サイアミディン

糖質制限と恋愛

私は現在独身の身なのですが、

糖質制限は健康の基本という考えを持つ私にとって、

恋愛をするのは実はなかなか難しい事となってしまっています。

糖質制限や断食を通じてありのままの美しさを感じる柔らかい心が鍛えられたまでは良かったのですが、

美しいと思う人の中で糖質制限をやっている人はやっぱりまだマイノリティで、ほとんどはやっぱり糖質を基本に生きている人達です。

そういう人と恋愛し付き合うとなれば、自分は糖質制限、相手は糖質非制限という状況を許容しなければならなくなります。

最初はよくてもそんな状況が長く続けば愛想をつかされる事になりかねませんし、

よしんば相手が自分の糖質制限を理解してくれたとしても、愛する人を不健康にするかもしれない糖質非制限生活を私はパートナーとして見過ごす事はできません。

そんな事をごちゃごちゃと考えていると、とどのつまり恋愛には手を出さないのが無難という消極的思考に陥ってしまうのです。
それならば糖質制限を実践しているというのがわかっている人同士で恋愛をすればいいという意見もある事でしょう。

確かにそれはそう思うのですが、それは私にとってまだスタート地点に立ったに過ぎません。本当に大切なのはそこから先です。


世の中には目を奪われるほど綺麗な人は正直たくさんいらっしゃいます。

糖質制限実践者との交流では特にそう思う場面が多いですが、その中で自分の好みの綺麗な人と付き合いたいという想いだけで行くとたいていの場合うまく行きません。

なぜうまく行かないかという理由を過去の自分の経験から考察すれば、「相手の気持ちの理解が不十分」ということに他ならないのではないかと思います。

哲学者ルソーの教育書、「エミール」には「欲望に支配されるのではなく、欲望を自分の良心で支配する人間になれ」というメッセージがあります。

ひいては、自分が欲していることに抵抗できない者は恐ろしい罪に陥ってしまうという事を述べています。

相手が綺麗だから付き合いたいという想いだけで恋愛に突っ走っているような状況がまさにそれで、そんな恋愛がうまくいくはずがないという事をこのメッセージは伝えているような気がします。

若い頃の恋愛がうまくいかない事が多いのもこの話に通じるような気がしますし、

昨今、テレビの芸能人のビッグカップルが結構な頻度で離婚したりしているのもそれと関係しているかもしれません。

自分が好む綺麗な相手にも性格があり、生活があり、立場があり、周囲との環境があります。

そういうすべての状況を考慮して、ちゃんと相手の気持ちを考えて、その上でその人と付き合う事ははたして考えて良い事なのかどうなのかという事を、自分の良心に従って考えるプロセスが不可欠なのではないかと思うのです。

しかし、自分のニーズと相手のニーズが完全に一致する事はないでしょうから、ある程度お互いの妥協がありながらも、それでもお互いが幸せだという時にはじめて付き合うようにしないといけないという事なのだと思います。


アドラー心理学について書かれた本、「幸せになる勇気」の中には、

「愛」とは二人で成し遂げる課題であり、人生の主語が「わたし」から「わたしたち」に変わることで本当の幸せに向かう事ができる、というような事が書かれていました。

だから幸せを追い求める以上、恋愛は避けては通れない問題だと思いますが、

理想はそうだとわかっていても、現実はなかなか難しいです。考えれば考えるほどドツボにはまってしまうような所もあります。

いっそのこと細かい事を考えずにとにかくいろいろ経験すればいいという考えもあるかもしれませんが、

私にはそういう行動がどうもとれません。それが自分の良心に従って良い行動とはどうしても思えないのです。

中途半端な恋愛で相手を傷つけ続けるくらいなら、一生独身であっても構わないとさえ思います。



なんだか今回はいろいろ書きながら結局言いたい事をまとめきれませんでした。

かえって若干墓穴を掘ってしまったような所もあるかもしれません。

それだけ悩ましい問題だということです。とても難しい問題だということです。

とにかくその気持ちを書き残しておこうと思いました。


たがしゅう
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大丈夫です。
自分が思ってるほど相手は傷つきません! 自信過剰です。自分の存在なんてちっぽけなものです。
糖質制限者は、考えるより実践あるのみです!!!

Re: タイトルなし

なおき さん

コメント頂き有難うございます。

> 糖質制限者は、考えるより実践あるのみです!!!

