サイアミディン

氷こんにゃくと簡易ケトン食

こないだ朝の情報番組を見ていると、

「氷こんにゃく」なるものが紹介されていました。

作り方は簡単で、こんにゃくを24時間以上冷凍させて、

冷凍庫から取り出して解凍しただけのものです。

こうする事でこんにゃくの水分が抜けて、かみごたえのあるまるで肉のような食感のこんにゃくができるのだそうです。

こんにゃくは低カロリーだからという事で、ダイエットにもってこいの食材だと紹介されていました。
ただ糖質制限実践者からみれば、

「そんな事をしなくても肉で十分やせられるじゃないか」

と思われるかもしれませんが、

私はそれとはまた違う視点でこの情報を見ていました。


このブログで私は、

糖質制限でうまくいかない人はケトン食へ、

ケトン食でうまくいかない人は絶食療法へと、

食事療法の精度を高めるとよいのではないかという考え方を公開していますが、

個人的には純粋なケトン食、いわゆる古典的ケトン食と呼ばれるものは、なかなか実践が難しいと感じています。

というのも糖質制限だけであれば食べるものの種類はたくさんあってよいのですが、

ケトン食の場合は、簡単に言うと「糖質制限+タンパク制限」なので、

そういう食材を探そうとなると大分絞られてきます。

具体的には各種のアブラ、生クリーム、こんにゃく、きのこ類がそれに該当します。

中でもこんにゃくは、低糖質、低脂質、低タンパク質なので、

糖質制限にとっても、ケトン食にとっても、超優秀食材だという事になります。

確かに上記の食品群だけ食べていれば、理論的には立派なケトン食ですが、

実際にやってみると、少なくとも私の場合はそれだけではなかなか食で満足することができません。

どうしても肉などが欲しくなってしまうわけです。

糖質制限であれば、カロリー非制限でもそれなりに成立しますが、

ケトン食をしようとなると、肉は高タンパク食品なので、

意識的に量を少なくしないと、普通に食べたらすぐにタンパク質オーバーになってしまいます。

つまり、ケトン食を実践しようと思ったら、

糖質量に加えて、実質食べるトータル量もコントロールする必要があります。

しかし私は食品の栄養成分を細かく計算して普段の献立を作ったりするのは至極苦手なので、

できれば、カロリー非制限で食べてもケトン食になるようなスタイルにしたいところです。

そうするとこんにゃくやきのこだけでやっていくのかという話になってしまいますが、

そこで冒頭の氷こんにゃくを利用すれば、

カロリー非制限で行う、言わば簡易ケトン食とでも言える食事療法に、

役立ってくれるのではないかと感じた次第です。

これからちょっとやってみて、

面白い事があればまた報告したいと思います。


たがしゅう
関連記事

コメントの投稿

非公開コメント

タンパク質摂取の目安

すみません
ケトン食のタンパク質摂取量は
どれぐらいなんでしょうか?

脂肪、タンパク質、糖質、の
割合だけではないのですね。


Re: タンパク質摂取の目安

河豚田 さん

 御質問頂き有難うございます。

> ケトン食のタンパク質摂取量は
> どれぐらいなんでしょうか?

「古典的ケトン食(炭水化物:脂質:蛋白質=4%:90%:6% (※狭義のケトン食)」ですから、

 例えば目標を2000kcalとするなら、

 蛋白質はそのうちの6%、120kcalとなります。
 
 そして1gのタンパク質が4kcalのエネルギーという従来の栄養学を当てはめれば、120/4=30gとなります。

 ただ、私はカロリー理論は全く当てにしていないので、

 腎臓病の食事療法で成果を挙げておられる出浦先生方式の蛋白質の減らし方、「標準体重あたり0.5g/日以下」というのを参考に一つの目安としています。達成するのは結構厳しいです。

特技、脂肪喰い

先生、有難うございます。

>古典的ケトン食(炭水化物:脂質:蛋白質=4%:90%:6% (※狭義のケトン食)」ですから、

これはカロリー換算での%なんですね。
重量計算だと勘違いしていましたが、重量計算よりは楽ってことですね。

それでも古典的ケトン食は厳しそうですね・・・。

以前のブログ記事も読ませて頂いていたのですが、
修正アトキンス食(炭水化物:脂質:蛋白質=10%:65%:25%)ぐらいなら出来そうです。
修正アトキンス食を最低ラインに考えた場合、それより脂質の割合が多くなれば、尚良いということですね。


