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サイアミディン

不測の事態を楽しめる心

週末は我が師匠夏井睦先生が、

そのまた師匠で褥創のラップ療法の創始者、鳥谷部俊一先生を囲む会が東京で開催されるということで、

台風が近づく中ではありましたが、えいやっと鹿児島から上京して参りました。

ただ折角上京するのだから会までの時間、東京で何をして過ごそうかと考えていた所、

ふと哲学カフェの東京でのゲリラ開催を思いつき、大変急な告知となり誠に恐縮ではございましたが、

実験的な試みとして執り行わせて頂きました。

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二酸化炭素とは何者か

糖質制限はよくないとする人達の主張その4は「糖質制限によって細胞内低酸素になりやすい」です。

糖質制限でうまく行っている人にとっては、にわかに信じられないような話ですが、くだんの講演会ではこのような主張もありました。

その理由を説明するキーワードとして「呼吸商」と「ボーア効果」というのが挙げられていました。

「呼吸商」というのは、私達の身体がエネルギーを使用する際に放出した二酸化炭素の量を、消費した酸素の量で割って導いた比のことをいいます。

例えば、糖質の代表格であるグルコースが酸素を用いてエネルギーに変換される際には次のような化学反応が起こります。

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正しい解釈へ導く事実重視型思考

糖質制限でうまくいかない人がいるという事実から、

糖質制限はよくないと考える人達が中心となって開催された件の講演会において、

招かれた私が何を話したかということについてもお話ししておきたいと思います。

私は私自身が物事を考える時に誤った方向へ進まないようにするために普段から心がけていることについてお話をしました。

それは一言で言えば、「事実重視型思考」というものです。

今ここに、健康長寿を成し遂げている100歳の女性がいるとします。

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インスリン抵抗性熟考

次のテーマに移る前に、インスリン抵抗性についてさらに掘り下げて考えてみます。

「糖質摂取後の血糖値の上昇=インスリン抵抗性」ではない、という私の見解を述べましたが、

一方でインスリン抵抗性が原因で糖質摂取後に著しい血糖上昇をきたすという「こともある」でしょう。

そんなインスリン抵抗性というものは、はたしてどのようにして作られるものなのでしょうか。

インスリン抵抗性とは、文字通り「インスリンが効きにくくなる」という事を意味します。

インスリンが効きにくくなることによって、ブドウ糖が適切に細胞内に取り込まれなくなった結果、血管内にブドウ糖があふれ、血糖値が上昇すると、こういう理屈だと思います。そんな事がなぜ起こるのでしょうか。

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過剰ストレス反応と重度糖質依存

糖質制限はよくないとする人達の主張その3は「やせ型非筋肉質の人が糖質制限を実践すると、コレステロールが急上昇してLow T3症候群を呈し、めまい、脱力、倦怠感などの症状をきたす」です。

講演会では糖質制限実践後より総コレステロール値が上昇していき、3年近くの経過で800程までに至り、

また甲状腺ホルモン関係の項目でTSH、fT4は正常だけれど、fT3のみが低値を示すLow T3症候群を示したため、

とある糖質制限指導者に相談したところカロリー不足だという指摘を受けたので、

肉を800gほど食べるようにしたけれども、数値は改善しないばかりか、めまい、脱力、倦怠感が生じるようになってきたため、

糖質制限を解除するよう指導したところ、体調が改善し、総コレステロール値もLow T3症候群もあっという間に良くなったという症例が紹介されていました。

そしてこの症例、やはりBMI17代のやせ型を呈している方でした。肉800gを食べていたにも関わらず、です。

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脂質代謝を使わせなくするもの

糖質制限はよくないとする人達の主張その2は「リブレでみると夜間低血糖を呈することがある」です。

フリースタイルリブレ、通称「リブレ」という間質液のブドウ糖を24時間持続的に測定し続けることができる機器が普及してきたおかげで、

糖質制限実践者における血糖値の変動具合がかなり細かい所までわかるようになりました。

とりわけ従来の血糖測定器では把握不可能であった睡眠中の血糖値を推定できるようになったことは医療機器業界における大きな進歩ではなかったかと思います。

ただし今「推定」と表現したようにこのリブレ、あくまでも血糖値そのものではなく血糖値の「推定値」です。

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一つの事実だけに注目しない

糖質制限はよくないとする人達の主張その1は、「糖質制限をすると耐糖能が悪化し、インスリン抵抗性が進行する」です。

耐糖能というのは、「糖」に「耐」えうる「力」、すなわち糖質を摂取したらどれくらい血糖値が上昇するか、あるいは糖質を摂取したらどれくらい効率的にエネルギーへと変換できるかということを表す言葉です。

糖質を摂取して、血糖値が急上昇するような状況は、糖質をうまくエネルギーへ変換できていないからだとして「耐糖能が低い」と表現します。

糖質制限実践中に久しぶりに糖質を摂取したら血糖値が上昇するという事実があることがその主張の根拠だと思います。

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糖質制限で悪化する事実から糖質制限を考える

先日、糖質制限に関するいつもとは違う勉強会に参加して参りました。

それは糖質制限実践中に何らかの体調不良をきたしたという経験を持つ患者や医師達が中心となり、

糖質制限の問題点について考えようという勉強会です。

僭越ながら私もその勉強会に講師として招かれ、糖質制限推進派の立場から意見を述べて参りました。

糖質制限を安全に実践するための方法の完成度を高めていくためにも、

こうした方々の意見に真摯に耳を傾けることは大切だと思っています。

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妥協と共存

私は糖質制限推進派医師として思います。

理想的には人類皆糖質制限、1日1食ベースにすれば、

食糧問題も解決し、誰もが健康で文化的な最低限度の生活を営むことができるようになるのではないかと思っていますが、

その修正を行うには世の中のシステムが複雑になり過ぎてしまったと思っています。

世の中の食品産業の大半は炭水化物主体のものが主力商品ですし、

1日3食食べなければならないという文化的価値観も人々の中で相当強固に根付いています。

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「何も考えていない」人の考え方

何も考えないのは難しい」と以前書きました。

一方で私は「何も考えていないと世の中の流れに容易に流される」といった趣旨の発言もよくしています。

はっきり言って、現代は何も考えていないと間違いなく糖質摂取過剰になる世の中です。

何も考えていないとまず間違いなく高いコレステロール値に不安を覚え、病院に行ってスタチンという薬を処方され、それを一生飲み続けるコースへ進みます。

そして何も考えなければがんに対して不安を覚え、早期発見・早期切除を喜び、早期でなければ抗がん剤や放射線治療を受け、

亡くなれば悔しさや悲しみが渦巻く中でそれでも仕方がなかったと心を納得させるしかない。

そんなことがほぼ間違いなく繰り返される文化的価値観が強固に形成されている世の中です。

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プロフィール

たがしゅう

Author:たがしゅう
本名:田頭秀悟(たがしら しゅうご)
漢方好きの神経内科医です。
南鹿児島さくら病院にいます。
糖質制限で10か月で30㎏の減量に成功しました。
糖質制限を通じて世界の見え方が変わりました。
今「自分で考える力」が強く求められています。
私にできることを少しずつでも進めていきたいと思います。

南鹿児島さくら病院では職員を随時募集中です。
詳しくはホームページhttp://www.nissyoukai.or.jp/
を御覧になって下さい。
見学申し込みもお気軽にどうぞ。

※当ブログ内で紹介する症例は事実を元にしたフィクションです。

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