サイアミディン

初めての断食

2011年12月3日は私が糖質制限を始めた日です。

あの運命の日からはや3年が経ちましたが、私はいたって健康です。

糖質制限のことも随分学んできて、自分の考えも大分まとまってきたように思います。

糖質制限に始まり、ケトン食、絶食療法と理解を深めて参りました。

1年前のこの日には、私が糖質制限を初めて間もない頃の日記を公開しましたが、

本日は私が初めて断食したときの日記を公開し、私自身も自分を振り返ってみたいと思います。

【断食日記(2013年8月20日~8月23日)】
〈ルール〉
・72時間の間、一切食事をとらない(水、お茶、炭酸水の飲水は可)
・きつくなった場合は、豆腐、すまし汁、飴の摂取は可。

2013年8月20日(準備日)
朝ホテルのバイキングで糖質制限を意識しながらも満腹まで食べる
昼は水とアイスコーヒーのみ
夜20時 塩アメをひとつなめる
21時 飛行機内では少し空腹感あり。水でごまかす
24時 空腹感強く、寝入りにくい。何とか頑張って寝る。お腹グルグル。

2013年8月21日(初日)
6時 自然に起床。軽い空腹感があるが、我慢できないほどではない。水飲む。
7時30分 シャワー浴びたあと、顔がポカポカしている。夜と比べて体重は0.1kg減。
10時 活動していると空腹感は大分和らぐ。ちょっとダッシュしてみる。これはそれなりに疲れ、少し息切れる。
13時 そんなには喉は乾いていない。
15時30分 1回目の血液、尿、血液ガス分析チェック。ちょっと喉が渇くけど、我慢できる。
17時 お腹グルグルするが、空腹耐えられる。
18時 ちょっと眠気が襲う。
19時30分 眠気解消。でも唾液が気になる。炭酸水で紛らわす。
21時 何とか耐えられるレベルの空腹感が続く。近くでボリボリとお菓子を食べているスタッフの音が気になる。食べ物を思い浮かべると唾液がぶわっと出るのであまり考えないようにする。
23時 仕事終了。空腹感はやはりある。でもこのまま頑張って寝るしかない。
24時 汗が吹き出る。あついからなのか?脂肪が燃えているからなのか?

2013年8月22日(2日目)
6時 目は自然に覚めた。空腹感はまだあるがやや弱まっている印象か。
8時30分 空腹を感じては水を飲む→治まる。また空腹を感じては水を飲む、を繰り返している感じ。
 ここからは未知の領域。意識はしっかりしている。開始以来排便はまだ一度もない。
10時30分 大丈夫。仕事は普通にできる。仕事をすると空腹の事は忘れる。またぱっと時間ができると空腹感が身体を襲ってくる。
11時 じっとしていると軽く眠たくなっている。エネルギーを温存しようとしている?
11時30分 ねむりかけていると、一瞬ぐわっと強い空腹感が襲ってくるような感じがした。
13時 12時すぎにうっかり昼寝。すっきり目覚め。空腹感はさほどでもない。
14時 口の中、歯の周りがネバネバしてきた。炭酸水を500ml×2補給。運動によるCPKの上昇の影響を排除するため、
 今日は車で通勤して極力運動なしで血液、尿、血液ガス分析をチェック。
16時 尿は普通になじみのある自分の尿臭。ケトン臭ははっきりしない(→でも実は尿ケトン3+だった。)。
 空腹感大分和らいできた。
17時30分 時間ができて、ただ医局で座っているとふと空腹感が押し寄せてくる
19時30分 宴会に出席。空腹感はあるが、耐えられるかどうか。
 この時、様々な料理が目の前に出てお腹がグルグル鳴る。空腹感が誘発される。少し辛いが頑張ろう。
22時30分 飲み会終了。ウーロン茶5杯飲んで何とかしのいだ。
 みんな料理を食べているのをうらやましいと思うし、空腹感もそれなりにあったが、衝動で食べてしまうようなところまではいかず、何とか自制内。意識はクリア。これなら明日まで何とか持ちこたえられそうだ。
23時 小便が透明でキレイな色。水分をしっかりとったからか。腎臓いい仕事してるねぇ。わりとすんなり寝る事ができた。

