「アンチエイジング」という言葉がありますが、
ヒトは年を取ることに抗うことはできません。時間とともに必ず年老いていきます。
一方、老化の原因の一つは「酸化ストレス」と考えられています。
そうすると糖質制限で酸化ストレスリスクを下げることによって、老化のスピードを遅くすることは可能ではないかと私は考えています。
現に糖質制限をすることによって皮膚の血流が改善し、肌ツヤがよくなります。同様の現象は骨でも起こっていると考えられます。そして認知症にも効果がある可能性を秘めています。
「糖質制限は確実なスローエイジング法である」という見方もできるのです。
テレビをみていると、年を取っていても非常に若々しい芸能人の方々を目にすることがあります。
その人達が全員が全員、糖質制限に準じた食事をしているかどうかはわかりませんが、
年の取り方に個人差があるということには間違いはないでしょう。
興味があるのは、それはもともとの体質なのか。あるいは努力(糖質制限)で達成できることなのか、ということです。
それを確かめるために、年齢よりも見た目が若々しい人達の食事を片っ端から聞いていくというのが一つの方法ではありますが、
そうした人達とつながりがあるわけでもなく、この方法はあまり現実的ではありません。
ならば自分で実践して証明するというのが一番確実な方法だと思います。これは長期的な人体実験と言えます。
私は糖質制限をはじめてもうそろそろ2年になりますが、これを検証するにはまだまだ期間が足りません。
10年くらい経った時に、同世代と比べて若々しい風貌でいられれば、実験は成功です。
これは若い段階からやればやるほどその差が歴然としてくるのではないかと思われます。
糖質制限の受け入れにおいては、やはり何かしらの病気を抱えてそれがよくなるという成功体験がモチベーションになることが多いので、
若く健康な人は糖質制限が受け入れにくいかもしれません。
しかし糖質制限の恩恵を受けるには早ければ早いほど良いと私は考えています。
今、糖質制限を批判している人達へ。
10年後、もしも世の中の糖質制限実践者が根こそぎ同世代の人に比べて若々しくいられたとしたら、
はたして今のように批判し続けていられるでしょうか?
たがしゅう
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10年後のスタンダードというのは、実は現在すでに存在はしているが、まだ世間に認められていないだけという場合が多い。
私達は広く情報をあつめて、正しい選択をすれば、10年ぐらいなら未来の世界へ行けるんだ。ドラえもんと友達でなくても。
まるむし さん
> 私達は広く情報をあつめて、正しい選択をすれば、10年ぐらいなら未来の世界へ行けるんだ。ドラえもんと友達でなくても。
そうですね。
糖質制限の未来も、よくみれば今でも見えてくると思います。
たがしゅうさん
糖質制限して私も2年半程度ですが、けっこう見た目が若返った(年齢不詳になった)ように言われます。
しばらく前のBMJになんか論文あったなと探してみました。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/20008378
若返って見えることで実際にも長生きできるのであればさらにうれしいですね。
カルピンチョ先生
貴重な情報提供を頂き有難うございます。
見た目年齢と実際の健康年齢がマッチしているということなのですね。ますますモチベーションがあがります。
確かに現時点においても、糖質制限実践者は若々しい方が多いように思えます。
大学1年と中学3年の息子たちに糖質制限をすすめて一年以上になります。
「10年後に糖質制限がスタンダードになったら【ずっと前から知ってた】と自慢しよう」を合言葉に(笑
彼らは外で炭水化物を摂取することもあるようですし、家でも多少の果物やお菓子を食べますが、他の子供に比べたら圧倒的に少ないと思います。
今回の記事で彼らの10年後が楽しみになりました。そしてわたしの10年後も^^
かんな さん
いつもコメント頂き有難うございます。
私も糖質制限のおかげで将来が楽しみになり、未来に希望を見出せるようになりました。
お子さん方、こどもの時から糖質制限に出会えて、うらやましい限りです。きっと将来感謝してくれるのではないかと思います。
個人的には江部先生のスーパー糖質制限食/修正アトキンス食ベースでの糖質制限であればおそらく成長にも全く支障はないと考えています。
はじめまして。
糖質制限歴10年以上の者です。
こんなに糖質制限をめぐって議論される時代が来るなんて、
まったく想像もせず、今まで楽しく健康に続けて来ました♪
10年なんて、本当にあっという間でした。
いろんな方に驚かれ、
まさに「自慢の時」を迎えております(笑)
でもまあ自慢するほど難しいことじゃないのですけどね♪
おもしろ半分で始めたこの食習慣が、
人生をガラッと変えてくれました。
それまでの私は年中無休のダイエッターで、
身体のあちこちに不調を抱えていましたが、
もう過ぎた昔のこと…思い出せません。
今、糖質制限を苦労して推奨なさっている、
お医者さんを始めとするすべての専門家の方々が、
「過ぎた昔のことだね」と
今の苦労を笑い話にできる日は必ず来ると信じてます。
今、糖質制限に出会って、取り入れてみようとしている人はとても幸運だと思いますよ。
若く見える、というのも本当ですね。
現在48歳ですが、誰も信じてくれませんよ。
30代半ばにしか見てもらえません。
糖質制限を始めた頃の写真より、年下に見られます。
このままどこまで行くのかなあ-、
そんな不思議な気分で、
これからも歳を重ねていくのが楽しみです。
沢山の人々に、この素晴らしい恩恵が受け入れられますように
応援しています、頑張って下さい!!
棗 さん
はじめまして.貴重なコメントを頂き有難うございます.
> 糖質制限歴10年以上の者です。
> こんなに糖質制限をめぐって議論される時代が来るなんて、
> まったく想像もせず、今まで楽しく健康に続けて来ました♪
経験者の話が一番説得力があります.
実際に私の仮説をすでに実証して下さったとあってこちらも嬉しい限りです.
棗さんに続けるように私も引き続き糖質制限を楽しく健康に続けて参りたいと思います.