サイアミディン

適切な反応を大事にする

私は糖質制限実践者でありながら、同時に不定期断食実践者でもあります。

仕事柄月に2-3回やってくる当直の時には食への誘惑に駆られにくいのでそのまま食事を抜いてしまうのです。

すると翌朝トイレで綺麗な形の便が出るという事をしばしば経験しています。

逆にその後の食事を何も意識せずに食べれば、ほぼ百発百中で下痢します。たとえ糖質制限にしていても、です。

肉とかだけを食べてもそうなるのです。私が普段入手している肉は普通のスーパーマーケットで買えるパックの肉です。

こうしたスーパーで売っている肉は、保存料やら着色料やら私が知らないだけでいろいろな不自然なものが加えられているのだろうと想像します。

考えてみれば自然界で肉を食べるために動物を殺した後は、早く処理して食べないと腐敗して食べられなくなるのが自然なわけです。

その自然の摂理に反する形でスーパーマーケットで安定した品質を保ち続けているわけですから、それはそれは不自然な食べ物を食しているという事になると思います。
その不自然な食べ物の毒の部分に断食明けの身体は反応して防御反応として下痢を起こしてくれているのではないかと思えば下痢にさえ愛着が湧きます。

逆に言えば、普段スーパーの肉を買って食べている時にはそれが起こらないという事は毒の部分に身体が反応せずにそのまま肉と毒を一緒に取り込んでしまっているのかもしれないとも思います。

そんな事を長い間繰り返して知らず知らずのうちに病の種は身体に根付いていってしまうのかもしれません。


先日はうかつにも嘔吐をきたす出来事まで起こってしまいました。

これは下痢の時と同時ではなかったので、ノロウイルスなどによる食中毒ではなかったと思います。

また1回嘔吐しただけでその後すっと気分が良くなったので一時的な反応であったと思います。その後しばらくは食事を控えましたが、翌日からはまた普通に食べられるようになりました。

これも一種の防御反応だったのかと思うと共に、断食によって身体が鋭敏に反応していく感覚を得ています。

普通、嘔吐と言えば悪い事として捉えられると思いますが、見方を変えると実は身体にとって良い事というのはこれに限らず結構あると思います。

例えば、風邪は一種のデトックスだという話もそうですし、

そもそも炎症も医療の中では抑えるべき対象とみなされますが、見方を変えれば治癒反応です。

また血糖値の上昇も悪者とみなされますが、見方を変えればストレスへの適応反応です。

炎症にしても、血糖値の上昇にしても適切に起こって適切に治まる分には身体にとって喜ばしい事だと私は考えています。喜ばしくないのはアクセルとブレーキが壊れてどちらか一方にバランスが偏り続けてしまう事です。


人間関係においても同様の事は言えます。

以前、悪い人の良いところに注目する技法「リフレーミング」を紹介しましたが、

だからといって人の良い所ばっかりを見続けていれば盲信につながります。盲信はいかなる場合でも好ましくありません

また人の良い所ばかりを見つけてほめて伸ばす教育も、自分で考える事のできない偏った人間を作り出すリスクがあります

逆に人の悪い所しか見えなくなれば当然ながら心がすさみます。いずれにしても両極端はよろしくないということです。

だから適切に反応がおこり、適切に反応が治まるという環境を整える事が大事だという事になるのだと私は思います。

下痢が起こってもすぐに治まればいい。嘔吐が起こってもすぐに治まればいい。

風邪を引いてもすぐに治まればいい。炎症が起こっても、血糖値が上昇しても、すぐに治まればいいのです。

それと同じように適切に喜び、適切に怒り、適切に悲しみ、適切に楽しむべきで、そうしたありのままの感情と自然に向き合い、

たとえ非日常な事が起こってもすぐにまたニュートラルな日常へと戻る事ができることの大切さ、

「中庸(ちゅうよう)」の大切さを学ぶ事ができると思います。


たがしゅう
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断食明け

たがしゅうさん、おはようございます。

我が家も1年前から1回/月の断食をしています。翌日の快便は毎回経験しますし、もともとアレルギー体質の家内にはまた別の反応があります。それは、毎日食べていて何の問題も起こらないブルーベリーなどの食材に対して、アレルギー症状(舌が痛むような)を起こすのです。その他スイーツに少しだけ添加されているバナナのエキスなどにも同様の反応があります。

