サイアミディン

糖質制限は完璧ではない

糖質制限を推進し続けて5年余り、

この理論のおかげでより安全に、より多角的に患者さんの病気を快方に持っていく事が出来るようになりました。

ただその一方で、糖質制限を行なっているにも関わらず、病気が快方に向かわない患者さんも確実に存在するという事実も明らかになってきました。

糖質制限推進派医師だからこそ見えてきた糖質制限の限界です。

そこに多くは自律神経の問題、即ちストレスマネジメントの問題が関わる事を私は提唱してきましたが、

自分に関して言えば、今それほどストレスを抱え込む状況でないにも関わらず、

糖質制限だけで超えられない壁の問題がやはり残存しています。
長く続けていれば改善していくかもしれないということに淡い期待をかけていましたが、

人生は有限です。この先後悔しないためには、どうしてもこの問題から目を背けず真剣に向き合わなければなりません。

糖質制限をしていても、1日1食を基本としていても、週に1回確実に24時間以上の断食をしていても、そこに運動習慣を付け加えても、

それでも体重が横ばいのまま推移する現実を前に、私はこの問題について考えざるを得ません。

もうひとつ、私は糖質制限をしていても、時々風邪を引きます。

この事実にも真摯に目を向けなければならないと思っています。


風邪は一種のデトックス反応であり、

細菌、ウイルスなどの外邪に対して正常な免疫反応が起こっている証拠だと考えますが、

裏を返せば体内に排除すべき外邪が残存していること、もしくは外邪が入るのを免疫でブロックしきれていないことでもあると思います。

免疫能、血流、酸化ストレス処理など、多面的に改善させる糖質制限でも、

私の身体は外邪をコントロールしきれていないということになります。

そうするとここで糖質制限が完璧な健康法だと仮定した時に、

私はいかなる手段をもってしても、風邪を予防することは出来ないという話になってしまいますが、

そんなはずはないと思うのです。現に風邪をほとんど引かないという人は存在していますし、

私の代謝に改善の余地があると考えるのが妥当でしょう。


これを考えるのにヒントとなるのは、

私が難治性の肥満があるということ、ササミ負荷試験で明らかになった私のインスリン易分泌性、

そして人体の持つ環境適応能力、動的平衡、恒常性維持の性質です。

痩せない理由の可能性として、これまでオートファジーの効率化、その人固有の腸内細菌の性質を挙げてきました。

オートファジー、即ちリサイクルシステムが効率的に働けば、あまり食べずとも現状が維持しやすくなりますし、

腸内細菌によっては食物繊維、アミノ酸などからエネルギーを生み出せば、自らが積極的にエネルギーを生み出さなくても現状が維持できると考えるからです。

どちらがどの程度関わっているかはわかりません。どちらも容易には測定できないからです。

しかし糖質制限の場合、蛋白質も食物繊維も摂りますので、どちらも痩せにくさに寄与している可能性があります。

加えて私の場合、インスリンが分泌されやすいということになれば、絶食時間が長いのでオートファジーはよく働くわ、食べた時のインスリンはよく出るわで非常にやせにくいという話になります。

