サイアミディン

治らない事が前提の医療システム

理想の医療とはどういうものでしょう。

病気になったら病院に行く、そして病気を診断され治療を受ける。

治療を受けると病気が治り、もう病院に行かなくても済むようになるというのが理想の医療ではないでしょうか。

しかし現実はどうなっているかと言えば、

高血圧、脂質異常症、糖尿病をはじめ、ほとんどの病気が治らない病気とされ、

病院に行けばずっと通い続けなければならない医療がまかり通っています。

そしてずっと通い続ける事で初めて経営が成立するというのが現在の保険診療ではないかと思います。
国民皆保険は素晴らしい保険制度だという評価をよく効きます。

国民皆が保険料を出し合い、いざ病気になったときにプールしたお金から医療費の一部を支払い、自己負担は3割未満で済むというのですから、

それは病気になった人にとっては大変有難い話でしょう。

しかし、それは誰もが病気にかかり、ずっと通い続けるのが前提となっている話です。

ずっと通い続ける事が前提だから、働いて給料をもらう立場の人がずっと保険料を支払い続けなければならないわけで、

治らない医療を前提とした理想の医療とは程遠いシステムではないかと思うわけです。


高血圧、脂質異常症、糖尿病などの根底に糖質の過剰摂取があるという事を知り、

私には治らない病気が治せるかもしれない世界、言い換えれば理想の医療を展開できる可能性が見えてきたわけです。

それは糖質制限だけでは難しいかもしれませんが、

いろいろな知識を駆使すればそれも不可能な話ではない気がしてきました。

しかしそれを成し遂げるためには、

現在の医療の枠組みでは絶対に成し遂げる事ができないと思います。

医療の枠組み自体を抜本的に変えていく事の必要性を、

私は強く感じています。


たがしゅう
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口が裂けても言えない事実

たがしゅう先生
まったくその通りだと思いますね。
日本のシステムではいかに治らない病気の患者をたくさん集めるかが医療機関の成否であり、まったくおかしなことです。
現代医療で治るのは感染症だけで、生活習慣病は治らない事が前提です。
もし2型糖尿病患者がみな運動・食事療法を自力で治してしまったら、巷に山ほどある糖尿病専門クリニックはすべて経営不振に陥ります。治らない病人が沢山いたほうが儲かるわけで、はっきり言うとクスリを出してずっと患者を死ぬまで引っ張れたらいいわけです。糖尿病専門クリニックでは1か月約1000人の患者にそれぞれ平均2~4種の経口血糖降下剤が処方されています。そのおかげでクリニックと製薬メイカーも盛業となります。
同じ病気でもよりクスリが1つでも少ない方が報酬が得られるようなシステムにすればいいと思います。不必要な多剤処方は特定の難病を除いて医療側を減算、患者側の自己負担率が上がるようにすればいい。システムを変更すれば何とでもなるような気がしますけどね。
間違いなく日本人すべてにおいて保険医療への甘えが存在します。

No title

来年で父の死去から10年経過します。
その際、防衛医療、消極的医療を経験しました。
そんな経緯もあって残された母には120歳まで生きてもらうつもりでいました。
ただここ数年間は焦燥感ばかりが先立っていたのですが、今年に入って糖質制限を知り、実際にその威力を経験すると、なんだかいけそうな気がしてきました。

医療の枠組みの問題は難しいですが、昨今の糖質制限を取り巻く状況を見るとパラダイムシフトへのカウントダウンなのかと期待させられます。

No title

エビデンスの確立が要りますね。Ⅰaが取れれば太刀打ちできると思います。

No title

たがしゅうさん

国民皆保険制度は百年ほど前ドイツで生まれ、現在米国以外の先進国はだいたいそうです。突発的な怪我および感染症治療、特に短期的な入院や日帰り手術などで直せる場合は大変良いシステムですね。

問題は慢性的な症状に対して医療者側患者側双方にインセンティブが働きにくいことでしょう。安価でとりあえず薬だけもらえてそれでOKとなれば、新手法や新技術開発に後ろ向きになるのは仕方ないと思います。製薬会社にとってもそのほうがありがたいですしね。

例えば高齢者優遇はどうなのか、とか現役世代としてはどうしても思いますね。ひどい言い方かもしれませんが医療資源は有限です、年々上がる健康保険が可処分所得を減らし景気を悪くしているのは間違いないでしょう。

Re: 口が裂けても言えない事実

アンチスタチン主義 さん
 
 コメント頂き有難うございます。

> 日本人すべてにおいて保険医療への甘え

 そう思います。

 皆保険制度万歳と言っている場合ではないのですが、抜本的に変えない限りこの体質は変わらないでしょう。

 ところで近く選挙がありますが、何も変わらない気がして投票に行く気が全く起こりません。

Re: No title

アローン さん

 コメント頂き有難うございます。

> 昨今の糖質制限を取り巻く状況を見るとパラダイムシフトへのカウントダウンなのかと期待させられます。

 そうですね。

 ただ根深い問題が多いので、そう簡単には行かないかもしれませんが、

 いずれにしてもパラダイムシフトを起こす側の立場で、この時代の変化を見守っていきたいですね。

Re: No title

あ さん

 コメント頂き有難うございます。

> エビデンスの確立が要りますね。Ⅰaが取れれば太刀打ちできると思います。

 そうですね。地道にエクスペリエンスを重ねて、エビデンスを作って行きたいです。

Re: No title

SLEEP さん

 コメント頂き有難うございます。

 健康保険の側面から、現在の体制を抜本的に変えようとする誰かパイオニアが出てくればよいのですけどね。

 こうして考えると食生活以外に修正すべき点はまだまだたくさんあるようです。

人類は、賢いのか?

>医療の枠組み自体を抜本的に変えていく事

そのとおりだと思います。「岩盤をうがつような努力の積み重ねの向こうに光が見えてくるのでしょう」

 私も、投票に行く気が起きていませんが、ベターの人に入れたいと思います。

Re: 人類は、賢いのか?

長谷川清久 さん

コメント頂き有難うございます。

地道な努力を続けていきたいと思います。
プロフィール

たがしゅう

Author:たがしゅう
本名:田頭秀悟(たがしら しゅうご)
漢方好きの神経内科医です。
南鹿児島さくら病院に勤務しています(下段にリンクあり)。
糖質制限で10か月で30㎏の減量に成功しました。
糖質制限を通じて世界の見え方が変わりました。
今「自分で考える力」が強く求められています。
私にできることを少しずつでも進めていきたいと思います。

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