サイアミディン

医者嫌いの医者

私は自分が医師だから,

当たり前ですが,医師という職業の事がよくわかります.

まだ10年そこらの医師経験しかありませんが,

周りを見ていて医師というのが「ろくでもない職業」と感じる場面が多々あります.

偉そうな態度絶対に謝らない姿勢,わかったような顔をして患者の事を何一つわかっていないという事実,

そして糖質制限を知ってからというものの,その想いがさらに強まりました.

今や私は「医者嫌いの医者」です.
はたして医者は一体何をしているのでしょうか.

「人の病気を治したい」,そう思って医師になったはずの人間が,

実際には食の問題を放置し,数々の検査を行い,結局は薬漬けの生活に引き込んでいるわけです.

その薬で病気が治っているのであればまだいいですが,病気は治っているのではなく,むしろ「見えないように押さえ込んでいる」と言う方が近いのではないでしょうか.

先日も,とある患者さんがかかりつけでベンゾジアゼピン系の薬を処方され,

それを常用しているせいでふらついて認知機能が低下しているという場面に出くわしました.

私がその薬を止める事の意義を説明したところ,

驚くべきことに,その患者さんは「(かかりつけの)先生にこの薬はいい薬で副作用はないから飲みなさいと言われました」とおっしゃいました.

副作用のない薬などほとんどないのです.ましてやベンゾジアゼピンを副作用がないと説明するなど愚の骨頂です.

なぜその医師がそんな事を言うのかを想像すると,おそらくこうです.

ある患者が眠れないと不安を訴えているとします.

この医師はおそらく不安の原因を考える事無く,不安を抑える薬を出してその場をやり過ごそうとしています.

なぜならばその方が楽だからです.なぜ不安を感じているかを丁寧に聞き出すよりも,薬を飲ませてとりあえず落ち着いてもらう方がはるかに楽だからです.

その結果,医師は「抗不安薬に副作用はない」とウソをついているのではないかと思います.

こんな事が病気を治していると言えるのでしょうか.

「その医師が特殊なだけじゃないか」と思われるかもしれませんが,私は医師だからよくわかりますが,決してそうではありません.むしろそんな医師ばかりです.

こんな医師達を患者達は皆尊敬し,医師は偉そうにふんぞり返っているというのだから,

世の中は完全に歪んでしまっているように思えます.


とはいえ,私は全ての医師が嫌いというわけではありません.

例外的に私が好きだという医師も,少ないですが確かにいます.

それは患者さんの病気を治すために,しがらみを振り払い真正面から立ち向かっている医師です.

かくいう私自身も今はまだ理想的な医療ができているとは言い切れません.

しかし自分で自分が好きになれるように,

少しずつでも着実に理想を追い求めていきたいと考えています.


たがしゅう
関連記事

コメントの投稿

非公開コメント

無駄な医療はすべてをダメにする。

先生おはようございます。
今日のコメントを読んでほっとしました。先生のような医者が増えないとこれからの日本は崩壊します。医療機械ばかりが進んで医者の頭はそんなに変わっていないのに、高い機械や設備投資のためにやらなくても良い検査や処置や投薬をして、患者の為の医療行為をしていない。
そんな中、先日聞いた江部先生や夏井先生は、身体にもお財布に優しい医療になっていると思います。賢い人は自分で選択できますが、変な医者でも信じて疑わない人は自分で首を絞めることになると思います。
先生、誰に何て言われようとその考えを貫いてください。

Re: 無駄な医療はすべてをダメにする。

スマイル さん

> 先生、誰に何て言われようとその考えを貫いてください。

 有難うございます.正しいと思う事が正しく行えるようこれからも頑張ります.

スタチンでも喰ってろ!

色々なブログなど見ていると、
患者にはスタチンを奨めていて、
自分は保険でエパデールを処方してもらっている医者がいますよ。
糖質制限をしているようなので中性脂肪は低いと思うけど…

製薬会社を「さん」付けで呼んでいましたけどね。
○○製薬さんって。


No title

はじめまして。医者嫌いの看護師です。
看護師になって十数年ですが、新卒で大学病院に勤めたころ、医師のあまりの横暴さに愕然となりました。学生の頃から、「先生」と呼ばれふんぞり返っている医学生、研修医として入ってきた当初から態度は大きく、一般の会社じゃやっていけないよとびっくりした事を覚えています。私は、普通の会社勤めを数年してから看護師になったのですが、最も一緒に働きたくない部類の人間が医者でした。
いつだったか、あるTVで医師が「本当にまともな医師は全体の2割しかいない」とおっしゃってましたが同感です。私の知人は「1割よ!」なんて言ってましたが・・。
でも、これだけ嫌いでも、やはり信頼のおける尊敬できる医師もやはりいるもので、こういう医師にぜひ頑張っていただきたい。
この先生は信頼できると思えば、私達看護師も頼りにしますし、フォローします。自分の事や家族の相談なんかもします。
たがしゅう先生の考え方に共感したので、私は毎日このブログを見に来ています。
人の意見を聞くことも大事ですが、先生の信念をぜひ貫いてください。

No title

先生の患者さんは幸せですね。

先生のような志をもつお医者さんが増えてくれることを望んでいます。
たがしゅう先生、これからも変わらずにいてください!