ただそんな私でも、48時間以上断食すれば流石にやせます。これはオートファジーや腸内細菌によるエネルギーの節約にも限界があるということを示していると思います。

しかし限界はあるけれど少なくとも1日1食、週1回の断食では恒常性を維持できるわけで、

それぐらいヒトの環境適応能力は高く、生命が動的平衡、恒常性維持のシステムを大事にしているかを窺い知ることができます。

運動でやせないのも、リサイクル効率が高まっているが故に、運動で得られたエネルギーを排泄しないからではないかと考えています。

ここまで環境に適応した状態を打破するためには、

やはり絶食時間を今よりも長くするより他にないのではないかと考えています。

そもそも食べることによって生じた問題は、糖質制限であろうとケトン食であろうと、

食べないことによって解決するのが最も妥当なのかもしれません。

そういう意味では容易に48時間以上の断食に踏み切れない私は、

痛いところを突かれてしまいますが、しかし向き合わなければならない点だと思っています。


たがしゅう
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痩せない原因は1食

コメント失礼します。
先生が痩せない原因は、1日1食や間欠的に断食する事にあると思います。
人間は栄養がなかなか入ってこない状況になると極力エネルギーを使わずに生存できるように勝手にセーブします。ですからそのギャグを行わなければならないと思います。
過去数十年、もしかしたら100年?のボディビルダーやボディメイクして素晴らしい体を使って来た人間の歴史からして、食事回数を多くすればするほど代謝が上がりよりエネルギーを消費する身体へとなることは明らかです。
彼らは1日6食ほど食べていますが太りません。実際に食事をする時間が無い場合は、プロテインて代用します。勿論一食にドカ食いしたり、炭水化物ばかり食べては太って当たり前ですが。
人間の身体は観客に適応するように出来ていますので、恐らく先生の食事方では痩せにくくなるだけだと考えます。

Re: 痩せない原因は1食

ホームトレーニー さん

 コメント頂き有難うございます。

> 先生が痩せない原因は、1日1食や間欠的に断食する事にあると思います。

 それはある意味御指摘の通りだと思います。
 私は代謝を安定させたい要望を持ちながらやせたいと願うからいばらの道なんだと思っています。
 従って私の方法論でやせにくくなるのは必然と言えます。

 ただ1日6食でも太らないのは、痩身という事だけに価値感をおけばうらやましいかもしれませんが、
 逆に言えば1日6食にしても体重増加できないというのは、生命維持においては非常に不利な状況です。それは私の目指す所ではないのです。

 代謝を安定させたまま痩身を目指すならばやはりリサイクルシステムの亢進を意識しつつ、さらなる少食を心がけるという事になり、やせにくくなることを承知で行う必要がありますが、
 もしも多少リサイクルシステムが衰えてもいいから痩せたいという場合は、間欠的ファスティングを行いつつ、食べる時にあえて一時的に糖質を利用してあまりリサイクルされないよう代謝を仕向けるのも一つの戦略ではないかと今は考え始めています。

糖質制限は目的ではなくツール

今日の記事もたいへん興味深く読みました。

依存症の回復に有効なアプローチとして「中動態」が脚光を浴びつつあるようです。
また、仏教でよく使われる「ブッダ」の語源は「目覚める」で、意味としては「目が覚めた者」ということだそうです。このあたりは先生の方がお詳しいかもしれませんね。

自分たちの囚われた思考や行動(依存等)から目覚める、というのであれば、「糖質依存」の治療という点では糖質制限も有効なツールの1つと思います。

私は糖質制限を、自分個人の変化をテコに周囲の状態を変えうる可能性を持った食事法、と捉えています。

ただ、たとえば摂食障害などは「中動態」の観方によると個人と周囲の環境との関係を考慮する必要がありそうです。つまり個人の変化だけを考えればよいというものではないかもしれません。

自己責任だけに囚われず、身体の状態は成長過程・環境や周囲の人間関係や状況によることもある、ということを自分で気づいて折り合うことのきっかけになるのでしょう。

糖質制限が、より科学的に、また、多くの人々の体験や衆知によって磨き上げられることはとっても望ましいことです。
同時にそれは守備範囲が明確になるということでもあり、範囲外の専門家との連携が必要になってくるのだろうと思います。

てなことを、記事を読んで感じました。

※コメント一部を修正しました。

誤字脱字多すぎてすみません

先生のおっしゃる通り、1日6食でも体重かわ増えないとはリサイクル出来ていない証拠です。
そもそも、人間は口から肛門まで外界に接している筒状生物でその筒の中を通る間にある程度栄養を吸収しているにすぎないと考えます。
しかも、年齢を重ねるごとにその利用率は低下していきます。ですから実は年齢を重ねれば重ねるほど、より多くのタンパク質を摂らなければならないのはアメリカのトップアスリート、トップビルダーでは常識となっているそうです。
口から出入った物を100%利用できる人間は存在しません。もしいたら便が全く出ないはずです。食べたのもをある程度吸収して、排泄する生き物が人間なのだと理解しています。
因みに私は1日2食の固形物と、3回のプロテインを摂取しています。大体ひと月に6キロのプロテインを消費します。ですが、体脂肪率は増えるどころか微々たるものですが下がってますし(現在InBodyで計測し11.3%)、体重も筋肉量程度しか増加していません。
人それぞれの個体差といってしまえばそれまでですが、インスリン抵抗性があり追加分泌があったとしても(私も境界型糖尿なのであるはず)、しっかりタンパク質、脂質摂取し、運動も行っていれば体感も良くなり体質も改善さ、さして抵抗性も改善されると思います。
実際、抵抗性の指標のHomaーβ、homa-αも数年とスーパー糖質制限で改善しました。

