サイアミディン

占いに惑わされない

皆さんは「占い」というものを信じますか?

私は「信じていないけど、ついつい影響されてしまう」というスタンスです。

昨年、「血液型占いは統計学的に否定的」とするニュースも聞かれましたが、

占いというのは基本的に人の心理をうまく利用する手法だと私は捉えています。

朝のニュース番組とかを見ていますと、各局いろいろな占いをやったりしていますよね。

朝というのは、「今日はこれからどんな一日になるかな」と不安と期待に胸をふくらませながら、

通勤や通学、あるいは家事、旅行など一日の準備をしているような状況が誰しも多かれ少なかれあると思います。

そんな精神状態のところに、ニュースの占い情報がたまたま目に飛びこんできます。
「今日はとってもラッキーな日!素敵な人との出会いがあるかも!ラッキーカラーはグリーン!」

とまぁ、そんな事を言われて悪い気は普通しませんよね。

その内容が科学的であろうとなかろうと、単純に良い気分になるのです。

逆にアンラッキーな占い情報が飛び込んできた時の受け止め方は人それぞれあると思います。

「所詮占いは占い。気にせず行こう。」
「はぁ~、朝からついてないなぁ~」
「またくだらないことやってるな。無視無視。」


たとえどんな受け止め方をしようと、占いを見ることによって良くも悪くも精神に何らかの揺さぶりがかけられそうです。

「それが嫌なら見なければいい」と言われるかもしれませんが、それは確かにその通りです。

ただニュースを見ようと思ってテレビをつけているわけですから、占いが見たくないからといって、

その時だけチャンネルを変えるというのもやりにくいと思います。そこまでして見たくないものではないですし、

それだったらそのままテレビを流し続けて、気にしないようにします。

しかしそうしているつもりでも、情報が流れているとやっぱり自分のところを見てしまいますし、

気にしないと言っても、良いことが言われていたらやっぱり精神は影響を受けます。


また、占いが当たると感じる理由の一つとして、「誰にでも当てはまりそうな差し障りのない事を言っている」というのがあります。例えば、

「最近、仕事のことで何か悩みがおありですね」

「あなたは時々孤独感にさいなまれることがありますね」

「あなたの心には誰かに愛されたいという願望があるようです」

これらの言葉を言われたら、たいていの人は「はい、そうです」と答えるのではないでしょうか。

もし「いいえ」と答えたとしても、「それはあなた自身がその事に気がついていないだけなのです」と切り返すことで、

相手が思っている事をあたかも当てていっているような気持ちにさせる事ができます。このテクニックの事を「コールド・リーディング(事前の準備なしで、相手の心を読み解く、の意)」と言うそうです。

