サイアミディン

無目的に大きくなる脳の扱い方

夏井先生の書かれた「炭水化物は人類を滅ぼす【最終解答編】」を読んでいて、

ヒトの脳は、何か新しいことをするために大きくなったわけではない。目的もなしに勝手に大きくなっただけなのだ」という仮説を様々な状況証拠を元に説明する下りがありました。

普通は脳が大きくなったおかげでヒトは様々な機能を獲得したと考えがちですが、

そういう固定観念に夏井先生のアプローチは新たな気づきを与えてくれてハッとさせられます。

そう言われてみれば、結構私達は無目的に大きくなろうとしている側面は多いように思えます。

例えば自分自身のこれまでの行動を振り返ってみると思い当たる節があります。

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手放さなければ止められない

鹿児島に来てから、冷蔵庫不使用作戦

眼鏡不使用作戦大きなカバン不使用作戦の3つの作戦を決行してきましたが、

半年が経過して現在まで続いているのは、大きなカバン不使用作戦のみです。実は他の二つの不使用作戦は止めてしまいました。

なぜ大きなカバン不使用作戦だけ継続しているかと言うと、大きなカバンを購入していないからです。

なぜ冷蔵庫不使用作戦、眼鏡不使用作戦を中止してしまったかと言うと、そこに冷蔵庫と眼鏡があるからです。

私という人間はつくづく環境に左右される生き物だという事を感じさせられます。

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ビタミン補充療法についての私見

私は糖質制限を通じて患者さんへ病気による支配から人生を取り戻してもらう医療を目指しています。

そのためには「お医者様の仰せのままに」という受け身的な治療ではなく、

自分自身が考えられる病気の原因と向き合い対処するという主体的治療の視点が不可欠です。

言い換えれば根本原因を放置したままに薬を使用するプラスの発想ではなく、

自分の生き方に由来する病気の原因となりうる要因を除去するマイナスの発想が必要ということになります。

そんな中、糖質制限界で取り沙汰されるビタミン補充療法についてはどうなのでしょうか。

本日はビタミン補充療法についての私の個人的見解を述べたいと思います。

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ケトン体利用にはインスリンが必要

糖質制限を長く続けていて、

久しぶりに糖質を大量に摂取して調子を崩す現象があり、「糖質酔い」などと称されることがあります。

これは糖質を制限し続けることでしばらく少量のインスリン分泌で済んでいたものが、

いきなり大量のインスリン追加分泌が必要な状況に置かれるために身体が適応しきれずに血糖の乱高下をきたすことが原因と考えられています。

ちなみに私は久しぶりに糖質を大量に摂取しても糖質酔いは起こらず、血糖値の乱高下も起こりません。75gブドウ糖負荷試験で確認済みです。

これは私の場合、タンパク質でも比較的多量のインスリンが分泌される肥満体質であるため、

久しぶりの糖質摂取でもインスリンを追加分泌する働きは普段のタンパク質摂取によって錆びれていないからだと考えられます。

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オンライン診察の可能性

先日、日本糖質制限医療推進協会主催の東京講演会に参加した際にこんなこともありました。

私が会場入りしましたら何人かの方から声をかけて頂きました。

私も糖質制限界ではプチ有名人になったためか、そこまではよくあることなのですが、

すでに面識ある人と私との会話をそばで聞いていた人が、私が「たがしゅう」であることに気付いて声をかけられるという事がありました。

面識ある人以外でも私の事を知って頂いている人が思いのほか多かったことに驚いておりますと、

その中の一人の方から自分は東京に住んでいるけど何とか先生に診てもらうことはできないかという要望を伺いました。

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遠方から来てもらう価値

遠方からわざわざ私を訪ねて受診して下さる患者さんが少しずつですが増えてきました。

こういう状況は診る側にとってはプレッシャーのかかる状況です。

2時間も3時間もかけて来てもらったのに、5分やそこらの診療で終わるのは人として心が痛みます。

