サイアミディン

無自覚な病気の原因

ある日電車に乗っていてふと乗客を見渡すと、

スマホを片手にうつむき姿勢の人がパッと見半分以上でした。

こうした光景はもはや珍しいものではなくなってきましたが、

今回気がついたのは中学生らしき男子らが首がダランと下がるほど前のめりの姿勢でスマホを見ていたことです。

その子が頭痛や肩こりに悩まされているかどうかはわかりません。

ただ、そのような悪い姿勢が若い頃から無意識のうちに繰り返されている可能性はあると思いました。
ヒトは自分の悪い姿勢を日常生活の中で意識することはあまりありません。

姿勢が悪いことを自覚している人であっても、自覚できるのはせいぜい長時間机に向かって勉強や仕事をしている時などくらいではないでしょうか。

鏡の前で確認する姿は基本的には姿勢が良いときの自分です。

しかし実際には私が電車で目撃した中学生男子のように、自分の意識していないところで結構な悪姿勢をとってしまっているかもしれません。

例えばテレビを見ている時、ソファに座っている時、車を運転している時、などなど……、どうでしょうか。

もしも24時間自分の1日の一部始終を記録した動画があれば、それを見た時に姿勢の悪さに驚くことがあるかもしれません。

自分の姿勢の悪さには気付きませんが、他人の姿勢の悪さはよくわかったりするものです。

そしてもしその姿勢の悪さが様々な身体の不調と関係しているとなればどうでしょうか。

かく言う私も姿勢の悪さを自覚している人間の一人です。

気が付けばすぐに肘をついていたり、首が前傾していたり、嫌になることがあります。

おそらくインナーマッスルが相当弱まっていることでしょう。

幸い私は今のところ頭痛や肩凝りに悩んでいることはありませんが、

ずっとそのような姿勢の悪さが続けば、もしかしたら頭痛や肩凝りへと発展していくかもしれません。

その時に姿勢矯正やインナーマッスルトレーニングの観点なければ、他のどの治療も基本的には対症療法になります。

下手したら「糖質制限なら万能だから」と考えてしまい、

糖質制限の精度を高めれば何とかなるとさえ判断してしまうかもしれません。そうなればますます真の原因から遠ざかってしまいます。

糖質制限は万能的には違いありませんが、決して完璧ではありません。

そのことをわきまえていないと、思わぬことで足元をすくわれてしまう可能性があります。


「他人の振り見て我が振り直せ」とはよく言ったものです。

電車で悪姿勢の中学生を見て、私は自分を見つめ直しました。


たがしゅう
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人間の代謝を上げるには二通りの方法があると思うのですが、それは必要な物質を取り入れて体内で生体内の機能と腸内細菌によって化学反応を起こさせることと。単純に体を柔らかくして物質の通り道をスムーズにすること。糖質制限推進派の人やお医者さんはこの体の物理的な観点がちょっと欠けてる気がします。使われない筋肉が硬直していくとその周りに血流が通らなくなり栄養や酸素、物質が通らなくなって、多分細胞レベルで死んでいくのだ思います。 単純な筋トレは周りに新しい筋肉、細胞をつけることで、あまり意味がなく(筋トレでも少しのインナーマッスルは使われますが)。大事なのはインナーマッスル(体幹)を鍛えるというより柔らかくする(固まってしまって血流が悪くなった筋肉を再び動くように働きかける作業)が大事だと思います。姿勢矯正も、矯正というと無理やりなイメージで逆に体を硬直させてしまいそうなので、単純にインナーマッスル(体幹)を柔らかくする作業です。呼吸が大事なのは、深い呼吸が単純に酸素を奥深くまで届けて血流が良くなり物質がスムーズに体全体に行き渡るからだと思います。 それとともに深い呼吸は、内臓まわりの筋肉も柔らかくして柔らかいゴム風船のようになるからだと思います。固まってしまったゴム風船は膨らましにくいように。
人間の体はちょっとした加圧や、テンションを加えてゆっくりと動かすと普段使われてない筋肉も普段の動く筋肉とともに使われます。
前頭葉が発達しすぎた人間だけが肩凝りを起こすと聞いたことがあります。 瞑想とは活性化しすぎた前頭葉を鎮静化させる行為だと聞いてます。 一流の選手は以下に脱力するか(筋肉に力を入れると硬直してしまうので)が大事だとともいいます。
糖質制限の効果も大きいですが、僕はこのことを考え始めてから、2年半ですが、体のあらゆるところが変わってきました。 目の視力や、歯並び、再石灰化、足の内反拇趾、ヘルニア、O脚、皮膚の状態、慢性胃炎などあらゆる体の回復が見られます。

Re: タイトルなし

なおき さん

コメント頂き有難うございます。

柔らかい所では血流が通りやすい、確かにその通りですね。
木を見て森を見ずの視点では気付かないものがあります。重要な視点を与えて頂き感謝致します。
プロフィール

たがしゅう

Author:たがしゅう
漢方好きの神経内科医です。
糖質制限で10か月で30㎏の減量に成功しました。
糖質制限を通じて世界の見え方が変わりました。
今「自分で考える力」が強く求められています。
私にできることを少しずつでも進めていきたいと思います。

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