Re: 糖質制限は目的ではなくツール

緑楽 さん

 コメント頂き有難うございます。

 中動態、興味を持ち始めています。
 能動態と受動態の中間の意味という事のようですが、まだ正確な意味をつかみ損ねています。
 依存症とも関わるとなればより学ぶ価値が大きいです。是非とも勉強してみたいと思います。

Re: 誤字脱字多すぎてすみません

ホームトレーニー さん

 コメント頂き有難うございます。

> 実は年齢を重ねれば重ねるほど、より多くのタンパク質を摂らなければならないのはアメリカのトップアスリート、トップビルダーでは常識となっているそうです。

 アスリート、ボディビルダーが生命維持に向いているかという問題もあります。
 その先に極限まで身体機能を高める領域を見据えているアスリートの世界で考えれば、やはり身体を鍛えることは基本的には身体に無理をかける行為なのかとも思いますし、その無理を乗り越えるためにタンパク質負荷という事であれば方法論として理解はできても、最適な方法かと問われたら疑問が残ります。

 ちなみに、スポーツ選手と寿命との関係に関しても私は興味があり、目下信頼性の高い情報を検索中です。

中動態

早速のコメント、恐れ入ります。

どうやら中動態は、能動態と受動態の中間というのではなさそうです。

私もよくわかってません。
ただ、インド・ヨーロッパ語族に見られるらしく、サンスクリットも含まれるので、仏教とは親和性があるのかなぁ、とは感じてます。

Re: 中動態

緑楽 さん

> どうやら中動態は、能動態と受動態の中間というのではなさそうです。

 違うのですね。御指摘頂き有難うございます。
 とりあえず、中動態の本を一冊読んでみたいと思います。

Re: 痩せない原因は1食

たがしゅうさん、ホームトレーニー さん

 私も、たがしゅうさんが原因は、一日一食と思われます。
 単純に、(摂取 < 消費)とすれば必ず痩せます。
 ただ食事は、一日二食が良いのではと思います。

 ボディビルダーの食事や筋肉の鍛え方は、一部にダイエットに納得することはあっても、普段、普通に生活している人には、関係ないというより、むしろ身体には害になる影響の方が大きいと考えます。
 私は、ボディビルダーの身体が美しいとは感じません。あれだけ肥大した筋肉はむしろ醜く感じます。ホモサピエンス本来の身体ではないと感じるのです。このような身体よりは、普通にスリムで、20~30キロを平気で走れる人の方がホモサピエンス本来の身体のありかただと思うのです。
 私個人的には、あまりに熱心にボディビルをしている人は、筋肉増大依存症だと思います。ある種の依存症です。

 ホモサピエンス本来の食事からすると、糖質制限は、自然に近いと感じます。ホモサピエンスは本来狩猟採集民ですから、動物を狩猟、または、木の実などを得て、12,000年ほど前まで生きてきたのです。

No title

糖質制限は代謝の正常化には有効ですが、当然ながら万能ではないと考えます。
そもそも生命は有限ですしエネルギー代謝が正常だからといって病気にならないということにはならないでしょう。
私自身は糖質制限やファスティングを併用しながらも90キロで維持していますし体調は良いです。
それでも風邪をひきますし、夏井先生のように炎天下で汗をかかないということはありえません。

生命体にとって代謝が重要なことはもちろんなのですが、共生細菌叢と遺伝子発現調整、ホルモン分泌も独立した因子になっていると考えます。これらも糖質制限による代謝改善に影響されるとは思いますが、それは限定された一部についてでしょう。
実は過去に風邪の研究をしていたことがあります。上皮細胞へのウイルスの感染成立には温度が深くかかわっているという結果を得ました。上皮細胞を深部体温と同等に保つとウイルスが細胞内に存在していても細胞は障害されないのです。
実際に33度と37度では細胞の遺伝子の発現パターンに大きく差がありました。
おそらくこのことに代謝の要素はあまり関わっていないと思われます。

