サイアミディン

第69回日本東洋医学会学術総会発表のお知らせ

2018年6月8日(金)~6月10日(日)に大阪国際会議場で開催される、

第69回日本東洋医学会学術総会において、6月10日(日)午後の一般演題で不詳私たがしゅうが糖質制限関連の発表をさせて頂きます。

タイトルは「糖質制限理論から東洋医学的食養生を再考する」と題しまして、

古来から経験則で導き出された東洋医学的食養生の方法に糖質制限の理論を組み合わせれば、

さらに良い食養生を目指すことができるのではないかという観点で私見を述べさせて頂く予定です。
医学系のこうした学会の参加費は概して高額で、

この学会の参加費も会員15000円、非会員16000円、学生4000円とかなり値が張りますし、

私の発表自体も7分と短いものですので、読者の皆様をお誘いするのも気が引けはするのですが、

もし万が一興味のあるお方は、是非御発表を聞いて頂ければと思い告知致します。

以下、日時詳細と抄録です。


第69回日本東洋医学会学術総会
会場:大阪国際会議場(グランキューブ大阪)
一般演題(口演発表プログラム)
2018年6月10日(日)14時55分~15時45分 第4会場
老年医学


O-191 糖質制限理論から東洋医学的食養生を再考する
演者:田頭秀悟(医療法人日章会南鹿児島さくら病院)


【緒言】医食同源という言葉で象徴されるように、健康を維持するための基本が食養生にあることは論を俟たないが、伝統的な東洋医学的食養生は長い期間を経て経験論的に培われてきたものである。一方で近年現代医学の中での改革派の医師達の間で糖質制限という食事療法の考え方が生理学的根拠を持って支持されるようになってきた。

【考察】
糖質制限食は血糖値を直接上昇させる糖質を制限する事で確実な血糖コントロールを図る事ができるという点で俄かに注目を集めてきた。糖質制限理論によれば、伝統的食養生の中で控えるよう指導されがちな肉類も優秀な低糖質食材としてむしろ積極的な摂取が勧められる事が多い。その意味で従来の常識から外れた型破りな食事療法と言えるが、実は歴史を振り返ると今に始まった治療法ではない。
日本の古典では、浅田宗伯の治験集「橘窓書影」に、例えば「起立調節障害と思われるやせ型成人女性の症例に対して、穀物を禁ずるという生活指導で症状の回復とともに筋力も増大する経過を辿る」という糖質制限様の食事指導を行った症例が記されていた。古代中国においても神仙術の一つとして穀物を断つ「辟穀(へきこく)」と呼ばれる手法が2000年以上前から伝承されてきた。一方で現代医学においても糖質制限を行う事でケトン体産生が促され、抗老化作用をもつと考えられるFoxO3などのいくつかの遺伝子の発現を上昇させるという機序が判明し、神仙術があながち的外れではないという事も明らかになってきた。今回は伝統的な食養生に関する経験的な知見に対して糖質制限の科学的な観点からも考察を加え、現代における東西融合の新たな食養生の在り方ついて提案したいと思う。

【結論】東洋医学的には、日本および中国の様々な古典により糖質制限が健康を保つ正しい健康法であると分かった。今後は洋の東西を問わず、古典から最新文献まで、様々な知見を加味した食事療法について探求して行きたい。



第69回日本東洋医学会学術総会の公式HPはこちらです(音が出るのでご注意下さい)。


たがしゅう
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プロフィール

たがしゅう

Author:たがしゅう
本名:田頭秀悟(たがしら しゅうご)
漢方好きの神経内科医です。
南鹿児島さくら病院にいます。
糖質制限で10か月で30㎏の減量に成功しました。
糖質制限を通じて世界の見え方が変わりました。
今「自分で考える力」が強く求められています。
私にできることを少しずつでも進めていきたいと思います。

南鹿児島さくら病院では職員を随時募集中です。
詳しくはホームページhttp://www.nissyoukai.or.jp/
を御覧になって下さい。
見学申し込みもお気軽にどうぞ。

※当ブログ内で紹介する症例は事実を元にしたフィクションです。

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