サイアミディン

自分にしか見えない世界

糖質制限と出会い、3年と9ヶ月が経ち、

ブログを開設してからは約2年の月日が流れようとしています。

その間に新しい視点での医学の知識が増えて、様々な人達とも出会い、私の考えも洗練されてきました。

そして自分の頭の中であるべき医療の姿がはっきりと確立されつつあります。

それが糖質制限を知らない人達と大きく食い違うのはある意味仕方のない事なのですが、

同じ糖質制限を理解している人どうしの中でも大きく食い違うという事もあります。

先日、同僚の医師からふとこんな相談を持ちかけられました。
そろそろ親の健康が心配になってくるのですが、絶対になってほしくないのは脳卒中です。

高血圧やコレステロール、糖尿、喫煙、飲酒など一般的なリスクを薬も使って徹底的に管理すれば脳卒中にならなくて済むのでしょうか。」


私の心の中での答えは勿論「NO」です。

禁煙、節酒はまだしも、血圧、コレステロール、糖尿を薬で管理するという事は、問題が表面化するのを隠しているに過ぎません。

見た目の血圧、脂質、血糖がよくても、高糖質食を摂っている限り酸化ストレスはかかり続け、潜在的に動脈硬化は進行していきます。

加えて薬を使う事自体、とある酵素や受容体を特異的にブロックして代謝のバランスを乱す不自然な行為です。

そんな事を続ければ当然副作用のリスクも負う事になるし、よしんば表面化しなくとも現代医学で検出できない何となく不調レベルの副作用は自覚されずに抱え続ける事になります。


と思うのですが、それを糖質制限を知らず純粋に私にそう尋ねてくるその医師に対して、

そう言ったところで「じゃあどうすればいいのですか?」ともし聞かれた場合に、「糖質制限です」と言っても到底納得してもらえるかどうか・・・、

悩んだ末に私は「一つ糖質を控えるという新しい食事療法が生活習慣病の管理に良いっていう話があるそうですよ」と柔らかめに伝えたところ、

知っていますよ。糖質制限でしょ。でもそれは糖尿病やダイエットのための治療だと聞いていますよ。学会にも反対されているそうですね。」

なるほど、この先生は糖質制限の存在は知っているけれども、

それが脳卒中の予防に応用できるというところまでは考えが及んでいない、というわけです。

これは医療が専門分化しすぎてしまった事の弊害の一つなのかもしれません。

医学部教育の中では「全人的医療」「病気を診ずに病人を診よ」などと素敵な言葉をあげつらえておきながら、

実際には循環器、消化器、呼吸器、神経、腎臓、血液、内分泌代謝、感染症、アレルギー、膠原病などなど、

専門分化された内容を一つずつ学んでいく縦割り式の学習形式で、医学部を卒業した多くの医師が最終的には何かしらの専門を持ち医師としての生涯をまっとうする事になります。

今でこそようやく総合診療の概念が普及しつつありますが、

多数派の各専門科医師からは、「総合診療医は守備範囲は広いかもしれないけど、やれることは中途半端だ」と軽視されがちです。

確かに専門を極めれば、心臓カテーテルで心筋梗塞の人を助ける事ができるかもしれないし、白血病の人を骨髄移植で助けることができるかもしれない、

イレウスや大動脈破裂への緊急手術で人命を救える事も多々あることでしょう。

しかしそうやって専門である事にこだわり続けている結果、視野が狭小化して目の前で生じている問題を臓器別、分野別、専門的にしか解釈できなくなっているのではないでしょうか。

