サイアミディン

2017年10月糖質制限医療推進協会東京講演会感想

週末は日本糖質制限医療推進協会の東京講演会に参加して参りました。

今までにも同会主催のイベントには2013年7月の発足以来の幾度か参加していますが、

今回は理事長の江部先生の講演に加え、産婦人科医の宗田先生、世界的眼科外科医の深作先生のトリプル講演会でした。

江部先生と宗田先生の講演は過去にも拝聴したことがあり、内容はだいたい把握していたつもりですが、

両先生とも最新の情報を取り込んで講演内容をさらに進化させておられ、一聴講者としてもプレゼンテーターとしても大変参考になりました。

深作先生の話は今回初めて伺いましたが、

眼科領域の実に幅広い数の病気に糖尿病が関わり、それらに全て糖質制限が有効だということを眼科医の立場から御発表なさいました。

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複雑に発展されてきた苦味

苦いコーヒーに抗老化成分が含まれている可能性について言及しましたが、

なぜそんな大切な成分に忌避すべき苦味が仕込まれているのかということに関しては、

植物の立場に立てば、単純に「他の動物に奪われたくないから」だと言えるかもしれません。

そう考えれば「良薬口に苦し」という諺の感覚にも合います。

しかし一方でコーヒーには報酬系に働きかけやみつきにさせるカフェインが同時に含まれています。

この矛盾に関してコーヒーを研究する科学者はどのような見解を持っているのでしょうか。

今日はそれを考えるヒントとなる本から一節紹介したいと思います。

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遠方から来てもらう価値

遠方からわざわざ私を訪ねて受診して下さる患者さんが少しずつですが増えてきました。

こういう状況は診る側にとってはプレッシャーのかかる状況です。

2時間も3時間もかけて来てもらったのに、5分やそこらの診療で終わるのは人として心が痛みます。

勿論5分でも患者さんを満足させるような卓越した技術(例:難治性疼痛を鍼治療で即座に取り除く、など)があれば5分でもいいのかもしれませんが、

正直言って私はまだそんな技術を持ち合わせていません。

しかも診察室で私が話す内容のほとんどはすでにブログの中に書いてあることだったりします。

そうすると私は、この患者さんに遠方からわざわざ来てもらうに見合うだけの満足をはたしてもたらすことができるのだろうかと、不安を感じるのです。

だから少しでも来てよかったと思ってもらえるように、私は一生懸命話すのです。

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政治よりも先にできること

先日、鹿児島県医師会が発行する医療ニュースを読んでおりましたら、

厚生労働省がこのほど2015年度の医療費総額が前年度比1兆5,573億円増の42兆3,644億円であったと発表したとのニュースが書かれていました。

42兆と言われても天文学的数字過ぎて我々の身近にはピンときませんが、

国民一人当たりに換算すると一人が年間33万3300円の医療費を使っている計算になり、これは9年連続過去最高を更新している額なのだそうです。

そして地方医師会のニュースとしてもう一つ書かれていた情報として、

都道府県別にみると医療費の高さで第一位が高知県の44万44円、第二位が長崎県の41万1,100円、

そして第三位が40万6,900円で鹿児島県だとのことでした。

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一歩踏み出して見える世界

本名公開をして1週間が経ちました。

いつかはしなければならない、でも一度したら後戻りはできない、

そんな想いを抱えながら決意した本名公開でしたが、ふたを開ければいつもと変わらない日常が待っていました。

厳密に言えば、本名公開をしたことで私の病院を受診する決意をしてくれた患者さんが早速数名おられましたので、

変わらないように見えて、私の周りの世界は少しずつ変わり始めているのかもしれません。

一歩を踏み出すのに勇気が要る場面が人生には時々あります。

愛の告白とかもそうかもしれません。その一歩を踏み出すまでに大変時間がかかることもありますし、

やはり告白後には告白前の自分に戻ることはできません。

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他人を理解しようとする力

2017年1月~3月期に、当ブログでも紹介している「アドラー心理学」を扱ったフジテレビのドラマ、「嫌われる勇気」が放送されていました。

主演の香里奈さんが刑事で、生まれながらにしてアドラー心理学を体得した性格の持ち主という設定で、

事件が起こると一人で現場に向かい、空気も読まずにズケズケと失礼な事を言ったり、破天荒な行動を取ったりするけれど、なぜか結果的に事件は円満解決に向かっていくという感じの内容でした。