占いも同じで、誰にでも当てはまりそうな事しか書いていませんし、表現も断言的な言葉を使いません。

「すべてが思う通りに進んで絶好調(になるかもしれない・・・)」
「好奇心が裏目に出て失敗(するかもしれな・・・)」
「焦りからミスをしそう」

どれもこれも曖昧な表現ですよね。

それに例えばラッキーポイントで「花柄のスカート」などと書かれていた場合に、

それを男性が読んでいたら「俺には関係ないじゃん」とか思われそうなものですが、

そういう場合であっても「花柄のスカートの女性に出会ったらラッキーってことですよ」と切り替えせば成立します。

つまり、「どういう場合であってもつじつまが合うような表現で構成されているアドバイス集」、それが「占い」だと思うのです。

・・・こうして書いていると、そう思いながら占いに影響されている自分を思うと、なんとも虚しい気分になってきます・・・orz。

ただ私はここで、無根拠の占い放送を批判したいというわけではありません。

むしろ「どうせなら有効に利用してやろう」と私は思うのです。

なぜならばストレスマネジメントは自分の健康に直につながっているからです。

したがって、私であれば良い占いの結果を見た時は、

それをそのまま額面通り受け止めて、とりあえず良い気分になっておきます。

また悪い結果の占いを見た時には、

「占いはいっつも嘘ばかりなので、この状況と真逆の事が今日は起こるに違いない」と考えるようにします。

はたまた中位の結果の占いを見た時には、

「占いなんか関係なし、今日はいい事が起こるに違いない」と前向きに家を出ます。

・・・・うーん、なんだか結局ポジティブに行こうってことですね。

今日はちょっとした息抜きのお話でした。


たがしゅう
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No title

たがしゅう先生

占いは嫌いです。血液型で性格を決めつけるヒトも苦手です。

今から25年前に神戸で霊感占いをする男性を訪ねました。占いビルになっていて男性の前には行列ができていました。

私「私の今度を占ってください」
男性「具体的な相談は?」
私「今後の事を教えてください」
男性「詳しく聞かないと答えようがない」
私「こちらから何もいわなくても答えるのが(霊感)占いやろ?」
男性「・・・・」

私は鑑定料3000円を返金させました。私と男性のやりとりを聞いて他の客人も離れていったのです。結局は相談者提供の情報から如何にも自分が「鑑定」したように話すのでしょう。ですから易者の前では無口になる事が賢明だと考えます。(私は二度と行きませんが)

これ以来、占いには行ってません。初詣でおみくじを引く事もなくなりました。
 
くんだみえ

Re: No title

栗田三江(くんだみえ)さん

 コメント頂き有難うございます。

> 占いは嫌いです。

 お気持ち良くわかります。

 ただ、そんな非科学的な占いであっても、それで元気になったり良い精神状態につなげられるのであれば、それはそれでアリかなと私は思います。

一種の占い?

占いほど適当でもなく、一方で確定的でもないものなのですが、
近年様々なサービスの広がりを見せているゲノム解析というものを昨年やってみたのです。
特定の病気に対して日本人平均と比較してリスクの高低が出るのですが、いざ結果を見てみると、中々占いに近いものを感じます。

たとえば、「アトピーのリスクは1.27倍」で、「同じ遺伝子型を持つ日本人の割合は28%」だと示されましたが、今までアトピーの気はないし、割合からしても随分と大ざっぱな結果だと感じます。もしこれで私がアトピーであったならコールドリーディング成功!ってとこですね。
また、複数の病気についてはリスクは0.5だとか0.7倍とも出てるので、これは気分よく捉えてしまいます(笑)

一方で「肥満のリスクが高い」と示され、その上「同じ遺伝子型を持つ日本人の割合は0.1%」という結果も。これは実際私がかなり肥満でしたから、これは遺伝的な関係がありそうだなと凄く感じる結果でした。(親類にも肥満が多いのです)
流石にこれほどの数字を出されると、結果に説得力を感じてしまいます。

ただ現に糖質制限でほぼ克服している訳ですし、このような不都合かつ自らに合致している結果でも、いくらでも変わり得るのだと思えば、解析と言っても「優秀な占い」ですかね。中々楽しめます。

Re: 一種の占い?

mina さん

 コメント頂き有難うございます。

> 近年様々なサービスの広がりを見せているゲノム解析というものを昨年やってみたのです。
> 解析と言っても「優秀な占い」ですかね。


 興味深いですね。

 ゲノム解析は「そういう傾向ですよ」と言う事は言えても、

 「避ける事ができない運命」ではありません。そういう意味では確かに「優秀な占い」のようなものですね。

 2014年2月9日(日)
 「運命を変えうる手段」
 http://tagashuu.blog.fc2.com/blog-entry-177.html
 もご参照下さい。

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Re: タイトルなし

ぽち さん

 直接お会いしていないので何とも言えないところはございますが、

 私はおそらく糖質制限だけで十分ではないかと考えます。

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プロフィール

たがしゅう

Author:たがしゅう
本名:田頭秀悟(たがしら しゅうご)
漢方好きの神経内科医です。
南鹿児島さくら病院に勤務しています(下段にリンクあり)。
糖質制限で10か月で30㎏の減量に成功しました。
糖質制限を通じて世界の見え方が変わりました。
今「自分で考える力」が強く求められています。
私にできることを少しずつでも進めていきたいと思います。

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