が少ないとなぜ糖新生能が低くなるか」ついて述べました。

とは言え、糖新生の主戦場は肝臓です。本日はそのやせ型体質の人の中で起こっている現象を肝臓目線で考えてみたいと思います。

肝臓にとって筋肉は糖新生の材料を提供してくれるサポーターです。

そのサポーターが弱っている状況は、たとえるなら株主が少なくなった株式会社のようなものです。

株式会社は株主から集めたお金を元に会社を運営している構造となっていますが、

株主が少なくなれば、当然会社の資金繰りが難しくなってきます。

そうすると会社は少ない資金で何とか現場を立ち行かせるように今まで以上に頑張ります。これが糖新生機能の亢進です。

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筋肉量少ない人が糖新生しにくい理由

ここしばらく私は「やせ体質で筋肉量が少ない人は糖新生能が低い」という事をサラッと言っておりますが、

「糖新生を行っているのは肝臓(が主体)で、(腎臓も少し行っているとはいえ)筋肉は関係ないのではないか」と思っている方もいらっしゃるかもしれません。

本日はその誤解を解くべく、肝臓と筋肉の密接な関係について紹介したいと思います。

キーワードは「コリ回路」と「グルコース・アラニン回路」です。

コリ回路とは筋肉でたまった乳酸を血液を介して肝臓に移動され、肝臓で乳酸からグルコースに変換され、

肝臓で合成されたグルコースが血液を介して筋肉へ移動され、筋肉でグルコースからまた乳酸へ変換されるという代謝サイクルの事をいいます。

この状況では「乳酸は肝臓における糖新生の材料となっている」という見方ができると思います。

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糖質摂取では根本解決にならない

やせ型体質の人が糖質制限を行っている際、久しぶりの糖質摂取によって起こるとされる頭痛、めまい、脱力など、

俗に「糖質酔い」と呼ばれる症状に対し、それは糖質制限によって糖代謝が錆びついたためであり、糖質制限を長期に継続する事はよくないとする論調があります。

この状況と非常に類似している病態として「アセトン血性嘔吐症」があります。

周期性嘔吐症とか、自家中毒症などとも呼ばれますが、この病気もやせ型のこどもに起こりやすく、なおかつ治療法がブドウ糖補給です。

いずれも起こっている現象は「機能性低血糖症」、すなわちストレスや糖質摂取などの血糖上昇イベントに対して糖新生機能の不十分さなどを背景にインスリンが効きすぎる事で起こる一過性の低血糖症状だと思います。

ちなみに自家中毒の原義は、「自分の新陳代謝で作り出した物質で中毒症状を起こす事」で尿毒症や糖尿病性昏睡などの病態も広い意味で自家中毒と呼ぶそうです。

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胃下垂は先天的か、後天的か

本日は胃下垂について考えてみたいと思います。

胃下垂とは、その名の通り「胃が正常な位置よりも下まで垂れ下がっている状態」の事をいいます。

胃下垂
(画像はこちらのサイトより引用させて頂きました)。

胃を支える筋肉や脂肪の少ないやせ型で長身の人」に多いとされ、高度のやせ型体質の人には割とセットで観察される現象です。

ひと昔前の胃の検査がバリウムで行われた頃は、この胃下垂が偶発的に見つかることも多かったですが、

今は胃内視鏡検査が主流となって指摘しにくくなったことや、それが見つかったからといって西洋医学的には特別治療対象とも考えられていないために特に気にも留められていない状況ではないかと思います。

ちなみに東洋医学的には胃下垂や胃アトニー(胃壁の筋肉の緊張が低下し、胃の働きが鈍くなる状態)は立派な治療対象であり、対処するための治療選択肢がいくつかありますが、

今回はその話ではなくて、胃下垂が先天的か後天的かという事について考えてみたいと思います。

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相手の話を最後まで聞く

先日来興味を持ち続けている哲学カフェのルールは3つありました。

①「相手の話を最後まで聞くこと」
②「難しい言葉をできるだけ使わずに分かりやすい言葉で意見を言うこと」
③「相手の意見を全否定しない」


このうち最も大事なのは③で、昨今批判も飛び交う糖質制限界の中でも、③を意識しながら建設的な議論を進めていくことが大事だと思い、

最近は反論記事を書く場合も何が自分の意見と合っていて、何が自分と違っているのかをできる限り明確に書くように心がけています。

ところが最近、自分は意外と①ができていないという事を自覚するようになってきました。

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自由を求めて身体は病む

ブログ読者のだいきちさんから、以下のようなコメントを頂きました。だいきちさん、有難うございます。

(以下、引用)

【2018-03-13 だいきち
潜在意識

病気になるのも自分、治すのも自分
というのは誰しも十分に理解しているはずですが、何故病気になるのでしょう?
こうなると、好きで病気になりたいと公然という人はいないでしょうが、実は潜在意識の中で病気を望んでいる場合もあるのかと見なければ解決できないのです。
母親の愛情を受けたくて、仮病する子がいるといいます。
その心理は十分に理解できますし、大人にも適用できる原理かなとも思います。
その視点で見ていくと、新たなアプローチも存在するかもしれませんね。】

