サイアミディン

便利をあえて捨ててみる

断捨離を鋭意実践中の私ですが、

本を友人にあげるという以外にも試みてみた事があります。

それは「椅子を捨てる」というものです。

ヒトは二足歩行に適応し、立って活動することを基本にしている動物です。

しかし椅子というものが人為的に作り出され状況は変わってきました。

ちょっと腰を下ろして座る程度のものであれば、先史時代でも手頃な岩などに座ることはできていたでしょう。

しかし、椅子を作り、その座り心地をよくする技術を高めていった結果、

ヒトはただ座るだけではなく、「楽に座る」ということを覚えてしまったのです。
私がついついネットサーフィンをよくしてしまうという事は以前にも書きましたが、

その時に私が主に座っているのは、大きなリクライニングチェアーです。

これに座ってネットサーフィンをしていると心地よいが故に、

掃除とか勉強とかやらなければいけないけど緊急性の低い要件を放置して、

椅子とお尻が接着剤でくっついたかの如く、しばらくそこから動けなくなってしまうことがしばしばあるのです。

買った当初はその座り心地の良さに大満足していたのですが、

この椅子の存在がかえって貴重な時間を無駄にさせているのかと思うと複雑ですし、

便利を求め続け発展し続けてきた文明社会への課題を突きつけられているようにも感じます。

そう言えば、ブログ読者のへっぽこさんより、

ダラダラ依存から抜け出すためのノウハウとして「ベビーステップ」という方法を教えて頂きました。

やるべきことを細かく分けて、まず椅子から立つことから始めること、それに集中することが大事だというのですが、

ここで私は、「ん、待てよ、それならいっそのこと思い切って椅子を捨ててしまえばいいんじゃないか」と思ったのです。

椅子がなければパソコンは立って行う事になりますし、そうすれば必然的にダラダラと無駄にネットサーフィンをするのはやりにくくなります。疲れてくるからです。

疲れたら地べたとかどこかに腰をかける必要がありますが、そうやって座るのは疲れを回復させるという意味のある座りであり、ダラダラ椅子に座って無駄に時間を過ごすのとはわけが違います。

そう思って私は奮発して買った思い出のリクライニングチェアーをこの度捨てることにしました。

ただソファはまだ残っているので、座ろうと思えば座れる状況にあります。

それでも生活の無駄を減らすきっかけにはなるかもしれないと前向きに捉えています。


偉大な先人が創り出してきた文明の中で私達は日々を過ごしています。

その恩恵を受けられることに感謝をしつつ、これからはどれを使いどれを使わないかという取捨選択も重要になってくるように思います。

便利なものをすべて手に入れれば幸せかと言われれば、必ずしもそうではないのです。


たがしゅう
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たがしゅう先生こんにちは、いつも先生のブログを楽しみにしています!こんな記事もありました。http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/pickup/20140114/1054550/?ST=trnmobile&P=4
私はただ今5歳児、0歳児の子育て奮闘中です。子育てでイライラする事が結構あるので、イライラする感情を少しでも断捨離するというのが今の目標です。

Re: タイトルなし

あっぴ さん

 コメント頂き有難うございます。

 スタンディングスタイルは慣れれば大分効率がよさそうですね。

 診察室で長時間座位でパソコンに向き合っていると、終盤はさすがに肩が凝ってきます。
 その後、自宅に帰ってスタンディングでパソコンを打っていると、姿勢がよくなるためか肩こりが解消してきますので私も重宝しています。

 イライラの断捨離は、まさにストレスマネジメントですね。
 私も勉強中の身ですが、良い方法があれば適宜シェアさせて頂きたいと思います。
プロフィール

たがしゅう

Author:たがしゅう
本名:田頭秀悟(たがしら しゅうご)
漢方好きの神経内科医です。
南鹿児島さくら病院に勤務しています(下段にリンクあり)。
糖質制限で10か月で30㎏の減量に成功しました。
糖質制限を通じて世界の見え方が変わりました。
今「自分で考える力」が強く求められています。
私にできることを少しずつでも進めていきたいと思います。

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