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サイアミディン

ストレスに弱い人から学ぶストレスマネジメント

ついついダラダラと眺めてしまい、

気づけばいつも無駄な時間を費やしてしまっているFacebookですが、

たまには勉強になる記事が流れてくることがあります。

それは「ストレスに弱い人の特徴5選」という記事です。

誰が書いたのかわかりませんが、読んでみるとなかなか納得ができる内容でした。
その記事によると、ストレスに弱い人の特徴には以下の5つがあるそうです。

(1)人から嫌われたくない
(2)自分と他人を比較してしまう
(3)プライドが高い
(4)「なるべく楽したい」と思っている
(5)絶対に失敗したくない


これらは割とシンプルにストレスマネジメント不足の人の特徴をうまく表しているように思います。

(1)はアドラー心理学でいうところの「嫌われる勇気」が持てていないことの裏返しです。

嫌われたくないから自分が本当は嫌なことを相手に無理に合わせて行ってしまい、

その自分が抱えている無理の分だけストレスを抱えてしまうということで理にかなっています。

(2)に関してもアドラー心理学において、「人は自分の持っているものから始めるしかない」という教えがありますが、

他人と比べることは、自分の持っていないものを意識することに他ならないので、

そもそも無理難題を自分に強いていることになりがちなのですが、

それに気付かずにいると、いつまでも到達しえない目標とそれを達成できてない自分とのギャップに苦しみ続けることになります。

世間の人は結婚しているのに自分は結婚できていないのが辛いというのはその一例ですね。

独身だっていいんだと思えれば、ストレスは緩和されるはずです。

(3)も(2)に似ているところがあるのですが、

自分はこうでなければならない、というイメージを、

勝手に自分の中で義務付けてしまっているところがあると思います。

しかしそれはありのままの自分の姿とは違いますし、

言わば虚勢を張っていることでもあるわけなので、

少しでも油断をすると現実と理想とのギャップに苦しむことになりえます。

でも最初からプライドなど持たなければいつどの瞬間を切り取ってもありのままの自分であって、

どんなおっちょこちょいをしようと、大失敗をしようと理想と現実は一致しているのでギャップに苦しむことはありません。

考えてみればヒト以外の動物の世界は人間界でいう所のプライドなどないでしょうから、

オスとしての誇りなどはあるかもしれませんが、

ヒトほどストレスにさいなまれることはないのかもしれません。

(4)は「ストレスをなるべく避けたいと思っている」と言い換えることができそうで、

「ストレス=悪いもの」と捉えている点が問題の本質だと思います。

そんな風に捉えることができるのも人間だけでしょう。

これはストレスを作る考え方というよりは、

受けたストレスの影響が否定的に働く土壌を作る考え方と言えそうです。

以前、スタンフォード大学の学者、ケリー・マクゴニガル氏が「ストレス=活性化」と捉えることによって、

同じストレスが身体に肯定的な影響をもたらすという研究結果を発表されていたのを思い出します。

そして最後に(5)ですが、これも「失敗=悪いもの」と捉えていることの裏返しです。

(4)と同様に受けたストレスをネガティブなものに変化させる考え方だと言えるでしょう。

「失敗を成功の種」と考える失敗学の考え方に触れれば、

この辺りの負の思考サイクルに歯止めをかけるきっかけとなるのではないかと思います。


以上5つのストレスに弱い人の特徴を、

さらに3つにまとめると次のようになると思います。

(1)孤独を恐れる(集団を好む)
(2)(3) ありのまま以上の自分を求める
(4)(5) ストレスは悪いものだと考える


ということは、この内容をひっくり返せば、

それはそのまま万人に共通するストレスマネジメントに変化するのではないでしょうか。

(1)孤独を恐れない(ひとりであってもよい)
(2)ありのままの自分から始める
(3)ストレスは必要なものだと考える


今まで私が考え続けてきたことと一致します。

ストレスに悩まされ続けている人には是非とも参考にしてもらいたいと思います。


たがしゅう
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No title

一般の人で不食を実践している人はいないかと思って検索していてこのブログに出会いました。ストレスマネジメント大変よい記事でした。現役のお医者様は忙しすぎて人間の結果しか見ていません。対処療法ですね。原因を考えて対応するには時間がなさすぎるようです。私も医者を利用しませんが、年一の健康診断はしています。血液検査を参考にしています。でも、田頭先生のようなお医者様が近くにいらしたらなんでも相談のように通いたいです。
タバコのニコチンより害のある砂糖。
砂糖より害のあるストレス。
そんなふうに考えています。

Re: No title

tana さん

コメント頂き有難うございます。

患者が主体的に選んだ治療法を希望すれば全国どこにいてもサポートできる医者と巡り会えるようになるためのオンライン診療の市場化の枠組みが必要だと私は考えています。

ストレス

100歳を超す長寿の方々に共通して見受けられる特徴は「肌つやの良さ」です。

肌つやが良いということはストレスが無いとも言い換えられるのではないでしょうか?

私競馬はしませんが、競走馬もストレスは毛つやに出るといいます。

食も大事ですが、それ以上にストレスが最も健康状態に関与していると改めて思いました。

今日はありがとうございました

こんばんは。
今日のストレスマネジメントの話し面白かったです。
また、連絡します^_^

Re: ストレス

だいきち さん

 コメント頂き有難うございます。

 確かに肌と腸、外界からの刺激を直接受ける部位はストレスの影響もひと際出やすいのかもしれませんね。
 
 目に見えないストレスの問題ですが、目に見える現実世界の事実に注目していくと、実は大きく健康に関わっているという可能性に気が付くことができると思います。

Re: 今日はありがとうございました

濱本 輝文 さん

 コメント頂き有難うございます。 
 何かの足しになれば幸いです。
プロフィール

たがしゅう

Author:たがしゅう
本名:田頭秀悟(たがしら しゅうご)
漢方好きの神経内科医です。
南鹿児島さくら病院にいます。
糖質制限で10か月で30㎏の減量に成功しました。
糖質制限を通じて世界の見え方が変わりました。
今「自分で考える力」が強く求められています。
私にできることを少しずつでも進めていきたいと思います。

南鹿児島さくら病院では職員を随時募集中です。
詳しくはホームページhttp://www.nissyoukai.or.jp/
を御覧になって下さい。
見学申し込みもお気軽にどうぞ。

※当ブログ内で紹介する症例は事実を元にしたフィクションです。

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