(引用、ここまで)


この御意見は非常に本質をついていると私は感じました。

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ストレスマネジメントの問題は大きい

何でもかんでもストレスマネジメントで片付けないで」というコメントを読者の方から頂いたことがあります。

おそらくその方にとってはストレスマネジメントという具体的ではない治療方針が私がその人の悩みを煙に巻くというか、お茶を濁しているように受け止められてしまったのだと思います。

しかし私はおそらく多くの方が思っている以上にストレスマネジメントの問題を重要視しています。

なぜならばストレスマネジメント不良は、時として糖質制限を実践してもらおうと促す時の最大の妨げとなりますし、

糖質制限によって起こるはずの糖代謝優位から脂質代謝優位への代謝変更を、糖質制限を行なっていたとしても起こさせない程強力に糖代謝へ傾ける原因となり得るからです。

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根治に導けるのは自分だけ

認知症パーキンソン病に対しての減薬治療方針は、

確かに患者さんに目覚ましい治療効果をもたらすことができます。

ただしそれは薬剤の過剰投与による副作用部分がなくなったことによる効果であって、

医師が病気を治すのに何か凄い技術を披露したわけではありません。

平たく言えば、「スタートラインに戻っただけ」

がん放置療法に通じるものがあると私は考えています。

決して病気の進行が踏みとどまったわけではなく、

根本的原因に対処しない限りはやはり緩やかに悪化していくであろうと思います。

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増薬へ導く医師と患者の固定観念

パーキンソン病診療ガイドラインの大きな問題点として、

根本的原因に全くタッチせずに、対症療法に終始すること」を挙げましたが、

それによって起こるもう一つの問題が、薬剤の過剰投与問題です。

これは先日紹介したパーキンソン病薬の減薬についての中坂先生の御著書が明らかにされました。

なぜパーキンソン病の専門家達がこぞって薬剤の過剰投与に気付かないのでしょうか。

それは、やはりパーキンソン病が「原因不明」と位置付けられていることが大きいのです。

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エビデンスなくても理屈で考える

今年パーキンソン病のガイドラインが改定されるとのことで、

それに関する製薬会社主導の勉強会に参加して参りました。

以前は「パーキンソン病治療ガイドライン2011」でしたが、

今回からは「パーキンソン病診療ガイドライン2018」になるということで、

今まで以上に包括的にパーキンソン病の治療の基本的方針を提示していきますよという意図が込められたタイトルとなっています。

しかし私に言わせれば今までとさして変わりのない内容に思えます。

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ケトン食と糖質ゼロ食との違い

がんに対するケトン食の臨床治験が大学病院主導で行われ、

良い結果をもたらしているというニュースを聞く事があります。

ケトン食と一口に言ってもいろいろな種類がありますが、

最も古典的なケトン食は、炭水化物:脂質:蛋白質=4%:90%:6%というほとんど脂質ばかりの食事内容となります。

「ケトン食は厳格な糖質制限食」というイメージを持たれている方もいらっしゃるのではないかと思いますが、

厳しいという以外にケトン食は人為的な食事療法という側面もあると私は考えています。

なぜならば、自然界に存在する食糧を摂取していて自然とケトン食になるという事はまずないからです。

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糖質制限は糖新生を亢進させない

糖質制限を長く続けていると糖新生が亢進し続けるのでよくないという批判も聞きます。

糖新生というのは非常時のバックアップシステムなので、それを常時運転させることは代謝を歪め身体に負担をかけ続けているという主張です。

これに対する私の見解は「糖新生持続状態は必ずしも糖新生亢進状態とは限らない」です。

糖新生亢進状態というのは、私流に言えば糖新生機能のオーバーヒート(過剰適応)となりますが、

それが起こるのはどんな時かという事を考えれば見えてくるものがあります。

例えば、長く糖尿病を患っている人の中に、きっちり糖質制限をしていても糖新生が亢進しているために、空腹時血糖値が200-300mg/dLを呈する方がたまにおられます。

