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サイアミディン

誰かに貢献できている感覚

本当に勉強したい人だけに選択的に情報を伝えられるようにするため、

当直中の空き時間を利用して、自分のミニレクチャーをDVDなど動画形式で保存し、

後で興味があるという人に観てもらうというスタイルを始めて1ヶ月程度が経ちました。

最初思いついた時は誰も損しない方法として我ながら良いアイデアが出たと思っていたのですが、

実際にやってみると、いろいろと問題点がある事に気が付いてきました。

端的に言うと、私のモチベーションがなかなか続かないのです。
というのもやってみればわかるのですが、

少なくとも会場に集まっている人達に向けて講義を行うのと、

誰もいない当直室でパソコンの画面に向かって講義を行うというのでは、

声の張り、臨場感、アクセント、熱意、言葉と言葉の間など、いわゆる非言語的なメッセージを伝える能力が圧倒的に劣っているのです。

後で録画された動画を自分で振り返ってみた時に思わず唖然としてしまいました。

それもそのはず、当直中というのはただでさえその日一日の仕事を終えた状態である程度疲れている状態です。

その状態で誰か聞いてくれている人がいるのであればまだしも、誰もいない画面に向かって話しかけるというのでは、

しゃべる側のモチベーションも上がらず、無意識に非言語的な部分で見劣りする部分が出てしまったとしても無理はありません。

それに頑張って動画を残した後も、何のリアクションも手ごたえも得られないので、

その状況で自分のモチベーションを維持していく事はなかなか困難なことだということに気付きました。

正直1ヶ月に2回の動画更新を目指していましたが、すでにその頻度は達成できずにいます。

少し疲れがたまった日の当直ともなれば、「今日はもうレクチャー撮るのは止めておこう」と楽な方に逃げてしまう自分がいるのです。

なかなか難しいものだな、と感じているところです。


このことは逆に言えば、具体的な誰かがいる事で保たれるモチベーションの存在を意味しているようにも思えます。

誰かのためになることが実感できれば、たとえ疲れていようとも頑張れる自分がいるということです。

例えば私にはまだこどもはいませんが、

こどものいる人であれば、一人であれば怠けてしまうような事でも、

こどものためにであれば頑張れるというのは、親の立場からの気持ちとしては大変自然なのではないでしょうか。

あるいはそれはペットを飼っているという人にも当てはまるかもしれません。

対象は誰であっても、具体的に貢献すべき相手がいる事が感じられるということが、

人が行動を起こす時に重要なことなのかもしれません。

私がブログを書いていても、読者の皆さんからコメントや拍手を頂けていることで、

誰か一人でも読んでくれている人がいる実感を持つことができます。

その感覚が貢献感となり、そのおかげで私はブログを続けられているように思います。


たがしゅう
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非公開コメント

無理しなくていいんじゃないですか

動画発信するというアイディアは素晴らしいです。しかし、難しいでしょうね。先生が講演会で講演した時の内容を次々に動画にしていくというのはどうでしょうか。継続できそうな気がします。

No title

いつも興味深い記事をありがとうございます。

先生のミニレクチャー、拝見したいです!
時間差をおいて視聴する人々をイメージし、
それをモチベーションにして下さい。

カテゴリー別に、数分のミニ動画を作成できたら、
病院の宝になるのではないでしょうか?

患者さんが、気軽に学べるチャンスです。
待合時間や診察後の数分間でも、
関心のあるテーマを気軽に学べそうです。
診察を受ける患者さんの、予習、復習です。

私も、拝見し、学びたいです。

Re: 無理しなくていいんじゃないですか

ツチダシンヤ さん

コメント頂き有難うございます。

確かに、ひとつひとつの講演会を着実に動画に残していく作業は重要ですね。
講演会の主催者の意向も関わるし、協力者も必要な作業なので一筋縄にはいきませんが、どうすればこういうシステムを安定的に運営できるか、考えてみたいと思います。

Re: No title

Etsuko さん

コメント頂き有難うございます。

そうですね。観たい人がいつでも観られるように、いつか動画公開を実現したいと考えています。
ただ私もまだ組織に属する身で、一存では決められないので、いろいろ調整しながら進めていきたいと思っています。

No title

いつもどうもありがとうございます<m(__)m>

YouTubeなどに上げて、ブログにもあげて、反応を楽しむ(教育・周知・評価・広告収入・コメント等)、というのはいかがでしょうか☆

Re: No title

まぁこ さん

 コメント頂き有難うございます。

> YouTubeなどに上げて、ブログにもあげて、反応を楽しむ(教育・周知・評価・広告収入・コメント等)、というのはいかがでしょうか☆

 確かに。そうすれば、今の手ごたえのない動画撮影も、やりがいのあるものに変えられるかもしれませんね。
 組織の一員として行うならいろいろクリアしなければならない問題がありますが、ブログの延長戦上で一個人として行う方法はあるかもしれません。前向きに考えてみたいと思います。
プロフィール

たがしゅう

Author:たがしゅう
本名:田頭秀悟(たがしら しゅうご)
漢方好きの神経内科医です。
南鹿児島さくら病院にいます。
糖質制限で10か月で30㎏の減量に成功しました。
糖質制限を通じて世界の見え方が変わりました。
今「自分で考える力」が強く求められています。
私にできることを少しずつでも進めていきたいと思います。

南鹿児島さくら病院では職員を随時募集中です。
詳しくはホームページhttp://www.nissyoukai.or.jp/
を御覧になって下さい。
見学申し込みもお気軽にどうぞ。

※当ブログ内で紹介する症例は事実を元にしたフィクションです。

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