柔軟思考の背景にあるもの
テレビはのめり込んでしまうとすぐに時間が奪われてしまうので、
最近はできるだけ見ないように心がけているのですが、
昔テレビにハマった経験は今の私の中に確実に残っています。
そして今は大変便利なことにYou Tubeなどのネット動画配信サービスがあり、
これにより過去にハマったテレビ番組を一部視聴する事ができたりします。
休みの日にそれらを少しでもYou Tubeで観てしまうと、昔ハマった記憶が呼び起こされて時間を忘れて観続けてしまっている自分がいます。
アドラーは過去の出来事は関係ないと言っていますが、こういう時にやっぱり関係するんじゃないかと思ってしまいますね。
私が昔ハマりにハマったテレビ番組の一つに日本テレビで放送されていた「マジカル頭脳パワー!!」というのがあります。
最近はできるだけ見ないように心がけているのですが、
昔テレビにハマった経験は今の私の中に確実に残っています。
そして今は大変便利なことにYou Tubeなどのネット動画配信サービスがあり、
これにより過去にハマったテレビ番組を一部視聴する事ができたりします。
休みの日にそれらを少しでもYou Tubeで観てしまうと、昔ハマった記憶が呼び起こされて時間を忘れて観続けてしまっている自分がいます。
アドラーは過去の出来事は関係ないと言っていますが、こういう時にやっぱり関係するんじゃないかと思ってしまいますね。
私が昔ハマりにハマったテレビ番組の一つに日本テレビで放送されていた「マジカル頭脳パワー!!」というのがあります。
これは板東英二さん司会のクイズ番組で、知識ではなく頭の柔らかさを問うような問題が出題され、
頭脳指数という番組独自の得点方式で5~8名くらいのパネラーで点数を競い合うという番組です。
1990年に放送された初期には「あるなしクイズ」で有名になりましたが、
私がハマりだしたのは、だいたい1992年頃からでしたでしょうか。様々なパターンの面白いクイズが出題され、
当時小中学生だった私は番組の面白さにのめりこみ、ビデオに録画して何度も楽しんで観ていました。
中でも私が好きだったのは、番組のレギュラー解答者で、圧倒的な正解率を誇っていた「所ジョージ」さんです。
この番組を観た事のある人であればわかると思いますが、所さんの正解率の高さは他の解答者と比べて圧倒的でした。
この番組のクイズは単に知識があるというだけでは答えられません。いかに柔軟に考えられるかという事で小学生が大人に勝つという事もおおいに起こり得る番組で、それがまた番組の魅力でした。
そんな中、所さんは毎週のように問題のVTRが出て数秒くらいで正解をたたき出す離れ業を連発し、すごい時はVTRが始まってすぐのオープニング音楽の時点で正解するという嘘みたいな現象も起こしていました。
ある時は他のクイズ番組で王者になった博覧強記のクイズ王が参戦するも、やっぱり所さんに勝てないという放送回もあったくらいです。
クイズ王の知力を持ってしても打ち負かすことができない所さん、幼き頃の私にとって憧れの存在でした。ハッキリ言ってめちゃくちゃかっこよかったです。
ただそこまで来ると流石にスタッフが番組を盛り上げるために仕掛けたやらせではないかという噂も流れましたが、当時の私のその真相を確かめる術もなく真実は藪の中にありながらも番組を楽しんでおりました。
1995年頃からはクイズから徐々に「マジカルバナナ」を代表とするリズムゲームを行う感じに番組の方向性が変わってきたため、
それにはハマらなかった私は次第に番組を観なくなり、番組自体も1999年に放送終了となりました。私の少年時代のよき思い出です。
今ではYou tubeでその頃の映像が再び観れるので有難いですね。当時のビデオを引っ張ってこようと思ったらまた大変ですので。
さて、何でそんな話をし出したかといと、このマジカル頭脳パワーの動画を観ていた際に、
ふと所ジョージさんのWikipedia情報を観てみると、私の知らない所さんの細かい情報がびっしりと書かれていました。これまた便利な時代になったものです。
たくさんの情報が書かれているのですが、私は大体目を通して悟りました。「あの時の所さんの脅威の正解率は決してやらせではなかった」と。
テレビ番組で観る所さんの姿は肩の力が抜けて、時々おちゃらけた事を言う感じの大御所タレントというイメージですが、
Wikipediaでの情報を観る限り所さんは非常に哲学的な発想を持っていて、何より自分を強く持っている人であるようでした。
自分を持っているが故に他人と衝突する事もあったようで、これまでにテレビ局と意見の違いでひともめする事もあったようです。
それにも関わらず今なおテレビ業界で活躍し続け、所さんを尊敬し多くの芸能人が所さんを慕っている様子も書かれていました。
ビートたけしこと北野武さんとの交流もあり、互いに意気投合し、茶化しながらも互いを尊敬し合っている様子は、糖質制限界で言えば江部先生と夏井先生との間柄とダブります。
それ以外にも名だたる有名人達との濃密な友好関係が書かれていて、所さんの独特の人柄が垣間見えるようでした。
やはり芸能界で活躍する人達には、運だけではないそれなりの理由があるように感じられました。
本業のシンガーソングライティングでも、有名なコミックソングだけではなく、ロックやバラード、テクノやレゲエ、演歌、民謡、民族音楽、童謡、軍歌に至るまで、ジャンルにとらわれることなく幅広い曲作りをする頭の柔軟さも持ち合わせています。
また発明、創意工夫のセンスもずば抜けていて、「世田谷ベース」という名のガレージを改造して作った仕事場兼遊び場を自分の地元に建てている事を御存知の方も多いのではないかと思います。
