サイアミディン

心を上手に変える

先日、江部先生の新著「心を変えれば健康になる」の書評を致しましたが、

ふとみると日常生活のあらゆる場面で心を変えるチャンスがあるように思います。

例えば、私は数年前から徒歩通勤をしており、

片道30分強くらいかかる距離を無理のないスピードで歩いています。

始めたきっかけは、糖質制限で気持ちが晴れて、運動不足の解消にもなり一石二鳥になるからといったところでしたが、

よくよく考えればこの徒歩通勤、考え方によってはものすごく得する事が多い事に気がつきます。
それは実際にやってみたからこそわかる事なのですが、

例えば、天気の良い日に歩いておりますと単純に気持ちが良いです。

当たり前だと思われるかもしれませんが、車や電車通勤の人にはあまり感じにくい感覚のような気がします。

一方日焼けを嫌がる人もいるかもしれませんが、私は自然な形で光を浴びる事に関しては大いに肯定的です。

なぜなら適度に光を浴びることは、既知の医学だけで考えてもビタミンDの合成やメラトニンの分泌を促進し体内時計の調節などのメリットを享受する事ができるからです。

あるいはもしかしたら光合成に準じた未知の医学的メリットも享受できるかもしれません。

勿論、浴びすぎは皮膚癌のリスクを高めるかもしれませんが、

ケトン代謝で抗酸化力の高まった糖質制限実践者にとっては、そんじょそこらの日光刺激は恐るるに足らずだと私は思っています。

また雨の日や雪の日に徒歩通勤するメリットは何より安全だという事です。

特に私は雪の多い地域に住んでいるので、雪の日の車運転の危なさは痛感する所です。

雨風にさらされる中を歩くなんて単純にきついではないかと思われるかもしれませんが、ここでも考え方を変えると良いと思います。

即ちストレスは身体を活性化させると考えるのです。

そう考えながら歩く事で、まやかしではなく身体は本当に苦難を乗り越えられるよう自律神経などを働かせ、実際に代謝が好転するようになります。

そしてポジティブな気持ちで通勤を終え、いわゆる「良い汗かいた」状態になるのです。


また車や電車通勤にはお金がかかりますが、徒歩通勤は当然ながら無料です。

徒歩通勤でコツコツ貯めたお金は別の有意義な事に使う事もできますよね。

それから前にも書きましたが、心を空っぽにして歩いていると、突然降って湧いてくるようにアイデアを思いつく事もあります。これも実際にやってみないとわからない感覚だと思います。

加えて周りの風景がよく見えます。初々しい子供達の通学風景を見て癒されたり、

たまには歩くコースを変えて見知らぬ風景を楽しんでみたり、心に優しいゆとりが生まれます。

そしてそんな清々しい気持ちでその日の仕事をスタートする事ができるわけです。


こうなると、私にしてみれば徒歩通勤をしない理由がありません。

強いて言えば私が車通勤するとしたら寝坊して時間がない時、あるいは車でないと行けない距離の場所で勤務しないといけない時くらいでしょうか。

端から見れば「しんどくないですか?」と思われるような事でも、

少し考え方を変えるだけで逆に宝のような好体験に転化させる事ができると思います。

最近は同じ事を、私の主な勤務場である7階の病棟へ階段で上がる事、にも応用し始めています。

読者の皆さんにも、心を上手に変えること、お勧め致します。


たがしゅう
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No title

たがしゅう先生

私も健康維持のため、糖質制限に加えて「運動」を取り入れています。休日には川沿いを5時間早歩きしたり、昼休みに1時間歩いたりします。歩く事で精神の健康が得られる事が実感できます。ですから継続できると考えています。

職場だけでなく、駅やデパートでも階段しか使わない事が普通になりました。これも慣れると苦になりません。心を変えると事で、楽しく歩けます。

若い頃から、運動音痴で体力の無い私でしたが、糖質制限によって身体が若返りました。46歳ですが、体力の衰えを感じません。ですから長時間歩く事を楽しめるような気がします。

Re: No title

栗田三江(くんだみえ)さん

 コメント頂き有難うございます。

 継続するためには「いかに無理しないか」というのが一つのコツだと私は思っています。
 楽しく歩けているのであれば、きっとそれは良い習慣になると思います。

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先回の記事を読んで

先回の『自覚しにくい心の問題を知る』を読んで、その姿勢はコウノメソッドの河野先生と似ていると感じました。(江部先生のアドラー心理学はまだ読んでいませんが・・・)

「、もしもその治療法が間違っていた時に「私が間違っていました。すいませんでした」と言えるかどうかは大事な資質です。
なぜならば、医師にとって一番大事な事は「患者さんの健康を取り戻す」ことであって、「自分の治療法を普及させること」ではないからです。
いくら自分の治療法に自信を持っていたとしても、それが結果的に患者さんの健康に寄与していなければ、そのやり方は直ちに見直さなければなりません。」

子どもには間違えたり誤ったことは『ごめんなさい』と言って直せば良いよ!と大人が教えているのに、その大人が出来ていないことが多いと考えると、子どもから学ぶことの方が多そうですね!

Re: 先回の記事を読んで

もうあかん さん

 コメント頂き有難うございます。

> 子どもには間違えたり誤ったことは『ごめんなさい』と言って直せば良いよ!と大人が教えているのに、その大人が出来ていないことが多いと考えると、子どもから学ぶことの方が多そうですね!

 まさに「人の振り見て我が振り治せ」ですね。私達も盲目的にならないよう注意する必要があると思います。

慢性炎症性脱髄性多発神経炎に糖質制限は効果はあるでしょうか?

はじめまして
はじめてブログを拝見しました
糖質制限はダイエットやあらゆる症状に改善が見込まれると私自身も感じておりますが
そこで質問なのですが
慢性炎症性脱髄性多発神経炎にも糖質制限は有効なのでしょうか?
よろしければ先生のお考えを聞ければと思います

Re: 慢性炎症性脱髄性多発神経炎に糖質制限は効果はあるでしょうか?

武 さん

 コメント頂き有難うございます。

> 慢性炎症性脱髄性多発神経炎にも糖質制限は有効なのでしょうか?
> よろしければ先生のお考えを聞ければと思います


 私の個人的見解ですが、
 糖質制限だけで封じ込めるにはなかなか厳しい病態だと思います。

 しかしながら、糖質制限を通じて産生されるケトン体には抗炎症作用があるので、
 少なくとも症状を和らげたり、進行を抑制したりする効果は期待できます。従って、一度はやってみる価値があると思います。
プロフィール

たがしゅう

Author:たがしゅう
漢方好きの神経内科医です。
糖質制限で10か月で30㎏の減量に成功しました。
糖質制限を通じて世界の見え方が変わりました。
今「自分で考える力」が強く求められています。
私にできることを少しずつでも進めていきたいと思います。

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