サイアミディン

楽(らく)が人生をダメにする

気がつけばブログ開設から2年が経過していました。

一方で毎日記事を書くというのをやめる決断をしてからは半年。時間が経つのは早いものです。

そろそろネタが尽きたのか、と思われているかもしれませんが、

実は書きたい事は相変わらず山のようにあります。しかしなかなか記事作りがままならないのです。

それは単純に他の仕事が忙しいからという事もありますが、それだけではないように思います。

決して絶対的に時間が欠乏しているわけではなく、やろうと思えばやれるだけの時間は確かにあるのです。

「時間があるのに書けない」というのには何か別の理由があると感じています。

情熱が冷めた、というわけでも決してありません。

むしろ新たなステージに向かって私の頭の中は活発に働いています。新しい事にもどんどん挑戦するようにしています。

ただ、私が毎日ブログを書くのを止めて体感したのは、「一度降ろした腰を持ち上げるのは大変」だという事、

そして改めて思ったのは、「人間は楽な方に行きがちだ」という事です。


ブログを書くのを止めた所で当然ながらペナルティなどはありません。

一度書くのを止めると、ブログを書きさえしなければ、特にペナルティなく「楽な時間」を手に入れる事ができます。

何を当たり前の事を、と

思われるかもしれませんが、毎日ブログを書いていた時はそんな事には気付きませんでした。いわゆる「夢中になる」といいますか。

この「楽な時間」というのがクセもので、その時間を使って私が何か他の有意義な事をしていれば良いのですが、実際にはそうとは限らないのです。

糖質制限で持久力が上がった私でも休みの日にフリーで過ごせる「楽な時間」が与えられれば、

結構長く寝てしまったり、テレビみたりネットサーフィンをしながらゴロゴロ過ごしたりしてしまっているのです。

そうしてそんな「楽な時間」が終わった後いつも思うのです。「あぁ、また無駄な時間を過ごしてしまった…」「こんな事ならブログ記事の一つでも書いていれば良かった…」と。


こうした経験を通じて、私は「楽な時間」の持つ怖さと、自分が良いパフォーマンスを発揮するためには、ある程度のルールや規律が必要だと感じるようになっています。

それは自分が弱い人間だという事の裏返しでもあるわけですが、

断食道場では苦もなくできた断食が、自宅ではなかなか再現できないという事実も、こうした楽な時間の罠に私がハマってしまっているということを表していると思います。

そしてこうも思います。人生において「楽な時間」の罠にハマった時間が長ければ長いほど、

人生の充実度、満足度は下がってしまうのではないかと。

充実した人生を過ごし、人から尊敬されるような人は、「楽な時間」の楽に流されず、やっぱり頑張っている人だと思います。


逆風の中で糖質制限を推進していく事は楽じゃないですよね。

それだけでも楽な道ではないですが、それだけで満足するのではなく、糖質制限を推進する以外のことにおいても、

さらに人生を充実させていくために、「楽じゃない時間」を進んで過ごしていくようにすべきだと感じました。

それが分かっただけでもブログを休止した価値はあったかもしれません。


たがしゅう

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初めまして。

たたがしゅうがしゅう先生こんばんは!
2型糖尿病のぷーさんと言います。ブドウ糖点滴の件でこちらに辿り着きました。今回第三子を2月末に帝王切開で出産予定ですが、この記事を見て怖くなりました。http://anestation.com/modules/minimoni/details.php?bid=255
私は2型糖尿病で、1gの糖質が4mg血糖値を
上げます。前回の帝王切開は、500ml×4のブドウ糖入り点滴を3日間付けっぱなしだったと思います。ブドウ糖点滴を拒否したいんですけど、先生のおっしゃるように前回の帝王切開の時の点滴で具合が悪くなったと言えばいいでしょうか!?お時間のある時で結構ですので、お答え頂けると有り難いです。

はじめまして

たたがしゅうがしゅう先生こんばんは!
2型糖尿病のぷーさんと言います。ブドウ糖点滴の件でこちらに辿り着きました。今回第三子を2月末に帝王切開で出産予定ですが、この記事を見て怖くなりました。http://anestation.com/modules/minimoni/details.php?bid=255
私は2型糖尿病で、1gの糖質が4mg血糖値を
上げます。前回の帝王切開は、500ml×4のブドウ糖入り点滴を3日間付けっぱなしだったと思います。ブドウ糖点滴を拒否したいんですけど、先生のおっしゃるように前回の帝王切開の時の点滴で具合が悪くなったと言えばいいでしょうか!?お時間のある時で結構ですので、お答え頂けると有り難いです。

そんなことはない!