確かにそうですね。もしも問題が出たらそこから軌道修正していくという考え方、忘れてはいけませんでしたね。

相手を幸せにしたいかどうか

たがしゅうさん、こんばんは。

「婚活」なる言葉が出現して久しいですが、外から見ていると、結婚を「条件検索」のようにとらえている人が多いように思えます。
だとすれば、基本的には自分の希望条件に合う相手を探していることになりますね。
しかし、仮に自分にぴったりの相手が見つかったとし、めでたく結婚できたとしても、必ずしも幸せになれるとは限りませんね。「条件」はいつでも変わる可能性がありますから。

糖質制限もその「条件」の一つに過ぎないとおもいますので、必ずしも糖質セイゲニストの中からお相手を探される必要もないのではないかと思います。

大切なのは、相手を幸せにしたいかどうか、ではないでしょうか?その気持ちがあれば、お相手の健康を願う気持ちは、いつか通じると思いますし、やがては糖質制限のパートナーにもなれるのではないでしょうか?

勿論、お相手の方が「同じテーブル」につける人であることは確認しておく必要があると思います。

No title

たがしゅう先生

愛すべき相手が目の前で糖質ばかり摂っていると悲しくなりますね。私の場合、見合い結婚で結婚してからも年月が経っていますので恋愛感情は皆無です。それでも一言言いそうになっていた頃もありました。

先生は素敵な恋愛結婚をされるような気がします。なぜなら男の私が見てイイな・・と思うようなお人柄なのですから・・・

大恋愛という感情の前では糖質制限の有無など関係なく、仮に糖質制限を受け入れられない女性であっても「愛するダンナに心配かけられない」との思いから結果2人で糖質制限を楽しむ生活になっていた、という可能性もあるのではないでしょうか?

くんだみえ

Re: 相手を幸せにしたいかどうか

あきにゃん さん

 コメント頂き有難うございます。

> 大切なのは、相手を幸せにしたいかどうか、ではないでしょうか?その気持ちがあれば、お相手の健康を願う気持ちは、いつか通じると思いますし、やがては糖質制限のパートナーにもなれるのではないでしょうか?

 正に大切な事を教えて頂いたように思います。

 「自分が一緒にいたい」+「相手を幸せにしたい」

 自分本位の気持ちだけに留まらず、相手の事に想いが及ぶようになった時、その恋には突き進んでいいのかもしれないと思いました。逆に言えば「自分が一緒にいたい」の想いだけでは不足だという事です。

 確かに糖質セイゲニストだから、相手も糖質セイゲニストの中から探さないといけないという考え方そのものも、固定観念にとらわれてしまっているのかもしれませんね。

Re: No title

栗田三江(くんだみえ)さん

 コメント頂き有難うございます。

> 大恋愛という感情の前では糖質制限の有無など関係なく、仮に糖質制限を受け入れられない女性であっても「愛するダンナに心配かけられない」との思いから結果2人で糖質制限を楽しむ生活になっていた、という可能性もあるのではないでしょうか?

 本心から糖質制限を時間経過とともに理解してくれるようになる、というのならいいのですが、
 もしも気遣いから糖質制限生活に合わせてもらうというのは私は嫌なんです。それだと自分はよくても相手の人生にはずっとストレスがかかり続ける事になります。それでも時間が経てばいつかは本心からに気持ちが変わってくれることもあるかもしれませんが、必ず変わるという保証もないわけです。
 
 でも難しいですよね。「恋は盲目」とはよく言ったもので、そういった理屈を考えていても、時には理屈関係なしに動いてしまう事もありますからね。

愛情表現のかたち

おはようございます。
例えば、夫がサッカー好きで、どれだけサッカーがおもしろいかと楽しそうに語ります。この人はとてもサッカーが好きなんだと思います。この人にとってサッカーは重要なことなんだと思います。たまにはつきあってサッカーの中継を見てあげます。試合を見て、夫の反応を見て、この人は小さいころからこんなことが好きだったのだろうなって思って、彼の昔話を聞きます。
 サッカーに興味はないけどサッカー好きの夫には興味があって、サッカー好きな夫はかわいいと思えるのです。
100%嗜好の合う相手なんていないから、大丈夫です。命短し、恋せよです。

Re: 愛情表現のかたち

エリス さん

 コメント頂き有難うございます。

 なるほど。無理やり相手に嗜好を合わせるのではなく、自然と相手の嗜好を理解するようになるプロセスですね。参考になります。
プロフィール

たがしゅう

Author:たがしゅう
漢方好きの神経内科医です。
糖質制限で10か月で30㎏の減量に成功しました。
糖質制限を通じて世界の見え方が変わりました。
今「自分で考える力」が強く求められています。
私にできることを少しずつでも進めていきたいと思います。

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