サイアミディン

眼鏡不使用作戦

昨日、近視の原因が幼少期の糖質過剰摂取に伴って想定以上に眼軸長が伸びることにあるのではないかという仮説を延べましたが、

一度伸びた身長が原則縮まないのと同様に、伸びた眼軸はそこから糖質制限した所で戻るわけではなく不可逆的です。

では近視に対して糖質制限は無力で、諦めるより他にはないのでしょうか。

近視に対しては一般的には眼鏡やコンタクトレンズで人為的に屈折率を変えて対処することが一般的ですが、

これは言ってみれば根本原因を放置したまま行っている対症療法になります。

ここで言う根本原因は角膜、水晶体に問題がなければ、眼軸長という事になりこの点に関しては如何ともし難いわけですが、

もう一つ根本原因に関わっているのは、水晶体の暑さを調整し屈折率を変化させうる毛様体筋の存在です。
毛様体筋は普段意識しない筋肉で、自律神経によって絶妙にコントロールされています。

目に問題のない人は近くを見たり、遠くを見たりする際に意識せずともピントがきちんと合いますが、

これは自律神経が毛様体筋の収縮・弛緩を調節しているがゆえになせる業です。

いわゆるゲームやパソコン画面の見すぎで疲れ目となって画面がぼやけて見えるようになるのは、自律神経が疲弊し毛様体筋の調節がうまくいかないからだと考えられています。

そこで近視の根本治療として思いつくのは、自律神経機能を安定させるとともに、毛様体筋を鍛えて今よりも屈折率を自在に調節できるようにするアプローチです。いわば毛様体筋の筋トレです。

毛様体筋を鍛えるためには、身体の筋トレと発想は同じで、今までよりも毛様体筋に負荷をかける必要があります。

私は普段眼鏡をかけているのですが、眼鏡は毛様体筋が自力で調節しなければならない所を、眼鏡レンズがその仕事を肩代わりしてくれています。

眼鏡のおかげで毛様体筋の働きが不十分でもピントを合わせることができるようになるのでよいのですが、筋トレという観点からすれば邪魔な存在です。

私は近くであればよく見ることができるので、遠くのものを見なければならない場面以外は眼鏡がなくても何とか生活可能です。

勿論レントゲンやCTをくまなく観る時など仕事に支障が出る場面では眼鏡をかけなければなりませんが、

そうでもない場面では多少見えにくくてもあえてそのままにして、眼鏡に頼らずに毛様体筋を鍛えるつもりで過ごしてみるのです。

そうすればもしかしたら近視克服という偉業を成し遂げることができるかもしれないとふと思いつきました。

それに糖質制限が常態となった今なら、自律神経も安定しており、もしかしたら今まで以上に毛様体筋の働きを高めることも不可能ではないかもしれません。

ということでしばらくの間、できる限り眼鏡を外す時間を長くして過ごしてみるという実験を試みたいと思います。

すでにしばらくやり始めていますが、早速ちょっと目が疲れてしまう部分はあります。しかし疲れているということは筋トレできているという事の裏返しでもあると思います。

しかし眼軸の長さ次第では毛様体筋がいくら頑張っても物理的に無理という状況もありえるので、

しばらく続けてみてもしも全く良い感触が得られなければ、おとなしく諦めようと思います。

毛様体筋の筋トレではどうしようもない場合、レーシック(LASIK)という角膜を削る視力矯正法がありますが、

私はこれは極力避けたいと思っています。なぜならば手術は不可逆的な処置であり、なにかトラブルが起こったとしても後戻りはできないからです。

ただ知り合いにもレーシックをやって10年、15年快適に過ごせているという人もいるので、誘惑にかられる部分は正直あります。

けれど私はできる限り自分の力で解決する努力を続けたいと思います。

親から授かった身体を自らの意志で傷つけるのは、最後の最後の最後の手段です。


たがしゅう
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夜空を眺める

たがしゅう先生こんにちは。

子どもの頃何かの読者投稿欄で読んだ事だと思うのですが…

その方は視力が悪かったのですが
裸眼で星空を眺めながら夜の散歩するようにしたら
視力がよくなったとのこと

確かそんな事が書かれていたように思います。
ふと思い出しました。

Re: 夜空を眺める

一読者 さん

コメント頂き有難うございます。

勇気づけられるお話です。
その方は無意識に毛様体筋の筋トレができていたのかもしれませんね。

No title

毛様体筋を鍛えるなら寄り目ストレッチがありますね
自分の鼻を見ようとする*10s程度→遠くを見る
これをすると毛様体筋を随意で動かせます
目のピントが合いにくくなった時これをやってます
よければお試し下さい

Re: No title

へっぽこ さん

コメント頂き有難うございます。
実践的アドバイスで大変参考になります。是非ともやってみたいと思います。
プロフィール

たがしゅう

Author:たがしゅう
本名:田頭秀悟(たがしら しゅうご)
漢方好きの神経内科医です。
南鹿児島さくら病院に勤務しています(下段にリンクあり)。
糖質制限で10か月で30㎏の減量に成功しました。
糖質制限を通じて世界の見え方が変わりました。
今「自分で考える力」が強く求められています。
私にできることを少しずつでも進めていきたいと思います。

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