私も前半だけ見ていましたが、あまりにも傍若無人な刑事のふるまいに違和感を感じていたところ、

2017年2月に日本アドラー心理学会という学会がフジテレビに対して正式に抗議するという出来事が起こりました。

アドラー心理学に精通する専門家の方々も私と同じように違和感を感じていたのであろうと思います。

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苦味に隠された宝と罠

そう言えば、知り合いの先生から聞いたこんな話を思い出しました。

核酸代謝に関わる遺伝子の欠損で人よりも老化が早く進行してしまう早老症と呼ばれる難病があります。

ある種の早老症の患者会では、その病気にかかったこども達がほぼ例外なくブラックコーヒーを美味しそうにガブガブ飲むという光景が見られたそうです。

普通、こどもで苦いコーヒーの味を好んで飲むという子はそうはいませんので何故かはわかりませんでしたが象徴的な話でした。

しかし一方で大人になるにつれてコーヒーを砂糖、ミルクなしで楽しんで飲める人の割合は着実に増えていると思います。

先日東洋医学の五味について紹介しましたが、苦味には余分なものを排出させるという作用が書かれていました。

コーヒーの苦みに老化を防ぐ何らかの作用があるということなのでしょうか。

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自然の甘味は使いよう

甘麦大棗湯(かんばくたいそうとう)という漢方薬があります。

小麦(しょうばく)20g、大棗6g、甘草5gの割合で構成される漢方薬で、子供の夜泣きや引きつけに使用される漢方薬です。

構成生薬からもわかるようにすごく甘い薬でだからこそ子供に使われる側面があるのですが、

小麦(しょうばく)はいわゆるコムギとほぼ同義です。糖質制限的には一見してあまり使用したくない薬と思われるかもしれません。
しかし実際には上記の3つの生薬を乾燥エキス化し、全体量にして3.25gだけを調剤されるので、その中に含まれる小麦の量は1日量で2.1gなのでさしたる糖質量ではありませんし、

糖質が入っていながらこの薬には夜泣きを落ち着ける以外にも意義深い使い方があります。

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2017年9月30日糖質制限を語る会 in 鹿児島の御報告

9月30日の土曜日、2回目となる「糖質制限を語る会 in 鹿児島」を開催致しました。

地元鹿児島以外にも熊本、福岡、大阪、愛知、東京、群馬からの参加者もあり、計13名で宴会を楽しみました。

糖質制限にまつわってはそれぞれがそれぞれの悩みを抱えているものです。

今回参加者の皆さんから多く聞かれた悩みは、「近しい家族や一緒に働くスタッフに糖質制限が伝わらない」というものです。

奥さんに理解してもらえない旦那さん、病院の栄養士さんに理解してもらえない医師、逆に施設の嘱託医に理解してもらえない栄養士、

本当に糖質制限というものは理屈では伝えきれないということを痛感します。

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本当の幸せはどこにある

年齢を重ねていくにつれ物質的な欲には執着がなくなるという話を聞いたことがあります。

若い頃にしてみれば、その先の人生がずっと続いていくような感覚がありますので、

大金持ちになって美味しいものを食べて、高級外車を乗り回し、好きな物はなんだってお金で手に入る方が幸せに違いないと思いやすいと思います。

しかし私は糖質制限を通じて様々な学びを深めていく中で、

本当の幸せというのはそういう所にあるものではないという事を感じるようになってきました。

そういう幸せは言わば対症療法なんだと思います。

いつまで経っても物欲にはキリがありません。キリがないからいつまで経っても本当の幸せには届きません。

本当の幸せはもっと身近な所にあるような気がするのです。

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プロフィール

たがしゅう

Author:たがしゅう
本名:田頭秀悟(たがしら しゅうご)
漢方好きの神経内科医です。
南鹿児島さくら病院に勤務しています(下段にリンクあり)。
糖質制限で10か月で30㎏の減量に成功しました。
糖質制限を通じて世界の見え方が変わりました。
今「自分で考える力」が強く求められています。
私にできることを少しずつでも進めていきたいと思います。

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