No title

拝金と唯物の医療はいずれ消滅します。
本物が残ります。

Re: スタチンでも喰ってろ!

河豚田 さん

コメント頂き有難うございます。

そんな医者もいますよね。糖質制限を指導しているからといって良い医者とも限らないというのがなかなか難しいと思います。

だからこそ特定の医師を盲信せずに「自分の頭で考える」事が大事だと私は考えています。

Re: No title

はなこ さん

共感して頂き有難うございます。

> いつだったか、あるTVで医師が「本当にまともな医師は全体の2割しかいない」とおっしゃってましたが同感です。私の知人は「1割よ!」なんて言ってましたが・・。

私もほぼ同じ感覚です。下手したら1割より少ないかもしれません。

真の医療は、従来医療とは離れた世界にあるという事を暗に示しているようにも思えます。

Re: No title

くろまめ さん

コメント頂き有難うございます。

> 先生の患者さんは幸せですね。

みなさんがそう感じて頂ければよいのですが、実際にはそういう方は現時点で少数派です。

それでも少しずつでも分かって頂けるよう、これからも初志貫徹でやっていきたいと思います。

Re: No title

ft さん

コメント頂き有難うございます。

本物として残れるよう精進を続けたいと思います。

No title

すべてのクスリには副作用がある。当たり前です
クスリの種類が増えるほどリスクは高まる
例えばスタチンは筋肉と末梢神経を破壊するクスリで高齢になると筋肉が萎縮したり筋肉痛で動けなくなり、最悪寝たきりになります。

Re: No title

アンチスタチン主義 さん

 コメント頂き有難うございます.

> すべてのクスリには副作用がある。当たり前です

 そう思います.というより副作用がなければクスリはクスリたりえません.

 ある薬の作用を,人間の都合のよい場合に「主作用」,都合が悪い場合を「副作用」と呼ぶ,要するに見る視点の違いだけであるからです.

ブックマークつけました❗

医者 嫌い と Googleにコールしてこの内容にたどり着きました。文章に共感を感じコメントさせて頂きます。
本物のお医者さんに巡り会えるのは、病院内を見て、よくその方を見て、会話をして、初めて信頼のおける先生に会えたと思っています。入ってすぐ患者に顔も向けず書き物をしながら、話し出す医者!こちらの話も十分に聴かず、診察する科が違う!と豪語する医者!あきらかに、医者側の不手際なのに、謝らない医者! と、医者以前に
、人間の本質を疑わざこるをえません。
書いてらっしゃる通りです。絶対に謝らない、ふんぞりかえる!
医者と言う努力して得た、鎧をつけたならば、上記のような行為は見せないように
更なる努力をされるべきです。必ず、
本物の医者と心から思う人が
必ず現れます。私は自分の身近にこんな方々がいて下さる人生を過ごしてみたいです。(難しいよねぇ)

Re: ブックマークつけました❗

まっこさん さん

 コメント頂き有難うございます。

 この記事が共感を集めること自体が、医師の問題点を如実に示しているのではないかと思います。

耳障りのいいことばかり言うから嫌いです

医師と付き合ってました。どういえばウケがいいのか、みたいなコトを考える人で、耳障りのいいことばかり言うひとでした。でも本心では違うことを考えているから発言の整合性がありませんでした。
万人がそうではないのかもしれませんが、特権階級意識みたいなものが植え付けられているところが大嫌いになりました。それ以来、白衣の人をテレビで見るだけで嫌悪感です。

Re: 耳障りのいいことばかり言うから嫌いです

匿名 さん

コメント頂き有難うございます。

> どういえばウケがいいのか、みたいなコトを考える人で、耳障りのいいことばかり言うひとでした。でも本心では違うことを考えているから発言の整合性がありませんでした。

本音と建前を変える行動は捉える受け手によってそのニュアンスは大分変わってくると思います。

良くいえば相手を傷つけないための思いやり、悪く言えば自分が利益を得るための策略、ものは考えようですね。

でもどうせなら一旦はポジティブな受け止め方をしてみる、それで無理なら静かに距離を置く、そんなスタンスが良いのではないかと私は思っています。
プロフィール

たがしゅう

Author:たがしゅう
漢方好きの神経内科医です。
糖質制限で10か月で30㎏の減量に成功しました。
糖質制限を通じて世界の見え方が変わりました。
今「自分で考える力」が強く求められています。
私にできることを少しずつでも進めていきたいと思います。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
これまでの訪問者数
FC2アフィリエイト
メールフォーム
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR