サイアミディン

甘いものが嫌いな人

先日ふとテレビを見ていたら,

タレントの秋野暢子さんがとある散歩番組に出演していました.

秋野さんは現在57歳ですが,非常にスタイルがよく,ダイエット本も出されているようです.



その番組を見て知ったのですが,秋野さんは昔から甘いものが苦手なんだそうです.

例えば,チョコを食べると耳の中で黒板に爪を立てた音がしたり,あんこを食べるとむせ返るそうです.

それゆえ,秋野さんは56年間で3回しかあんこを食べた事がないそうです.うち1回がその番組でしたが,本当にむせておられました.

甘いものに魅了される人が大多数である中で,そういう人もいるのだと知りました.
しかしまた何故そのように甘いものが苦手なのでしょうか.

その様子を見る限り,食べると即座に拒絶反応が出ているようなので,糖質代謝の問題ではなく,おそらく味覚の問題だと思われます.

もしかしたらその体質があるからすらっとやせておられるのかもしれないと思い,ダイエットの内容を少し調べてみました.

すると食生活に関しては「ローカロリーレシピ」を推奨されているようです.

例えば,炭水化物である白米を雑炊にしたり,野菜やたんぱく質を同時に摂ったり,

こんにゃく・カニ・海草などローカロリー製品を使って上手に料理したり,豆腐を毎日一丁食べたりされているようです.

総じて低グリセミックインデックス食食べる順番療法的な弱い糖質制限の内容に思えます.

ところが一方,秋野さんの食の嗜好傾向についてタレント・データベースで調べてみると,

・好物…寿司。鮭。豆類。豆腐。野菜。鰹節(毎回削って食べる)。
 醤油(とんかつ、タコ焼き、やきそば、目玉焼きにかける)。
 せんじ(サバの煮汁を煎じたもの、味噌汁やラーメンの隠し味に最適)。
・嫌いな食べ物…甘いもの(子供の頃から嫌い)。ソフトクリーム(大嫌い)。

とありますが,そのうち「寿司」に少し引っかかります.

「寿司」と言えば,糖質制限の理論を学ぶと,酢飯の砂糖と白米の糖質のダブルパンチなので,かなりのNG食品です.

甘いものが嫌いなのに,寿司は大丈夫というわけですから,

例えばスクロース(砂糖の糖質)に反応して拒絶反応が出ているというわけでもなさそうです.

どうやら純粋に味としての「甘味」に反応しているようですね.寿司が甘いと感じる人はいないですものね.

また秋野さんのダイエット法には運動も大きな要素を占めているようなので,

「甘いものが苦手体質」+「弱い糖質制限」+「運動」

によって素晴らしいダイエット効果を発揮しているのではないかと思いました.


ともあれ一般的に甘いものが好きな女性が多い中で,

秋野さんのような甘いものが苦手な人もいるという事自体も非常に興味深かったです.

もしかしたら中毒性のある甘いものに対して警告を発する事ができる体質だということかもしれません.


たがしゅう
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非公開コメント

たがしゅう先生、こんにちは!
毎日ブログ更新ありがとうございます。とても楽しく拝見させて頂いております。
今回は3回目のコメントさせて頂きます。

本文にあるように、私も子どものときから甘いものが大嫌いで、ケーキやジュース、和菓子、アイスなどはもちろん菓子パンも受け付けませんでした。
でも私もお寿司は大好きでしたし、いわゆる甘くない炭水化物は大好物でした。だから先生の推測される通り、甘さそのものの味覚が苦手なんです。
そして私も人生で一度も太ったことはありません。というか太れない体質でどちらかというと常にガリガリ、、先ほども書いたように甘くない炭水化物はものすごい量を食べていても痩せてました。
そんな私が糖質制限をしてしっかり肉卵魚チーズをとるようになって、身体ががっしりしてきて少しふっくら女性らしくなってきました。糖質制限はただ痩せるだけでなく、私のような体質の方にもとても良いと思います。
そこで少し疑問が出てきたので、先生にお聞きしたくコメントさせて頂きました。
朝からたんぱく質をしっかりとるようになり、お腹が空きにくく昼抜きで夕食まで何も食べなくて平気なので1日2食にしています。
そんなとき、
『食事を取らなければアドレナリン一杯出して体は頑張って血糖値を上げている。
体に蓄えた栄養を削って血糖値上げているのです』ということを聞きました。
先生は1日2食や1食でも平気だとおっしゃってましたが、このように食事の間隔があくと良くないという意見もあります。
私は1食になっても平気だと思ってたんですが、どちらが身体には良いのかわからなくなりました。先生のご意見をお聞かせ願います。
長文、失礼いたしました。宜しくお願い致します。

女性でも

たがしゅう先生、こんにちは^^

甘いものに興味がない女性は、結構いますよ。(大嫌いとまではいかないかもしれませんが)
私の周りにも何人もいます。でも、そういう人は総じて「辛党」なだけであって、チョコレートのかわりにポテチを食べています。
炭水化物全般に興味のない女性って、そういうえば会ったことないですね〜。