私に言わせれば、糖尿病の治療も、ダイエットも、脳卒中の予防も根本は全てつながっています。

全ての問題に共通してアプローチできる治療が糖質制限なのです。

糖尿病と脳卒中を別の病気だと捉えている医師と私とでは見えている世界が全く違います。

そう同じ景色を見ていても、自分の見方次第でいくらでも世界は変わるのです。

そういった事をその医師に伝えようとしましたが、なかなか想いは伝わりません。

ある山を登っているとして、8合目まで登った時の景色の素晴らしさは、まだ2合目までしか登れていない人には、

いかに上手な言葉を並べ連ねようとも、正確に伝える事はできません。その場所まで登らない限りわからない、それと一緒の事なのかもしれません。


さらに、糖質制限があらゆる病態に共通する治療アプローチとなる、とわかっている人どうしの中でも、

薬に対するスタンスは同じとは限りません。糖質制限と従来の薬物療法を共存させ理解している医師もいます。

例えば糖質制限を勧めながらスタチンも推奨しているようなスタンスです。私はそうすべきではないと考えています。

なぜならスタチンはケトン体の産生を弱め糖尿病のリスクを高めるからです。根源的な所がわかっていれば本来併用すべき代物ではありません。

糖質制限とスタチン併用で健康を維持できているのは糖質制限の効果がスタチンの害を上回っているに過ぎないと私は思います。

もっと言えば、がんに対する診療スタンスも糖質制限理解派の医師の中でも様々です。

がんを見つけたら早期に手術すべき、手術できなければ抗がん剤や放射線療法を行うべきというスタンスの医師が圧倒的多数だと思いますが、

私はそもそもがんを探さない。見つかってしまっても極力手術しない、抗がん剤はごく一部の例外を除き一切使用しない、

糖質制限、ケトン食、絶食療法を駆使しながらそれ以上がんを成長させないように立ち向かう、最終的に許容できなくなった時に限り、放射線療法や医療用麻薬などの緩和手段を考慮する、というスタンスです。

なぜならばがん自体も酸化ストレスの蓄積の結果生じた産物であるからです。その意味で原因は糖尿病や脳卒中と共通しています。

そしてそもそもなぜがんが発生するかという事に関して、最近はある種の好意的な見解さえ持つ事ができるようにもなりつつあるのですが、

それについては長くなりそうなので、また別の機会に語りたいと思います。



いずれにしても、今私に見える世界は、おそらく他の誰とも同じではないのだと思います。

私が今まで負の人生を歩んできたという歴史、大学病院の神経内科医という立場、うつ睡眠時無呼吸症候群の経験、今まで出会ってきた人たちから受けた影響、などなど・・・・

そうした事があいまって今の私の考え方が形成されてきています。

ならばその私にしか見えない世界を伝えられるのは私以外にはありえません。

無名の私が世界に向けて文章を書き続ける価値はそこにあると思っています。


たがしゅう
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No title

伝わりませんでしたか…
糖質制限で痩せたり血糖管理が出来るようになるのはある種嬉しい副作用で、
本態は動脈硬化の予防にあり。
糖質摂取→血糖値乱高下→動脈硬化→脳卒中だから、
糖質制限で脳卒中リスクの強力な軽減になります、
と言っても駄目なんですかねえ。
宗教頭(根拠なく何かを強く信じている)の人を説得するのは困難ですね。

Re: No title

へっぽこ さん

 コメント頂き有難うございます。

> 本態は動脈硬化の予防にあり。
> 糖質摂取→血糖値乱高下→動脈硬化→脳卒中だから、
> 糖質制限で脳卒中リスクの強力な軽減になります、


 おっしゃる通りです。

 そんなに難しい理屈ではないはずですが、やはり常識の壁が大きいのか、理解してもらうのはなかなか難しいですね。

たがしゅう先生、お忙しい中ありがとうございます。

たがしゅう先生のお話はいつも心に響くものばかりですが、今回は特にググーッときました!
た、たがしゅう先生〜、カッコイイ〜‼︎

私、離れて暮らす両親にはことあるごとに糖質制限の話をしてきました。母は如何にもやってるような口ぶりでしたので安心していたのですが、とんでもない。
先日帰省した折、両親の健康診断の結果を見ると、父は糖尿、母は腎臓の数値が悪化していました。中性脂肪も高く、「本当に糖質制限してるの?」と問うと全くしていない模様。

二人とも糖質が良くないことは分かっているんです。でも、今まで健康診断では悪いところもなく、健康だと思い込んでいるのです。血圧の薬も飲んでいるのに。
健康なのにご飯も果物もお菓子も無理してやめる必要はないと思っているんですよね。

もう一度、丁寧に糖質制限の話をしましたら、「二人揃ってちゃんとやっていく」とやっと本気になったようです。

自分のパソコンでこのページを読んでくれれば楽なのですが、望めそうもないので、私が一字一句心を込めて書き写し、両親に送りたいと思います。
たがしゅう先生のこの文章を読めば、必ずや心揺り動かされ本気度100%で食生活の改善をしたくなるはず。
たがしゅう先生、ありがとうございます!
私自身も何度も読み返してこれから
ずっと心に留め続けたいと思います‼︎

Re: タイトルなし

まめねこ さん

 コメント頂き有難うございます。

 結局食事療法というのは人から言われてするものではなく、自分で主体的に行うものです。
 そのためには自分での理解が必須となります。理解のために私も少しでもお力添えできれば大変嬉しく思います。

No title

たがしゅう先生
いつもブログを通して色々教えていただき有難うございます。そして今回の内容は特に心に響きました。

文章ではうまく書けませんが、単に糖質制限による疾病予防と健康増進についておっしゃるだけでなく、先生自身の体験を隠さずに前面に出される姿勢に感動したのです。

健康の不安を持っていたり、糖質制限を進める事に躊躇される読者の気持ちを感じ取り動かれる(書かれる)事に私は感動したのです。

医師というよりも人間として尊敬しています。そしてブログを通して先生と出会えた事に感謝しています

(面と向かって申し上げるのは恥ずかしいですから、コメントでよかったです)

