サイアミディン

難病を克服するメンタリティ

手術、抗がん剤、放射線といった3大がん治療に対し疑問を感じている私は、

3大治療以外でがんを治そうとする「代替医療」に強い関心を寄せています。

先日、がんサバイバーの寺山心一翁(てらやま しんいちろう)さんの御講演を聞く機会がありました。



寺山さんは1984年に右腎臓がんが発覚し、右肺などに転移しているいわゆる末期がんの状態にあったそうですが、

そこからそれまでの生き方や考え方を大きく変えて、がんを自然治癒に導いたという体験を持っておられる方です。

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宗教家の長寿の秘訣

先日、鎌倉時代の前半に浄土真宗を開いた親鸞の言葉をその弟子がまとめた「歎異抄」という書物を取り上げ、

親鸞が仏教界において「常識を疑う事の重要性」を説き、パラダイムシフトを起こした先駆者であり、90歳という長命の人生を生きていたという史実を紹介しました。

鎌倉時代の平均寿命としては人骨などからの推定値で24歳とされているようですが、当時は乳幼児死亡率も高かった事が予想されますので、

たいていの人が24歳前後で亡くなったという意味ではないとは思いますが、それを差し引いて考えても90歳というのは当時にしては相当長生きです。

しかもこの時代の主食はやっぱり穀物であったでしょうし、近代医学もまだ存在していない状況でした。

一体親鸞が長生きできたコツは何だったのであろうか、と考えていたこのタイミングでどんぴしゃりの本と出合いました。


なぜ宗教家は日本でいちばん長寿なのか 単行本 – 2016/4/27
島田 裕巳 (著)


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苦難を乗り越えるために

当ブログでは「自分で考える力」に重きを置いています。

先日は科学、哲学、宗教は「人間とは何か」について考える共通点がありながら、

それぞれにスタンスの違いがあり、永遠に考え続けるという哲学のスタンスに私は強い共感を覚えるという内容を記事にしました。

また糖質制限はなぜ効くのかという理屈を論理的に説明できるので科学的です。

科学というツールは揺さぶられようのない厳然たる事実として存在するので、何かを考えていく時に非常に役に立ちますし、他者へ説明する時の説得力もあります。

一方で事実はどうであれ、信じる所から出発する宗教に関しては「自分で考える」という視点と逆行している感じがするので、

3つのアプローチ法の中でも最も消極的なイメージを持っていました。

しかし、先日とある宗教書の存在を知ってから宗教に対する私の捉え方が変わりつつあります。

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科学が世界のすべてだとおごり高ぶることなかれ

私は糖質制限の他に、漢方にも興味を持ち勉強している医師です。

1976年に漢方薬は医療保険の中で大幅に使用できるようになりました。

それから40年、現在漢方薬は医療の中に浸透し、様々な場面で漢方薬が処方されるようになりました。

しかしもともと漢方薬は、東洋医学独特の理論体系、すなわち徹底的な経験主義の中で生み出された薬です。

西洋医学的には説明がつきませんが、例えば「肋骨の下の所を触ると硬さや圧痛を認める胸脇苦満(きょうきょうくまん)という所見がある時には、柴胡(さいこ)という生薬の入った漢方薬を使うとよい」など、使用に際しての東洋医学的なルールがあります。

