サイアミディン

これから医師になろうとする人へ

これから医師を志すという人は、

少なくとも糖質制限と湿潤療法は必須の知識だと私は考えています。

ただそれを知った上で医師を志すという事は、

従来の問題点と真正面から向き合いながら医学を学んでいくことになるので、

ある意味覚悟のいる事であるように思います。

それでもそういう観点を持って医学を学ぼうとされる人が増えてくれる事を私は望みます。
特に従来の栄養学は根本から見直す必要があると考えています。

しかし、医学部に入れば相も変わらず従来の栄養学が教え続けられることでしょう。

ここは現時点では試験に受かるための覚え事、として割り切るしかないように思います。

研修医であればまだしも、医学生の段階でカロリー制限が正しいのか、糖質制限が正しいのかを、

医師免許がない以上、患者さんへの診療を通じた経験などから判断する機会はないからです。

せめて自分の身体で実験ができればいいですが、

多くの場合、若い医学生は自分が健康であるが故に、カロリー制限と糖質制限の違いを感じにくい状況にあると思います。

それでもなんとか6年間の勉学を乗り越えて、

無事に医師免許を取得することができれば、

そこから先は従来の栄養理論と糖質制限理論、従来の外傷理論と湿潤療法のどちらが正しいのかということを、

患者さんへの診療を通じて実学で確かめることができます。


医師になる動機は人それぞれいろいろあると思いますが、

医師の本分は広い意味で患者さんを治す事です。

そして医学の明るい部分だけではなく、負の問題も知った上でその本分を成し遂げようとすることが、

良い医師になるためにとても重要なことではないかと思います。


たがしゅう
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非公開コメント

どこで線引きしてるんだ?

糖質制限なら糖尿病治療にもダイエットにも効果が段違いですから、
一般的な医者も認めざるを得なくなったという感じですね。

取り入れてくれるのは有難いけど、
自分が今まで学んできた医学と矛盾がないよう無理やり、色々な理屈をコジツケてくるような、
新手の糖質制限つぶしかと思うようなのも出てきましたよ。

どうでもいいから、医者だったら「治るのか、治らないか」で線引きしてほしいです。
「その治療法が、有効なのか、有効でないのか」
要は「良いのか、悪いのか」ですよ。
本当に何でもいいから・・・。
患者の立場としては、それ以外に何もないです。

夏井先生が「医学を守って、患者を守ってない」「治療法を守って患者を守ってない」
というような事を仰っていましたけど、
医者だったら本当に宜しくお願いします。

Re: どこで線引きしてるんだ?

河豚田 さん

 コメント頂き有難うございます。

> 「その治療法が、有効なのか、有効でないのか」
> 要は「良いのか、悪いのか」ですよ。


 ご指摘ごもっともだと思います。シンプルに皆がそう考える事ができれば、医療はもっと良くなるのではないかと思います。

No title

たがしゅう先生

昨日本屋さんで次の本を見つけて一部だけ読んでみました。
「やってみました 1日1食」
http://www.amazon.co.jp/%E3%82%84%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%81%BF%E3%81%BE%E3%81%97%E3%81%9F-1%E6%97%A51%E9%A3%9F-%E8%88%B9%E7%80%AC-%E4%BF%8A%E4%BB%8B/dp/4883206181

期待して購入したのですが、この中の第5章
【「糖質制限食ダイエット」は世にも恐ろしい】
を読んでがっかり。
これまた個人の主観だらけの根拠の無い(薄い)反論だけでした。
この章を読んだだけでこの本自体読む価値の無いものとなってしまいました。残念です。

1日1食も、食の質が良くなければ、ただのカロリー制限と同じなわけで、不必要な糖質の摂取量が落ちたことによる効果と大差無いように思えますが、この辺は先生はどうお考えでしょうか。

Re: No title

福助 さん

 ご質問頂き有難うございます。

> 1日1食も、食の質が良くなければ、ただのカロリー制限と同じなわけで、不必要な糖質の摂取量が落ちたことによる効果と大差無いように思えますが、この辺は先生はどうお考えでしょうか。

 私も福助さんと基本的に同じ考えです。

 1日1食は、食べない他の時間に究極の糖質制限である絶食療法を行っているようなものなので、

 1日1食によってもたらされる効果は「糖質を制限している」事に由来する部分も大きいと思います。

 私の考えでは、糖質制限と絶食療法は延長線上に存在するものです。

 2014年2月17日(月)の本ブログ記事
 「本質を見過ごしてはいないか」
 http://tagashuu.blog.fc2.com/blog-entry-185.html
 も御参照下さい。

生化学の試験

 1970年代後半のある日、当時医学部学生だった私は、生化学の試験で不合格となり、口頭試問を受験する羽目になりました。

助教授: 飢餓時には必要なブドウ糖をどうやって確保するか
私: 肝臓にあるグリコーゲンを利用します
助教授: 貯蔵量には限度があります。ほかには?
私: 肝臓で糖新生が行われます

 なんとかかんとか、試験は通りました。今となっては、しごいてくれた助教授に感謝!感謝!感謝!。

Re: 生化学の試験

ネコ助 さん

 コメント頂き有難うございます。

 流石、基礎の先生はよくわかっておいでですね。

 先入観を捨て事実だけを真摯に見つめれば、見えてくるものがあると思います。
プロフィール

たがしゅう

Author:たがしゅう
漢方好きの神経内科医です。
糖質制限で10か月で30㎏の減量に成功しました。
糖質制限を通じて世界の見え方が変わりました。
今「自分で考える力」が強く求められています。
私にできることを少しずつでも進めていきたいと思います。

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