そういえば培養細胞はグルコースなしの培地で正常に分裂するんですよね。大昔から知られていることではありますが。

Re: Re: 痩せない原因は1食

Eiryo さん

コメント頂き有難うございます。

「摂取エネルギー<消費エネルギー=やせる」というのは、
問題のエネルギーを正確に算出するのが困難というのがネックです。
細かい条件を加味し苦労して推定エネルギーを算出しても、オートファジーや腸内細菌叢の部分はブラックボックスです。だからカロリー理論は机上の空論だと思っています。

ボディビルダーの身体が美しいか否かは価値観によるところも大きいでしょうね。
確かに行き過ぎた筋肉美は逆に気持ち悪いと私も思います。

良いものも度を超えると悪くなる、ここにも大切な共通原理が隠れているように思えます。

Re: No title

FS さん

コメント頂き有難うございます。

> 上皮細胞を深部体温と同等に保つとウイルスが細胞内に存在していても細胞は障害されないのです。
> 実際に33度と37度では細胞の遺伝子の発現パターンに大きく差がありました


興味深いデータです。
御指摘のようにたとえ代謝が正常でも、
生物は周囲環境との相互関係の中で成立するのであって、変わりゆく環境にダイナミックに適応していくより他になく、矛盾するようですがそれが恒常性を保つための最適の方法なのかもしれません。

酪酸菌の可能性の模索

たがしゅう先生、はじめまして。
私は糖質制限を実践して4年目の者です。
いつも貴重な情報を頂き、ありがとうございます!

ところで私の場合、運動(高強度筋トレ、有酸素は通勤時の短距離のウォーキング程度)を併用すれば体重コントロールは比較的容易にできるんですが、敢えて実験的に運動を極力排除して経過観察を試みたところ、これまでリバウンドを繰り返す結果となっています。

何度か5日間の断食(3日間は水のみ、それ以降はココナッツオイルと塩を摂取)を導入しても、体重は大幅に減るものの、食べはじめると体重はまた増加…という状況です。

しかし、胆汁性下痢の罹患に伴い、酪酸菌(強ミヤリサン)の服用を開始したところ、皮下脂肪がスルスルと落ちていくような感覚があったのを契機に、先日、6日日間の断食を①これまで通り3日間は水のみ、②それ以降はミヤリサン(倍量)の服用のみで、オイルは摂らず…という手法で実施した結果、体重が3kg減少し、その体重で固定…すなわち、セットポイント低下の可能性…という結果となりました。

断食の期間は1日延びました(苦痛を感じなかったので、延長)が、それが原因というより酪酸菌が何らか(脂質代謝の亢進?)の効果をもたらしているのではないか…との考察に至りました。

先生のご研究に少しでもお役に立てると嬉しいです。

Re: 酪酸菌の可能性の模索

山田隆博@FOCS さん

 コメント頂き有難うございます。

> 私の場合、運動(高強度筋トレ、有酸素は通勤時の短距離のウォーキング程度)を併用すれば体重コントロールは比較的容易にできるんですが、敢えて実験的に運動を極力排除して経過観察を試みたところ、これまでリバウンドを繰り返す結果となっています。

 その点は私と全く異なるようです。
 私は逆に食事療法はそのままで、高強度筋トレ&有酸素運動を組み合わせてみましたが、体重は不変~やや微増で筋力のみ増強しました。
 強度が足りないという可能性も考えましたが、それにしても少しは減量してもよさそうなものです。ここにオートファジーを中心としたリサイクル系を普段から利用している者か否かで、運動でやせるかどうかは変わってくる可能性を私は考えています。


> 何度か5日間の断食(3日間は水のみ、それ以降はココナッツオイルと塩を摂取)を導入しても、体重は大幅に減るものの、食べはじめると体重はまた増加…という状況です。

 その辺りの経過は私と大変似ております。

> 胆汁性下痢の罹患に伴い、酪酸菌(強ミヤリサン)の服用を開始したところ、皮下脂肪がスルスルと落ちていくような感覚があったのを契機に、先日、6日日間の断食を①これまで通り3日間は水のみ、②それ以降はミヤリサン(倍量)の服用のみで、オイルは摂らず…という手法で実施した結果、体重が3kg減少し、その体重で固定…すなわち、セットポイント低下の可能性…という結果となりました。