2013年8月23日(3日目:最終日)
3時40分 目が覚めてトイレ(小)へ。その後2度寝。
7時30分 再び目覚める。空腹感は昨日に比べてかなり軽い。少しふわっとする感じあるけど大丈夫。
 改めて水を飲むと少し空腹感が出現。何か食べよということを呼びかけているのか?
 少し眠たさ残るが、仕事しよって思えば活動できるレベル。無駄なエネルギーを消費させないようにさせる防御反応か?
 体重-1.2kg減
8時30分 外来に水をスタンバイ。気持ちを仕事に切り替えると空腹感はさほど感じずいつもと同じ感じに。
10時 全く空腹を感じずいつも通り外来ができている。水も飲まなくていいかんじ。
 適宜水(500ml)を飲みながら
16時 全く問題なく外来終了。2日目より空腹感は明らかに軽い。最後の血液・尿・血液ガス分析チェック。
おしっこ甘酸っぱい臭あり、だが顕著ではない。やたらと尿に泡が混じる。
16時30分 じっとしていると身体の内側からぐわ~っと熱くなってくる感覚がある(脂肪が燃えている?)
19時 頭は冴えているが、身体がポカポカあつい。空腹感は非常に軽い。
19時30分 水飲まずに病棟で働いていてふっと立ち上がった時に軽い立ちくらみ感を自覚。自制内。
20時 再び空腹感が襲う。唾液が気になりはじめる
22時 絶食終了! 排便なし。



う~む、なつかしい。

悪戦苦闘しながらもやり遂げていましたね。

3日間食事を抜くなんて最初はどうなることかと思いましたが、

振り返ってみればなんてことはなかったし、身体の変化が大変興味深かったです。

また自分がいかに環境によって食べさせられているか、ということを知るきっかけにもなりました。

この経験が断食に興味を持つ人達の参考に、少しでもなれば幸いです。


たがしゅう
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No title

たがしゅう先生

断食72時間、とても興味深く拝見しました。今の私にはとても無理ですが糖質制限生活の延長線上にある事がわかります。

①私も仕事の時には昼を食べない事が多いのですが仕事中には空腹感を感じません。ところが時間が空いて暇になると急に空腹を感じるのです。(もちろん我慢できます)

②空腹時(特に夕方)身体の内側からポカポカ熱くなる感覚になります。運動後でも著明。そんな日の夜は特に心地よく眠れます。又空腹で眠れないという事はなく逆です。空腹の方がぐっすり眠れ、目覚めも良いのです。

しかし絶対に先生の真似はできないと感じたのは空腹で宴会に出席されウーロン茶だけで間を持たされた事です。糖質制限で感情が穏やかになれば(食欲という)過分欲が程ほどの状態になるのでしょうか。

以前先生にご相談したように私は糖質制限してから体重がゆっくり増加しています。標準体重に近づいています。ですから断食はともかくとして1日1食という生活も考える日がくるように感じています。断食は出来なくても1日1食なら私にもできそうです。(3ヶ月で3kg増加しましたが顔やウエストにあらわれてないのが不思議です)標準体重をオーバーしそうになれば1日1食糖質制限をはじめる予定です

Re: No title

栗田(くんだ)さん

 コメント頂き有難うございます。

 確かに飲み会の時は辛かったですね。

 ただ私の場合は、あらあかじめ血液検査を予定していた事が大きな抑止力になりました。

 実は結構高いお金を払って様々な検査項目を調べることにしていたので、絶食を安易に解除したらそのお金がすべて無駄になってしまうという思いが、断食を成し遂げられたひとつの要因であったかもしれません。

 懐にも痛いので、同じ作戦はなかなか使えませんが(笑)。
プロフィール

たがしゅう

Author:たがしゅう
漢方好きの神経内科医です。
糖質制限で10か月で30㎏の減量に成功しました。
糖質制限を通じて世界の見え方が変わりました。
今「自分で考える力」が強く求められています。
私にできることを少しずつでも進めていきたいと思います。

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