せんせ!
ご心配なく、ネタが無くても毎日7年間ブログ続けている私です。
元気である妻が突然甲状腺がんと診断され、青天の霹靂でした。先生のご助言で手術を見合わせています。
人間って、ちょっとした言葉や話題で挫折しそうになります。やっぱ手術がいいのかなぁ?なんて。
先生は、特別な立場にあるので批判も、圧力もあると思います。明後日、熊本で開催されますジェームス・スキナーのセミナーに夫婦で参加して来ます。
多分、人生が変わるほどの衝撃を受けると思ってます。ガンが克服出来るほどのパワーをもらって帰ります。また、ご報告しますね!
先生も、様々な事を乗り越えられるよう機会があればジェームスのセミナーを聞いてみてください。

Re: はじめまして

ぷーさん さん

 コメント頂き有難うございます。

> ブドウ糖点滴を拒否したいんですけど、先生のおっしゃるように前回の帝王切開の時の点滴で具合が悪くなったと言えばいいでしょうか!?
 
 それだと「大丈夫、大丈夫」などとなだめられるのがオチですので、「ブドウ糖入り点滴にアレルギーがある」というように「アレルギー」というワードを使うと、回避できる可能性がより高くなると思います。

 それでも押し付けてくる医療者は習慣を変えたくない「変わらない脳」の持ち主なので如何ともしがたいです。
 ただご紹介の記事の1%ブドウ糖液は比較的糖の少ない点滴です。500mlの1%で1本の中に含まれる糖質は5g、4本でも20gです。
 それくらいの糖質量であれば許容するというのも一つの選択肢と思います。

Re: そんなことはない!

やだもん さん

 コメント頂き有難うございます。
 人生の節目となる出来事の際には「自分で考える力」が強く求められると思います。
 是非とも悔いの残らない選択をして頂きたいと思います。奥様にも宜しくお伝え下さい。

 ジェームス・スキナーさん、知りませんでした。「自分で考える力」のヒントがもらえるかもしれませんね。私もマークしてみたいと思います。

ありがとうございます。

たがしゅう先生、お忙しい中お返事有り難うございました。アレルギーという事で主治医と相談してみます。江部先生のブログでたがしゅう先生の事は前から知っていましたが、ブログを拝見させてもらったのは今回が初めてでした。これからは頻繁にお邪魔させて頂きます。宜しくお願い致します。お身体どうぞご自愛下さい!

敏感期

ふふっと笑って拝読しました。正直ですね。「敏感期」って知ってますか?
人間の成長には「敏感期」があるそうです。
何かを習得するときに知性や意欲が強く冴える期間のことです。たとえば楽器を習って楽しくて、浸食忘れて練習に没頭するなどです。
いつか敏感期が終わっても、その敏感期に得たことはその後の人生の糧になります。
先生は、もしかしたら、ブログを書くことの敏感期が終わったのかも知れません。得たことはその後の人生の糧になるそうで、ダメにするってことないと思いますよ。

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私も楽すると駄目なようです

たがしゅう先生

私も、いつも同じような事ばかり考えてます^^;
本当は楽したいのに、何故だか楽じゃないみちばかり選んでしまう(>_<)
楽をしてると、そんな自分に嫌悪感を感じる事もあります。

ただ、先生や私にとっては楽な生き方は自分を駄目にするのかもしれませんが、人によっては楽な生き方が良い人もいるでしょうね!
私は、もうちょっと楽な生き方をした方が良いかも^^;

ブログの更新、一度お休みするとなかなか書けなくなってしまう。分かります。
私も、以前はほぼ毎日日記を書いていたのですが、PTAの仕事が年度末から忙しく、ご飯食べながらパソコン作業をする日がしばらく続いてピーク時は毎日3~4時間しか寝てませんでした。その間SNSへのアクセスもする余裕がなくて日記が書けなかったのですが、一度お休みしてしまうと、余裕ある今も、ほとんど日記を書かなくなってしまいました。
ストレス解消と、備忘録の意味で書いていたのですが、結構、備忘録として役立ちます。
私も、日記復活しようかな^^;

Re: 敏感期

エリス さん

 確かに毎日ブログを書いている時はとにかく夢中でした。
 そして何より楽しかった。今にして思えば「貢献感」が大きかったです。
 まさにそれが「敏感期」だったのかもしれません。

 一味違うコメント、いつも大変参考になっています。有難うございます。

Re: 私も楽すると駄目なようです

かず さん

 コメント頂き有難うございます。

> 本当は楽したいのに、何故だか楽じゃないみちばかり選んでしまう(>_<)
> 楽をしてると、そんな自分に嫌悪感を感じる事もあります。


 そうなんですよね。
 両方の経験をすると、楽な時間の本質が見えてきます。
 逆に楽な時間しか経験していない人は、それが当たり前だと思っているのでその本質に気づきません。