勿論5分でも患者さんを満足させるような卓越した技術(例:難治性疼痛を鍼治療で即座に取り除く、など)があれば5分でもいいのかもしれませんが、

正直言って私はまだそんな技術を持ち合わせていません。

しかも診察室で私が話す内容のほとんどはすでにブログの中に書いてあることだったりします。

そうすると私は、この患者さんに遠方からわざわざ来てもらうに見合うだけの満足をはたしてもたらすことができるのだろうかと、不安を感じるのです。

だから少しでも来てよかったと思ってもらえるように、私は一生懸命話すのです。

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他人を理解しようとする力

2017年1月~3月期に、当ブログでも紹介している「アドラー心理学」を扱ったフジテレビのドラマ、「嫌われる勇気」が放送されていました。

主演の香里奈さんが刑事で、生まれながらにしてアドラー心理学を体得した性格の持ち主という設定で、

事件が起こると一人で現場に向かい、空気も読まずにズケズケと失礼な事を言ったり、破天荒な行動を取ったりするけれど、なぜか結果的に事件は円満解決に向かっていくという感じの内容でした。

私も前半だけ見ていましたが、あまりにも傍若無人な刑事のふるまいに違和感を感じていたところ、

2017年2月に日本アドラー心理学会という学会がフジテレビに対して正式に抗議するという出来事が起こりました。

アドラー心理学に精通する専門家の方々も私と同じように違和感を感じていたのであろうと思います。

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目線を合わせて推進する

新しい治療や新しい試みを広めて行こうとする時に、

私が違和感を感じていることがあります。

それは「自分が強く推進しようとすればするほど周囲が引いて行ってしまう」ということです。

出る杭は打たれるという言葉がありますが、出過ぎた杭は打たれないとでも申しましょうか。

想いが強すぎるが故に逆にその想いが伝わりづらくなるというジレンマを感じる事になってしまうようです。

糖質制限に関して言えば、糖質制限の妥当性を示すことはいくらでもできますが、

それは糖質制限を広めようという際に賢いやり方ではないと私は感じてきています。

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無自覚な病気の原因

ある日電車に乗っていてふと乗客を見渡すと、

スマホを片手にうつむき姿勢の人がパッと見半分以上でした。

こうした光景はもはや珍しいものではなくなってきましたが、

今回気がついたのは中学生らしき男子らが首がダランと下がるほど前のめりの姿勢でスマホを見ていたことです。

その子が頭痛や肩こりに悩まされているかどうかはわかりません。

ただ、そのような悪い姿勢が若い頃から無意識のうちに繰り返されている可能性はあると思いました。

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鹿児島が熱い

鹿児島の病院に赴任してから当直明けの日がフリーにしてもらえるという事もあって、

私はプライベートな時間をかなり充実して過ごすことができるようになりました。

医師の仕事をしていて、平日自由に動くことができるというのは極めて大きなストレスマネジメントになります。

普通は銀行や市役所に行くのも一苦労です。何かあった時に代理対応してくれる先生に予めお願いしておいたり、

また外出の時間も迷惑をかけないように必要最小限で済ます配慮も必要です。プライベートな時間を外で楽しむなどは事実上不可能です。

ところが今はそういった気遣い不要で平日の時間を自由に使えるので、

私がやりたいことの幅も広がるようになってきました。

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プロフィール

たがしゅう

Author:たがしゅう
本名:田頭秀悟(たがしら しゅうご)
漢方好きの神経内科医です。
南鹿児島さくら病院に勤務しています(下段にリンクあり)。
糖質制限で10か月で30㎏の減量に成功しました。
糖質制限を通じて世界の見え方が変わりました。
今「自分で考える力」が強く求められています。
私にできることを少しずつでも進めていきたいと思います。

※当ブログ内で紹介する症例は事実を元にしたフィクションです。

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