No title

たがしゅう先生、有益な情報感謝します。

今まで約3年前の江部さんのブログに始まり糖質制限食を色々試して今はたがしゅう先生のやり方に近い糖質制限少食です。
しかし最近腸内環境を良好にするのは糖質が必要と言う記事をよく目にします。
食物繊維と乳糖がビフィズス菌には必要との説です。
むしろ糖質制限のし過ぎは悪玉菌を増やすとも書いてあります。
この辺たがしゅう先生のご見解お聞きしたいです。
お時間がある時にでもお願いします。
参考にしてるサイトです。
http://aoamanatu.blog.fc2.com/blog-entry-924.html#comment_list

Re: No title

栗田三江(くんだみえ)さん

 コメント頂き有難うございます。
 また過分な御評価を頂き大変恐縮です。

 人に信用してもらうためにどうすればいいかというのは逆を考えればわかります。
 すなわち、「どういう人であれば信用がおけるか?」という事を考えるのです。
 大事な事を隠したり、出し惜しみしたりしているような人を信用したりできるでしょうか。

 自分の弱みや負の経験を包み隠さず話して、悩みを共有しようとする姿勢にこそ心惹かれるものがあると私は思います。

あらま!!

 いつもありがとうございます。

きっとその先生、
はじめから自身の中で答えが出ていて、少し不安だったので
確認のために、たがしゅう先生にお尋ねされたのでしょう。
それがいいですね!と先生に言ってもらいたかったんとおもいます。

普通に考えれば 素人でもわかります。
脳卒中になるには
血液ドロドロ・血管が細くなってる・・

血液ドロドロは たばこ・ストレス・糖過多・・
血管が細いは 筋肉が落ちてきている・脂肪がいっぱい付いている等々

インスリンがいっぱい出たら糖を中性脂肪にせっせと貯めこむとか 有名な話だと思うのですが・・

糖がドロドロや血管を細くしているとか 想像つくのに・・

ホルモンの研究をされている先生も
脳科学でTVまで出て有名な先生も
糖質制限は理解できないようです。

色んな本を読むたび
悲しく、むなしくなります。
糖質を考えたら 大きく突破口が開けるのに
残念です。

Re: No title

少食マン さん

 御質問頂き有難うございます。

> 最近腸内環境を良好にするのは糖質が必要と言う記事をよく目にします。
> 食物繊維と乳糖がビフィズス菌には必要との説です。
> むしろ糖質制限のし過ぎは悪玉菌を増やすとも書いてあります。
> この辺たがしゅう先生のご見解お聞きしたいです。


 まず食物繊維については、確かに腸内細菌のエサとして扱われる事は多いですね。

 それに乳糖も母乳に含まれているという事もあり、特に乳幼児期の腸内細菌の安定化に寄与している側面はあります。
 
 ただ成長期はともかく、成人してしまえば腸内細菌の組成はそうそう簡単には変わりません。具体的には私の体験では8日間断食しても少なくとも体感的に腸内細菌の組成は変わりません。

 という事はそんなにせっせとエサを与えなくとも、腸内細菌は維持できるというのが私の考えです。

 あと私は善玉菌、悪玉菌という概念自体に対しても否定的です。腸内細菌の違いはいわば一種の個性だと考えています。

 2015年2月23日(月)の本ブログ記事
 「食物繊維」について学ぶ
 http://tagashuu.blog.fc2.com/blog-entry-584.html

 2015年2月12日(木)の本ブログ記事
 「腸内細菌を変えるのは至難の技」
 http://tagashuu.blog.fc2.com/blog-entry-573.html

 も御参照下さい。

Re: あらま!!

あーちゃん47才 さん

 コメント頂き有難うございます。

 非医療関係者であってもわかる人にはわかる、専門的な医療関係者であってもわからない人にはわからない。不思議なものです。

 残念に思う気持ちはよくわかりますし、私も正直そう思う所もありますが、そう思っていても負の感情が蓄積して自分が損するだけなので「わかってもらえる人に確実に伝えていく」のスタンスであせらずゆっくりと広めていきたいですね。

No title

たがしゅう先生

私はたがしゅう先生のブログをふとしたきっかけから読み始めて、糖質制限を知った一人です。
先生の考え方が大好きな一人です。
健康な今現在の身体でも糖質制限が必要だというのは理解していますが、それを一番身近な家族にですら理解してもらうのは難しいことです。