私は脂肪喰いなら自信があるのですが、
そのため小学生の頃の給食は、クラスの殆どの児童が嫌いだったマーガリンを貰って食べていました。

今、思うと特技が裏目に出た感じで、残念です。

ケトン食と便秘

以前 便秘の件で質問させて頂いた時、脂質を多めに摂取することで便秘が改善するとの意見もあり 実践しているのですが 今のところなかなか改善しません(腹筋がないのも原因かもしれませんが・・)。ちなみに、以前 断食も経験してますが、便秘の改善にはなりませんでした。

今回、ケトン食の記事を見て、ケトン食は脂質を相当な量を摂取するので、ケトン食の人に便秘はいないのでしょうか?タンパクが少ない為、便が沢山でないでしょうが、便が少しでも、スルッと出てくれるのでしょうか?私は下痢にはならず、頑固な便秘なので ちょっと気になりました。

Re: ケトン食と便秘

まる さん

 コメント頂き有難うございます.なかなか手ごわい便秘ですね.

 手元のケトン食の資料を見ますと,ケトン食で便秘するか下痢するかは個人差が大きいようです.

 便秘する場合は,使用するオイルをMCT(中砂脂肪酸)オイルにすると改善すると書かれています.裏を返せば,下痢になりやすりオイルという事でもありますが.

 あるいは,やはり食べるから便秘するわけなので,
 できるだけ食物の入らない時間,消化管を休ませる時間を増やすのがよいと思います.
 そのためには1回だけでなく間欠的に断食を繰り返す,そしてよく噛んで1回の食事量を減らしても満足するように食べる事が大事だと思います.

 それでも無理なら,私であれば漢方薬を併用してみる選択肢があると思います.どの漢方を使うかは診察してみないとわかりませんが.参考になれば幸甚です.

No title

コメントありがとうございます。
中鎖脂肪酸であるココナッツオイルを試したのですが、吐き気があり、今はオリーブオイルを大匙2取っています。それでも全く出ません。ココナッツオイルの副作用は、慣れるものなのか、それとも そもそも副作用があるものは摂取すべきでないのか そこも迷っています。

断食をして胃腸がむしろ動きが止まってしまわないかが心配です。
ですが、便通には少ないのはいけないという意見もありますが、無理して食べるのもおかしいのではないかと思うので、一日一食です。それでも全く空腹感はなく、消化が遅いです。

難しいです。
ですが、いろんな記事参考になります。ありがとうございます。

No title

たがしゅう先生こんにちは。
まるさんはじめまして。先日牛脂と便秘でコメントさせて頂いた一読者と申します。

先日の投稿から、脂質量を加減してみたのですが、私も1日1食、加えて現在のところ野菜摂取無しの為か、結局コンスタントなお通じは無く一週間後ようやく腹部の不快感を伴い固いお通じをなんとか出すといった感じです。

油脂の種類で効き方が違うのか、私はこれからココナッツオイルでも試してみようかと思ったのですが、まるさんは効果がないのですね…。

私は気が向くとカマグ(3Aマグネシア)をたまに服用します。少しは違うような…。でもいずれはこういったものも使わないで済むようになりたいのです。

お互い早くお通じの悩みが克服出来ると良いですね。何か変化があった時には、たがしゅう先生にコメント欄をお借りして投稿致しますね。

便秘薬について

①ツムラ大黄甘草湯エキス
http://www.info.pmda.go.jp/go/pack/5200090D1030_1_10/
 ダイオウ、カンゾウの乾燥エキス1.5g
 乳糖など 6.0g

 漢方薬の生薬は、植物の実や根が使われており、基剤も含めて糖質を含んでいます。α-GIを事前に飲めば、乳糖の吸収はある程度blockされます

②酸化マグネシウム
http://www.info.pmda.go.jp/go/pack/2344002X1349_6_01/
 糖質は完全ゼロです

③マグミット330mg錠
http://www.info.pmda.go.jp/go/pack/2344009F1035_2_06/
 酸化マグネシウム330mgに対し、基剤が45mgあり、その中にトウモロコシデンプン等の糖質が含まれています

Re: 便秘薬について

精神科医師Aさん

便秘薬情報ありがとうございます。
糖質ゼロの便秘薬情報ありがたかったです。

Re: 便秘薬について

精神科医師A 先生

 情報を頂き有難うございます.

 漢方薬や錠剤に含まれる糖質も場合によっては無視しがたいですね.注意が必要です.

No title

一読者さん コメントありがとうございます。
本当に、お互い解決できるといいですね・・・。
プロフィール

たがしゅう

Author:たがしゅう
漢方好きの神経内科医です。
糖質制限で10か月で30㎏の減量に成功しました。
糖質制限を通じて世界の見え方が変わりました。
今「自分で考える力」が強く求められています。
私にできることを少しずつでも進めていきたいと思います。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
これまでの訪問者数
FC2アフィリエイト
メールフォーム
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR