サイアミディン

女性は無駄がなく美しい

たまに私が購読して読んでいる「実験医学」という医学雑誌、

今月号のテーマは食欲と食嗜好のサイエンスでした。



実験医学 2017年4月号 Vol.35 No.6 食欲と食嗜好のサイエンス〜体外からの味・匂いと、体内の栄養情報に揺り動かされる決断のメカニズム 単行本 – 2017/3/23
佐々木 努 (その他)


以前、私はエストロゲンは女性ホルモンというよりも生命維持ホルモンだという考察をしましたが、

その視点で捉えると、エストロゲンの食欲にもたらす影響についても違う世界が見えてきます。

まずは特集の中の以下の文章を引用してみます。

(p946より引用)

【性ホルモンによる摂食調節の脳内機構】

(前略)

エストロゲンによる摂食抑制の脳内のターゲットとして多くの関与が示唆されている。

エストロゲンの摂食抑制作用は食事回数(frequency)の減少ではなく、主に1回食事量(volume)の減少によるものであることから、

エストロゲンによる摂食抑制は、食後の満腹作用の亢進によるものであると考えられている。

一方、男性ホルモン(アンドロゲン)は摂食回数を増加させることで摂食量を増加させる

(引用、ここまで)



進化の歴史上、エストロゲンが先に生まれ、

そのエストロゲンを基本とする生命体を守りやすくするために生み出されたアンドロゲン、

そしてエストロゲンを基本とする女性が生命の本質で、それを守るために男性という存在が生み出されたというのであれば、

エストロゲンとアンドロゲンの食欲にもたらす影響の違いの理由が見えてきます。

すなわち女性は与えられたエネルギーを無駄使いしないように最小限のエネルギーで済むようにエネルギーバランスを調整するホルモン機構が充実しているとみる事ができます。

一方で、男性は女性を守るために身体能力を発揮して食糧を確保したり、外敵から女性を守るために運動エネルギーを消費します。

そのエネルギー消費に耐えうるようにアンドロゲンを中心とした男性ホルモンと呼ばれる物質は男性の食事回数を増やすように仕向けているのではないでしょうか。


こういう性差の話は、男性と女性を並列で考えているとその違いをそういうものとしてしか理解できませんが、

基本が女性で、男性はあくまでも女性を守る護衛兵のような存在で考えると、今まで見えなかった別の意義が見えてくるかもしれません。

そう考えると、女性の方が男性に比べて明らかに長寿である理由も、

女性の方が男性よりも生命として明らかに美しい理由もすんなりと理解できます。美術作品のモデルも女性の方が男性よりも圧倒的に多いです。

それと同時に、男性という存在の寂しさ、はかなさも感じることができます。

どちらがよいとか、そういう話ではありませんけれどもね。


たがしゅう
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プロフィール

たがしゅう

Author:たがしゅう
本名:田頭秀悟(たがしら しゅうご)
漢方好きの神経内科医です。
南鹿児島さくら病院に勤務しています(下段にリンクあり)。
糖質制限で10か月で30㎏の減量に成功しました。
糖質制限を通じて世界の見え方が変わりました。
今「自分で考える力」が強く求められています。
私にできることを少しずつでも進めていきたいと思います。

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