いつになったら一般常識として浸透するかと考えると、二通り思いつきます。
ひとつは国を挙げて糖質摂取を控えましょうという御触れが出たときかと思います。
そんな御触れが出るには糖質制限による医療費削減効果を認められたとき、ということになるのでしょうか。
そこに立ちふさがる壁として、多くの農家さんや企業、飲食店の方々の経営方針を転換を迫られること。
今まで懸命にやってきた生業を否定されることによる反発がやってくるかもしれませんね。

もうひとつは、多くのメディアが大々的に何度も糖質制限を取り上げることにより、多くの人に常識として捉えられるようになる。
ただしそこにも同様のしがらみがブレーキになって…

一般常識となるのがいつになるか分からないのですが、せめて自分の家族だけでも糖質による害から守りたいです。
私もせめて家族には発信し続けます。

Re: No title

郷士郎 さん
 
 コメント頂き有難うございます。

 トップダウン的な伝え方は御指摘のようにいろいろなしがらみがあって私はあまり期待をしていません。
 有名芸能人が大々的にアピールするという方法もありますが、やはり「特殊な人がやっている特殊な健康法だ」とスルーされてしまうことでしょう。

 かくなる上は、地道に草の根活動を続けていくしかないと私は思っています。

 私も真実を知ってしまった以上、大事な人にはこの事実を伝えずにはいられません。

No title

たがしゅう先生。
迅速なご返答ありがとうございます。
腸内細菌に関してはそれぞれ個性と捉えて
神経質にならないように糖質制限少食を続けて
行こうと思います。
ありがとうございます。

No title

たがしゅうさん

日本人が陥りやすい専門性の罠ですね。毎年この時期に原爆の悲惨さを言う前に何故その前に降伏できなかったのか?陸軍海軍エリートが嫌がったからです、明日から国民から白い目を向けられ、食い扶持を失うのが嫌だったからです。あげく原爆は非人道兵器だとかアメリカに責任を擦り付ける。
日本の医学界にもその手合いが大勢いそうですね。ガンには年一度の検診発見後は徹底的に治療というのは戦艦大和の沖縄特攻と同じ狂気です。そりゃ医療費は増大して健康保険も破綻しますわ。私の勤務先の健保も毎年財政難を嘆いてますが、じゃあ検査を簡略化すればいいんでは?不思議ですね。

Re: No title

SLEEP さん

コメント頂き有難うございます。

> 明日から国民から白い目を向けられ、食い扶持を失うのが嫌だったからです。

その辺はまさに糖質制限を認めようとしない医療従事者と共通する構図ですね。

医師も扱うものが命と大きいだけにどうしても保身に向かいがちなところは否めません。しかし医師の本分を決して忘れてはいけないと私は思います。

たとえ糖質制限を認める事で食い扶持を無くそうとも、それでは新しい理論の下どうたち振舞えば良いのか、そこに全力で頭を使っていくべきではないかと私は思うのです。それは米農家などにも同じ事が言えるように思います。

No title

たがしゅう先生こんにちは
糖質制限をしてもうすぐ5年目にはいります。
体重は標準よりプラス8キロ程で落ち着いてしまい、ちょっとがっかりなのですが・・・。
体調がずーっと良いのです。
風邪は良く引きますが、回復がめちゃめちゃ早いです。花粉症も年々軽くなっています。薬は頭痛以外は飲みません。
2年前に開腹手術を受けた時も術後の経過が良すぎて不思議だったけど、体が本来の働きをきちんと果たしていることをいまは確信しています。
先日、私に送れて糖質制限を始めた主人が食あたりになったとき、主人も実感したようです。
入ってきた異物に対して全力で排除しようと胃や腸が動いているのがわかったと。意識が朦朧として救急車を呼ぼうかと考えたほどの腹痛のあと酷い嘔吐と下痢で、全てを出し切ったら寒気と発熱。でも次の日仕事に行きましたよ。体調は万全ではなかったにしろ52歳にしてはすご過ぎる回復力に本人もびっくり!私もびっくり!糖質制限の効果は5年たった今でも日々の生活の中で感じます。発見もあります。素直な気持ちでやってみればいいだけなのに、もったいないですね

Re: No title

runrun さん

 コメント頂き有難うございます。

> 入ってきた異物に対して全力で排除しようと胃や腸が動いているのがわかったと。


 良い感想と思います。身体の声に耳を傾けていらっしゃいますね。

 そもそも食事自体そういうリスクを伴う行為だという事を、世の中はもっと真剣に考えるべくきだと私は思います。ただでさえリスクのある行為に糖質の害がわかった以上はその害は最小限にしていきたいものですね。
プロフィール

たがしゅう

Author:たがしゅう
漢方好きの神経内科医です。
糖質制限で10か月で30㎏の減量に成功しました。
糖質制限を通じて世界の見え方が変わりました。
今「自分で考える力」が強く求められています。
私にできることを少しずつでも進めていきたいと思います。

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