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自然なホルモンバランスを人為で乱さない

性差というものに注目すると病気の新たな一面が見えてきたり、

私達の健康の本質について気が付かされたりすることがあります。

私はヒトの基本は女性にあり、男性は女性のオプションのような位置付けと考えており、

基本的に女性の方が長生きである事は必然的な結果だと解釈するに至っています。

そんな中で女性に多い病気にはその理由について注目すべき点があります。

いつも見ているケアネットニュースには今回次のような記事が紹介されていました。

女性の脳卒中リスクを高める要因とは?
提供元:HealthDay News公開日:2018/03/07

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ストレスは糖代謝を駆動する

糖質頻回過剰摂取で糖代謝ばかりを使い脂質代謝が錆びつくというのであれば、

糖質制限長期継続で脂質代謝ばかりを使い糖代謝が錆びつくということだってあるのではないかという疑問に対して私の見解を述べたいと思います。

結論から言えば、「糖質制限を続けていて糖代謝が錆びつくことはまずあり得ない」です。

まず代謝が錆びつくためにはそのシステムを使用しないのが絶対条件です。

これは自然界を見渡してもそうだと思います。錆びついているものは大抵長らく使用されていないものです。

糖質制限状態では糖代謝は使用されないのではないかとと言えば、決してそんなことはありません。

なぜならばストレスによって糖代謝システムは駆動されるからです。

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糖質への渇望感を抑える方法の個人差

前回に引き続き、鈴木功先生の本の「糖質制限継続のデメリット」と題する部分をさらに読み進めてみますと、

糖質制限は糖質中毒からの離脱には良いが、糖質制限をしている限り糖質依存はなくならない」との記載が出てきます。

依存と中毒は混同されがちな言葉ですが、依存とは「やめられない心」、中毒は「許容量を超えた状態」を指します。

はたして鈴木先生の真意はどういう所にあるのでしょうか。

魔法のスープ ボーンブロスでやせる 間ファスダイエット ― 食べない時間が体をリセット! 単行本(ソフトカバー) – 2018/2/2
鈴木 功 (著),‎ 鈴木 睦美 (その他)

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糖質酔いはなぜ起こるか

鈴木功先生が提唱される間欠的ファスティング+糖質選択の理論では、

肥満の原因は体重のセットポイントを上げるインスリン抵抗性、及びビタミンやミネラルなどの微量栄養素の不足にも関わらず脳においしいと誤認させる精製炭水化物や加工食品であると指摘され、

インスリン抵抗性を改善させるために低インスリン状態となるファスティングを間欠的に取り入れることを勧められています。

ただ食事に関しては精製炭水化物や加工食品の代わりに食べるべきものは、栄養密度の高い野菜や豆類、雑穀などの糖質を含む食品を摂取することを推奨されています。

魔法のスープ ボーンブロスでやせる 間ファスダイエット ― 食べない時間が体をリセット! 単行本(ソフトカバー) – 2018/2/2
鈴木 功 (著),‎ 鈴木 睦美 (その他)


一時的に糖質制限食にしてもよいが長期的には続けるべきではないというのが鈴木先生のご意見です。

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間欠的ファスティング+糖質選択という考え方

鹿児島の内科医、鈴木功先生が糖質制限実践者にとって興味深い本を出版されました。



魔法のスープ ボーンブロスでやせる 間ファスダイエット ― 食べない時間が体をリセット! 単行本(ソフトカバー) – 2018/2/2
鈴木 功 (著),‎ 鈴木 睦美 (その他)


鈴木先生は自身で糖質制限を実践され、66〜69kgの体重がいったん58kgまで減少し、

午後の眠気がなくなるとか、顔の湿疹がよくなるとか、花粉症が軽くなるなどの体調の改善を経験されたそうです。

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なぜ糖質制限不適応者が女性に多いのか

私自身は糖質制限指導していて糖質制限をきちんとやってくれない人はたくさんいますが、

糖質制限を始めたせいで体調が悪くなったという人にはほとんど出会ったことがありません。

その数少ない経験の中で不調を訴えた人は神経症的であったり、執着心が強かったりするいわゆるストレスマネジメント下手な人達でした。

そしてそれらの人達は皆女性で、ネットでの情報で把握する限りでも糖質制限で体調不良を訴える人には女性の割合が多い印象を持っています。

統計学的に検証したわけではありませんので、あくまで私の印象でしかありませんが、

もし女性に糖質制限での体調不良者が本当に多いのだとすれば、それは一体何故なのでしょうか。

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受動的な食事療法はよくない

食事療法というのは主体的治療です。

受動的治療は主導権は医師にあり患者がそれに従う構造ですが、

主体的治療は主導権は患者にあり医師はアドバイザーの立ち位置です。

主体的治療は自分が動かない限り、医師も他の誰も代わりに行ってくれるものではありません。

従って治療の詳細を患者自身が理解しない限り、質の高い主体的治療を行う事は必然的にできない事になります。

ところがそんな主体的治療である食事療法を、受動的治療的に捉えてしまっている人が時に見受けられます。

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プロフィール

たがしゅう

Author:たがしゅう
本名:田頭秀悟(たがしら しゅうご)
漢方好きの神経内科医です。
南鹿児島さくら病院にいます。
糖質制限で10か月で30㎏の減量に成功しました。
糖質制限を通じて世界の見え方が変わりました。
今「自分で考える力」が強く求められています。
私にできることを少しずつでも進めていきたいと思います。

南鹿児島さくら病院では職員を随時募集中です。
詳しくはホームページhttp://www.nissyoukai.or.jp/
を御覧になって下さい。
見学申し込みもお気軽にどうぞ。

※当ブログ内で紹介する症例は事実を元にしたフィクションです。

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