サイアミディン

糖質制限的アメリカ出張体験記

先日、諸用でアメリカに行く機会がありました。

low carbohydrate diet, ketogenic diet, KEMEPHY, LCHFなど様々な形で欧米でも知られるようになってきた糖質制限ですが、

2015年6月、アメリカの一都市ではどんな感じになっているのか、勝手に調査して参りました。

空港に降り立つと様々なショップが立ち並んでいましたが、食料品を扱うお店で一見して感じられたのは、

甘いお菓子の類が非常に多いという事、そして商品のサイズが基本的に一回り大きいという事でした。

そんな中で日本の友達に向けての低糖質のお土産を入手しようと、いろいろな店を探し回りました。
しかし、英語というハンデがあるとは言え、アメリカで低糖質お土産を探すのはなかなか困難でした。

一つはチーズで、流石アメリカ、様々な種類のものがありました。こちらもビッグサイズなものも多々ありました。

もう一つはビーフジャーキーですが、こちらは日本と違って少し湿り気が残る感じがあるもので、味はまあまあでしたが、好みが分かれる所だと思います。

ところが、アメリカから肉製品を日本へ持ち込みは検疫で制限されているため、面倒な手続きが必要になるとの事で、持ち帰りを断念しました。

私のおおざっぱな調査では、その二つくらいしか土産として持ち帰れる低糖質食品は見つけられませんでした。

勿論もっと踏み込んで調べればいろいろあるのかもしれませんし、日本と同様インターネットを利用すれば様々な低糖質食品はいろいろ手に入るのでしょうけれど、

パッと目につきにくいという点でみれば、アメリカにおける糖質制限の普及具合はまだまだなのだと感じた次第です。


またアメリカの人は体格もビッグサイズです。

私も日本では比較的体格の大きい方ですが、それが普通に感じられるくらい周りの人の骨格が大きかったです。

それはただ単に肥満というだけでは説明できない大きさです。太ってはいないけど身長がものすごく高いという人もたくさんいるのです。

中には60歳以上の高齢者なのに私よりも身長が高い(180cm以上)人も少なからずいました。日本では極めて珍しい光景です。

人種差というものを肌で感じられたような気がします。

ただ一方で高糖質、大容量の食生活環境があるので、その影響も多分に受けているとは思われます。

でもそれならば、よほど糖質制限を意識している人を除いて、アメリカ国民のほとんど全員が肥満になっていてもおかしくない状況だと思いますが、

実際は、そうはいってもやはり、多数派は普通体型の方々なのです。その多数派の中にびっくりするくらい肥満の人を日本より高頻度に見かけるという程度です。

だから私は糖質の害は必ずしも太るという方向だけに向かわないと、糖質制限理論でもまだ説明できない現象がそこにはあると思っています。

それが腸内細菌の差なのか、遺伝子の差なのか、あるいは我々がまだ把握しきれていない何かの差なのか、まだまだわからない事は多いですが、

現実に起こっている事実を重視し、その謎の探求を続けていきたいです。


たがしゅう

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フランス

フレンチパラドックスで有名なフランス人は、肥満がすごく少ないことでも有名ですよね。
そのフランス人は、どうやら炭水化物と油の固まりとも言えるフライドポテトが大好きだそうです。
たぶんフランスに行って糖質制限なんて言ったら爆笑されるんじゃないですか。

「私達のことはどうやって説明するんだい?」

http://dacapo.magazineworld.jp/gulliver/106601/
>フランス人が特にうるさいのはフライドポテト

http://mooh2007.cocolog-nifty.com/blog/2007/04/post_1eb3.html
>周りの人たちはフライドポテトを食べている人が多い

砂糖漬け?

たがしゅう先生

糖質制限の視点を持って海外に行くと、なかなか面白そうですね。
アメリカも高糖質の食品が溢れかえって、どこに行ってもお菓子や甘い飲料が手に入る状態ですから、糖質依存になりやすく抜け出しにくいのでしょうね。
一方でTransFat無しだとか、そういうのは非常に宣伝されているようですが・・・。

しかし、肉類やチーズなどは安いでしょうから、そのあたりは非常に都合がいいと思いますね。場所によっては、生鮮食品が手に入りにくい所などもあるそうですけれど。

それにしても、アメリカで糖質制限が様々な形で紹介されているのに、何か劇的な変化が起きている風ではないのは少し残念です。

アメリカの土産話、もっとありましたら是非聞きたいと思います(笑)

Re: フランス

Norn さん

 コメント頂き有難うございます。

 世の中には糖質を取っていても太らない人、糖質制限をしていてもやせきらない人が確実に存在しています。

 糖質制限の理論が多くの病態を説明できる根源的な要素であることは間違いないですが、それだけでは説明できないこれらの現象をどう解明していくかは今後の課題ですね。

Re: 砂糖漬け?

mina さん

 コメント頂き有難うございます。

> しかし、肉類やチーズなどは安いでしょうから、そのあたりは非常に都合がいいと思いますね。場所によっては、生鮮食品が手に入りにくい所などもあるそうですけれど。

 確かに生鮮食品は普通のスーパーでは手に入りにくい印象でした。そのためか生鮮食品を扱っている事を前面に打ち出している専門スーパーもあったりしました。日本とは流通事情が違うのでしょうね。

> それにしても、アメリカで糖質制限が様々な形で紹介されているのに、何か劇的な変化が起きている風ではないのは少し残念です。

 わずか一ポイントを見ただけなので断言はできませんが、糖質制限の有効性を認識しているのはアメリカでもまだまだ少数派なのかもしれませんね。

ありがとうございました

はじめまして。

今日ジョナサンに参加した者です。
MEC食しています。
MECは人類を救いますね。

また、いつものパンがあなたを殺す

という本も参考にしています。
グルテンフリーの考えです。

たがしゅうさんの今後に繁栄と導きがありますように。
遠い所からありがとうございました。

またお会いする日を楽しみにしています。



プロフィール

たがしゅう

Author:たがしゅう
漢方好きの神経内科医です。
糖質制限で10か月で30㎏の減量に成功しました。
糖質制限を通じて世界の見え方が変わりました。
今「自分で考える力」が強く求められています。
私にできることを少しずつでも進めていきたいと思います。

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