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様々な情報を得て知識を整理する

糖質制限について専門分野の異なる様々な先生達が共同執筆されたムック本が出ました。



スーパードクターズ! いま、糖質制限がすごい! ケトン体生活のススメ (ぴあMOOK) ムック – 2017/4/3

内科、外科、産婦人科、小児科、歯科、オーソモレキュラー、教育と、

糖質制限界で有名な錚々たる先生方が名を連ねており、私も購入して読ませて頂きました。

これだけ多分野にわたって糖質制限が良いと語っているということは、

糖質制限の本質や推して知るべし、と私は思うのです。
今までそんな医療改革が過去にあったかという事を考えてみてほしいのです。

胃潰瘍が手術でしか治せなかった時代、H2-ブロッカーという胃薬が初めて世に出て革命的だと評されました。

それでも消化器科の医師はこれは良いと絶賛したかもしれませんが、整形外科の医師がそれを評したりすることはなかったでしょう。

各分野の医師がこぞって賛同するという状況は、それだけ病気の根源的な所に糖質制限が関わっているということなのだと私は思います。


本の中には糖質制限弁当の簡単なレシピも乗っていましたが、

メニューは簡単に作ることができてかつおしゃれな内容のものが紹介されていて好感が持てました。

私のような大雑把な人間は料理の見た目は気にしないですが、家族もいたりでそういうわけにもいかない事情の方もいると思いますが、

そういう方にとっても受け入れやすい具体的なメニューが紹介されていると感じました。


全体として各分野の先生のわかりやすい文章とイラストも交えて視覚的にも理解しやすいレイアウトで、

一般の人によっても比較的読みやすい糖質制限本になっていると思いました。

また私は内科医ですが、外科、産婦人科や小児科、歯科といった勉強不足になりがちな他科の知識を糖質制限目線で確認する事もできました。

勿論、すべてを鵜呑みにはするのではなく、情報を元に自分の頭の中で再構築する作業を忘れてはいけませんが、

糖質制限実践者にとっても、自分の中の知識を整理することができる有益な内容の本だと感じました。


たがしゅう
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統合概念としての糖質

医学には、患者としてしか、かかわったことがありませんが、糖質という概念は、専門分野にドンドン分科していく医学を横断的に統合する初めての概念と認識しています。物理でいうエネルギーや場という概念に相当するかも。
一方、中医では、既に「気」に基づく医学が形成されて、我々が使う病気=気が病む、という言葉に代表される独自の世界観を形成しています。
ならば、気の医学が統合的に人体を観ていたかというと、糖尿病を例にとれば、近年の糖質制限に該当する有効な処方を提示出来ず、淋しい結果という認識です。もし、当該認識が誤りならば、訂正いただくと、幸いです。
従って、今後、糖質という統合概念によって今まで個別に説明されていた事象の統一説明と、当該概念の有効性の限界を科学的に検証し、理論に落とし込む作業が常に必要と思います。

Re: 統合概念としての糖質

やまたつ さん

コメント頂き有難うございます。

確かに糖質制限は医学の各分野にまたがり横断的に健康効果をもたらし、かつ極めて科学的なアプローチです。
中医の気の概念は私は勉強中の身ですが、一部自律神経機能の調整を生薬を通じて行おうとするこれまた横断的なアプローチ法と思います。一部私が推奨するストレスマネジメントに通じる部分があります。
しかし糖質制限との違いは心は人により千差万別であるため、糖質制限ほど科学的再現性を求める事ができないという事です。けれど再現性がないからといって価値がないかと言えばそうではありません。むしろ糖質制限で克服できない健康問題を解決する鍵はこちらの方にあると私は考えています。

2014年3月16日(日)の本ブログ記事
「再現性がないことは無価値か」
http://tagashuu.blog.fc2.com/blog-entry-212.html
も御参照下さい。
プロフィール

たがしゅう

Author:たがしゅう
漢方好きの神経内科医です。
糖質制限で10か月で30㎏の減量に成功しました。
糖質制限を通じて世界の見え方が変わりました。
今「自分で考える力」が強く求められています。
私にできることを少しずつでも進めていきたいと思います。

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