 楽な時間が一切不要というわけではありませんが、バランスのとれた人生を歩んでいきたいものですね。

初めまして

たがしゅう先生初めてコメントします。

私は鳥取在住ですが、年に数回江部先生に診ていただいています。

先日まで大学病院に拡張型心筋症で入院していました^^;
入院中の糖質制限には苦労しました 笑

楽な方を選びがちになる。
確かにそうですね。
ネットとかやり始めるといつの間にか時間が過ぎてますもんね。


私もぼんやりしがちでしたが、新たに病を得たことで事務職へ転職します。
これを機にPCのスキルアップに努めようと思っています。
人生は意外と短い。充実した人生になるかどうかは自分次第ですね


ブログの更新、いつも楽しみにしております(*^^*)

Re: 初めまして

ぽぽ子 さん

コメント頂き有難うございます。

病は気づきを与えてくれますね。私ももし健康だったらおそらくここまで糖質制限にハマっていませんでした。

せっかくの人生なので、お互い気づいた時点で良い方へ軌道修正していきたいですね。

面倒上等!?

こんばんわ。

運動を意識をしないと、本当に動かなくても済む仕事を始めて約20年。それにかまけたダラダラ人生の結果、1年と9か月前に、ようこそ糖尿病の世界へ、と、なるべくしてなったような気がしてます。
病気発覚後すぐに、偶然ですが、やってみようか糖質制限、くらいの気楽さで始めた糖質制限のお蔭か、
血糖値305、HbA1c14.5から始まった数値も、3か月目には、75・5.7へと一気に正常値へ到達。しかし、お薬も併用していた為、低血糖症も同時に経験。ここで、薬止めますか、人間止めますかの選択を迫られたのですが、そこで、即座に、薬を止めることができたのも、たがしゅう先生をはじめとする善意の労を惜しまぬ方々のブログに出会えたからでした。
滅多に見たことない数値と言われ、この先どうしようと狼狽えたあの日以来、1年8か月経過したひと月前の健診で、治療は受けておりませんとの申告の上で、83・5.0に至っている次第です。他の部分で、軽度異常というのがいくつかありますが、体重の方も、105kgくらいから76kgへと減っており(それでも72㎏位までは減ったことがありますので、若干のリターンです)、風邪とも無縁となったような気もするし、内心、糖尿病になり、逆に、糖質制限と先生方のブログに出会えて、長生きできそうな気分になっている現在なんです。

だから、先生に毎日更新してください、というのではありません。
先生のブログで、ダメな人生から脱出できたのかな?な~んて輩が、ここにいますよ、感謝しております、
ということをお伝えしたかったのです。
ほんとうに、ありがとうございました。

余談ですが、バイクが趣味で、ときおり、ツーリングをしてきたのですが、病気をして以来、大排気量から小排気量のバイクへと乗り換えました。理由は簡単です。小排気量車では、頭も体も上手に使わないと、交通の流れに上手に乗れないのです。とても、面倒なんですね。なのに、なぜ、乗り換えたかというと、私の場合、堕落した生活が招いた糖尿病だと思われますので、これからの人生、同じするなら、なるべく面倒なことを選んで行こう、と単純に思ったからなんです。そうすれば、何かにつけて、体や頭を自然と使うようになるかな、ってな具合の単細胞特有の発想です。(笑)
でも、いまのところ、功を奏しているようで、健康状態も上々ですし、周りの景色も若干違く見えても来ているところです。

充実しているのかは図りかねますが、「面倒上等、結構、楽しいじゃん」、といったところです。(元暴走族ではありません。勘違いされそうなこと書いてしまったので断り書きです。大爆)

私の場合、それが、充実した人生への道かもしれない、と思っていた矢先に先生のこの記事を見つけ、長々と書いてしまいました。

どうもすみませんでした、それでは。

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Re: 面倒上等!?

よっちゃん さん

 コメント頂き有難うございます。

> 「面倒上等、結構、楽しいじゃん」、といったところです。

 同感です。

 私も同様の経験をしており痛感ています。「幸せとは、貢献感である」ということを。

 ですのでマイペースにはなりますが、ブログは続けさせて頂きます。今後とも何卒宜しくお願い申し上げます。
プロフィール

たがしゅう

Author:たがしゅう
本名:田頭秀悟(たがしら しゅうご)
漢方好きの神経内科医です。
南鹿児島さくら病院に勤務しています(下段にリンクあり)。
糖質制限で10か月で30㎏の減量に成功しました。
糖質制限を通じて世界の見え方が変わりました。
今「自分で考える力」が強く求められています。
私にできることを少しずつでも進めていきたいと思います。

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