 腸内細菌叢の置き換えが成功した可能性がありますね。
 私もミヤリサンを飲んでいた時期がありますが、その時は全く効果なしでした。
 おそらく胆汁性下痢イベントで腸内細菌叢が物理的に減少していた所に、ミヤリサンを服用したことが酪酸菌の腸内への定着を可能にしたのではないかと推察致します。
 それを下痢イベントなしで成し遂げるなら長時間断食か、人為的に抗生物質を飲むかなのでしょうけれど、いずれもそれぞれの理由があって実践には踏み切れていません。

 しかし大変参考になる情報提供です。誠に有難うございます。

No title

はじめまして。
糖質制限を信じていたものですが、いろんな勉強をし、自ら糖質制限を経験し疑問をもちはじめました。
江部先生に数日前この下記のようなコメントをしましたが無言に終わってしまったようです。

肌を綺麗にしたいという一心から、栄養学やスポーツ医学等勉強し生化学にいきついた者です。
糖質制限のエビデンスは決定的なものはありませんでしたが、肌がきれいになったという方のコメントを見て私もスーパー糖質制限をしてみました。
まず私ですが、150㎝40キロいつもあまり食べなかったので一日の摂取カロリーは約1000㎉くらいでしょうか。(カロリーは少ないですがバランスは考えながら食べていました)
見た目はガリではなく筋肉のないちょいぽちゃになります。
健康診断もすこぶる健康体で病気はありませんが細身と美肌に憧れ糖質制限をしてみました。
すぐ効果はでて、食べても食べても痩せるという状態になりましたが、3日目身体が動かなくなるくらい身体が重くなりました。
元々我慢強いので、この状態で2週間我慢した結果、一日中眠い状態に。
肌は全身粉を吹き、シワが増え、擦り傷も治らず、フケもひどくなり白髪が初めて出ました。
1カ月経過で生理が止まり、最後は泣きながらお米を食べました・・・。
生理はなんとか戻りましたが、死ぬんじゃないかと思うほどの恐ろしい体験をしたので例としてお話したいと思ました。
先生のブログを見てケトン体に慣れる時期というのもわかりましたが、私には我慢のレベルじゃなかったんです・・・。
顔のシワもお米を食べてからは少しはましですが、急に老いた顔を見ると辛いです。
ちゃんとしたエビデンスがないまま実行した私が悪いのですが、この糖質制限で食べてるのに飢餓状態という体験をしたんだと思います。
匂いも人からは言われませんでしたが、少し自分では感じていました。
元々1000キロカロリーほどしか食べない私が飢餓状態・・・それでも異化が急速に進むということは絶食に近いのではないでしょうか。
たくさん食べてるのに実際身体に入ったカロリーは500キロカロリーとかになるから激やせするのですよね。
この時食べる量は先生も書かれてたのでびっくりするくらい食べてます。
ですが、私が急に年老いたのも、同化は全くしていなかったと思われます。
インスリンの同化効果がどれほど大事なのかわかりました。
それと同時に糖尿病1型の方の恐怖感もわかることができました。
今私は、元の自分に戻り、バランスを考えた食事に運動を加え、引き締まった身体を目指し頑張っています。
一個人の声として、どうかすべてが正ではないことを頭の隅にでも置いて頂き、一人ひとりの糖質制限を考えていただきたいなと切に願います。
どうか・・・よろしくお願い致します。


この他にも髪はかなり抜けました。
肌もどす黒くなりました。
何もしてないのに動悸もありました。
糖質制限をやめて高炭水化物を数日しましたら肌は白くなっていき、みずみずしくなり、なにより身体がぽかぽかなんです。
食べてすぐなんか枯れかかってた花が水を得たように指先にも血が通うようにぽかぽかになるんです!
先生!私の身体になにがおこってるのでしょうか。
正を決めつけ「と思います」しか言えない先生ではないたがしゅう先生ですので、私の言葉により何かのヒントになればと思いコメント致します。