断食によって、体の防御機能が強化された結果なのかな、と理解しています。

Re: 断食明け

あきにゃん さん

 コメント頂き有難うございます。

 断食後の下痢は一見すると悪いことのように思われがちですが、御指摘のように身体の防御反応の強化の側面があると思います。

 逆に、例えば野菜が苦手なこどもに無理矢理野菜を食べさせ続けると食べられるようになることは良い事だと捉えられがちですが、これが必ずしも良いとは限らないという事を断食後の下痢は教えてくれているのかもしれません。

中庸(いい加減)は、イイカゲン

たがしゅう 先生
いつもブログを拝見し、ご丁寧なご提案やお考えに、毎回ただただご敬服いたしております。ありがとう存じます。毎日楽しみに学ばせて頂いておりますことをお伝え致したく投稿させて頂きました。
イイカゲンはいい加減。
我儘はわがママ(my mother)だけに!

右や左とイエローセンセーションに巻き込みたがるのはよの常かと。
ちょっとはずれましたが、中庸の大切さに気づかせて頂きました。

Re: 中庸(いい加減)は、イイカゲン

魚田フラント さん

 コメント頂き有難うございます。

 「良い加減に、我がままに、あるがままに」。その意見に私も賛同します。

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Re: 食生活

まる さん

御質問頂き有難うございます。

非公開ですが、メールアドレスの記載がございませんでしたので、申し訳ございませんがこちらで回答させて頂きます。

2014年11月20日(木)の本ブログ記事
「コメント投稿時の注意点」
http://tagashuu.blog.fc2.com/blog-entry-487.html
も御参照下さい。

なお非公開相談を希望される場合、ブログ右段のメールフォームからも御利用になれます(※PCブログトップページにて)。

さて、その状況は糖質制限で良くなっているとは流石に思えません。
もしかしたら腸内細菌の関係で少量糖質を摂られた方が調子が良い体質の方なのかもしれません。
「体調が最良のバロメータ」という考えの下、少しずつ糖質制限を緩めてみられてはいかがでしょうか。

それで改善しなければ何かしらの病気が隠れている可能性を疑います。病院(産婦人科)で性ホルモン値など詳しく調べてもらう必要があると思います。

パックの肉

素朴な疑問なのですが…。

『パックの肉』と言うのは、加工食品の肉の事ではなく、(未調理の)生鮮生肉の事ですか?

ところで生鮮の生肉(塊肉)も調理前にサッと水洗いするとよいかもしれないです。
お店によっては傷みにくいように極薄い消毒液(正式名称忘れました…)に、さらす事もあるようです。鶏肉でそのような商品に当たった事があり指摘した事あります。

追記

鶏肉は処理過程で次亜塩素酸ナトリウムを使用するようです。

http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-11121000-Iyakushokuhinkyoku-Soumuka/0000040840.pdf

Re: パックの肉

一読者 さん

 コメント頂き有難うございます。

>『パックの肉』と言うのは、加工食品の肉の事ではなく、(未調理の)生鮮生肉の事ですか?
> 生鮮の生肉(塊肉)も調理前にサッと水洗いするとよいかもしれないです。
> お店によっては傷みにくいように極薄い消毒液(正式名称忘れました…)に、さらす事もあるようです。鶏肉でそのような商品に当たった事があり指摘した事あります。


 発泡スチロール製の白いパックに入った生鮮生肉の事です。
 確かに水洗いはせずに、パックから出してそのまま焼き始めていました。大変参考になる情報を有難うございます。

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プロフィール

たがしゅう

Author:たがしゅう
漢方好きの神経内科医です。
糖質制限で10か月で30㎏の減量に成功しました。
糖質制限を通じて世界の見え方が変わりました。
今「自分で考える力」が強く求められています。
私にできることを少しずつでも進めていきたいと思います。

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