けれども多くの医師はそういった東洋医学的ルールを用いる事なく漢方薬を用いています。

その大きな理由の一つに、「医学部教育の中で漢方の使い方について学ぶ時間はほとんどない」という事があります。

しかも、そのルールが理論的に説明がつかないと来れば、漢方薬自体にうさんくささを感じて勉強自体をしようとしない医師が多いのもある意味仕方のない事かもしれません。

しかしながら、漢方薬はうまく使えば西洋医学では如何ともし難い状況を打破する可能性を秘めており、実際に漢方の名医はそうした治療経験を多数持っています。

それでも「そんなのはたまたまだ」とか、「どうせプラセボ効果だろう」など漢方を軽視する人には、これから紹介する漢方医の先生の事を是非一度知ってもらいたいです。

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私は哲学者でありたい

医師にとって最も重要な資質の一つは「謙虚さ」だと私は考えています。

謙虚でなければ自分の過ちに気づかず横柄な態度になりかねませんし、謙虚であれば医師としても、ひいては人間としても常に成長し続ける事ができるからです。

ある程度経験を積んだ医師にもなれば、自分のやり方というものが確立して、

他者から指導や影響を受ける機会もなくなり、自らその方法を更新しようとする事もなくなるものですが、

例えば私が尊敬しているとある漢方医の先生は熟練の経験を持っているにも関わらず、

若手の医師から謙虚に学ぼうという姿勢を持ち続けていたりします。なかなか誰もができる事ではないと思います。

西洋医学が台頭し、しきりにエビデンスが叫ばれる医療界となった現代において、

科学が人体のほとんどを解明したように振舞われる風潮があると思いますが、決してそうではありません。

人体という小宇宙(ミクロコスモス)に対して、いかに謙虚な姿勢で向き合えるかという事は非常に大事な事だと思うわけです。

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わかる人には伝わるメッセージ

小保方晴子さんが書かれた「あの日」を読みました。



私はかねてから一連のSTAP騒動に対しては極めて不自然なものを感じておりました。

世紀の大発見を発表した小保方さんを送り出した理化学研究所が、

本来彼女を守るべき立場にありながら、あれよあれよという間に手のひらを返したように逆に彼女を追いこんでいく様子、

加熱するマスコミ報道、それにより扇動される世論、

そして導き出された「STAP細胞はなかった。ES細胞の混入であった」という結論、

ES細胞という基本的な内容のものを、図表の不備やコピー&ペーストがあったとはいえ、あの名門雑誌Natureが気付かずにアクセプトしたとでもいうのか、

すべてが私にとって違和感の塊でした。

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ヒトを動物として捉える

人間のことを「ヒト」と表記する時には、

「動物としてのヒト(ホモ・サピエンス)」を意味するのが一般的だと思います。

先日の友だち論について考えた時に、「ヒトは群れる動物である」ということが、

「なぜいいことをすると気持ちいいのか」を考える上の根拠とした北野武さんの考え方を紹介しました。

このように、ヒトが生物進化の歴史の延長戦上にある動物の一種であると捉えて物事を考えるのは大事な視点だと思います。

しかし一方で高度に科学が発展した現代生活において、

人間の世界は野生の自然からは隔絶され、ヒトが動物である事を忘れかけてしまう事は多々あると思います。

先日、NHKEテレのスーパープレゼンテーションという番組を見ていたら、

アメリカの心臓専門医、バーバラ・ナターソン=ホロウィッツ氏のプレゼンテーションが紹介されていました。

とある動物園からの依頼をきっかけに動物の病気を診ることになったバーバラ医師が、

動物の病気と人間の病気の共通性に気づき、それどころか獣医学は人間の医学よりもはるかに進歩している事がわかり、

獣医師と医師の両者がともに動物の病気について学ぶ「汎動物学(Zoobiquity:ズービキティ)」の必要性について説く内容でした。

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代謝の急ハンドルを切ってはいけない

「不食」というのはちょっと前までは、

知る人ぞ知るというマニアックな情報だったと思いますが、

2015年6月、一人の有名人が30日間の不食を完遂したというニュースが話題になりました。

俳優の榎木孝明さんです。

榎木さんは、その時の様子を記した記録を一冊の本にまとめ、

私達にひとつの新しい食との向き合い方を提示されています。

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1型糖尿病の多様性

糖質制限推進派医師として交流させて頂いている、

千葉県の産婦人科医、宗田哲男先生が新書を御出版なさいました。

以前に当ブログでも御紹介させて頂きましたが、糖質制限実践するしないに関わらず、胎児、臍帯(へその緒)、胎盤には高ケトン血症が存在する事をおそらく世界で初めて科学的に実証された偉大な先生です。



タイトルの「ケトン体が人類を救う」には私も完全に同意見です。

生命の脈々と受け継がれ連綿と続く歴史の中で獲得した、効率的かつ耐久的かつ応用範囲が極めて広いスーパーシステムがケトン代謝だと私は考えています。

有難くも御献本頂いたので早速ですが、読ませて頂いた感想の一部を記事にさせて頂きたいと思います。

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自覚しにくい心の問題を知る

江部先生の新しい本を読みました。



当ブログでも年始に紹介したアドラー心理学の考えを知った江部先生が、

これまでの御自身の人生を振り返り、実はアドラーと近い考え方で生きてきた事に気が付かれて、

その振り返られた人生訓を一冊の本にまとめられた内容でした。

心と身体は文字通りつながっており、そのつながりを円滑にするのが人間関係で、この3者は切り離せない、というメッセージに始まり、

様々な診療経験を下に語られるメッセージはいずれもわかりやすくて、大きな説得力がありました。流石は江部先生です。

今までの糖質制限本とは違った江部先生の一面も知る事ができました。

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プロフィール

たがしゅう

Author:たがしゅう
漢方好きの神経内科医です。
糖質制限で10か月で30㎏の減量に成功しました。
糖質制限を通じて世界の見え方が変わりました。
今「自分で考える力」が強く求められています。
私にできることを少しずつでも進めていきたいと思います。

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