長文失礼いたしました!><

Re: No title

hamu さん

 御質問頂き有難うございます。

 150cm、40kgはBMI 17.7と見た目がガリガリかどうかは別にしてやせ型だと思います。
 やせ型の方は急激な糖質制限を行うと代謝適応についていけず体調を崩すケースは時々見受けられます。
 また糖質制限後に起こっていることを非常にストレスフルに受け止められていてかつ軌道修正対応が不十分な様子も見受けられます。ストレス適応しにくい要素に副腎疲労の関与もあるかもしれません。診ていないので断定はできませんが。

> 3日目身体が動かなくなるくらい身体が重くなりました。
> 元々我慢強いので、この状態で2週間我慢した結果、一日中眠い状態に。


 この辺り、非常に盲目的になっておられるように感じます。
 身体が重くなったのならその時点で一旦元に戻して、なぜ重くなったのか考えながら仕切り直せばよいのです。
 ストレスマネジメントの観点も取り入れられた方がよいと思います。
 
 あくまで一般論ですが、やせ型体質の方は緩やかな糖質制限レベルから徐々に慣らしていく方がよいと思います。
 やせ型の方はその時点で消化吸収障害が併存していることも多いので、消化管を休ませるプチ断食の考えも取り入れながら体調ベースに取り組まれることをお勧めします。

 体調をベースに行うということは、やってみて体調が悪くなれば元に戻すということです。
 緩やかな糖質制限でも快方に向かわない場合は、腸内細菌が高炭水化物食に適応している可能性もあるかもしれません。

No title

コメントへの返事ありがとうございます。
もともとストイックになりやすいタイプなので糖質制限のいいとこばかりを見てしまい勉強不足がこのような取返しのつかないことになってしまったことは承知しております。
調べていると痩型の方の糖質制限には生理が止まることが多いようですね。
江部先生の「痩せてる人の糖質制限」でふつうの医師の方が危険で合わない人もいると申されてますが、それでもスーパー糖質制限食は、人類700万年間の進化の歴史において本来の食事であり、人類の健康食との返答や、痩せ型の人は標準体重になるなど言われることはあまりにも極端です・・・。

たがしゅう先生の言われる通り腸は大事なことはわかっておりました。
もちろん糖質制限中はお野菜を食べてたとはいえ、よい状態ではありませんでした。
高炭水化物に適応した腸内細菌だった場合、これは改善したほうがいいものなのでしょうか?

今の食事は運動もはじめ、エネルギー不足なのか体重が戻りませんでしたので、雑穀米を一日2合を食べておかずもしっかりとる食事になりました^^;
なんとか42キロになりウエストは細くなり満足なのですが、ごはんを減らすとすぐ40キロになる身体です・・・。
軽い糖質制限でもかなりこわいのですが。。

あと、ごはんを食べると体中がぽかぽかになる現象は代謝が活発になっているということなのでしょうか?
それとも、悪いことなのでしょうか?

Re: No title

hamu さん

> 軽い糖質制限でもかなりこわいのですが。。

そう思われるのなら、糖質制限はやめておかれた方がよいと私は思います。

> あと、ごはんを食べると体中がぽかぽかになる現象は代謝が活発になっているということなのでしょうか?
> それとも、悪いことなのでしょうか?


体調がよろしいのであれば悪いこととは言えないのではないでしょうか。
いずれにしても御自分の身体のことは、私が考えるよりも御自身が考えられて判断するのがよろしいと思います。

No title

糖は毒。でも食べないと体調不良。
どうしたらいいのかわからず混乱してしまっていたので糖の縛りから解放された気分です。
このまま自分の身体の状態を信じ、気持ちを楽にして食と運動を楽しんでいこうと思いました。

本当に、最後までありがとうございました。

hamuさんへ

たがしゅう先生 失礼します。

hamuさん、糖質制限を行って大変な目に合われたとのこと、本当にお気の毒でした。
世間では一般的なことはかなり知れ渡ってきましたけれど、まだダイエット法の一つであったりとか認識の程度には差がありますね。