長くなりましたが、これだけ自分の考えを持ち、柔軟性を兼ね備え、創作能力も高い思考の持ち主が、
クイズ番組のやらせに加担していたとは到底考えられません。そう考える方が極めて不自然です。
よくよく当時のマジカル頭脳パワーの映像を観返せば、答えるに当たって全くヒントがないわけではなかったのです。
オープニング映像の時点で正解をたたき出した時も、当時のクイズの出題形式と放送された時期の季節を考えれば正解を予想する事も決して不可能ではない問題でした。
所さんの考え方、生き方そのものがあの番組での偉業を成し遂げたんだろうと今になって私は思います。
アイドル、俳優やロックバンドのカッコよさには目もくれず、所さんがカッコいいと思っていた私のセンスを周りから変わっていると言われた事もありましたが、
今ではその自分のセンスをちょっと誇らしくさえ思います。
たがしゅう
頭脳指数という番組独自の得点方式で5~8名くらいのパネラーで点数を競い合うという番組です。
1990年に放送された初期には「あるなしクイズ」で有名になりましたが、
私がハマりだしたのは、だいたい1992年頃からでしたでしょうか。様々なパターンの面白いクイズが出題され、
当時小中学生だった私は番組の面白さにのめりこみ、ビデオに録画して何度も楽しんで観ていました。
中でも私が好きだったのは、番組のレギュラー解答者で、圧倒的な正解率を誇っていた「所ジョージ」さんです。
この番組を観た事のある人であればわかると思いますが、所さんの正解率の高さは他の解答者と比べて圧倒的でした。
この番組のクイズは単に知識があるというだけでは答えられません。いかに柔軟に考えられるかという事で小学生が大人に勝つという事もおおいに起こり得る番組で、それがまた番組の魅力でした。
そんな中、所さんは毎週のように問題のVTRが出て数秒くらいで正解をたたき出す離れ業を連発し、すごい時はVTRが始まってすぐのオープニング音楽の時点で正解するという嘘みたいな現象も起こしていました。
ある時は他のクイズ番組で王者になった博覧強記のクイズ王が参戦するも、やっぱり所さんに勝てないという放送回もあったくらいです。
クイズ王の知力を持ってしても打ち負かすことができない所さん、幼き頃の私にとって憧れの存在でした。ハッキリ言ってめちゃくちゃかっこよかったです。
ただそこまで来ると流石にスタッフが番組を盛り上げるために仕掛けたやらせではないかという噂も流れましたが、当時の私のその真相を確かめる術もなく真実は藪の中にありながらも番組を楽しんでおりました。
1995年頃からはクイズから徐々に「マジカルバナナ」を代表とするリズムゲームを行う感じに番組の方向性が変わってきたため、
それにはハマらなかった私は次第に番組を観なくなり、番組自体も1999年に放送終了となりました。私の少年時代のよき思い出です。
今ではYou tubeでその頃の映像が再び観れるので有難いですね。当時のビデオを引っ張ってこようと思ったらまた大変ですので。
さて、何でそんな話をし出したかといと、このマジカル頭脳パワーの動画を観ていた際に、
ふと所ジョージさんのWikipedia情報を観てみると、私の知らない所さんの細かい情報がびっしりと書かれていました。これまた便利な時代になったものです。
たくさんの情報が書かれているのですが、私は大体目を通して悟りました。「あの時の所さんの脅威の正解率は決してやらせではなかった」と。
テレビ番組で観る所さんの姿は肩の力が抜けて、時々おちゃらけた事を言う感じの大御所タレントというイメージですが、
Wikipediaでの情報を観る限り所さんは非常に哲学的な発想を持っていて、何より自分を強く持っている人であるようでした。
自分を持っているが故に他人と衝突する事もあったようで、これまでにテレビ局と意見の違いでひともめする事もあったようです。
それにも関わらず今なおテレビ業界で活躍し続け、所さんを尊敬し多くの芸能人が所さんを慕っている様子も書かれていました。
ビートたけしこと北野武さんとの交流もあり、互いに意気投合し、茶化しながらも互いを尊敬し合っている様子は、糖質制限界で言えば江部先生と夏井先生との間柄とダブります。
それ以外にも名だたる有名人達との濃密な友好関係が書かれていて、所さんの独特の人柄が垣間見えるようでした。
やはり芸能界で活躍する人達には、運だけではないそれなりの理由があるように感じられました。
本業のシンガーソングライティングでも、有名なコミックソングだけではなく、ロックやバラード、テクノやレゲエ、演歌、民謡、民族音楽、童謡、軍歌に至るまで、ジャンルにとらわれることなく幅広い曲作りをする頭の柔軟さも持ち合わせています。
また発明、創意工夫のセンスもずば抜けていて、「世田谷ベース」という名のガレージを改造して作った仕事場兼遊び場を自分の地元に建てている事を御存知の方も多いのではないかと思います。
長くなりましたが、これだけ自分の考えを持ち、柔軟性を兼ね備え、創作能力も高い思考の持ち主が、
クイズ番組のやらせに加担していたとは到底考えられません。そう考える方が極めて不自然です。
よくよく当時のマジカル頭脳パワーの映像を観返せば、答えるに当たって全くヒントがないわけではなかったのです。
オープニング映像の時点で正解をたたき出した時も、当時のクイズの出題形式と放送された時期の季節を考えれば正解を予想する事も決して不可能ではない問題でした。
所さんの考え方、生き方そのものがあの番組での偉業を成し遂げたんだろうと今になって私は思います。
アイドル、俳優やロックバンドのカッコよさには目もくれず、所さんがカッコいいと思っていた私のセンスを周りから変わっていると言われた事もありましたが、
今ではその自分のセンスをちょっと誇らしくさえ思います。
たがしゅう