サイアミディン

エネルギーを無駄打ちしない

糖質制限の理論を元に世の中を見つめ直してみると、

今までには気がつかなかった様々な事柄が見えてきます。

また今まで興味のなかった事へ興味を持つようにもなってきています。

例えば最近は、インド・スリランカでの伝統医学である「アーユルヴェーダ」について学んでいます。



日本の漢方の由来となった中国の中医学と同様、まだ科学の発達していない2000年以上前から確立されてきた経験に基づく理論体系です。

エビデンス志向の人達には理解されないかもしれませんが、

私はこうした先人が残してきた経験の中にも大事な事があるように思っています。

今日はこの「アーユルヴェーダ」について学んでいて感じた事を書きます。
アーユルヴェーダでは、「バランスのとれた状態」であることを重要視しています。

情緒、知性、体、行為、言動、そして生活環境がよく調和し相互作用してバランスのとれた状態になると、心からの満足と幸福感をもたらす精神的調和が実現する、ということのようです。

私なりに解釈すれば「恒常性を大事にする」とも言い換えられそうです。

身体的なバランスで言えば、消化、吸収、代謝、排泄などの身体機能がきちんと働くことが重要ですが、

そこにとどまらず、精神的なバランス、魂のバランス、感覚のバランスなど総合的に健康をとらえようとするのが、アーユルヴェーダの特徴と言えます。

そのためにアーユルヴェーダでは、「ドーシャ」と呼ばれる体質を見極めて、この体質の人にはこの食べ物を食べなさいとか、あの体質の人にはあんな事を心がけなさいとか、人それぞれに異なるオーダーメイドの助言や施術(ヨガや瞑想など)をしていきます。

その食事の内容は、糖質制限の目線でみると糖質量の多いものも勧められていたりして,必ずしも良いとは言い切れないのですが、

体質によって勧める食事を変えるというやり方には賛同できます。

そして、アーユルヴェーダでは「エネルギーを浪費しないこと」も大切だとされています。

例えば消化の悪いものを食べたり、寒くてじめじめした気候に当たりすぎたりすること、さらにはマスターベーションもエネルギーの浪費につながるとされています。

そうしたエネルギーの浪費を避ける事でバランスのとれた状態を維持する事ができるというのです。

エネルギーの浪費ということで言えば、もう一つ思いつくのは糖質の摂取です。

糖質を摂ることで血糖値が上がり、その緊急事態を抑えるために追加インスリンが分泌されます。まずここでエネルギーの浪費が起こります。

また糖質摂取とともにセロトニン、ドーパミンといった神経伝達物質が一過性に放出されます。これが甘いものを食べた時に元気と幸せを感じる理由です。

しかし本来は喜ぶべき時に喜び,悲しむべき時に悲しむというように、ドーパミンにしてもセロトニンにしても自然な形で放出されるべきだと思います.

糖質によってそれらが強制的に放出されているとするならば,これもエネルギーの浪費と言えるのではないでしょうか.

こうしたエネルギーの浪費を極力避け,総合的なバランスを極力保っている状態がアーユルヴェーダでいうところの「健康」であるということです.



アーユルヴェーダについてはまだまだ奥深くて他にも参考になる事が多そうです.

引き続き勉強してみようと思います.


たがしゅう
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意志が弱い(--)

おはようございまっす!

ムリはやめまーーす!

http://ameblo.jp/suzu554

Re: 意志が弱い(--)

すず。. さん

コメント頂き有難うございます。

それでいいと思います。無理なく自分にあったやり方を探しましょう。

No title

スリランカに大昔から伝わるアーユルヴェーダと呼ばれる伝承医学があり健康に良いとされているサラシアを飲んでいたことがあります、でも きっと あまり良い品質でわなかったように思います.....そのうちに江部先生の 御本にであい糖質制限食に切り替えました、不思議なことに扁桃腺がまつたく腫れなくなり 鼻ずまりもなくなり快適な生活をしています。私には サラシアが合わなかったのだと思います。少しずつアーユルヴェーダを学びたくなりました。

Re: No title

京のsinonome さん

 コメント頂き有難うございます.

 糖質制限の目線でこうした伝統医学を見てみると,新たに見えてくるものがあります.科学的ではない部分はあるにしても,それを差し引いてもなかなか面白いですよ.
プロフィール

たがしゅう

Author:たがしゅう
漢方好きの神経内科医です。
糖質制限で10か月で30㎏の減量に成功しました。
糖質制限を通じて世界の見え方が変わりました。
今「自分で考える力」が強く求められています。
私にできることを少しずつでも進めていきたいと思います。

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