逆に、白米をかならず大盛りで食べる女性も知っていますが、とってもスリムでスタイル抜群です。
元々の体質って、すごく大きいと思います。

何事も一人を例に挙げて説明するのは無理がありますね。

Re: タイトルなし

ゆりママ さん

コメント及び御質問頂き有難うございます。

ゆりママさんも秋野さんと同じように甘いものが苦手でいらっしゃるのですね。

それなのに炭水化物だとむしろ好物として食べられる事実、太りにくい体質、糖質制限で女性らしい体つきになるということ、いろいろと興味深いです。貴重な経験を教えて頂き感謝申し上げます。

> 『食事を取らなければアドレナリン一杯出して体は頑張って血糖値を上げている。
> 体に蓄えた栄養を削って血糖値上げているのです』ということを聞きました。
> 先生は1日2食や1食でも平気だとおっしゃってましたが、このように食事の間隔があくと良くないという意見もあります。


その点に関しての私の意見ですが、

基本的に血糖を一日中安定して供給しているのは糖新生のシステムです。基本的に脂質と蛋白質をしっかり確保していればそれだけで血糖値は一定の値で安定します。

アドレナリンやコルチゾールなどのストレスホルモンはいわば緊急低血糖回避システムです。機能性低血糖症やインスリンやSU剤内服などにより下がった血糖を大至急もとに戻すために駆動されるシステムです。

糖質制限をしてグルコーススパイクを起こさなければ、糖新生がしっかり働きます。そのような緊急システムが駆動しているとは思えません(ちなみに私は8日間絶食しましたが、それでもまだアドレナリンは上がりませんでした)。

よって私は食事回数が少なくて現状維持できる方が省エネで長生き、と考えます。

Re: 女性でも

ささ さん

コメント頂き有難うございます。

> 甘いものに興味がない女性は、結構いますよ。(大嫌いとまではいかないかもしれませんが)

そうなのですか。私の中では「甘いもの好きは女性の中でかなりマジョリティだ」と思い込んでしまっていました。

一度、実態調査をしてみても面白いかもしれませんね。

> 逆に、白米をかならず大盛りで食べる女性も知っていますが、とってもスリムでスタイル抜群です。
> 元々の体質って、すごく大きいと思います。


私もそう思います。そういう人は一見うらやましく思えますし、ここにもカロリー理論で説明できない現象があると思います。

ただスリムな人が必ず健康かと言われたら決してそうではないです。やはり体型だけでなく総合的に判断する視点が大事ですね。

イエットにつきまして

小生は ベンゾ関連(その他かも)と思われる、症状でもう少し肥えたいと思っても、それほど食べることも出来ず、困っています。
確かに血糖の跳ね返りなどで、うつが出たりすると思えるんですが、旧来の添加物の入っていない、食品を探すのが困難になっています。
ひょっとして商業・・

甘い物

どちらを選びますか
breakthroughmlab.com/blog1

Re: イエットにつきまして

ねこ丸 さん

コメント頂き有難うございます。

食べられない時に無理に食べる必要はないと私は考えています。体重維持にとらわれ過ぎず、食欲がない時は無理に食べようと思わず水分だけ取って自然に食欲が沸くまで待機するのは一つのやり方だと思います。

食べない間に消化管の建て直しが進み、身体に不要な物質が排出されていく、これが絶食療法の考え方です。

そして食欲が湧いた時にここぞとばかりに脂質とタンパク質を中心に栄養を確保できる糖質制限食を食べれば、その時には消化吸収効率は改善しているはずで、体重も増えてくるかもしれません。

確かに御指摘のように今の世の中で食品添加物のない食品を手に入れるのは非常に困難ですが、糖質制限と絶食の考え方を組み合わせれば立ち向かっていけるのではないかと私は考えています。

不思議な

次の所に普通では考えられない症状で悩んで居られます。
どのようなことが考えられますでしょうか?

Re: 不思議な

ねこ丸 さん

> 次の所に普通では考えられない症状で悩んで居られます。
> どのようなことが考えられますでしょうか?


申し訳ございませんが、未診察の上に直接お話を伺っているわけでもないので、何とも申し上げられません。

はじめまして♪

今日、たがしゅう先生のブログを初めて読んで
低糖質ダイエット中のワタシは、うれしくなりました♪

で、勝手に今日のワタシのブログに
引用させていただいたり、このブログを紹介してしまいました。
http://minorinko.jp/blog-entry-450.html

事後報告でごめんなさい!
でもワタシ自身、低糖質ダイエットをして目からウロコになり、その事実を湾曲して伝えられたり、
変なスポーツジムに弄られたりするのも嫌なんです。

これからもお勉強させていただきます。
よろしくお願いいたします。

Re: はじめまして♪

minorinko さん

 コメント頂き有難うございます。
 また拙ブログを御評価頂き恐縮です。

 少しでもお役に立てる事があれば嬉しく思います。
 今後とも何卒宜しくお願い申し上げます。
プロフィール

たがしゅう

Author:たがしゅう
漢方好きの神経内科医です。
糖質制限で10か月で30㎏の減量に成功しました。
糖質制限を通じて世界の見え方が変わりました。
今「自分で考える力」が強く求められています。
私にできることを少しずつでも進めていきたいと思います。

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