さて、hamuさんの糖質制限失敗の件ですが、これは現代の若い子に多くみられることなのではないでしょうか?
食事からおやつまで糖質たっぷりの生活でかつ痩せていないとダメとなると、必然的に高糖質かつ低カロリーとせざるを得ず(食べても太らない人は別ですが)、たんぱく質・脂質の消化吸収能が低下してしまいます。
その状態が長ければ長いほど、一生懸命頑張って(一般的な)糖質制限を実行しても、栄養素を十分に消化・吸収できません。そんな状態で一ヶ月も耐え続けたhamuさんは本当に辛く死ぬ思いだったことでしょう。
(因みにその辺の心配の無い私(肥満体)でさえ、糖質制限に腸内環境が慣れるのには2週間以上かかりました。)

ですので痩せ型の消化吸収能の弱い人が糖質制限を始める場合は、一気にスーパーから始めるのは絶対にNGです。
プチから始めてスタンダードと徐々に慣らしていかないといけません。
スキーの初心者がいきなり急斜面を降りるようなものです。緩い斜面でボーゲンから始めていかないとです。

そして(これ重要!!)日に2、3回の間食(これは糖質オフなもの)を摂ることです。
一般的な通常の三食で全てのエネルギーを摂ろうとせず、間食で一日分の不足を補うのです。
スーパーまでいけるようになっても食が細くエネルギー不足になる場合はこれを続けます。この時点では主食を日に5、6回摂るイメージです。
こうして徐々に内臓を復活させ消化酵素を出るようにし消化吸収力を高めていけば、時間はかかりますが本当の健康な体に戻れます。

とはいえにわかには信じがたいと思いますので、上記の内容を詳しく説明している【川本治療所】のサイト「病気の治療所」内の『体の異常から原因を紐解く』http://karada-naosu.com/category32/

の中の「体形から病気を紐解く:痩せ型タイプ」をご参照ください。
また治療例としてブログ内のカテゴリー
『痩せ過ぎヘニャヘニャちゃんを元気に』http://karada-naosu.com/blog/category/yase/
をご参照ください。

(決して川本治療所の回し者ではございません。面識もございません。隣県なので不調の際は診てもらいたいとは思っています。)

Re: hamuさんへ

福助 さん

 情報を頂き有難うございます。

 やせ型で糖質制限がうまくいかない人にとってはひとつの参考情報になるのではないかと思います。

福助さまへ(お礼です!)

いっとき見ておらず返信が遅くなり申し訳ありません。
最初に私の痛みを理解していただけたことがものすごく嬉しく涙がでました。
糖質制限を勧められてる先生達からすると私の不調体験を言うと嫌な目で見られてしまいます・・・。
その後は勝手にすればいいと突き放された言い方をされてしまいます。
個体の違いというのは同じ人間であれかなりの違いがあるようですね。
だからこそ、人それぞれのダイエットを自分で探すのが大事で、自分を知ることが大事なんだと思いました。
私はダイエットではないですが、食は栄養学を学んでいたのでおやつはたまーにしかとらないしバランスは考えやすいです^^
糖質制限をやめた後なのですが、しっかり食べ運動をはじめました!
とはいえ時間もそんなにないので1週間に1・2回5キロほど歩いたり走ったりするくらいで、あと筋力がないので短時間の数分でもできる筋トレをしています。筋トレと言っても自分の体重を支えるくらいの道具もいらないものです。スクワットとか腕立てとか^^;
これが私には合っていたようでウエストは細くなり、背筋が伸び、いつも身体がぽかぽかで食べてもぽっこり出なくなったんです!!!
身体もいつもだるかったのが軽いしお肌もつるんとなってきてます><
気持ちも生き生きとした考え方に変わりました!
軽度でも運動することで身体が回りだした気がします。
空があおーい!とか花がきれーい!とか思いながら歩いたり走ってます☆彡
福助様の温かいコメントもしっかり見ていろんな目線で勉強し、自分の体調をますます上げていきたいと思います!
感謝いたします!本当に、本当にありがとうございました!><
プロフィール

たがしゅう

Author:たがしゅう
本名:田頭秀悟(たがしら しゅうご)
漢方好きの神経内科医です。
南鹿児島さくら病院に勤務しています(下段にリンクあり)。
糖質制限で10か月で30㎏の減量に成功しました。
糖質制限を通じて世界の見え方が変わりました。
今「自分で考える力」が強く求められています。
私にできることを少しずつでも進めていきたいと思います。

※当ブログ内で紹介する症例は事実を元にしたフィクションです。

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