サイアミディン

サプリで病気の原因から目をそらさない

サプリメントを使うか否かと問われれば、私は使う医者です。

しかしサプリメントはあくまでも対症療法の位置づけで、あくまでも根治を目指す医者です。

私が好んで用いる漢方薬もサプリメントと同じ位置付けで、もっと言えば西洋薬も同じベクトルを持つ治療手段と思います。

すなわち、根本的な問題を解決しないまま、当座の問題を何とかやりくりしようとするのがこれらの治療法の本質だということです。

ほとんど全ての病気の原因は、せんじ詰めれば自身の生活習慣と密接な関連があると私は考えています。

薬やサプリメントに頼るというのは、その自分の中に潜む病気の根本的な部分から目を背けるという事でもあると思っています。

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過剰な気遣いはよくない

医師と看護師の関係は所変われば様々なのでしょうけれど、

中には医師に対して若干気を遣い過ぎている看護師さんをみることがあります。

相手に気を遣うという行為は言い換えれば「思いやり」であり、それ自体は決して悪いことではありません。

むしろ多数の人で成り立つ社会の動きを円滑にするために、気遣いは必要不可欠な要素であるはずです。

ところが、その気遣いが過ぎるのが玉にきずというのを感じる場面もあります。

例えば、ある看護師さんとの次のようなやり取りについてです。

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「遊び」を利用しダメージを減らす

先日、東京に出張していた際に、

乗っていた電車が徐々に満員となり、あまりにも人が多すぎるが故に車両と車両の連結部分に押し込まれるという出来事がありました。

連結部分の上に乗って耐えていると、電車が曲がったり何かする度に足元から突き上げるような結構強めの衝撃が私に加わりました。

おやっと思い、連結部分の構造をまじまじと観察してみると、

金属と金属との接続部がよく可動するような構造、いわゆる「遊び」が設けられている事に気付きました。

連結部分の遊びが、そこに加わる衝撃力を逃すことで車内に加わる衝撃はそうでもなくなるように工夫がなされているのだと思います。

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何もしないのは難しい

糖質制限を通じて知り合った方から、

物書きの方が文章を書くのに行き詰まった時に用いる「チャンドラー方式」という手法について教えてもらいました。

方法は極めてシンプルです。まず自分が文章を書くのに適したデスクをひとつに決めることです。

そして文章が思いつかない時は、思いつかなくてもいいからそのデスクのそばに2時間居続ける、これがチャンドラー方式です。

この時のポイントは、デスクについている時に「文章を書く以外のことを行なってはいけない」ということです。

文章が思いつかないからといって、コーヒーを飲んだり、テレビをつけたり、スマホをいじったりしてはいけないのです。

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年齢を意識しない

私も必ずしも若いとは言えない年齢に差し掛かり、

自分よりも若い世代の人達の活躍がより目立つようになってきました。

もっとずっと若い頃には自分よりも若くて自分よりも優れた成績を収めたり、幸せを手にしたりしている人達を見ると嫉妬のひとつも覚えたものです。

でも自分が年齢を重ねていけばいくほど、世の中はそういう人で溢れている事に気付いていきます。

自分より若くてオリンピックでメダル取る人は山ほどいますし、自分よりも若くて芸能界で活躍してチヤホヤされる人などそれこそ腐るほどいます。

その全てに嫉妬などしていたら身が持ちません。

そもそも年齢で人を判断してはいけないという大事なことに気付かされるのです。

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血糖値に人生を支配されない

糖質制限の考えの普及に合わせて、

自己血糖測定器の存在も随分と身近なものになりつつあります。

「一家に一台血圧計」と呼ばれた時代から、「一家に一台血糖測定器」という時代へ変わるのもそう遠くないのかもしれません。

その変化を喜ばしく思う一方で、懸念していることもあります。

私達は血糖値を測れるようになったから、その存在をとても意識するようになっていますが、

私達の身体の中には、測定できないけど常に身体の中で変化し続けている物質が無数にあります。

それなのに測れるからという理由で血糖値だけを意識するのは、偏った考えだと私は思います。

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症状の自覚はすぐれた検査

うちの病院の職員健診を行なっていた時に感じたことです。

身長、体重、腹囲、視力・聴力、血液・尿検査、心電図、胸部レントゲン写真などの検査を行ない、その結果を各人に説明していくわけですが、

全体的に検査は優秀な人が多い印象を持ちました。

「検査結果の説明は以上ですが、最後に何か健康相談はありますか?なければ終わりますけれど。」

終わり際にそう添えると、これが意外と様々な症状について話してくれる人がまずまずおられます。

検査は全て正常であるにも関わらず、です。

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暇だから食べているという側面

出張で東京に来ていた時に、

夜の食事で何を食べようかと都会の飲食店街をぶらぶらと歩いていたところ、

目の前にとある有名なステーキ店の看板が見えて来ました。

思い切ってここで食べようかと店に近づいていったところ、

結構な人数の行列が店前にできているということに気付きました。

それを見て私は「ああ、それなら別にいいや」と思って踵を返しました。

そして結局、コンビニかスーパーで適当なものを買ってホテルで食べることにしました。

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若ければ柔軟とは限らない

私も若手というには憚られる年齢的には中堅の医師になってきました。

時折、私よりも若い世代の医師達と交流することがあるのですが、

基本的にこちらから雑談として語りかけても、話がほとんど弾みません。それ以上話しかけられるのは迷惑と言わんばかりに会話が途切れたり、酷い場合は話の途中でスマホを操作されたりします。

糖質制限について知っているかという話題を持ちかけても特別の興味を示しません。彼らのベースはあくまでも学会のガイドライン、大病院における標準的治療、そして専門医試験です。

最終的にどんな医療を手がけられるようになりたいのか尋ねても、「まだそこまで考えていない」という返事です。

なんというか、交流していてとても哀しい思いがしますね。

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治療の不自然さに気付く

昨年末にレヴィ=ストロースの構造主義に出会ってからというもの、

世の中のあらゆる事象における共通構造を意識して考えるクセがついてきています。

十分な糖質制限ができない人に対して、

SGLT2阻害剤という尿中に糖質を排泄する薬を使って、糖質制限状態を維持しようという治療方法があります。

SGLT2阻害剤は近年評価が高まってきている薬なので、この方法には違和感を感じない人の方が多いかもしれませんが、

この治療方法と同じ構造を持つ次のような治療について考えると意見が変わるかもしれません。

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プロフィール

たがしゅう

Author:たがしゅう
漢方好きの神経内科医です。
糖質制限で10か月で30㎏の減量に成功しました。
糖質制限を通じて世界の見え方が変わりました。
今「自分で考える力」が強く求められています。
私にできることを少しずつでも進めていきたいと思います。

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